★14.《ネタバレ》 妙な感覚でしたね。モキュメンタリなので確かに映像は高度にリアルで、肝心のブノワのキャラにしてもも~完全にガンギマリで(=コレもリアルで)、でも「ありふれた」なんてコトも微塵も無いトンデモないお話でその面ではも~ファンタジーかSFかなんか、みたいな感じだったりもして、んで結局全編とても不快極まる…という感覚だけが際立って、と言いましょーかね。やっぱり、その意味では非常にチグハグな映画だ、とまずは思ってしまうのですよ。重ねて、諸々と間違い無く「リアル」ではあるのですケド、肝心の「中身」がどーにもリアルじゃない…というコトそのものが(シンプルに)実に心地好くなかったのだ、と思うのですね。ヴァイオレンス描写のキレ味・虚ろで乾いた質感なんかは中々に独特で(ソコは)ワリかし以上に興味深かった、とも思うのですケドね。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 4点(2022-10-15 09:43:33) |
13.《ネタバレ》 「どこがありふれんてんだよ!」という突っ込みは別ににしても、とてもよく出来たモキュメンタリーです。この手の題材になると私はどうしても『ヘンリー/ある連続殺人鬼の記録』をどうしても想い出してしまうんですが、本作のブノワはヘンリーと違ってピアノを弾いたりして多芸で饒舌なので雰囲気は全然違います。ペラペラしゃべっていることはもっともらしいけど中身がないたわごとなんですが、ヘンリーとの最大の相違点はブノワにとって殺人とは生活の糧を得るための単なる手段であるということでしょう。つまり猟師が大自然の中で獲物を狩っている様に、都会で殺人を繰り返しているわけです。カネのためだけに無慈悲に人殺しをするというのもとんでもない話ですが、それでも『ヘンリー』よりは理解できるキャラではあります。彼の凶行を記録する撮影クルーたちも次第に犯行をともにするようになってゆきますが、これはクルーたちがブノワの自己分裂した魂の片割れみたいな存在にも見えてきます。でもその中でも一番狂っている様に感じるのはブノワのやってることを知っている恋人や友人たちで、あの誕生パーティのシーンは実にシュールで不気味でした。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-01-03 22:37:21) |
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11.そりゃ導入部分はインパクトがあるんだけど、結局は同じような表現方法を延々と繰り返しているだけなので、途中からは退屈にしか感じない。ギミックとしての映像だけがあって、一番怖いはずの「人の心」が表されてない作品は、怖くないのです。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 3点(2014-06-11 20:45:36) |
10.一度見ると頭を離れません。10数年ぶりにブックオフで発見!思わず購入してしまったけど、相変わらず強烈でした。300円でした。 【まんせる】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-10-28 23:03:12) |
9.《ネタバレ》 見ているうちに、観客自身も暴力に慣れていってしまう、それがこの映画の、ある意味で一番ブラックで怖いところかもしれない。 【θ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-05-11 09:08:00) |
8.これはフィクションだということを あっさり忘れてました。 【puhara】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-03-26 20:49:31) |
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7.正直、あまりにも淡々と人が殺されすぎて、エグイとか怖いとか何も感じなかった。リアルすぎるから観てる方は、何も感じなくなってしまうんやろーか。とにかく一瞬で人を殺し、後は主役の殺人鬼ベンがベラベラしゃべるだけ。ベンだけがいきいきしてる。他の人はまるで存在感がないくらい静か。感情がない。唯一はしゃいだクルーは、これまたベンに殺されてしまう。それに途中、ベンのどーでもいー日常を、これまた淡々とドキュメンタリーで描いてて、ダルかったな~。クルーが段々とベンの手伝いをしだすって展開も、あまりにも普通に描かれているので、衝撃もなんもない。誕生日の席で、新人のはしゃいだ撮影クルーを突然撃ち殺し、それなのに、誰もが静かに平常心を装ってるってのが、一番おもしろかった。特に顔に返り血を浴びてるのに拭きもせず主人公のベンに静かにプレゼントを渡すおばちゃん。なんや?この絵図らって思ってしまう。 ベンにはまればおもいろいかも。俺は可もなく不可もなくやった。 【なにわ君】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-03-16 15:52:38) |
6.まず・・・、これのどこが”ありふれた”事件なんでしょうか??こんなヤバイ作品がレンタル店の犯罪アクションものの棚にフツーに置いてあるってどうなんでしょう?誤解を恐れずに言えば「マニア限定」っていうシールでも貼っといてほしいものです。子供どころか、大人にだってお奨めできません。表現の自由っていうのはわかるし、その極限まで見せつけたという点では評価できますが、何もここまでしなくても・・・。こういう作品は採点が非常に難しいですね。かなりの問題作ということだけは間違いなさそうです。 【長毛】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-04 01:48:48) |
5.最高です。こいつは面白ぇや。時々思い出して近くのビデオ屋に借りに行きたくなります。殺人鬼ベン君の人物像がめちゃくちゃカッコ悪いところもお気に入りであります。DVD化なんてしないんだろうなぁ…。 |
4.ウトウトしていた目が覚めることが何回もありました(逆に言うと何度か・・・)。あとこれってアルバトロスの作品なんすね 食事中に観なくてよかったぁ 【ヴァッハ】さん 6点(2004-04-10 20:35:24) |
3.冒頭からショッキングなシーンが相次ぐので途中からだんだん自分の感覚が麻痺してくるのが怖かった。偽ドキュメンタリーものの中では一番の衝撃度だと思います。 【新井】さん 6点(2004-03-11 16:09:43) |
2.ドキュメント式の映画の中ではトップクラスの作品!映画風に作ってあるマジもんなんじゃねーの?!って疑いたくなる程のリアリズム!シビレました。生活の一部に殺しがあるってどうゆうことよ?彼こそギャングスターNO.1。お気に入りのシーンはクソババァを弾がもったいねえってゆう理由で脅してぶっ殺すシーン。スカッとするね、欲を言うならピストルの柄でメチャクチャに罵りながらブン殴って欲しかったネ。 【もりしげひさや】さん 10点(2004-03-01 20:04:09) |
1.《ネタバレ》 まず初めに言っておきますが、この映画での暴行・殺人は当然ながらフェイクです。それでも「まさかこれって本当にやってない!?」と思ってしまうのは、それだけ本作に迫真にまで迫ったリアリティ感があるからでしょう。この映画で監督兼出演を務めた三人の若者は、自分たちでプロダクションを設立しこれだけのものを撮ったというから驚きです。殺人を職業とする男と生活を共にする内に、次第にその撮影クルーたちも暴力や殺人の世界に引き込まれていってしまうという恐怖がこの作品の見所のようですが、個人的には何と言ってもブノワ・ポールヴールド演じる殺人鬼ベンのキャラクターがお気に入りです。一見知的そうに見えて実は馬鹿という(笑)、何とも面白味のある人物設定が良いです。こんな映画が好きだと言ったらちょっと感性を疑われそうですが、近年観た物の中では相当数のインパクトを受けました。なので惜しみなくこの点数を献上させて頂きます(ペコリ)。 【かんたーた】さん 8点(2004-02-06 07:59:24) |