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【白うなぎ】さん 6点(2002-04-04 23:30:05) |
12.監督は、題名から想像される弱者への同情の余地など全く与えず、そして観てる側の予想以上に、この作品を冷静に撮ってるなと思います。4人の主人公全員に立ち直る可能性を与えないまま終わっている事からも、それが感じられました。私のように「常に上を向いているっていうタイプではない人間」にとっては、嫌~なトコを抉られてるような気分でもあり、その意味でツボにハマってもいました。ー1点は、編集でいじる部分があまりにも多い点が、少しルーズ過ぎると感じたからです。最後に、母親役の女優の演技が本当に素晴らしかったです! 【wood】さん 9点(2002-03-17 22:46:48) |
11.画面の切り替え方に工夫がある。特に登場人物が次々と破滅していくラスト30分間はかなりのスピード感があり、観ているこっちの頭まで痛くなった。ただ、そういった映像や俳優(特に女優陣)の凄まじさを考慮しても、あまりにもストーリーが普通すぎた感が否めないのでちょっと点数は低め。 【T・O】さん 6点(2002-03-14 12:30:58) |
10.なるほど。デ・パルマが褒めるわけだ。分割シーンなんて「キャリー」を思い出したよ。確かに映像的にも音響的にも革命的である。みていていろいろ刺激を受けるそのセンスはすばらしいでしょう。ヒップホップ・モンタージュは僕も気に入りました。話はというと、とにかく救いようのない絶望的な話でした。前作の「π」より洗練されていて面白いとおもいました。この調子でいけば、この監督さんはさぞかしビッグになること間違いなしでしょう。なんでも次回作はバットマンだそうですから。 【あろえりーな】さん 7点(2002-03-11 22:41:51) |
★9.ここで結構高得点だったんで、かなり期待してDVDで見ました。期待大きすぎたなあ・・・感想はイマイチでした。前作π(パイ)は面白いと思ったんだけど。期待が大きいほど実際に見てみると映画がつまらなく感じることが多くなりますよね。駄作と思ってみると面白くなったり。作品自体は悪くないのかも・・ 【4U】さん 4点(2002-03-11 02:04:05) |
8.絶望的な映画でしたね。麻薬に関しては非日常的な風景というか、アメリカで問題視されている感覚がイマイチ私には分からないのですが、主人公達の孤独さ、特に未亡人の母親の痛々しい姿は、もう嫌という程に伝わってきました。麻薬や錠剤を飲む画を繰り返す手法の効果の程は分かりませんが、挿入しなくても良さそうなシーンもあったし、ガチャガチャいじらなくても映像としてのパワーは感じられたので、個人的にはやり過ぎなんじゃないの?って思いましたけど。・・・私も、もう1回観る勇気は無いですね。 【ワイプアウト】さん 9点(2002-03-03 16:36:46) |
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7.皆さん絶賛されていますが話的にはちっとも新しくない、麻薬で身を持ち崩していく自業自得で救いようのない人達の転落劇。登場人物達が最初っからまともじゃないので、弱い人間はとことん弱くなれるもんだということでしょうか。でも「ヒップホップ・モンタージュ」とか言うこの映像手法+効果音で陰惨になりすぎず、また、飽きずに観ることができました(芸能人がバンジージャンプ時に着けるヘルメット・カメラ(?)みたいなので人物を固定した映像は中々斬新)。いつしか主従が逆転し、夢に成り代わって人生に於ける全ての目的と化してしまう麻薬こそ、正に「夢への鎮魂歌」。渋谷にたむろしている阿呆共、ダイエットを勘違いしている馬鹿共にお薦めです。7点献上。 【sayzin】さん 7点(2002-02-24 19:02:49) (良:1票) |
6.おー凄い。登場人物全員が汚れ役。麻薬、破滅っていう図式はもう今では新鮮味はないのだけれど、役者の熱演と演出の力でかなり入り込んでしまいました。役者に固定されたカメラってのも映画ではあんまりないよなあ。たけし軍団がバンジージャンプとかやらされるときにヘルメットにつけたカメラみたいな妙な感じ。 【GO】さん 8点(2002-02-23 23:16:04) |
5.観終わった後のブルーな気持ちといったらないですよ。観ているものをもドッラグ中毒にさせるかの如きカットの数々。特に瞳孔が開くカットは以外にありそうでなかったアイデアですね。ジェニファー・コネリーがドラッグにはまっていく過程は痛々しいの一言です。ラストでの手に入れたクスリを抱きかかえ安堵の眠りにつくシーンは、マリオンの今後の行く末を考えると末恐ろしいです。ジャレット・レトの不自然なヘアースタイルと、エレン・バースティンの病院での強引な展開はちょっと?でしたので惜しくもこの点数になりました。4人の行く末を一気に見せる展開は見ているこっちがハラハラしました。スゴイ映画でしたが、もう観たくない気持ちでいっぱいです。 【さかQ】さん 8点(2002-02-23 20:00:51) (良:1票) |
4.まずはダーレン・アロノフスキー監督の手腕に脱帽。皆さんがおっしゃる「クスリを服用するカット」をはじめ、クライマックスの緊迫感あふれる構成や、一部をアップしたカット等全てが印象的で、「スナッチ」のガイ・リッチー監督のような手際よさがとてもいい。エレン・バースティンの怪演が特に怖いくらいハマってたし、主要キャスト4人がクスリに溺れるさまが痛烈で、前作「π」よりも受け入れやすい内容がいい。ただ、ほぼ全編に流れてくるBGMがどうも眠気を誘ってきて…。 【びでおや】さん 8点(2002-01-05 00:08:43) |
3.(注:ネタバレありです)衝撃的と言う点でこの映画は最近2~3年で間違いなく一番だと思います。確かに見終わった後に残るなんとも言えない不快感は拭えませんが、見ている人に与える影響は莫大なものであるに違いありません。↓にも書いてありますが、終始繰り返されるドラッグの注入から瞳孔が開くまでの映像は、初めは「面白い撮り方だな」と感心してみていましたが繰り返されるうちに恐怖感が増していき、最後には直視出来なくなってしまったくらい精神的に入り込んでくる巧妙なストーリー展開に驚き、最後ドラッグに溺れた4人の結末映像が効果音とともにフラッシュする場面で完全に圧倒されてしまって見終った時点で口が開いたままになった自分にもしばらく気付かなかったぐらい強烈なインパクトでした。人間心理と社会風刺を深く鋭く表現した傑作だと思います。 【DEL】さん 9点(2001-09-10 18:06:53) |
2.行き場のない人々の業をキチッとしたプロセスで描いていたと思う。ただ前作の「π」に比べ判りやすいメッセージにしてしまったというこの鬼才監督の今後のベクトルを決める上で、非常に重要な面が出ている。それがいいのか、悪いのかはここでは問題ではない。目をそらさずにキチッと見ておくべき作品だ。ただ実はこの作品は真面目な社会派映画であることは認識しておくべきだ。 【チャーリー】さん 8点(2001-08-11 18:50:48) |
1.主人公たちの"堕ちていく様”を、かつてこれほど徹底的かつ冷徹に描いた作品などなかったのではないだろうか。劇中、薬が注入され瞳孔が開くといったドラッグのイメージ映像が繰り返し挿入されるが、だんだんその間隔が物語の進行につれて短くなってくる。彼らの中毒状態を我々観客が否応なしに体感させられる気分になる実に効果的な映像だ。エレン・バースティンの演技と言うにはあまりにも物凄い形相の、その迫力には圧倒されてしまう。何か見てはいけないものを見てしまったという感想だが、でもやっぱり見ておいて良かった、今年一番の衝撃作だ! 【ドラえもん】さん 9点(2001-07-22 17:20:30) |