★41.《ネタバレ》 -For Whom The Bell Tolls-原題まま。 ことタイトル回収についてはラストが全てかもしれません。 「アメリカの事を考えろ…出来ない。マドリード(共和国側最後の拠点)の事を…ダメだ。マリアのことなら、出来る!彼女は私と生きるのだ!」機関銃→鐘。映画を観ての通り鐘を鳴らすとは銃を撃つこと。第2次世界大戦が佳境を迎える時期、この戦争が誰のための戦争かを、観る者に問うているように思えた。
つまり『祖国アメリカの為とは言わないですよ。侵略されている国の為とも言いませんよ。あなたの愛する女のために鐘を鳴らしませんか?』と。 直接的には『独裁政権に髪を刈られ、凌辱を受けている可愛そうなマリアが、あなたが鐘を鳴らすのを待っていますよ。』と。 もっと言えば『海の向こうの戦争なんて興味ないかもしれないけれど、向こうでは字も読めないムサ苦しい現地男に囲まれて、ラテン系のマリアが、東欧系のマリアが、東洋系のマリアが、アメリカ人のあなたが銃を構えて参上するのを待っていますよ。』と。 早い話『軍に入って銃を撃て』と。
中学生くらいの頃、確かNHKでやっていたのを観たんだと思う。過去の名作ってあまり観てなかったんで、ありがたく鑑賞させてもらって、有名なキスシーンと最後のシーンだけ覚えてました。こんなに長い映画だったんだ。 パブロやピラーに比べ、マリアの浅黒メイクの、何といい加減なことか。悲壮感を感じさせる髪は、3ヶ月の間に可愛いくらいには伸びている。ここはあまりにリアルだと引いてしまう。山岳の厳しい環境でロベルトとマリアが隙あらばイチャイチャしてるのも、現実の戦場とは違って夢のある話に思う。 臆病だからとか姿を消しては戻ってくるパブロ。美人じゃないからってピラーの愚痴。作戦決行日に大事な連絡が届かないゴルツ将軍。内容と時間のバランスが微妙で、看板俳優が出演する大作だからって、無理やり170分の長尺映画にしたようにも思える。 【K&K】さん [地上波(字幕)] 5点(2022-05-05 16:55:56) |
40.《ネタバレ》 狭くて殺伐とした洞窟暮らしの中、美男美女の二人だけ別世界のようにイチャイチャされては、周囲の人間にはたまったものではないでしょう。そのデリカシーのなさから、私は早々にこの作戦の失敗を確信しました。イングリット・バーグマンは言わずと知れた超絶美人さんですが、後半に行くにつれて「ロベ~ルトォ~」と聞くだけで腹が立ってきます。 それにしても、リアル戦時中にこんな甘ったるい戦争映画を作るような国と戦争しちゃいけませんね。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-05-27 22:50:29) |
39.《ネタバレ》 1943年に、こんなアクション娯楽作品を作るだなんて、ハリウッドはすごいですねぇ。 クライマックスのドンパチや橋爆破シーンなど、なかなか頑張ってます。 ただ、銃で撃たれた時の演者達の演技がいまいちで、なんというか撃たれた感がないんですよね。急に眠っちゃったみたいな(笑)。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-03-21 21:15:16) |
38.題名は英国詩人の一節からとられたものらしいが、映画ではどういう意味なのかつかみにくい。どうしてもクーパーとバーグマンの恋愛映画になってしまっているように思う。原作を読んだわけではないが、北欧系のバーグマンはスペイン風にはほど遠く場違いにすら感じてしまう。橋が爆破されるシーンでは戦場にかける橋を思い出してしまった。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 5点(2015-01-31 22:29:29) |
37.《ネタバレ》 20世紀を代表する美男美女によるこの映画、さてそのお話の出来栄えはと言うと……つ、つまらん! 恋愛&活劇映画の優等生作品である「タイタニック」と比べるとその差は歴然。タイタニックでは主人公にとってはヒロインは最初の時点では「あちら側の人」でした。だからこそ恋愛関係になったときの達成感も大きかったんですが、この映画ではヒロインがあろうことかいきなり「小汚いおっさん連中の中に一人だけポツンと『白肌&金髪の美少女』という異質な存在がいる」という描写で登場します。つまり最初の時点でもう既に「こちら側の人」なわけです。「主人公にとっての異質な存在にとっての異質な存在」ってことは結局「裏の裏は表だ」っていうことですから。達成感もへったくれもないわけです。ライバルの不在も痛い。最初の時点から「どう考えてもこの中に主人公の恋敵になりそうなメンバーはいないよね…」と思えてしまってはワクワク感がない。そもそもヒロイン以外のほとんどの人間も最初から主人公に友好的なので、途中でパブロが中途半端に怪しげな態度を取ったところで、数的優位に立っているのは主人公の方なんだから。これといった危機感が無いままにタラタラと話が進んじゃう。これじゃ盛り上がらないわけだ。私は原作未読なんですが、多分この原作の方では元々プロットの面白さで勝負するタイプの小説では無かったんでしょうね。思想的、哲学的な面で評価されてる作品なんでしょう。それを映画化に際して、せっかくの良い部分はごっそり削り取るわ、「そこは売り物じゃないよ」というプロットの方は何の改良もせずにそのままボンと出すわという一番やっちゃいけないことをやっちゃった作品なのかなと。原作者も怒ってたらしいですし。5点。 【バーグマンの瞳】さん [地上波(字幕)] 5点(2014-11-27 16:01:25) |
36.とても古い映画だが、「風と共に去りぬ」と同様にスケールが大きく、 当時としては大作だったことが窺い知れる作品。戦火の中のラブストーリーということで、 いかにも粗が目立ちそうな設定だが、ストーリーは予想以上にうまくまとまっていた。 ただ主人公は重大な任務を請け負っているので、そちらのお話にも力を入れなければならず、 多少ラブロマンスとどっちつかずの感はなきにしもあらず。バーグマンは本当にきれいだった。 主人公のゲイリー・クーパーもラストに男らしいシーンを存分に見せてくれる。 格別ドラマチックな展開はないが、映像もきれいだし、それなりに見応えはあるクラシック映画。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-06-24 13:56:34) |
35.《ネタバレ》 当時の戦争恋愛大作ですが、凄まじい戦闘シーンも映像革命(?)の起こった現代ではあまり迫力がなく上映時間165分をかなり長く感じてしまいました。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-03-26 00:34:33) |
34.《ネタバレ》 主役の美男・美女も良かったけれど、脇の不細工男・不美人もいい味出してますねぇ。あの二人がいなければ、ただの甘ったるい映画になったでしょうから。長い映画でしたが最初から最後まで楽しめました。イングリッド・バーグマンは超かわいいね。 |
33.《ネタバレ》 長いバージョンを観ました。なぜか「キスするとき、鼻は邪魔にならない」という名台詞がある、という知識だけは持っていた。でも、メロドラマ部分に特筆するものはない。必然を感じないひと目惚れだからでしょう。本作の見どころは、パブロというおっさんと女房のピラー。活動家だったおっさんは集団意識の醜さに挫かれて、やる気を無くす。でも正義を失くした訳では無い。若い娘(バーグマン)を助け、少し惚れるが女房が怖い。そこへ現れたアメリカ人は、男がかつて持っていた真直ぐな正義感を振りかざし、あっさりと娘を魅了し、女房まで味方に付けた。たぶん、女房はアメリカ人に好意以上のものを感じている。そりゃ、おっさんしてみれば面白くない。ちょっとグレるのは人情だ。女房はアメリカ人に惚れているけど、亭主と娘への責任感から感情を表に出せない。薄っぺらな主演ペアに比べ、ぐっと抑えた演技は見応えありました。原作は読んでいませんが、この二人は「文学的」でしたね。本作のバーグマンを見ていると、ボーイッシュな凛々しさも美女の類型のひとつなんだと思います。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-03-21 23:43:51) |
32.うーん。とにかく二重写しが気になってリアリティがまったく感じられなかった。ヒロインもかわいくないし。 【とま】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-02-26 23:13:58) |
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31.なんの鐘だったのかよくわからん。 ショートのバーグマンがときどき男の子に見えた。 というぐらいしか感想のない映画でした。 手相のくだりぐらいから最後が見えてしまい、 予想を裏切ることもなく終わった。 パブロがもう一幕なんかあるかなと思ったんだけど、 予想より展開がなかったってことか? |
30.原作もそんなに面白いとは思わなかったのですが、こちらは輪をかけて面白くない。ストーリーをそのまんま再現して追っていっただけで、表現とか解釈とかいうものが感じられないのです。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-02-26 01:35:24) |
29.昔の作品は公開当時にみたら,もっと衝撃や新鮮みがあっただろうに,昨今のいろいろな作品の味を知ってしまった後に見るのは,作品にとっても鑑賞者にとっても残念なことですよね,としかたのないことを考えたり。緩急のつけかたが古くさいなあと思ってしまう自分が哀しいっす・・・。ラストが,「ブラッド・ダイヤモンド」の主人公(ディカプリオ)の姿と重なりました。つけたしみたいだけど,ショートヘアのイングリッド・バーグマンがかわいくて,ピラーがかっこいいですね。 【さそりタイガー】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-02-23 23:07:48) |
28.《ネタバレ》 ワールドプレミア上映版で鑑賞。本作も時代背景がよくわからないのでレビューするのが申し訳ないような気もするのですが、劇中で語られたところによると、第二次世界大戦における枢軸国と連合国の「代理戦争」のようなものでしょうか。一応アメリカには、「独裁政権を倒す」という大義名分があるようですが。 お話の方ですが、前半はぐだぐだしていてあまり進まず、面白味が感じられません。各人物の性格描写もそれほど深く突っ込んでいるとは思えませんし。ピラーを除いて、いわゆる「キャラ立ち」している人物が見あたりません。仲間割れするのかしないのか、その辺もどっちつかずです。休憩を挟んだ後半は、一応戦闘場面など見せるところもありますが、やはり展開がボロボロなので高く評価はできません。 作中マリアに対する酷い仕打ちが語られますが、実はそれを行ったのはパブロと同じ国の人間です。どうもこのあたりに、ある種の偏見があるような気がして、やはり好きになれないところです。最後主人公は犬死にするわけですが、それにしては描き方がヒロイックすぎる。製作された時期を考えれば仕方がないのかもしれません。もし今リメイクされるとしたら、もっと突き放した、この戦争そのものに対する疑問を抱かせるような作品になるかもしれません。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-02-23 18:51:56) |
27.私は「ワールド・プレミア上映版」という2時間40分バージョンを観たのですが、いやいや、インディ・ジョーンズ顔負けって感じのゲイリー・クーパー、ヒロインのイングリット・バーグマン、最高でした。 1943年製作。当時の日本は戦争の最中だったことを考えると、よくもまあ、どっちが勝利するかも分からずに、ナチスドイツ、イタリアを敵に回した映画なんてつくったなぁと感心してしまいます。 セットでの撮影も多かったですが、戦車など本物の迫力は見ごたえがあります。 主人公二人のメロドラマが目立つと、よく言われていますが、この時代に遠まわしに残虐行為を表現するバーグマンのセリフはとても重々しく感じます。 原作のヘミングウェイが本作に酷評をしたそうですが、ハリウッド映画とはこれだ!という強いインパクトがあって、私的にはとても感動させられました。 【クロエ】さん [地上波(字幕)] 8点(2012-02-22 00:13:14) |
26.《ネタバレ》 メチャクチャ有名なタイトルにかなり期待して見たんだけど…やっぱりアタシは戦争がらみの映画はどうも苦手みたい。 爆破作戦に移ってからはテンポよく進むしハラハラドキドキもするんだけど、そこまでが長い長い。 おかげでアタシは、下側だけ妙に長いゲイリー・クーパーの睫毛とか余計なことばっか気になっちゃって…これも平和ボケしすぎたせいなのかしら?? マリアの恋もちょっと唐突よね。 人間は極限状態に置かれると子孫を残そうっていう本能が働いて惚れっぽくなるってのはホントらしいけど、そんなもん経験したことないアタシはお父さんほど年の離れたオッチャンにベタ惚れなマリアにもイマイチ感情移入できなくって…イヤ、息を呑むほど美しいイングリッド・バーグマンの「お鼻が邪魔しちゃう」発言も激カワだったし、ラストの悲痛な半狂乱シーンなんてアタシもしっかり貰い泣きしちゃったんだけど…なーんかねえ。 まあ一度は見ときたい名作映画がようやく見れたってことでヨシとしましょ。 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-02-12 15:52:30) |
25.スペイン内戦を素材にしたヘミングウェイの小説の映画化。内戦終結から間もない1940年に発表されたこの小説を、早速映画化し、43年に公開、ってんだから、ものすごーくタイムリー(しかも実際は、内戦が終結したというより、戦火が第2次大戦へと拡大したのがこの時代)。ということを思うと、意外におとなしい作品、という気もします。打倒ファシスト!みたいなプロパガンダ色は感じられず、ベストセラー小説をそのまんまスペクタクル映画に焼き直してみました、というノリでしょうか。細かいことは抜きで、とりあえず戦争映画だからスペクタクルです、恋愛もあります、ちゃんとスターを起用してます、どうかよろしく、と。ハードボイルドな原作に比べると、やはり映画の方はいかにも軟派な感じで、愛想のよい作風。主人公ロバート・ジョーダンから受ける印象も、「ひたすら行動の人」と言う感じではなくて、結構ベタベタな恋愛シーンを繰り広げてくれちゃったりする、人間的なオジサン。恋愛ありアクションあり、まさに娯楽作品の王道、な訳ですが。ただこの映画、原作の細かいエピソードやらセリフやらを、あまり深く考えずにバカ正直に脚本に取り入れちゃったりしていて(細かくない所はカットするくせに)、ちょっと節操が無い気もします(そのエピソードなりセリフなりが、原作においてどういう意味を持つのか、映画の中でどういう意味を持たせるのか)。もうちょっとオリジナリティを発揮しちゃったりしてもよかったんでは・・・。ところでこの作品、観ているとどうしてもクーパーとバーグマンの二人に視線が行ってしまうのですが、何しろこの二人以外は皆、顔に薄汚れたメークをして、岩肌みたいな顔の色してるもんで、まるで保護色。まるでカメレオン。二人が目立つというより、二人以外が目立たないのです。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-14 23:01:33) |
24.《ネタバレ》 165分版で鑑賞。内容は不出来。先ず主人公のロバートという人物が不自然。スペイン内戦なのにアメリカ人。外国人のこのこやってきて、命をかけて共和国派に肩入れする理由が希薄。そしてこの人が英雄的行為をしないんですね。線路爆破では倒れた仲間を助けずに射殺。橋爆破作戦で山岳ゲリラを仲間にするが、リーダーシップが取れない。味方が敵と交戦しているのに見殺し。変態のパブロに言われ放題。パブロに裏切られ、起爆装置を失くす。「女と一緒にいる時間はない」などと言う舌の根も乾かぬうちからいちゃつき放題。戦場であんなことされたら憎まれますよ。士気が保てない。ロバートが英雄的人物として描かれてないので、クライマックスも盛り上がらない。最後は自己犠牲というより自業自得。◆作戦がよくわからない。そもそも山岳のあの橋を爆破するのは敵の補給を絶つため。飛行機の奇襲攻撃と同時に爆破せよとの命令だが、その必要はなく、確実に夜に爆破すればよい筈。ロバートは敵の動きを味方に知らせ、橋を爆破しても意味が無いと言うが、どうして?手紙を見た将軍は、この奇襲は失敗するというが、どうして?すでに敵の多くが橋を渡ってしまったということだろうか?まだ戦車は残っていたけど。味方に連絡するのに7時間!無線はないのか。もやもやしますね。山峡に小さな橋があって、それが戦術的に大きな意味があるとは思えないんですよ。そのあたりの説明がない。そんなに重要なら大人数で実行すればよいのに。橋一つ爆破するのに駄目男達がぐずぐずしているだけの映画に思える。やれ雪が降ったらどうだとか、パブロを殺せとか、殺したら逃走出来ないとか、ピラーは醜いとか、手相が悪いとか、パブロが味方を殺すとかぐだぐだですね。作戦に無関係のことや仲間割れを描いてばかり。ストレスはピークに達します。雪はだいぶ積もったけど、1日経つと嘘のように消えてしまうのは手抜きですか?◆恋愛部分についてはそこそこの出来ですが、女が泣きながら辛い過去を告白しようとしているのにそれを止めるのはどうかと思う。見る側のストレスになります。全て聞いてあげないと気が晴れないでしょう。話すことが癒しになるのだから。「もういい、いやな忘れるんだ」はアドバイスとしては失格です。両親が殺され、暴行された女なのに尻軽女っていう印象です。「初めてのキスよ」は絶対嘘。原題の「鐘」は教会の死を知らせる鐘のこと。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-09-24 06:10:30) |
23.《ネタバレ》 イングリッド・バーグマンきれいだぁ ゲーリー・クーパーかっこいいね なだけ?的内容ですか 背景・状況がよくわかんないところからスタート なんか知らないけど突然始まるほれたはれたストーリー タイトルは以前から知ってましたがここまで中身が無いとは… 多少の都合の良さはしょうがないけど、最後 ゲーリー・クーパーの馬だけに弾が当たるなんて、、、 時間も無駄に長い気がしてシマイマシタ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 3点(2010-11-25 07:41:17) |
22.会話ばかりでぜんぜん話が進まない。深い背景と単純な内容、名作といえたのか疑わしい。ここまで唐突に愛が芽生えさらには殺す殺さぬと大げさな話ばかりでつまらない。 【Jane.Y】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-05-06 09:22:36) |