20.『タクシードライバー』『レイジングブル』に並ぶ三大バカ男。デ・ニーロはそれぞれの役作りがうまいなぁ。口ひげ、人なつっこい笑顔、抑揚があって活舌の良いしゃべり、でもストーカー。完璧です。 【ちゃか】さん 8点(2003-10-30 14:37:07) |
【虎尾】さん 7点(2003-10-19 18:17:44) |
18.主人公が表層の笑いを追及すればするほど、彼の深層における絶対的な孤独が浮かび上がる。彼の(僕らの)深層に笑いはない。ここで彼によって追求される「笑い」とは表層における連帯意識そのものなのだ。彼のような社会から疎外された人間がそのような笑いに拘れば、無自覚に覆い隠された深層の孤独は、容易に狂気という形で表出することになるだろう。「タクシードライバー」で描いた現代的な狂気の姿をさらに無自覚的なレベルにまでおし進めたのが本作ということになるか。それはある意味で80年代的だといえなくもない。 |
17.うっわ~!デ・ニーロ上手すぎ!でも、あのストーカーのねえちゃんのキレっぷりも凄いね。あのラストはどう解釈すべきなのか。本当に成功したのか、それとも彼の妄想の世界なのか・・・。う~ん。悩む。 【あやりん】さん 8点(2003-07-09 00:21:48) |
【まさるす12】さん 6点(2003-05-25 16:35:14) |
15.いやーなんてすごいんだろうと思った。よくこの映画以外のデニーロばかりを見てデニーロ好きを豪語する人が多いけど、俺はそういうやつにはなりたくないな。暗さと狂気と悲しいタッチはほかのスコセッシ&デニーロ映画より断然すごい。見る必要があるよこれは! 【セクシー】さん 10点(2003-04-06 13:52:10) |
14.《ネタバレ》 コメディアンを目指す、というより自分こそ新のコメディー王だと信じてやまない34歳の冴えない独身男パプキンが成功するまでを描いた映画。パプキンの目的は最初から首尾一貫していて、テレビに出て有名になること、憧れの彼女を手に入れること、ただそれだけ。迷惑行動や犯罪行為は、その手段がちょっとエスカーレートしただけ。パプキンは本当に純粋です。その彼が、社会の権力と戦っていく姿は、見ていて滑稽なんだけど、その一方で無垢な彼がなかなか成功できないことが心苦しくも思えました。そんな彼も犯罪行為を駆使して何とかテレビに出れた。その放送が評判になり、鮮烈なデビューを果たすことに。本まで出版し、映画化も(この映画がその映画とも解釈できるのが面白い)。ラストで出所したパプキンは舞台に立ち、観客の拍手を笑顔で受けているのですが、あんなに苦労したのに気にもせずに笑顔を振りまけるパプキンを尊敬するとともに、彼の凄さに感動し、涙が出そうにすらなりました。頑張り屋のパプキン、貴方は最高です! |
13.「タクシー・ドライバー」にも共通する屈折したパワフルさが伝わってくる狂気の世界。<デ・ニーロ>の熱演はもちろん、相棒のおねえちゃんもめちゃくちゃ怖い。途中妄想を何回も見せることで、ラストをただのお約束にしていないところは流石スコセッシ監督。 【クロマス】さん 8点(2003-02-16 22:58:32) |
12.肝心の漫談シーンなどが日米の文化の違いか、ちっとも笑えない。唯一笑えたのはパプキンの名前を間違えるところぐらい。そのためコメディアンとして一旗揚げたい故、狂気に走るパプキンの心情が理解できず、映画に入り込めなかった。 【ゆたKING】さん 4点(2003-02-15 23:34:10) |
11.役者と作品のユーモアさがすごく良い。妄想癖のパプキンとストーカーのマーシャ、両者のキ○ガイっぷりも非常に良かった。母親とのやり取りや、ジュリーに電話をかけさせる時など、彼が情けなくて笑える。けれどただ一つ、終盤に出てくる『消えゆくシベリア・トラ』の著者の役割が良く分からなかった。 【プミポン】さん 7点(2003-02-13 22:25:09) |
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10.この世の中にはパプキンのような人間がたくさんいるんだろう。売れない画家だったり、オーディションに落ちた人だったり、モテない人だったり。『あいつなんかより俺の方が絶対すごいに決まってる、世間もそう思うに違いない、なのにそのチャンスをくれない、何故だ!』・・・そして自分にもパプキンな一面があると気付く。 【kett】さん 10点(2003-02-11 00:27:17) (良:1票) |
9.デ・二ーロの独り芝居には圧巻でした。彼はどんな役でも完璧ですね!!スコセッシ監督もこのような映画でも、らしさを充分に出してたし、彼の表現方法の懐の深さも垣間見れたような気がします。俺、映画大好きです。 【頭梁】さん 8点(2003-02-08 03:16:54) |
【あああ】さん 3点(2003-02-06 22:33:47) |
7.この映画をコメディ映画として見に行った人はビックリするだろうな(笑)やっぱりデニーロは孤独とか空虚とかそういう部分の演技をさせたら抜群だ 【ポン引き】さん 10点(2002-11-23 21:05:09) |
6.いやー、これはすばらしい!とってもとっても現実的な映画だと思います。つまり、とっても人間感情を表した映画じゃないかなぁと。僕はデ・ニーロに共感してしまいました。有名になりたいけど認めてもらえない主人公、そこで思いきった行動にでてしまう。また、人気コメディアンのルイスは、その人気ゆえの苦労さが描かれている。いやー、面白い。面白いよ。この人間感情。 【あろえりーな】さん 8点(2002-11-18 23:42:09) |
5.ボイト伊藤さんのコメントに共感しつつ、付け加えるとしたらこの映画はデニーロの狂気的というか、ストーカー気質的な演技スタイルの完成形でもあると思います。出発点はもちろんタクシードライバー。サンドラ・バーンハードに影響されたのかな??(笑)彼女もっと評価されないかなと思います。 |
4.いわゆるストーカーを題材にした映画はいくつもあるが、私が一番怖かったストーカー映画はコレ。勘違いを突っ走るデ・ニーロの姿もスゴいものがあるが、個人的にはその相棒(?)的存在のお金持ちのお嬢さんが怖かった。顔のデッサンがなんとなく歪んでるのだ。いや、当然、顔の作りを最大限に活かした演技なんだろうけど、イッちゃってる表情が抜群にうまかった。そして、スコセッシの演出のうまさも光る。とくに怖かったのが、昼休みに街中を歩いているジェリー・ルイスがストーカーの女の子にあとをつけられていることに気付いて早足で仕事場に逃げ込むシーン。ルイスの焦りの心情に合わせるかのようにだんだんと手持ちカメラのブレが大きくなっていく…それだけで十分、ルイスの感じる恐怖感というものが伝わってくる。ちなみに、この映画のラストをデ・ニーロが現実的に成功したものと解釈される方が多く、それも決して間違った見方ではないと思うが、みなさん、よく思い起こしてみよう…この映画でのデ・ニーロはパラノイアであり、劇中、何度となくデ・ニーロの妄想を描写するシーンがあったはず。映画の中ごろで、デ・ニーロが片思いの女性を連れてルイスの別荘を訪ねるシーンがあるが、あのシーンをデ・ニーロの妄想の一つだと思った観客も多いはず。でも、あれは現実のシーンだった。そう、この映画には現実と妄想が何の区別もなく放り込まれているのだ。だから、あのラストが現実なのか妄想なのかは観客の誰一人として確信することはできないし、また、作り手も曖昧なままで終わらせたのだろう。そういう意味で、この映画は、『タクシー・ドライバー』のテーマを踏まえながら、さらに一歩踏み込んだ内容となっているのだ。 【しっと】さん 7点(2002-10-04 06:08:23) |
★3.デ・ニーロ、スコセッシ映画の中でも抜群にいい映画ですね。タクシードライバーやレイジングブルより断然いいです。彼の演技に脱帽です。なかなか手に入り難いと思いますが、探して見る価値ありです。 【タカシナ】さん 10点(2002-09-18 14:38:30) |
2.これこそまさにデニーロの演技を確立した名作と言って良いでしょう。この演技が後のアナライズミーなどの演技につながって行くのである。最後の10分あまりにわたるデニーロの漫談は、共演のジェリールイスを凌ぐほどのおもしろさである。彼はこの作品によって演技の幅を広げたと言っていいだろう。監督はマーティン・スコセッシ 【ボイト伊藤】さん 10点(2002-03-17 00:06:07) |
1.自分は才能に恵まれてるのになぜか世間に認められない男が有名コメディアンを拉致し、そいつの番組を勝手に代役したら結構ウケてしまう。だが拉致した罪は罪で服役しなければならない。そこから彼の本当のサクセスストーリーが始まる。彼のコメディアンへなりたい執念を感じさせられます。夢をつかみたいなら、本気でがんばらなきゃいかんという事を学んだ映画です。 【四次元大介】さん 8点(2001-10-25 10:09:49) |