56.自分が高校生だった頃を思い出しました。あの頃私が周囲に対して持っていた嫌悪感を思い出しました。男の下品さと女の下品さは違うんだよね。マレーナが夫と一緒に村へ戻ってくる場面では号泣。中学生の頃「風と共に去りぬ」を読んで主人公の強さに感心したけど、マレーナはスカーレット・オハラよりも強いと思う。あんた凄いよ。 【キュウリと蜂蜜】さん 9点(2003-03-24 21:15:48) |
55.中盤ちょっと後まで、少年の妄想映画かと思ってしまいました。軽くストーキングに窃盗罪だし。でも、段々とマレーナの可哀想な流れが見えてきて・・・。しかも、リンチ。あれは、目を覆いたくなりました。女の嫉妬って怖い。でも、ラストに手の平を返す村の女達。その当たりに、憤りを感じました。でも、マレーナが真に愛する人とまた一緒になれて、それだけが救いだった。 【無雲】さん 6点(2003-03-24 01:59:25) |
54.《ネタバレ》 初恋というのは、単に美しいだけではなく、往々にして、同時にアホでマヌケだったりするものです。それが嫌みなく両立してまとめあげられています。また、年上の憧れの人というのはいつまでも美しいままでいてほしいものですが、この話ではそれが容赦なく裏切られ続けるところが、切なくて良い。その中で、導入部分では500%エロ目線でしかなかった主人公が、ちょっとずつ変化していく語り口が巧妙です。2人の現実の会話はラストだけ(そしておそらく両者の生涯でこの一瞬だけ)というのも、ある種定石手段とはいえ、実際にやってしまえるのは偉い。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 8点(2003-03-14 00:12:34) |
53.私は見て感動したし、好きです。でも女性としてみたら感情移入できないし、男性による男性のための映画かなと思います。女性が感情移入できるのが女性がでてこないのが残念でしたね。 【はむたも】さん 7点(2003-03-09 00:45:23) |
【ピルグリム】さん 1点(2003-02-17 23:18:26) |
51.すんごく良かったです。あの少年の気持ち、痛いほど分かります。それにしても、男たちは残酷ですね。いつもは鼻の下をのばしたようなまなざしで見つめ、リンチされてるときは何もできないんですもの。それにしても、音楽が良かった。 【アリアス】さん 10点(2003-02-08 12:15:14) |
★50.やはりトルナトーレは凄い監督です。90分の作品の内、70分までは延々と、大人のいやらしさ・汚らしさを織り交ぜながら、少年のただ見守る<ほぼストーカーですが(笑)>ことしかできない、もどかしい初恋を、ややコミカルに見せ、な~んだ、ただの小便臭い映画じゃないのか?と思わせます。しかし、少年がやや大人になった最後の20分で、一気に極上の愛の物語に仕上げてみせます。前半の「片想いこそ真実の愛」「僕があなたを守ってあげる、大人になるまで待って」という言葉が頭に蘇えってきます。マレーナとシチリアの美しさも絶品です。 【クロマス】さん 8点(2003-02-07 18:15:47) |
49.少年の日の初恋の回想/切ない恋よりも村の人間の醜い面のみが気になった。この映画では何を描こうとしていたのか私には理解できないですね。後味が非常に悪いです。 【小舟】さん 3点(2003-01-13 03:02:32) |
48.マレーナのような運命をたどった女性が実際にいたのは知ってますが、どうも全体的に陳腐に思えました。その一番の原因は人々のセリフでしょうか?マレーナに対する嫉妬やねたみをずばりと声に出して言ってしまうところにあるとも思えます。少年の性への目覚めもここまで茶化す必要もなかった。はっきり言うと何もかも作りがワザとらしい。これがこの映画にのめり込めなかった理由ですね。題材は過去にあった深刻な話であり、ここまで露骨にワザとらしく表現してしまうと逆にリアリティが無くなる。シチリア人は露骨だと言われればそれまでだが、実際そんなことはないでしょう。陰口を叩くくらいのはず。もっとシリアスにやって欲しかった。せっかくのモニカ・ベルッチがもったいない。要約すると題材が題材なだけに、慎重にシリアスにして欲しかったということです。 |
47.全編通したリズム感、前半に際立つコミカル感の全てが、後半におけるテーマをより明確にさせる、技巧に長けた作品と見ました。後半はやはりトルナトーレ監督の豊かな人間性溢れる描き方、しっかりとしたイメージのある人間描写に心揺らされた想いです。 男性にとっては心当たりある少年の日々、そして最後に一言告げた勇気、主人公の少年はしっかり大人になっていくのでしょうね。 美しい海辺の一枚岩、少年のさりげない衣装の洗練に、イタリア映画のセンスを感じる一本でした。 【Pizz】さん 7点(2002-12-31 04:54:19) |
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46.前半つまらなくて、リタイアしそうになったのだが、後半一気にのめり込んだ。終わってみれば凄く印象的な良い映画であった。 【ヌリ】さん 8点(2002-12-22 10:37:23) |
45.劇場でみたとき露骨な性描写に嫌気がさしました。ねっとりとしたカメラワークもやりすぎで気分が悪くなりました。。 【山高帽】さん 3点(2002-12-06 17:43:47) |
【愛人/ラモス】さん 9点(2002-12-03 13:28:24) |
43.少年時代の男子は、年上の女性に憧れる気持ちは誰もが持っていたと思います。今回はそのテーマだけで惹かれました。結果的に言葉を交わしたのは一度きりだったけど素晴らしい初恋の思い出ですね。又、大げさなほどの男たちのいやらしさや、女たちの嫉妬心と無力な少年、という図式も切ない。 【Asann】さん 7点(2002-11-25 11:38:17) |
42.僕は男なので幾分共感はできましたね。妄想をよくやり、よくマスをかく、実に健康的です。全体的に軽いノリなのも、ストーリーがシンプルで、コメディ的要素があるからでしょう。 【あろえりーな】さん 6点(2002-11-08 08:52:48) |
41.人によって評価が分かれそうな作品だと思いますが、私は、かなりスケベだった子供のころを思い出して、久々に胸キュン映画でした。画面と音楽の美しさも良かった。 【kenji22】さん 9点(2002-10-28 10:56:45) |
40.イタリアならではの艶笑的要素を持った映画ですよね。少年の憧れの女性の、表面上の美しさだけではなく、陰の部分(弱さ、ずる賢さ)もよく描かれていたと思います。でも、今ひとつ心に響く物がありませんでした。 【リリー】さん 5点(2002-10-26 15:40:28) |
39.この映画は好き嫌いがハッキリ分かれると思いますが、ここでは嫌い派が多いみたいで少し残念です。この映画は男と女の汚い部分を見事の描いていると思います。主役の男の子はマレーナに憧れていますが決して純粋な思いだけではありません、つまり彼も街の人々の予備軍なのです!”街の人々=大人”と”主人公=子供”のしっかりした対比にはなってない部分にもまたどうしようもない汚さがよく表現されています、でもそれでけではなく少年の想いもまたきれいに表現されているシーンがあり、その二つが”淡い憧れ=儚くも心に深く刻まれるもの”によってどこか自然に同居しているように描かれているのも上手いと思いました。 【Yuu】さん 9点(2002-09-24 12:18:21) |
【のの】さん 5点(2002-09-18 11:45:16) |
37.この映画の主役は誰でしょう。あの少年という方もいると思いますが、僕はあくまでマレーナだと思います。これは恋愛モノではなく、ある意味において戦争映画です。戦争に夫をかり出され、それをきっかけにし、次々に残酷で非人道的にふりかかる悲劇を、あえて彼女の人生におよそ関係のない、彼女に心を寄せるある少年を媒体にして描いた、新感覚の映画です。特に、戦争映画と考えるのは、マレーナの周囲を取り巻く人間達のエゴ、醜さ、残忍性が、戦争の根底にあるそれに酷似していることに起因します。単なる恋愛映画として見て、期待を裏切られたという方々、悲痛にも生々しくリアルに描かれた人の心を見逃してはいませんか? 【昆蟲】さん 9点(2002-09-04 20:10:25) |