59.モーニンっす。
昨日は持ってるBlu-rayを物色していたんだ。
そこで、観た事が無かったので…今回初めて観る1本。
――ロビン・フッド(2010)
そう、リドリー・スコット版のやーつー。
でも「何で、この作品を観なかった?」と回想してたんだが…
ううーん…観たい映画がラッシュしてたってのも勿論あるんだけど、一番の理由は「グラディエーター」のせいだな。
あれって最高映画の1本だけど…監督(リドリー・スコット)と主演(ラッセル・クロウ)がロビン・フッドと重なってるし、またジャンルも中性っぽいってのもある。
故に(俺的には)一瞬観るのを躊躇してしまったんだろうね…
まぁ、よくよく考えりゃ時代背景も全く違うけど…「ミッション:インポッシブル」シリーズとか「男はつらいよ」の寅さんシリーズとかみたいに習慣化したなら別として、違う作品だと、なるべく回避して欲しいなーって思う次第なんだが……他の人はどうなんだろ?
俺的に、ジャッキー・チェンの映画っぽいと思うんだよな、マジで。
――さて、ロビン・フッドだ。
ただ観るだけじゃ詰まらないので英雄として捕らえ、その「ロビン・フッド」の系譜を学習したくなった。
なので、自宅の下にあるBookoffに行って持ってない「ロビン・フッド」を関する作品を全部揃えてみた。
まず、2日間で観たんだが…頭の中がもう大変だわ。
だって、作品の其々がシーンをフォローし合って「脳内で一本の映画」っぽくなってしまいやがんの。
こういうの滅多にないけど(別監督で)たくさん出てる作品……例えば、キングコングなら出来そうな気がするね。
ソぉーンなコぉーンな的に、難関を乗り越えて途中で他の映画も挟まず…うん、全部観終わった。
んで、この作品に関しては…
設定は流石だし、観てて重厚感が感じられるのは流石リドリー・スコット監督って感じだ。
簡単に言うと、(皆の知っている)ロビン・フッドが出来上がるまで!…って感じだったが、その導入も凄く上手いな、と思った。
ただ、ケビン・コスナーのロビンを観てると、そこまでの流れを期待しちゃうのは好いのか?・悪いのか?の判断は難しい所ではあるけど。
ただ、テーマとして…今回は指導者…つまり、「王」と言う権力者についてテーマの一つとして語られてたのが面白かった。
そして、「王が創った法」が気に入らなければ…もはや闘うしかないのだ!
例えアウトローと冠されようとも…。
そして、ロビン・フッドについて調べたが…
彼は、実際に居たのか?それとも居なかったのか?
そして、もし居たとしても「複数の人間を集合させていた」説が主流で濃厚らしい。
いや、事の真偽は置いて置いて…
ただ「集合説」はヒーローの誕生として面白い発想だ。
例えば、何かのドラマを考える時に、新しい作品を派生させたい場合は「Aというキャラ」と「Bというキャラ」を足してしまうのも(俺の)考えのひとつ。
複数のキャラを足して1つにする時って、普通は外見が多いけど…スキル的な技だけじゃなく、性格なんかを足してみるのも良いかも知れない。
今回のロビン・フッドの件で「これは面白い入り口だぞ…」と気持ちが昂ったね。
なーなんて考えてたら…うん、色々と夢が広がってゆきそうだ。
想えば、アレだ。
――英雄とは遺産だ。
いや、英雄って強さの伝承だけじゃない。
このように「新しさ」を産み出すための遺産でもある。
そして、新しい英雄が…また生まれる。
涯てなどなく…今も生まれる。
まるで輪となって…生まれる。
ああ、その素晴らしさよ。
ああ、時代と英雄たちよ。
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