46.この映画を見てジョン・ローンのかっこよさに惚れました。まあそれだけじゃなく、私は感動しました。絶対自分では経験できないこと・・・凄まじい人生を歩んだ一人の男の物語として最後まで飽きさせず、こおろぎシーンでほろりでした。(すみません、カエル、のコメントでは噴出しちゃいました) 【いかみみ】さん 9点(2003-03-01 00:22:40) |
45.収容所でかつての使用人に靴ひもを結ばせ、歯磨きまで任せ、自分では何も出来ない溥儀の姿がなんとも哀愁を漂わせる。皇帝時代には母親の死でさえ紫禁城から出ることが許されず、追放後も日本に利用されるがまま満州において皇帝になり、結果日本の中国攻撃に荷担してしまう結果となる。皇帝で何もかも自由なはずなのに、利用されるがままの束縛された生活。運命に翻弄された溥儀の生涯は見応えがあった。映像に関しては、大作ながらベルナルド・ベルトルッチの映像美学が損なわれておらず素晴らしいの一言。 【ゆたKING】さん 7点(2003-02-23 17:43:12) |
44.「自らの意志で主体的に生きた人物とは思えませんね。常に周囲に流されて受け身的な生き方です。皇帝なら皇帝らしく、旧時代の代表として敢然として敵にぶつかっていくという気概が全くありません」 読みようによってはそうかもしれませんが、後世の人間が一個の人間の生き方をこのように切って捨てるのは、あまりにも傲岸不遜だとおもう。あくまで映画というフィクションの中の人間だけど、彼は「敵」に「ぶつかって」きたくても、できなかったんですよ。そのあたりをきちんと読みとらないと、たとえこの作品が西洋人のオリエンタリズム的まなざしに満ちたものであったとしても、それ前提の上で意味のあるものとして捉えることはできないとおもいます。 【ばるふぉあ】さん 9点(2003-02-20 09:18:42) |
43.私が中学生の頃、めずらしく親父がビデオを借りてきたのが、この映画でした。当時の私に歴史映画は重たく感じましたが、すぐに虜になりました。映画を観るまで溥儀の事はほとんど知らなかったので、とても勉強になりましたし、おもしろくて何度も観ました。 【魚紳】さん 9点(2003-02-18 00:26:27) |
42.細かい時代考証などあまり考えてなさそうな、とにかく派手にゴージャスにやってやれという植民地主義的雰囲気満載なところが楽しい。西欧式の物量作戦と中国4000年の歴史がマッチングした奇跡的な作品。真面目に見ると損します。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 6点(2003-01-22 22:17:19) |
41.スケールが大きく、しかも美しい。歴史映画としての価値は大きいと思う。しかし、もう少し楽しませるとか感動させるとかして欲しかった。 【クロ】さん 6点(2003-01-18 12:16:22) |
40.J・ローンの大ファンの私はこの映画もう20回以上は見ました。(最近彼はなんだかギャングのボスとか怪しい役ばかりのような)溥儀はすごい波乱の人生を送ったのですね。皇帝から一市民へと変っていく姿をJ・ローンは好演していたと思います。坂本龍一はヴィジュアル的には悪くないけど演技はどうも。やはり音楽家ですね。最後のこおろぎが悲しいけど1番好きなシーンです。 【Jade】さん 8点(2003-01-12 20:37:03) |
39.見る前は長そ・・・って思ってたけど、それを感じさせない、素晴らしい出来だった。圧巻のスケールの大きさにはただただ脱帽です。 |
38.映画館で観てから十数年経つけど記憶しているのは、スケールの大きさとジョンローンの悲しげな演技です。 |
37.この作品はもう、美しいの一言です。美しくないシーンが一つもない、と言った友人もいます。多々ある問題点は、逆に欧米のアジア認識が如実に表れていて、興味深いかも。同じ理由で、溥儀の描き方は、(当時にしたら)評価できます。 私もこの作品のせいで、紫禁城への憧れが・・。いつか行きたいです。 【おもち】さん 8点(2002-12-30 11:08:19) |
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36.娯楽映画好きな僕としては、こういう映画はイマイチな感じだったけど見た後にずしりとくるものがあったような気がしたのでこの点数。 【洋画大好き君】さん 7点(2002-12-19 18:04:02) |
35.歴史モノ映画大好きの私ですが、これはがっかりした。当時の時代背景や政治状況はある程度把握していても、皇帝溥儀の苦悩が何か凄くわかりにくくしてあって、感情移入ができない。とにかく「間」が長くて、かなり辟易した。芸術作品としては認めますが、この映画は「名作」の部類には入りません。ちなみに坂本龍一氏の大ファンである私もアカデミー賞を取ってくれた事には当時は興奮して、本当に嬉しかったです。エコ贔屓的なコメントになってしまいましたが、実際これくらいにしか感じなかった映画です。 【はむじん】さん 5点(2002-12-18 21:32:50) |
【ラッシー】さん 6点(2002-11-13 00:39:56) |
33.野ばらさんのレビューに大きく頷きました。「男は父親を越えて初めて一人前になる」というのを聞いたことがありますが、溥儀には境遇のせいもあり出来なかったのですね。他力本願な溥儀の生き方が私の周りの男性とだぶります。溥儀をやたらとかっこよく描こうせず淡々と時代を見せてくれているので、見る人に考える余地を残していてくれていますね。これは名作だと思います。 【おやつねこ】さん 10点(2002-11-04 16:58:25) |
★32. 世間知らずの皇帝に西洋人が啓蒙していくという前半の筋書きが鼻についてしょうがない。 【水晶梨】さん 3点(2002-11-04 00:58:22) |
31.確かに激動の時代に翻弄された清朝最後の皇帝ですが、自らの意志で主体的に生きた人物とは思えませんね。常に周囲に流されて受け身的な生き方です。皇帝なら皇帝らしく、旧時代の代表として敢然として敵にぶつかっていくという気概が全くありません。膨大な金と時間、エネルギーを注ぎ込んだ映画ですが、主役に魅力がないので感動は出来ません。 【野ばら】さん 6点(2002-10-25 16:35:08) |
30.ああ、このロケ地に行ってみたい…この映画が与えた熱は冷めやらず、ボクはこの十数年間に2回北京を訪れたのでした。一度目の帰国の二日後に天安門広場の事件起き、二度目の訪中後直後には、今度は讃・浸瓩・瓦・覆辰拭・海留撚茲留洞舛覆里任靴腓Α△修鵑併・錣法△劼箸④錙般犠錙匹魎兇検・興・某擦辰燭發里任后A瓦討浪召寮ぁ⊇屬④量粥弔世覆鵑謄┘司・掬未離椒・砲蓮・・砲垢襪里發・海・泙靴い任垢韻鼻△海留撚茲箸僚于颪い鬚④辰・韻法⊃誉犬砲弔い篤・涼罎任い蹐い輒篥悊靴燭里盪・造任后・修ΔいΠ嫐・妊椒・砲箸辰董・貔験饗臉擇砲靴燭ぐ貂酩福8婬椶梁拵妥造砲郎・盒椋臓淵灰・蹈・陵憧錣魃・靴討△辰森陳襪虜臓砲・△蠅泙垢・△い弔・海虜造砲海辰修蠖欧修戮辰董△Δ燭・燭寮い忙廚い鮹擇擦燭ぁ∈廼瓩呂修鵑併・鮃佑┐討・蠅泙后」 【BUNYA】さん 10点(2002-10-10 21:29:50) |
29.見る価値のある映画だと思うけど、中学生だった私にはチットきつかった。 【AJ】さん 7点(2002-09-30 03:32:59) |
28.とにかくスケールがでかかった。その壮大なスケールを土台として溥儀の悲しき運命がとてもうまく描き出されていたんじゃないかと思う。ラストは最高に良かった。中からカエルが出て来るのに妙に感動した、ってあれコオロギかよ!ラッシーさんありがとう、俺はずっとカエルだと思っていたよ。うーん・・・今溥儀が晩年感じたぐらいのむなしさを体感できたかも。 【たけぞう】さん 10点(2002-08-07 10:55:59) |
27.確かに,溥儀は関東軍の旗印であり,傀儡だったかもしれない。しかし,辛亥革命の後,北京を,故宮を追われ,上海の租界において殆ど西洋人と変わらない生活をしていた溥儀は,関東軍の申し入れに二つ返事で承諾した。文字通り最後の皇帝としての矜持を持ち続けたからに他ならない。つまり,自らの意志で祖先の地である満州の皇帝の座に着いた,ということが,改めて本作品から痛いほど伝わってきた。自らの意志を持たず,傀儡として不本意にして壊滅的な生活を余儀なくされ,戦争責任を問われ,最後は一市民として死んでいく,という,私にとって,従来の固定観念をすべてではないにせよ,見事に打ち砕いてくれた忘れられない作品の一つである。ベルトリッチ監督による豪華絢爛たる故宮でのロケ,オリエンタルな坂本龍一のスコア,ちょっとかっこよすぎるジョン・ローンの溥儀,「アラビアのロレンス」に「おしゃれ泥棒」は遙かなる過去か?すっかりじいさまになってしまったピーター・オトゥール。どれもこれもが皆印象的だ。史実と違う?勝手に歴史を捏造?ご冗談を。勿論,ラストシーンで最晩年の溥儀が,紫禁城を訪れるシーンなど演出上のフィクションだろうが,歴史認識のかけらもない某大作とは違って,根底に脈打つのは,溥儀の玉座に対する執着と,20世紀初頭の東アジアにおける非情なまでの歴史のうねりではないか,と思う故に,一級の史劇として後世にに残すべき名画の一つと感じた。見応え十分にして一度は押さえておきたい,否おくべき作品。 【koshi】さん 9点(2002-04-13 16:25:30) |