シティ・オブ・ゴッドのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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シティ・オブ・ゴッド

[シティオブゴッド]
City of God/God's Town
(Cidade de Deus)
2002年ブラジル上映時間:130分
平均点:7.92 / 10(Review 260人) (点数分布表示)
公開開始日(2003-06-28)
ドラマ犯罪もの青春もの実話もの小説の映画化バイオレンス
新規登録(2003-10-10)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-03-14)【イニシャルK】さん
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監督フェルナンド・メイレレス
演出木村絵理子(日本語吹き替え版)
キャストアレクサンドル・ロドリゲス(男優)ブスカペ
レアンドロ・フィルミノ(男優)リトル・ゼ
ダグラス・シルヴァ(男優)リトル・ダイス
セウ・ジョルジ(男優)マネ
アリシー・ブラガ(女優)アンジェリカ
パウロ・リンス(男優)
杉本ゆうリトル・ダイス(日本語吹き替え版)
宮内敦士マネ(日本語吹き替え版)
本名陽子アンジェリカ(日本語吹き替え版)
竹内順子(日本語吹き替え版)
阪口周平(日本語吹き替え版)
後藤哲夫(日本語吹き替え版)
勝杏里(日本語吹き替え版)
原作パウロ・リンス
脚本ブラウリオ・マントヴァーニ
音楽アントニオ・ピント
エド・コルテス
挿入曲ジェームズ・ブラウン[主題歌]"Get Up I Feel Like Being Like (Sex Machine)"
撮影セザール・シャローン
製作ウォルター・サレス(共同製作)
配給アスミック・エース
特撮レナート・バタタ(視覚効果スーパーバイザー)
編集ダニエル・レゼンデ
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
1960年代。ブラジルのシティ・オブ・ゴッド(神の街)と呼ばれる無法地帯で写真家を目指す真面目な青年ブスカペが街を取り仕切るギャングの大ボスのリトル・ダイスの写真をスクープ。犯罪が日常となっている神の街で、幼少から、のし上がっていくリトル・ダイスの半生を描いた衝撃作。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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260.《ネタバレ》 私が映画に求める大きな一要素として、「リアルなアナザーワールドの体感」があります。この映画はそれを満足させてくれるものです。主人公は、スラム街出身でカメラマンになることを夢みる黒人の青年。主人公も巻き込まれるスラム街でのギャング同士の抗争のさなかから、一旦時が巻き戻され、主人公の幼なじみとも言えるスラム街のストリートチルドレン達が、狭い世界の中で、いかにのたれ死に、いかにのし上がっていくかが描かれていきます。ある人物をフィーチャーしたエピソードから始まり、その人物の物語が終わりを迎えると、また別の人物に主役を入替えて、ということを繰り返して、人物毎の物語を紡ぎながら、スラム街の全体像を見せていきます。テンポが良く飽きることがなく、群像劇として良くできています。映像技術的には、フォーカスの範囲を厳しく狭めて、かつ、激しく動かして、フォーカスがぴったり合った瞬間の映像の精細さを際立たせています。効果はあると思うのですが、ちょっと、やり過ぎの感がなくもありません。役者が皆、自然な演技をしていますが、その多くがスラム街出身の素人だそうです。役者の演技が素晴らしいからこそ、なんの他意もなく、鶏の演技を賞賛することができます。
camusonさん [DVD(字幕)] 9点(2023-10-31 18:41:10)
259.撮影と編集は世界レベル、映像に全く安っぽさはなくポップでテンポよく面白いです。ブラジルという多人種国家の国柄もあるのでしょうが、2002年の時点で多様な人種を安易に対立構造にはめることなく、何ら特別なものとしても描かず自然に登場させているのも大したものです。しかし技術的に優れており現実をありのままに映すことはできても、この現実の前に監督がどう思っているのかがいまいち伝わってこないのです。フェルナンド・メイレレス監督は優秀な職人監督ではあっても、一貫したテーマや作家性を反映した作品を作っているようには見えません。先に述べたように人種的多様性や国際性への志向はあるようですが、それが画面の細部には反映されても物語の本筋にはあまり関わってこないのです。良いも悪いも原作や題材次第、それがこの監督がこの作品以降いまいちパッとしない映画ばかり撮っている原因だと思います。意外とアメコミ映画あたりを撮らせたらいい仕事をしたかもしれませんね、もうそんな機会もなさそうですが。
Сакурай Тосиоさん [インターネット(字幕)] 6点(2023-05-14 23:20:12)
258.《ネタバレ》 凄いものを見てしまった。まず最初のシーンから走る鶏の躍動感。絶対面白いやつだこれ。
この街の子供たちは将来の選択肢の少ない中で、教育も受けず道端でたむろしてマリファナ吸ってる。こんなガキどもがシマを巡って殺し合いの子供戦争。地獄だ。ただこの作品、救いようのない地獄を、ノンフィクション(現実)として悲壮感なくパワフルに伝えている。そこに伝える側の主観は無く、見る側にはストレートに伝わってくる。時系列の編集の仕方なんかはお洒落で飄々としている。こういう感じが映画らしくてドライでまたいい。
その銃をカメラやペンに持ち替えたなら、と無理やり啓蒙的に考えようともするが、この街は変わらない。ガキ軍団の世代交代は繰り返される。こういう街があるんだよって話。
ちゃかさん [インターネット(字幕)] 9点(2021-03-18 13:21:41)
257.サイトの評価も高いし、町山智浩さんが「見る前と見た後で人生観が変わる映画」と絶賛していたので、期待しすぎたせいか、あまり印象的ではなかった。
ハードル高く上げすぎたのがよくなかったと思う。
私の点数は7点ですが一見の価値はあると思います。
でも何度も繰り返し見たくなる作品ではない。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-07-18 00:01:39)
256.ダークでヘビーな観るに耐えない残虐非道な映画…かと思って今まで放置していた作品ですがなんとなく思い立って鑑賞。
こんなにポップで美しく、コメディタッチな作品だとは思いませんでした(勿論事実として残酷ですが)。マジメで何をやっても報われない(と自分では思っている)主人公と不器用で孤独を抱えながらのし上がっていくリトル・ゼの対比も実は普遍的なテーマなんですよね。
最後に実際の映像をアタッチするところも、とても20年近く前だとは思わせない「今」っぽい作風に驚かされました。
Kの紅茶さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-06-06 21:44:48)
255.《ネタバレ》 命が軽々しく奪われる悲惨な現実を描いているのに、ブラジル特有の陽気さと軽快でスピード感あふれる編集で、重さが後を引かない。実際の"神の街"はこんな感じなのだろう。児童が銃を玩具のように扱って、次々と殺害していく様に戦慄を覚える。その一方、教育の重要さが強調され、識字率の低さが犯罪と貧困の連鎖を生み出し、目を背け私腹を肥やす体制側の腐敗をも炙り出す。カメラマン志望の青年が真実か出世のどちらを選ぶかは言うまでもなかろう。救いなどない。だが、誰もが一日を乗り切るのに必死で絶望している暇はない。「日本に生まれて良かった」と言われればそれまでだが、つまらないマウントの取り合いで、どこか生気も幸せも感じないのは何故だろう。教訓としても反面教師としても本作から学べるものはたくさんある。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 9点(2019-06-29 19:54:46)
254.《ネタバレ》 見終わっての感想は日本に生まれて良かった、こんな恐い国に生まれなくて本当に良かった。実話とのことですが、あり得ないくらいバイオレンスな内容です。子供が銃を普通に持っていて、気に入らない奴は射殺。運良く青年になれても考え方は変わってないどころか、余計に残酷な考えになってる。リトル・ゼはリーダーになったが、頼りになってまとめ上げるものではなく、ただただ恐怖政治の親分である。60年代ということでそんなに大昔でもないので、今もブラジルにはこの時代の英雄が何人も生きているのだろうか?
SUPISUTAさん [DVD(字幕)] 8点(2018-10-08 09:33:18)
253.こんな映画があるなんて全然知りませんでした。あまりにも壮絶でグロくてコレが現実に起きていたと考えると背筋が寒いです。

この映画は最初から最後までほとんどガキの喧嘩状態です。ラストカットで表現されている通り、小学生程度の子供たちが何人か集まってくだらないことを言い合う程度の日常=この映画なんでしょうね。教育が行き届いていない人間たちが闊歩している無法地帯、ある意味これが世界で最も怖い場所なんでしょう。映画からはそう感じ取れましたし、まさしく地獄絵図とはこれのことでしょう。

この映画をみたら発展途上国(ブラジルは新興国か?)に旅行に行きたいとは思わなくなります。ある意味アメリカが提唱する「自己防衛のため銃携帯を」が当たり前のことのように感じられます。つくづく日本に生まれて幸せだと痛感します。何度も見たいとは思いませんが、当分の間はリトル・ゼの表情が忘れられそうにありません。名作とは言い難いですが凄い映画ですこれ。
アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-10-03 15:11:36)
252.幼稚なガキンチョ共に銃を持たせたらこうなるでしょ、という話。不思議なことは何もなく、十分想像できる範囲内という感じでした。
マー君さん [DVD(吹替)] 4点(2016-12-17 21:14:27)
251.まさに「陽気な地獄へようこそ!」という感じですね。リオの空港では給料遅配に怒った現地警官たちが「地獄へようこそ」と描いたサインボードを掲示したそうですが、ここはぜひ“Welcome to City of God !”とシャレてほしかったところですね。 たしかに自分は今までいろいろ映画を観てきましたが、これはその中で五本の指に入る衝撃作でした。まるで『ロック・ストック(以下略)』のような軽妙かつスタイリッシュな語り口なんですが、その内容ときたらもう凄まじいの一語です。だいたいからして、こんなに子供が大量に殺される映画は他には探してもないんじゃないでしょうか。この徹頭徹尾血なまぐさい物語が、からからに乾いたユーモアでストーリーテリングされるんですから、そりゃ衝撃を受けますよ。本作がどれだけ世界を驚愕させたかは、全編ポルトガル語なのにアカデミー賞では外国語映画賞ではなく監督賞や撮影賞など普通の部門でノミネートされたことでも判ります。フェルナンド・メイレレスはこれですっかりブラジルを代表する映画作家となり、リオ五輪の開会式の監督を任されるまでになっています。 まあこの映画を観てつくづく感じるのは、ブラジルじゃギャングより警官の方がはるかに怖いということです。そしてリオで五輪を開催するなんてよくできたなと思いますよ、映画のストーリー自体は過去の話といってもリオのスラムの現状はどうも大差ないみたいですから。これを書いている時点では五輪は終了していないんですが、どうかこれ以上何事もなく閉会式を迎えることを切に願う次第です。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-08-20 21:10:01)
250.《ネタバレ》 リオ五輪真っ最中なので、ブラジル映画をチョイス。それがこの作品だったが、南北アメリカでギャングの成り立ちが全然違うんですね。犯罪の絶えないスラム街で、一人の凶悪な子どもが出てくる。話はこの子どもの生い立ちに触れない。何故こんな凶悪な子どもが生まれたのかが分からないため、この映画はバイオレンス映画になってしまったが、これが実話なら、その辺が大事だと思う。ラスト、警官に賄賂を渡して、悪玉が釈放されるのが切ないが、そこにとどめをさすのが、若い子どものギャングというのが、もっと切ない。テンポもよく、飽きさせないストーリー運びにブラジルの文化度が分かる。
トントさん [ビデオ(字幕)] 7点(2016-08-07 13:56:48)
249.《ネタバレ》 これが実話って辛いですね・・日本に生まれて本当に良かったと思います。我々から見た非日常が日常として描かれている事に強い違和感を覚えます。最後も"これで終わったわけじゃない"ですし。
視野が広がって勉強にはなりましたが、映画として面白いか?と問われるとそこまでではなかったです。
alianさん [DVD(字幕)] 6点(2016-04-09 16:48:14)
248.まさにディープインパクト。ただのギャング映画では無い。
スポーツ大国・ブラジルが名選手を生んできたのは貧富の差が激しくハングリー精神の異常な強さだとぼんやり想像していたがイメージがガラリと変わった。
『神の街』は無法地帯のなんでもあり。殺人、強盗、強姦、鳴り止まない銃声、小さい子供が平気で銃を所有。悲惨さがリアルでノンフィクションというから尚更だ。そこから伝わる恐怖のパワーが凄い。
残酷ではあるがそんな環境で育ち銃が無いと身を守れない孤独な子供たちは悲しすぎる。恵まれた日本から見れば非常に考えさせられる深い作品。
これからリオ五輪を控える新興国ブラジル。おそらくスラム街は今もあってTVで映し出されることは無いと思うが昔の面影を見たくないのは本心。
mighty guardさん [DVD(字幕)] 8点(2016-02-03 21:41:52)
247.《ネタバレ》 ブラジルの実在するスラム街で繰り広げられるギャングの抗争を
実際にそのスラム街で育った作家の原作小説を映像化したもの。
この映画は久々に大ヒットです。
登場人物一人ひとりの描き方がヒーローでも悪党でもなく人間を描いてる。
命の価値なんて無いものに等しく虫の居所が悪いってだけで
何の躊躇なく命を奪うのが日常なんです。
彼らは強盗だろうが殺人だろうが平気で行うけど
それが当たり前の場所で生活する人たちだから悪党ではないんですよね。
価値観が違いすぎるだけなんです。
この映画を地元の人が見たら残酷な場面でも爆笑したそうです。
平和な日本人からしたらめっちゃバイオレンス映画なんですけどねー。
監督はフェルナンド・メイレレス。
この作品以降はそれほどヒット作は出してない模様。
Dry-manさん [DVD(吹替)] 9点(2015-04-10 21:38:41)
246.《ネタバレ》 「心優しき三人組」の物語が終わりリトル・ゼのの物語になってからは、欲しいモノがあれば銃で奪う、撃たれたら撃ち返す。撃たれなくても撃つ。それだけ。登場人物の個別な事情はおいといて。ブラジルのスラム街のことはわからないワタシですが、こんなにもプリミティブな世界だったの。ワタシは社会派ドラマを装った単なるギャング映画とみました。満を持して最後に明かされる、物語の語り手であるウイルソン・ロドリゲス(写真家)って誰。
なたねさん [DVD(字幕)] 3点(2015-01-10 07:51:32)
245.全編にわたって衝撃的な作品ですが、とりわけ印象的なのがオーラスの子どもたちの会話。それぞれ銃を持ち、軽い調子で「○○を殺そう」などと言い合う中で、「この中で字を書けるヤツは?」「俺だ」「ウソつけ」なんていうやりとりもありました。これが、「神の街」の現状を象徴しているのでしょう。こういうセリフを最後に持ってくる脚本の力に、感服せざるを得ません。
眉山さん [インターネット(字幕)] 9点(2014-08-08 02:51:06)
244.《ネタバレ》 最高
音楽、映像、脚本 すべていい
初見から10年以上経っているが、これを越える映画に未だ出会っていない
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 10点(2014-08-02 11:15:31)
243.素晴らしいですね





















pillowsさん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-04-05 03:20:38)
242.《ネタバレ》 のっけの、カットアップを思わすオープニングから既にセンスが溢れ出ている。素晴らしい。
afoijwさん [DVD(字幕)] 7点(2014-03-15 02:49:28)
241.個人的には00年代のベスト。
セラーズさん [DVD(字幕)] 10点(2014-01-04 09:18:41)
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【点数情報】

Review人数 260人
平均点数 7.92点
000.00%
110.38%
210.38%
372.69%
441.54%
572.69%
6218.08%
74216.15%
86324.23%
97930.38%
103513.46%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.09点 Review21人
2 ストーリー評価 8.51点 Review37人
3 鑑賞後の後味 7.67点 Review34人
4 音楽評価 8.24点 Review33人
5 感泣評価 5.08点 Review12人
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【アカデミー賞 情報】

2003年 76回
監督賞フェルナンド・メイレレス候補(ノミネート) 
撮影賞セザール・シャローン候補(ノミネート) 
脚色賞ブラウリオ・マントヴァーニ候補(ノミネート) 
編集賞ダニエル・レゼンデ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2002年 60回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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