8.《ネタバレ》 このボギー存在感は何?、存在そのものがハードボイルドだ。さすがローレン・バコールとの息は共演者以上のマッタリ感すらある。次から次に障害を打破して「3つ数えようか?」で自らは手を汚さず終演。原作から一見難解で逸れた脚本に起こすのは魅力の一つ、行間を読む楽しみが大きい典型的な一品です。それにしても渋すぎる・・・。 【スルフィスタ】さん 9点(2003-11-02 17:10:41) |
7.とにかく「濃い」作品。自分も巻き戻したり、メモを取ったりしながら観ました。ハードボイルドの何たるかを充分に描ききった秀作だと思います。M・ヴィッカーズはこれ1作で消えてしまったのでしょうか。だとしたら非常に残念ですね。このあとに観た何本かの映画が、スカスカに感じられて仕方ありませんでした(笑) |
6.チャンドラーの作品は何冊か読んだんですけど、含みの多い台詞とか隠喩が多くていまいちよく分からないところも多かったんですよね。でもこの作品は比較的分かりやすかったです。それにしても「三つ数えろ」とはなかなか良い邦題ですね。 【ぐるぐる】さん 6点(2003-06-01 21:44:41) |
★5.常に「やれやれ」とでも言いたげな表情で、キメるところはキメる、最高に渋い燻し銀男、H・ボガード。そしてローレン・バコール、最高に綺麗だ!内容より、俳優の放つ力に圧倒された。この時代は、真の意味で「俳優の時代」だったんだな、とつくづくそう思う。CGやセットに頼るのでなく、演技の力の持つ強度。 【mijukie】さん 8点(2003-03-07 00:09:19) |
4. ボギーが「脱出」(45年)に続きホークス監督と組み、夫人となるローレン・バコールと共演した代表作。原作はハードボイルドの傑作として余りにも有名なレイモンド・チャンドラーの「大いなる眠り」。何でこんなケッタイな邦題にしたのかは…不明ってか知らない。フィリップ・マーロゥは後に多くの俳優(ジェームズ・ガーナーやエリオット・グールドやロバート・ミッチャム等)が演じたが、一人としてボギーの境地に辿り着くコトはなかった。脚本に何とノーベル賞作家のウィリアム・フォークナーの名が!!ハワード・ホークス監督も今回はチャンドラー原作を神妙に映像化するのに集中したようで、いつもの豪快さは控え目。プロットが複雑なのは原作がそうだから仕方ないと言えば仕方ない。しかし、登場人物が矢鱈に出入りする慌ただしいストーリーを可成りテンポ良くまとめ上げた手腕は流石。強いて言えば、妹役のマーサ・ヴィッカーズがチト弱いかなぁ…。 【へちょちょ】さん 8点(2003-02-13 15:37:53) |
3.H・ホークスとH・ボガートのコンビによる不滅の名作。映画にハードボイルドな命を吹き込んだ最初の作品であり、一切無駄なシーンがなく、実にスマートな作品である。ヒロインのL・バコールの美しさも尋常ではなく、映画の大きな魅力となっている。活劇性にも溢れている作品なのだが、個人的にはシーン的な移動が少なくて、空間的広がりに欠けていると感じてしまうのがマイナス。しかしクライマックスの屋敷での決闘シーンの演出はお見事だった。 【チャーリー】さん 9点(2002-08-12 01:38:54) |
2.大いなる眠り。TVで見て(中学生くらい)後で原作読んだらマーローって大きな男でヒロインが「のっぽ」(映画ではチビ)と呼んでるのに驚いたことがある。でも、後、だれがやろうとマーローは、ボガード以外にない。(私の中では) 【ちょうじ】さん 7点(2002-05-04 17:25:25) |
1.ボガード確かに渋いですね。しかしそれより女優でしょう。姉の方がめちゃめちゃ綺麗でそれだけでも観る価値あり。 |