★9.《ネタバレ》 そのずば抜けた猟奇性が今なお他の追随を許さない、20世紀最強のグロ映画。映像的にも内容的にもこの上無いグロテスク加減で、特にその内容面のグログロぶりには、どういう頭の中身をしていたらこんなイカレた話を思いつくのかと、監督の精神の在り方の方により深淵なる恐怖を覚えるホドである。
グロ描写の組立てとして秀逸だと思われたのが、例えば序盤のウサギの解体シーン。ウサギの映像はホンモノなのであるが、それと並行して人間の死体の解剖シーン(こっちは当然ニセモノ)を織り交ぜてゆく。すると次第に、人間の方もなんかホンモノに見えてきて、そしてウサギの方もこれまた大変に痛くて気持ちの悪いものに見えてくる。中々にテクニカルな「綯交ぜ」の妙だと思う。似た様なので言うと、死体とのセックス後、死体を壁に吊るしといて(体液とかダラダラ滴ってて)、他方でデカい肉を焼いて旨そうに2人で食ってみたり、これとかも正直オエっとなりましたよね(これも両方の映像を混ぜこぜにしてるし)。
音楽の使い方も巧い。不協和音主体の如何にも狂ってる感じの音も使うものの、ごく平凡な曲やピアノの結構キレイな曲を、死体をいじくったり死体とセックスしたりというシーンに充ててくる。むしろそのことが、それらの行為に潜む狂気を逆説的に際立たせている様にも感じられる。
ド級に狂気、しかし、巧さも在る。ある種、非常に始末の悪い最低映画かもしれませんね。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-07-26 01:40:17) |
8.《ネタバレ》 内容はインモラルながらもそんなに絵としてはエグいとは思わなかった。 一番えぐいのはパッケージだったりする。 ちなみに近所のレンタルショップではアホなガキのイタズラか児童コーナーに置いてあったり、崖の上のポニョのDVDと一緒に並べてあったりひどいもんです。 【CBパークビュー】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2012-09-29 17:52:35) (笑:1票) |
7.《ネタバレ》 期待していたエロとグロも薄く、ストーリーもポンコツ。テンポも悪い。 話題だけ先行してしまったしょぼい映画。 【eureka】さん [ビデオ(字幕)] 1点(2010-08-09 19:53:12) |
【ちゃじじ】さん [ビデオ(字幕)] 1点(2009-11-03 18:57:46) |
5.《ネタバレ》 聞いていたほど酷い映画でもなかった。っていってもストーリーなんてほとんど無いのでそういった意味では面白くも何ともないです。グロについてはウサギの解体シーンがややかわいそうでしたが、ヨーロッパではウサギを料理に使うので無駄な殺生でなく人々が毎日食事ができるのもこのような現場が存在しているからと見ればさほどでもない。死体愛好癖についてはまったく共感できないが色んな性癖があるからね~って感じ。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-05-02 23:32:32) |
4.TSUTAYAの会員になり、最初に借りた作品です。普段は見ないような、特別な映画にしようと意気込んだのでした。あの時は熱に浮かされてこの映画のパッケージを手にしたとしか言いようがありません。 【ジャッカルの目】さん [ビデオ(字幕)] 1点(2007-01-13 14:12:46) |
3.《ネタバレ》 死体回収業の男子君がネクロフィリアの彼女と死体をテイクアウトして3P。でもそのお持ち帰りがばれてクビ。そしたら彼女も失った。途方に暮れて女を買うが不能。それを嘲笑った女を殺し草むらで死姦。朝方それを発見した男もスコップで殺す。結局最後に男は自殺って感じで。ストーリー的にも面白くない。時折盛り込まれる草原をシャレコウベを投げ合う男女とか、イマイチ意味も分からない。映像もチープ、だけどそれが逆に妙に気味悪い。最後自殺するシーンで、うさぎが殺されるシーンが巻き戻し映像(しかも倍速)になってたけど、つまり「もう1度時を戻して人生やり直したい」的なブットゲライトのメッセージなのか?と真面目に考える程の映画でもないかと自己嫌悪。ただこの映画、音楽だけは妙に哀愁漂ってて好きなんだよね、あのオープニングの曲もいいし、ピアノのも好き。エンディングにもオープニングでかかった曲がフルでかかる。ただ動物虐待はホラーじゃない。うさぎ、ネコを殺すシーンは悪趣味過ぎて絶対許せません。日本でしか観れないという意味と、ホラーとして観るとえらい目に遭いますという意味で2点献上。 |
2.今買っておかないと将来欲しくなったときに無くなってしまいそうな気がしたので、無理して「NEKROMANTIK DVD BOX」を購入しました。私はホラー映画好きですけど、別に死体愛好癖者でも猟奇趣味者でもありません。因みに本作はこのDVDにて初見でした。感想としては「ふーん」としか言いようがありません。ストーリーはあって無いようなもので、撮りたかった(見せたかった)映像のアイデアがまず先にあって、それらを何とか繋ぎ合わせたということなんでしょう。全てがラストシーンに持っていくための前置きだったとさえ感じます。グロシーンは明らかに作りモノですし(ウサギの解体を除く)、私はこういうのは平気なたちですが、別に面白くは無かったです(グロさが物足りないということではなく、映画としてつまらないという意味です、念のため)。「死」にかけて「4」点を献上しておきます。 |
1.気色悪すぎ、視聴覚的にもう見たくない。また見せられるとしたなら拷問だあ。ほんとだよ。 【3737】さん [ビデオ(字幕)] 1点(2004-03-20 21:47:49) |