1.主演女優がテータム・オニールだったことだけしか覚えていないが、舞台は英国で、母親の再婚相手のお堅い作家の義父や母親との交流を、馬術競技を中心にして描いた家族愛の物語。本作中、お堅い作家だった義父が柔らかすぎる大衆小説を書いていると知ったテータムが母親に、「どうして、彼がこんなもの書くの!」と食って掛かるけど、逆に、「あなたが馬術を続けられるのは、その為に自分の節を曲げている人がいることを忘れないで!」と逆切れされるところが印象に残ってて、それが、テータムのトレーニング・コーチだかの「国民はメダルは歓迎するが、金は出したがらない」という言葉にリンクする。ラスト、自分の恋人に、「私の両親」と誇らしげに紹介するシーンで、実に爽やかに収束して、見終わった後、何だかほんわかして好きだったな。馬の動きが、とても綺麗だった。