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16.メタリカの名曲「ONE」でこの映画を知りました。「ONE」はこの映画を素に作曲されました。観終わった後なぜあんな激しい歌がグラミー賞を受賞したか分かりました。反戦映画とゆう枠では括れない深すぎる映画でした。ガキのうちに観るべきです。 【もりしげひさや】さん 9点(2003-08-21 23:20:03) |
15.昔見た映画です。前評判につられて行きましたが、ピンとはきませんでした。今日改めて見れば、何かを感じるかも知れませんが、やっぱり感じないかもしれません。重くシリアスな雰囲気に4点。 【マキハラ】さん 4点(2003-07-18 16:42:19) |
14.公開当時一度見たきりだがあまりに衝撃が強くて忘れられない。へちょちょさんが言われてるようにD・トランボは素晴らしい脚本家で、追放の辛い時代他にも変名で「手錠のままの脱獄」を同じく追放された人と書いている(彼を使ったのはS・クレイマー)。ジョニー・・は彼が書き、監督した唯一の作品。(この後、パピヨンなどを書いている)恋人もいた若くて美しいジョニーは戦場で砲撃にあい、手足もない、顔面も吹き飛ばされたまさに生きる屍になった。何の意思表示も出来ず生きているのが奇跡な位で誰も彼に意識があるとは思わなかった。彼は珍しい症例として実験的に生かされることになる。ただ心臓の動いている肉塊のようなジョニーでも光やその暖かさを感じられる。彼の言葉で観客だけは彼の心を知ることが出来る。彼は自分の頭をベッドに打ち付けてモールス信号のように通信することを思いつく。「サーカスで見せ物にしろ」という意味をようやく看護婦に気づいてもらえるが無視され、絶望した彼は今度は「死なせてくれ」と信号を送り続ける・・映画は最後まで彼がそれを訴えるところで終わる。このラストがすごい衝撃だった。戦争で傷ついた青年、生と死、尊厳死・・単なる反戦映画ではない、もっと重いものを投げかけてくる。生きていれば未来もあった青年なのに人生を奪われ、こんな状態で死にたいと思っても自ら死を選ぶことも出来ない。実験動物のように生かされる彼の絶望と残酷さに言葉がない。この時66才だった脚本家が失った人生もまた言葉にならぬほど悔しかったことだろう。順調な人生ならもっとたくさんの素晴らしい映画が出来ていただろうに、、<追記>【anemone】様、おっしゃるように最後の言葉は「SOS..Help me.. SOS...」だったように思います。ジョニーにとってのSOSは「もう生きていたくない、殺してくれ」ということだったと思います。 【キリコ】さん 9点(2003-06-05 21:53:28) (良:3票) |
13.当時、中学生だった私は映画好きの兄に連れられて観にいきました。映画館に入場する前から「さすがダルトン(当時はドルトンと発音していました)・トランボ!60歳過ぎて初監督作品!」などと興奮していたのを覚えています。もし自分がジョニーだったら・・と考えると悲しく、また恐ろしくなった記憶があります。戦争という狂気により無残な姿となってしまったジョニー。意思表示は頭を僅かに動かすモールス信号だけ。しかも、それが伝わっているのかさえも明確には自覚できないのかもしれない。五感で残っているものは僅かだ。それも不完全な形で。そう、生きているのか死んでいるのかさえ自分ではわからない状態なのかもしれない。30年以上経った今、映画を回想してふと思うのは「ジョニーの気持ちは本当のところ誰もわからない。なった者にしかわからない。つまりはどんな場合でも相手の気持ちは相手にしかわからない。だからこそ相手を尊重しなくてはいけない。すべての人間は、命は尊重されなくてはいけない。ましてや戦争のような狂気に人間が、命が巻き込まれることは許されない」ということです。この30年の間にも戦争はくりかえし起きています。今もジョニーはいるのでしょうか。 【天地 司】さん 8点(2003-05-15 12:35:09) |
12. ダルトン・トランボというシナリオ・ライターを御存じの方は可成りの映画通です。戦前から活躍し、戦後間もなく全米を覆ったマッカーシズム所謂”赤狩り”で映画界を追われ、逮捕・投獄の憂き目に遭いました。出所後、職もなく苦慮する彼に救いの手を差し伸べた一人がウィリアム・ワイラーです。イアン・マクラレン・ハンター名義で彼がシナリオを書いたワイラーの作品が、アノ不朽の名作「ローマの休日」であることは今や有名な話ですね。その後も暫くは偽名での脚本を何本も執筆してきましたが、60年代に入って漸く本名を名乗るようになりました。そんな彼の唯一の監督作品が本作です。そもそもトランボが第1次大戦を元に原作小説「ジョニーは銃を取った」を発表したのは1938年のことでした。あまりに重く救いの無いストーリーに、映画化を積極的に検討するプロデューサーなど誰もいるハズもありません。自身で映画化に踏み切ったのは実に33年後の1971年でした。当然脚本も彼自身です。正に執念の為せる業と言うより外にありません。こうした背景を踏まえて観れば、安直な70年代テイストの後味悪さと全く次元を異にしていることは明白であるとどなたも気付くでしょう。凡そ戦死など一瞬の苦しみに過ぎません。物言わぬ肉塊と成り果てて、それでもなお実験材料として生かされ続けている境遇に耐えられますか?主人公が「殺してくれ」「殺してくれ」と絶望的にモールス信号を躰全体で発し続けるラストシーンに戦慄を覚えないようなオメデタイ方とは個人的に永遠に接点は無いでしょう。戦争の恐怖をこういった特異な形で突き付けたトランボ監督に敬意を込めて9点。明らかに王道ではないので個人的に1点マイナス。 【へちょちょ】さん 9点(2003-02-24 02:25:37) (良:2票) |
11.小5の時に学校で上映があった。口も聞けなくなるぐらいみんなで落ち込んだ。舞台が第一次世界大戦っていうのも辛い。この後まだ悲惨な戦いを何度も繰り返したことがわかってるから。 【mimi】さん 7点(2003-02-23 03:29:10) |
10.すごい衝撃でした!下手なホラー映画より怖い!!名作です。でも、一度見たらもう観たくないなぁ、、、 【GRIN】さん 10点(2003-02-15 02:17:15) |
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★9.これまた後味悪い。暗く重い戦争に対するメッセージがずしっと響きます。しかも演出なのか凄く生々しい映像というか絵になっている。反戦映画として名作の一つだと思います。 【恥部@研】さん 7点(2002-12-24 18:07:24) |
8.大学の学園祭でこの映画をレンタルしてきて上映しました。けっこう、お客さんが入ってくれました。傑作である事は、間違いないし忘れられない映画ではありますが、重すぎて落ち込んでるときに見るとかなりあとを引きます。 【ジブラルタの星】さん 10点(2002-12-17 22:52:17) |
7.アメリカ映画のもう一つの顔。ヨーロッパ映画では、創れないストレートな表現。「すばらしい映画ですが、二度と見たくない映画」…それこそが、この映画の意味するところでしょう。 【ても】さん 10点(2002-12-10 15:54:51) |
6.重い中にも強さが感じられた。「だが、僕はこのままではいられない。なぜなら、・・・」なんつーか、人間の核に静かに突き刺さった。作者の執念。 【みる人】さん 5点(2002-07-30 17:41:16) |
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4.暗い映画ではあるが、存在としては大変意義ある作品。一生のうち一度は見てもいいのでは。アホなアクション映画なんか見てるヒマがあるならね。 【ジャンジャン】さん 6点(2002-02-25 14:52:58) |
3.映画は原作以上に衝撃的でした。「祖国のために」という美辞麗句でオブラートされた戦争の無残な現実が容赦なく描かれています。これまでどれだけ多くの「ジョニ―」が残酷な運命を強いられたことでしょう。 【鐵假面の人】さん 10点(2001-09-16 22:07:24) |
2.なんか暗い映画だった・・しかし悪い映画ではない。 地味で暗いが一見の価値はあると思う。 【ウナ】さん 4点(2001-02-05 15:39:12) |
1.ドルトン・トランボは戦争という非人間的な(本能に基づいたという意味では人間的な)ものが産みだした一人の人間の不幸を描くことを通し、生命の尊厳というものを悲痛な思いを込めて訴えてくる。このなんとも暗く哀しく絶望的な物語を映画化した、トランボの執念と勇気に拍手を送りたい。 【ドラえもん】さん 9点(2000-12-17 23:36:25) |