19.《ネタバレ》 原作自体、400年以上前に書かれたとはとても信じられないほど洗練されたラブコメなので、それをそのまま素直に映像化したら、つまらないわけがないのです。ただし、キャスティングには無難に行っちゃった感があり、オリヴィアはもっと若く無鉄砲なイメージがある人の方がよかったし、フェステはむしろ少年くらいの人にやらせてほしかった。登場人物があれこれ勘違いして混乱する中、一番アホっぽく見える道化だけが実は幾分冷ややかにすべてを悟り澄ましている、というところに面白みがあるはずなので。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-02-23 01:38:40) |
18.愛すべきヘレナとイモジェンが同じ画面内にいることにカンゲキ!! ヘレナは相変わらず魅力的だし、なにより、イモジェンの可愛さといったらありません。正真正銘の美女は男装すると紛れもないイイ男になるんだぁ(美男は女装してもせいぜいキレイなニューハーフにしかならんのに)、、、と、呆然。こう言っちゃ失礼だけど、同じシェイクスピアもので男装したグウィネスとは雲泥の差・・・。ヘレナ演ずるオリヴィアが一目惚れするのも無理からぬ。こういう作品は、細かい所をあげつらっても仕方なく、ひたすらコメディとハッピーエンドを楽しむことに徹する方が楽しめますね。双子の兄妹が再会する所では不覚にもホロリときたりして。衣装も美術も音楽も素敵。トビー・スティーヴンスは、ビックリするくらいお母様そっくりですねえ。なかなかイイ男ぶりでした。いろんな意味で目の保養になる映画でございました。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-17 21:43:22) |
17.《ネタバレ》 なんだか引き込まれて、色々と矛盾も感じつつも最後にはホロっときた。 四人のカップル成立も数年来の指名手配を簡単に笑顔で釈放する安易さも 「なんだかなぁ」なのに、なぜか楽しめてしまった。 ただ、美男子だったはずの妹の花嫁姿が意外にも「前のほうがよかった」のは さすがにいかがなものか。 執事が「復讐してやる」といいつつ屋敷を去るオチは意外すぐる。 数年後には、伯爵令嬢にもともとほの字だった公爵との不倫騒動や、執事による 復讐劇なんかでドロドロの展開になっていそうな感じがまた興味をかきたてる。 【りんす】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-01-19 18:25:49) |
16.《ネタバレ》 キリリとしたイモジェン・スタッブスは「サマーストーリー」のミーガンより男装の麗人ヴァイオラ=シザーリオがそれらしく、双子の兄セバスチャンとも似た面差し。 シザーリオに恋してしまうオリヴィア(ヘレナ・ボナム・カーター)は恋路つっぱしる令嬢。 シェイクスピアは物語をまとめるため人物をチェスの駒やオセロの石のように使うのだけど、「十二夜」でもヴァイオラの苦しい恋が実るのはよいとして、オーシーノやオリヴィア、セバスチャンのあっけない恋のおさまりは、やはり舞台劇のためのキャラクターと見ゆ。 道化フェステ(キングズレー)の陽気な謡にはじまりおわり、侍女マライア(スタウントン)の悪知恵に踊らされし執事マルヴォーリオ(ホーソーン)はおかしくもやがて哀しき。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-01-03 07:02:22) |
15.《ネタバレ》 シィクスピア原作の劇を映画化、なんていうと小難しく思えますが、これは素直におもしろかったです。現実ではありえないだろうという設定を、おもしろおかしく見せているので、エンターテイメントとしてはある程度成功しているでしょう。ですがやっぱり、クライマックスには違和感があります。そんな簡単に割り切れるもんですかね。 |
14.シェイクスピア映画は数あれど、喜劇で成功している作品というのは、本当に少ない。この映画が、ほとんど唯一の成功作ではないだろうか。ヒロインの男装が引き起こす騒動が、単なる趣向だけでなく、ヒロインやその周りの人々の内面を掘り下げる技法になっている。風景の美しさ、人物たちの愛すべき滑稽さ、そのすべてがいとおしい。何度見ても幸福な気分になれる。 【いのうえ】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-06-17 15:09:37) |
13.信頼していた男性が女性だった、恋した男性が女性だった。兄妹が再会して、めでたく2組のカップルができました。うーん、なんか少し無理があるぞ。オリヴィアはあのての人だったら誰でもいいのー。オーシーノはそんなに簡単に恋愛に切替できるのー。セバスチャンは見ず知らずの人となんで愛を交わすんだー。と、そんなことを言いたくなりましたが、まー、そんなことは気にせず、素直にシェイクスピア劇の映画化として楽しめました。 【彦馬】さん 6点(2004-03-25 16:01:30) |
12.ヘレナ・ボナム・カーターって魅力的な役者ですね。本作のような古典ものも、彼女が出るだけでスパイシーな現代的味つけに変わるなあ、と感嘆。ほかの役者の個性、アンサンブルもよいし、また時代を微妙に変えたことによって、とてもチャーミングな「十二夜」に仕上がっています。双子の兄妹が、期待したほど似てなかったのはざんねんでしたが、でもそれぞれ魅力的な俳優さんだったので、十分楽しかったです。景色なども、いわゆるシェークスピアものを楽しむには欠かせない「様式」を感じさせるものでありながら、全体的にはちゃんと現代的テイストも感じさせるもので、その「バランス」がとてもよかったです。 【おばちゃん】さん 7点(2003-09-22 13:07:58) |
11.煮え切らない「片想いストーリー」は、見ていて辛かったです・・・。男装した妹に恋をしたお嬢様が、兄と気付かず結婚するのには呆れた・・・。好きな相手なのに、分らない方がおかしい・・・。兄も、見ず知らずの女性といきなり結婚するのは、どうなんだろうか?・・・。結局は、外見だけで判断している恋愛作品なため、感情移入できませんでした・・・。 【sirou92】さん 2点(2003-09-14 21:25:02) |
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10.きれいな映像と洒落た展開でなかなか良かったですが、いまいち乗り切れなかった。好みの問題なんでしょうね。 【Andy17】さん 7点(2003-09-07 17:04:37) |
9.シェークスピアの舞台がオリジナルなんだ、、、現代の観客でも十分に楽しめる演出だと思います。「全てのストーリーがあの道化師の掌の中で展開していた」っていうのも、すごくシャレた感じでいいです。 【wood】さん 7点(2003-06-05 22:40:38) |
8.いい作品だと思います。イギリス映画らしい品があって俳優がうまいし。イモジェンヌもヘレナもちょっとユーモラスで楽しい。二人とも、特にヘレナはどの作品に出てもとても魅力的で好きな女優さんです(特に声が好き)。他の方が言ってたように、男女の双子の設定ですごくよく似てるので違和感がない。すったもんだの末のハッピーエンドで後味もいい。 【キリコ】さん 8点(2003-05-13 21:28:53) |
★7.個人的には思い入れとかもあるから最高!でもキャストとか結構凄いんでない?監督の難しさってのが良く分かる。ナンさんのは随所に「ああ、こうすれば良いのに」って残念な演出が多い。其処いくとスティルバーグさんのって気付かない(普通に面白い)か、感動するような演出で、本当に手腕てのが、、でも好い! 【rr】さん 10点(2003-05-04 07:59:51) |
6.普通以上におもしろかった。舞台用だったのですね。最近の映画通がみたら駄作と言われるのかもしれません。映像効果とかもあまりないし。でも変なアレンジがなくて素直に楽しめました。 【中野】さん 8点(2003-03-30 16:07:01) |
5.8.5点だけど、舞台用なのをここまで良くしてくれてありがとう!って感じで9点です。19cに演出と聞いて、偉い!と思いました。だってアンドルーがさー、17cとかの格好じゃ馬鹿っぽく見えないじゃん。多分喜劇の最高傑作の1つだからこそこうも見てて気持良いのでしょう。 【rrr】さん 9点(2003-01-03 04:21:59) |
4.昔(1981年)イギリスのBBCが製作したTV版の『十二夜』を観たことがあります。文句なしに楽しめたのですが、この映画版には前者以上に感動しました。昔のTV版がかなりオーソドックスだったのに対し、本作は舞台を19世紀に移すなど、斬新な演出が光っています。(ヴァイオラ役のイモジェン・スタッブスの黒い制服姿は魅力的!)シェイクスピアが観たら、間違いなく賞賛の言葉を惜しまないでしょう。 【鐵假面の人】さん 10点(2002-07-02 00:20:28) |
3.最高!最高!最高!周りの人が呆れるくらい何度も観ました。ラストの兄と妹の再会に涙しました。この2人本当に良く似てます。イモジェンは男装の麗人ですねぇ。私がこの作品の中で最もときめいた俳優は、マギー・スミスの息子であるトビー・スティーブンス!セクシーな甘いマスクはお母さんそっくり。 【まき】さん 9点(2002-06-06 14:21:08) |
2.確かに秀作だとは思うけれども、個人的には今一つノリ切れなかった。もちろん自分の方に落ち度があるコトは認めるが、やはり少し冗長のような気がする。これでもっと物語がトントン拍子に進んでいってくれれば、より一層良く映ったと思う。ただシェイクスピアの原作を私みたいな人間にも判りやすく進めていってくれたこの映画は、称えられるべきなのだろう。それでも終盤はダラダラしている感が拭えない。こうやって時間的なものばかり気になってしまい、私はこの映画の本質がつかめていないのかもしれないですね。 【チャーリー】さん 7点(2001-12-11 23:50:48) |
1.『十二夜』の場合、そっくりな男女の双子をキャスティングしなければならないのですが…素晴らしいです!そっくりで、これなら登場人物たちが混乱したのも無理はない、と思えました。決してハッピーだけでは終わらないエンディング(執事マルヴォーリオの件とか)なのですが、ヘイホゥの歌と共に流れる可愛く美しい映像に心奪われて何度も観てしまった位です。 【トルーデ】さん 8点(2001-10-19 15:43:22) |