★12.《ネタバレ》 朝吉は堅気になる気持ちがあっても本来のヤンチャな性格とおかしな正義感が災いしてヤクザの世界から抜けられない。 松島の親分から金の借用を断り、出入りの応援が貰えず、結果的に貞の死を招いてしまう。 貞の死に関して朝吉の素気ない態度にも違和感を感じる。 全体的に話の盛り上がりが無く、終わり方も中途半端。このまま「兵隊やくざ」に繋がれば自然な流れだが(笑) 見どころは中村鴈二郎の存在感ぐらいかな。レビューでの高評価にはちょっと意外でした。 【とれびやん】さん [インターネット(邦画)] 5点(2023-01-15 09:49:07) |
11.《ネタバレ》 久しぶりに故郷に帰ってきた朝吉親分、やくざから足を洗ったかと思いきや、弟分のモートルの貞とともに、ズルズルと元の道に戻って行ってしまう。のし上がっていく朝吉親分、因島のオババとも良好な関係を保ち、いい感じなんですけれど、ある日、親分のもとに召集令状が届けられる。 日本に残った貞は雨の中、暴漢に襲われて死亡。朝吉親分も異国の戦場に消えていく。という、前作の続きであり、2作目にして完結篇、なんとも寂しい終わり方なんですね。どうしてこの後さらにシリーズ化しちゃうんでしょうね。確かに寂しすぎて中途半端な終わり方、という気もしないではないですが、なにしろ印象的なラストでした。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-08-21 09:47:01) |
10.「ヤクザも戦争という大きな出入りの中では虫けら同然」「戦争も所詮国の縄張り争い」、中味よりセリフの方が印象的。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-07-19 21:58:53) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 いよいよ縄張りと子分を持った朝吉だが、親分の立場になってみて分かる苦労が伝わってきた。新世界のカポネとの抗争も中村鴈治郎のさじ加減ひとつで生きるか死ぬかが決まってしまうのがつらい。ここに戦争が絡んでくるのは意外な展開だった。貞が刺される場面に関しては田宮二郎の特集か何かで見た記憶があったけど、この映画のワンシーンだったのか。いや~素晴らしい…。芸術だ。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-10-21 18:34:17) |
8.《ネタバレ》 脚本は依田義賢。勝新てのは実に上方の匂いを漂わせている男だなあ、と思う。錦之助は上方でも江戸でも通るが、勝新の江戸っ子は似合わない。映画としては、正編の後始末めいて焦点が定まらなく感じる面もあるけど、「戦争いうたらナワバリ争いやんけ」というやくざの発想が、面白い戦争批判になっていた。「ごっつい出入りやなあ」という目で戦争を見てるの。金取ったぶん守ってやる、というやくざのナワバリの発想と、税金で戦争する国家の発想とどこが違うんじゃ、って感じ。こういう話には必ずダメ男がチョロチョロし、関西だと南都雄二がその役。田宮二郎のモートルの貞が殺される雨の俯瞰シーンがいい。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-12-21 12:22:39) |
7.《ネタバレ》 面白い!前作に負けないぐらいの面白さ!勝新の身体全体から溢れ出すオーラ、スターの貫禄十分の「座頭市」と並ぶシリーズ作品として見応え十分!やくざの道から足を洗いたくてもやはりそこは男にしか解らない事情というものがある。相棒の田宮二郎演じるモートルの貞が殺されるシーンにおける宮川一夫撮影監督の映像美、人が殺されるシーンにおいて今の邦画では観ることの出来ない美しさを感じる素晴らしいショット!こんな映像、今の日本で撮れる人はいるだろうか? 【青観】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-09-10 22:50:12) |
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6.3~4度目の観賞も今回は久し振りで40年振り位か? モートルの貞が刺されるシーン最高でプラス1点。 今も記憶に残っている。今観ても“やくざ映画”の佳作!! 【ご自由さん】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-05 20:53:58) |
5.カタギになりたいのに、どんどん極道を突っ走ってしまう主人公たち。明日はどっちだ? 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-04-01 15:22:13) |
4.第2作。ストーリーというよりもキャラクターの映画だなと。完璧第1作の続編的な作りで前回の登場人物総登場にプラスして中村鴈治郎も登場。勝新と玉緒、藤原礼子と長谷川季子の喧嘩のシーンなどコミカルなところもあるけどちょっと暗い。作中の時代ってのもあるんだろうけど前作と雰囲気が大分違った。まだまだシリーズあるのにここで完結してるような終わり方でどう続くのかはちょっと興味あるところ。 【バカ王子】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-06 00:32:21) |
3.《ネタバレ》 前作とストーリーが直接つながっているシリーズ第2作。ここでも朝吉と貞のコンビは最高にカッコよく、朝吉とお絹のからみシーンでは演じる二人の実生活を想像できて微笑ましい。(と、ここまでは前作のレビューでも書いたな。)オマケに今回は中村玉緒の父である中村鴈治郎(二代目)まで出演していて、まさに勝新と玉緒の結婚を祝福しているという感じである。(三人が同じ画面に登場するシーンがなかったのがちょっと残念。)しかし、この映画のいちばんのみどころはやはり貞が殺されるシーンだろう。エピソード・小ネタ情報にも書いたけど、このシーンは大映の駐車場で撮影されたもの。とてもそうは思えない出来栄えで宮川一夫の手腕が光る名シーンとなっていて、印象深かった。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2005-09-25 18:01:25) |
2.《ネタバレ》 面白かったー。朝吉っつぁんと貞の2人のコンビが良くって。 で、田宮二郎にはまりました。かっこええーー 見所は番傘で貞が刺されるシーン! 勝新太郎が夫婦で出てますし、中村玉緒の若い頃とか違う見方もできそうです(可愛いかった…)。玉緒父、中村雁二郎もでてますし。(そういや次代の雁二郎の奥さんは扇千景w…凄い家族)。 原作は「今東光」当時の流行作家だそうで。田宮二郎は初代?タイムショックの司会だそうです。しかも自殺って…理由は… チャンネルNECOでもやってました。 【kuro】さん 8点(2003-11-30 21:24:05) |
1.新悪名、田宮は、貞の弟・清次(二?)ででてます。貞よりドライで面白い。こういう力のある邦画が絶えて久しいです。 【ちょうじ】さん 7点(2001-07-25 18:41:34) |