13.そりゃあこんな世界にいたら、自分も同じ事されてると疑い深くもなるわな。この頃はあまり無い事だったかもしれないけど、現代ストーカーと言われる人達はもっと凄いんだろうな。あんまり面白くはなかったけど、ニヒルな(?)ハリソンがお宝もん。 【桃子】さん 5点(2003-09-25 19:26:49) |
12.オープニングからやられた。それからは、ずっと画面から目を離せない状態が続く。いやあ、これは一級品のサスペンスですよ! コッポラは、相当ヒッチコックを研究したのでは? キャスティングが抜群。G・ハックマンがこんなにいい役者だとは知らなかった。H・フォードが強烈な印象を残す。ラスト・シーンは、人によって見解が分かれるかも。 |
11.好奇心と猜疑心の捩れた融合が生んだ隠れた名作だと思う。コッポラの脚本とジーンハックマンの渋い演技に脱帽。ラストシーンでのハリーのサックス吹奏シーンと重なり合うように素っ気無くキャスティングが紹介されるところは、実に刹那的で退廃的で…美しい。 |
10.だいぶ昔に観たんですが、かなり面白かったです。展開に驚きました。最後もBlackに洒落ていて?Good!しかし…たまにすんごく若いハリソン・フォードを見れるとなんか得した気になるのは何故だろう(笑) 【水玉】さん 8点(2003-04-16 21:29:01) |
9.非常に地味で静かな演出ですが、主人公の孤独や不安感がひしひしとつたわってきます。随所にながれるピアノ曲によってそれがうまく表現されている感じ。この映画は70年代のものですが、全体の不安な雰囲気は現代にも通じているように思えます。 【なんじょ】さん 10点(2003-04-05 14:06:58) |
8.盗聴は犯罪だぞぉ~って言いたくなるけどそれは杞憂にしか過ぎなかった・・・ |
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7.こんな馬鹿げた問題の為に危険を冒してまで盗聴をするなんて絶対やだねえ。主人公は大変哀れだった。 【ケンジ】さん 5点(2003-02-05 03:17:50) |
6.シブい!ジーン・ハックマンの抑えた演技も含め、全てが渋い!社会に今ひとつ溶け込めない主人公が人を盗聴し、録音する。しかしこの行為が全く無意味であることは本人が一番わかっている。そしてせめて自分の仕事に意義をもたせようと奔走する。しかし最後に残るのは空しさのみ。結局依頼人も主人公も同じ穴のムジナ。狭い世界の中で社会でもがき苦しみ、ジワジワと忍び寄る見えない恐怖を実に見事に描いてました。ホント、これはホラー映画ですよ。主人公が過去に自分の仕事で人を傷つけてしまった事をさりげなくセリフに入れ、なんとなく人生に疲れているんだと思わせてくれる。こういった描写はすごいですよね。ラストなんてフレームアウトしたジーン・ハックマンを再度カメラが捕らえる所を見ると、これは一応立ち直った主人公の心の表れではないかと。考えると奥深いです。盗聴テクも面白いですしね。あ、若かりし頃のハリソン・フォードもおいしい役で出とります。 【さかQ】さん 8点(2002-11-06 23:15:39) |
5.盗聴業界にもライバル対決みたいな話があるんだ・・とか思って、そういう部分にリアリティを感じた。不快な盗聴音が耳に残ってます。そしてあのラスト・・・。 |
4.《ネタバレ》 この頃のコッポラは一番あぶらがのってたね。あの二人が殺されると思いきや、なんとまぁその逆だったとは、、、、。すばらしい脚本だねぇ。 【あろえりーな】さん 7点(2002-07-27 02:47:53) |
3.地味で渋いテーマからして、あまり一般受けする内容ではなく、俗に言うクロウト受けのする作品だったと言える。この作品を撮りたいがために、世界的な大ヒットとなりコッポラの名を知らしめた「ゴッドファーザー」を、お仕着せで撮った作品だったという事を、当時堂々とコメントしていた事に、改めて彼が作家性の高い監督だと思い知らされたものだった。それだけにこの作品への力の入れようは並々ならぬものを感じる。浴室での殺人現場やトイレから鮮血が溢れてくるといった、夢とも現実ともつかないイメージには恐怖を感じるし、それ以上に、部屋に盗聴器を仕掛けられているという強迫観念から、壁紙まで剥がしてしまうが、やがて全てを悟ったかのように虚無的にサックスを吹く主人公ハリーの孤独感漂うラストが、強烈な印象として残っている。 【ドラえもん】さん 8点(2002-02-08 00:12:30) |
★2.今まで観た作品の中でまちがいなくベスト3にはいっています。他人のプライバシーから自分のプライバシーへ。どこか重苦しくてもの悲しい。特に後半の破壊・破滅・音楽悲しすぎる。 |
1.1974年度カンヌ映画祭でグランプリを獲得した正に衝撃作。コッポラは当時“ウォーターゲート事件”との関連性を否定したらしいが、中に似たようなエピソードがしっかり紹介されている。ただ確かに主な話しとは事件の関連性は見当たらなかった。というのもこの作品は殺人事件がテーマで、決して政治がらみというわけではない。終盤は主人公ハックマンが妄想に悩まされる。これはある一種のヒッチコックへのオマージュともとれる演出だが、盗聴という現代的なテーマを基に不気味な雰囲気で描かれるのはコッポラらしさが出ている。カンヌで高く評価されているのはうなづける。70年代が輩出した傑作の一つと言えるだろう。 【チャーリー】さん 8点(2001-06-16 14:03:49) (良:1票) |