12.うっかりヒトに「コレお勧め!」とDVD貸してしまったのが運の尽き。いまだに恨まれております。後に「アジャーニ=美しき狂女」というイメージを定着させた決定打ですな。これを超えるダイレクトな狂気の体現を、まだ見た事がありません(『鉄男』がかなり頑張ったけど、演出の力だったしなあ)。25歳であの演技が出来てしまうアジャーニの脳内ってどうなってるんでしょうか。そんな凄い大女優とくんずほぐれつの共演しておきながら、いまだに同じ表情でしか演技できないサム・ニールもどうかと思うんですが(誉め言葉)。 【エスねこ】さん 8点(2004-03-12 04:07:09) (笑:1票) |
【愛人/ラモス】さん 6点(2004-02-09 10:11:51) (良:1票) |
10.最高傑作。アジャーニが演じる、通常の感覚ではとても正視することができない極限の狂気には、吐き気を催すほどの強烈なショックを受けます。サムニールの演技もよい。二転三転するラストの展開は、心臓を鷲摑みにされるような哲学的感動をもたらします。見た後はしばらく立ち直れないでしょう。通常のお涙ちょうだい映画で泣きたがってる人は一生見ない方が無難。 【エンボ】さん 10点(2004-01-14 00:39:43) |
9.前衛的なのか、たんなるキワモノなのか?イザベル・アジャーニの美しさと鬼気迫る演技で最後まで観れたかな。根底に流れるものはテーマは漠然と感じ取れるけど、どう捕らえてよいかわからない作品でした。消化しきれなかったなあ。ちょっと難解でした。 【としこふ】さん 6点(2003-12-28 19:18:01) |
8.《ネタバレ》 愛、故の狂気。狂気の愛。ポゼス(所有、支配)の欲(=愛?)から、狂気に憑かれ(ポゼッション)ていく女。得体の知れない化け物は女の愛と狂気の産物、女の中の、善(現実)と悪(妄執)がのせめぎ合いで悪が勝った時、化け物=妄執は夫の姿として完成する。ホラー、オカルト色が強いので、いろいろな解釈が出来て恐怖が増殖する。・・・それ以前にイザベル・アジャーニが吐き気をもよおすほどの狂気を体現してる。。アンジェイ・ズラウスキーを思い出すと”鬼才”という言葉を思い出す、まさに鬼の手腕。 【ウメキチ】さん 9点(2003-11-06 14:03:31) |
7.人に勧められる映画ではないのは確かです。しかし、このような内容の映画はこれ以外出会えていないし、貴重な映画でもある。 【中途半端】さん 10点(2003-10-15 22:38:47) |
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6.最低! こういうのを前衛的とか芸術などと勘違いするのだけは勘弁してほしい。最後早く死ねよって思っちゃいました(自分がコワッ)。 【ジマイマ】さん 0点(2003-09-30 08:49:41) |
5.観る気が無いのに、何故か何度も鉢合う映画。アジャーニのカメラ目線の演技、子供が泣きながら飛び出して行く所。う~ん、狂ってる。地下通路で吐きながら乱舞する所。美しい~。あ、でも、アジャーニじゃなかったら、こんな点数付かないな。あと、人にも絶対薦めない。俺が狂ってると思われるもん。 【ぽろぽろ】さん 7点(2003-07-09 09:56:02) |
★4.中学生の時に何も知らずに見て、アジャーニと影像の美しさでラストまで呆然として観た。ドイツの乾いた空気に憧れた。内容が意味不明でも映画は成り立つということと、美人は狂っててもOKという事を漠然と知った。最後に子供が水につかるシーンは、むごたらしくてショックを受けた。それと、アジャーニの着ている青いドレスが欲しくなった。 【まつとも】さん 10点(2003-01-30 02:05:47) |
3.ピンク、ピンク、ピンクの靴下、ポーランド。赤コーナー、ブレジネフ。白コーナー、ヘルムート&ジスカ-ルデスタン。間にはさまれたポーランド、ワレサ率いて赤から白によってきた。血を吐け、牛乳ぶちまけろ。イドの化け物大暴れ。ピンクの靴下、大混乱。嵐が過ぎるのを待つしかない。戦いは白が勝ったと思ったら、そうはさせじとボタンを押した。(監督の愛国心を描いた映画なのかなぁ?)ラストの浮かび出る顔とViolette et Franç;oisの柵越に見上げる顔。どっちがきれい? |
2.マーチェンカさん、点数下げてスミマセンね。「ジェイコブス・ラダー」は大好きですが、この作品はあまりに難解なのでこの点数です。監督曰く「女優にしか興味が無い」そうで、この作品でも然り。とにかくイザベル・アジャーニーの強烈な演技にめまぐるしく動く躍動感あふれるカメラワーク、そして難解なストーリー。これってよく映像化できましたよね。正直アブないですよ…ゲロンパ吐くわ、踊り狂うわ、ゲテモノ怪物とエッチするわで題名の如く取り付かれた妻の狂気を120%演じてます。夫役のサム・ニールは巻き込まれて次第に狂気に陥る演技をさせたら上手いですよね。また、物語には複線らしきものがちらほら出てくるんですが(ピンクの靴下の男とかラストの子供の妄想とか)結局何のことやらさっぱり...妻の妄想が現実になるってえだけでも???なのに登場人物はみんな怪しいし、I・アジャーニーとサム・ニールの一人二役では混乱させられ、後半はドタバタな展開でついていけない。ただこの作品を最後まで見れるのはやっぱりI・アジャーニーの壮絶な美しさとそこに潜む怪しさでしょう。物語の展開が読めないだけに次は何をしでかすのかドキドキさせられます。彼女の魅力を違う方向で引き出したズラウスキー監督にも脱帽です。レッカー車が彼女スレスレで横転するシーンはビビりました。スゲーよ! 【さかQ】さん 6点(2002-10-22 01:49:04) |
1.初めは「何でも良いからイザベル・アジャーニが主演している映画を見たい」という気持ちがあっただけなので、正直言って全く何の予備知識もなしにこの映画をレンタルしたのですが、それだけに最初から最後まで圧倒されっぱなしでした。「善と悪」とか、「魂と肉体」(それと「戦争とドイツの分割」?)といったテーマ性も一応は感じることができますが、それ以上に映画全体にみなぎっている訳のわからない迫力に僕は完全に飲まれてしまいました(そして言うまでもなく、この「迫力」の醸成に大きく貢献しているのが、あのイザベル・アジャーニの怪演でしょう)。はっきり言って今の僕にはこの映画が傑作なのかただのキワ物映画なのか判断がつきませんが、「自分がどれだけ気に入ったか」とか「楽しんだか」といったことを基準にすると文句なくこの点数になります。『ジェイコブズ・ラダー』が好きな方はもしかしたら楽しめるかもしれませんので、興味が湧いた方は一度見てみてください。ただ、アクの強さは『ジェイコブズ・ラダー』よりも数十倍上ですが・・・訳のわからないコメントでごめんなさい。 【マーチェンカ】さん 10点(2002-07-07 23:56:19) (良:1票) |