12.「生意気なクソガキが(笑)様々な経験を通して大人への道を歩く、その途中に戦争があった」というおとぎ話ですね。それを象徴するのが、修理中の零戦の脇で火花が散る中、少年がパイロットに向かって敬礼するシーンと、長崎の原爆が遠くの空に夫人の魂を連れ去るシーンですか。エンディング・クレジットがスクロールするところでバックに流れる賛美歌は印象に残りますね。ついつい、あの部分だけ何度も観返して(聴き返して)しまいます(笑)。それにしても(←口癖(笑))、スピルバーグはP51マスタングが好きですねえ。収容所で少年に翼を振って挨拶するシーンと、「プライベートライアン」でラストにタイガー戦車を吹っ飛ばして乱舞するシーンが、妙に重なってしまいます。ところで、驚いたのはあの少年が、「コレリ大尉のマンドリン」でパルチザンのリーダーになっていたという事実!時間の流れを感じてしまいます。 【オオカミ】さん 8点(2002-06-30 01:30:50) |
11.残念ながらこの手の映画は苦手です。少年が時代の流れに身を任せるだけで、強い意思や希望を明確に打ち出していないので心の置き所を定められぬままに見終わってしまいました。(両親との再会や飛行機への憧れ等をもっと強く持った方が観やすかったと思う) 【KEN】さん 5点(2002-06-26 02:53:52) |
★10.スピルバーグにしては、いまいち。ストーリーが月並みすぎる。でもそれがスピルバーグなんだけど。 【ジャンジャン】さん 4点(2002-03-26 13:40:49) |
9.少年が零戦に触れて、兵隊に敬礼するところは妙に感動してしまった。なんとなくまとまりがないような気もするが、主人公の少年はいい演技してたと思う。反戦のメッセージは伝わったよ。少年が唄う歌、あれいいね。 【あろえりーな】さん 7点(2002-03-08 12:45:40) |
8.豪邸で「坊ちゃん」として生きていれば、あんな感情や経験や成長、知らずに済んだのに悲しい。少年が自転車で家の中を走り回るシーンがキーになっていると思った。 【カズール】さん 8点(2001-11-04 11:10:11) |
7.戦争のむごさ、悲惨さを、少年の表情の変化の中に見事に描いている。秀作です。少年の敬礼に、3人の日本兵が威儀を正して、敬礼で応える場面は印象的です。上流家庭に育ったイギリス人少年と武士道の最後の華を体現した特攻兵。彼は特攻兵の中に何かを見たに違いありません。そして、日本兵は少年の中にまぎれなき敬意を見た。「武士道とはgentlemanのことだ」という言葉を想い起こします。イギリス人少年でなくては、このシチュエーションは成立しません。これがアメリカ映画であることに驚きを禁じ得ません。 【向日葵】さん 9点(2001-08-31 08:31:27) |
|
6.「ドラえもん」さんのコメントに大いに賛同してキーを叩いています。上海に侵入した日本軍によって租界のの西洋人たちに大混乱が生じ,両親と離ればなれになった場面,美しい東からの光は長崎へ投下された原爆,そしてラストの全面的な勝利にはほど遠いシーン。戦争の進行と少年の成長を輻輳させる手腕は決して目新しいものではないのかもしれないが,決して饒舌にならない淡々とした筆致が印象的だった。珍しく決して声高にならないJ・ウィリアムスの音楽もこうした姿勢に合致したものである。「P51,Cadelac of the sky!」は圧巻だが゜,戦争映画の常として,T34の零戦はやっぱり見ていて情けない。 【koshi】さん 7点(2001-07-16 21:24:23) |
5.良い俳優だなって思って観てたら、これってジョン・マルコビッチでした。今ほどブレイクしていなかった時期の作品ですね。映画としてはいつものスピルバーグの冴えた演出が空回りしているみたいだし、ラストの何となく助かった少年が、無表情で親に抱かれるのを見ていると何も残らなかったって気が。当時例年通りオスカー狙いに躍起になっていた時期だったから、観る方としても期待が大き過ぎたのかもしれません。 【☆】さん 8点(2001-06-11 00:54:12) |
4.大人にとっては大変な悲劇である戦争でさえ、子供にとっては意外と胸ときめかすことだってある。この作品は今までのどの戦争映画とも違い、少年の視点で描いたところがユニークで、又、そこがいかにもスピルバーグらしい。捕虜となった上流階級育ちの少年が、日々の糧を得るため収容所で狡すっからく立ち回り、生きていくための処世術を身につけていく。この少年の嫌らしさこそ戦争が生んだ不幸の象徴で、ラスト、彼の変貌に気づかない母親に抱かれ、虚ろな目をした少年の表情が印象的だ。 【ドラえもん】さん 8点(2001-03-09 23:28:45) |
3.アカデミー賞を総スカンされた映画なんだけどかなりの大作だし、スケールの大きさでは同年受賞した「ラスト・エンペラー」に匹敵していたはず。当時のスピルバーグバッシングがどれほど強烈だったかを窺い知ることが出来る。・・・と言いつつ、主人公の子供の個性が今一つで、面白いと言う程でもなかったりして・・・ 【イマジン】さん 7点(2001-01-18 12:23:34) |
2.ちょっとスピルバーグらしくない作品だったと思うけどよかったです。クリスチャン・ベールも今は立派な俳優ですね。 【T・Y】さん 8点(2001-01-13 22:05:46) |
1.主人公のクリスチャン・ベールがとてもよかった。忘れられない。 【夕顔】さん 10点(2000-08-07 14:42:00) |