1.タイトルからもお察しがつく通り、太平洋戦争における日本軍の暴虐ネタ映画です。「ガン・ホー」が国辱的として上映中止だとか、「ニンジャ・タートルズ」を「ミュータント・タートルズ」にタイトルを変更など、国辱ネタには敏感なここ日本において、これほどの衝撃作がビデオリリースされていたとは!この映画は国辱どころの話ではありません。「パール・ハーバー」を文部省推薦にしたくなるほどの内容ですから。登場する日本軍にはもはや悪役としての人格すらなく、「殺す・犯す・奪う」のみの暴虐集団となっています。ある種、昆虫に近いです。「ソドムの市」の変態野郎どもよりもタチが悪いんですから、尋常ではありません。たかが香港の娯楽作じゃないかと、お母さんのようなやさしい気持ちで見守ろうとしても、たぎる日本人の血は抑えることができないことを知った96分でした。私が気になるのは、製作者はこれをどういう意図で作ったのかということです。あくまでエログロをやりたいがために製作したのならいいんですけど(ほんとはよくないけど)、もしこれが大マジメな歴史映画のつもりなら、それはいい加減にしろって話です。とりあえずビデオジャケットには「戦争告発映画」と書いてありました。 フザケルナ!(「ライジング・サン」より、ショーン・コネリー元警部も怒っております)