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ニュースの天才

[ニュースノテンサイ]
Shattered Glass
2003年カナダ上映時間:94分
平均点:5.56 / 10(Review 75人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-12-04)
ドラマ実話もの
新規登録(2004-09-06)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2019-03-05)【Olias】さん
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監督ビリー・レイ
キャストヘイデン・クリステンセン(男優)スティーブン・グラス
ピーター・サースガード(男優)チャールズ・チャック・レーン
クロエ・セヴィニー(女優)ケイトリン・アヴィー
ロザリオ・ドーソン(女優)アンディ・フォックス
メラニー・リンスキー(女優)エミー・ブランド
ハンク・アザリア(男優)マイケル・ケリー
スティーヴ・ザーン(男優)アダム・ペネンバーグ
ルーク・カービー(男優)ロブ・グルーエン
テッド・コッチェフ(男優)マーティー・ペレツ
アンドリュー・エアリー(男優)アレック・シャンパート
鈴村健一スティーブン・グラス(日本語吹替)
てらそままさきチャールズ・“チャック”・レーン(日本語吹替)
山田美穂ケイトリン・アヴィー(日本語吹替)
山野井仁アダム・ペネンバーグ(日本語吹替)
込山順子エイミー・ブランド(日本語吹替)
水野龍司マイケル・ケリー(日本語吹替)
脚本ビリー・レイ
音楽マイケル・ダナ
撮影マンディ・ウォーカー
製作クレイグ・ボームガーテン
マーク・バタン
製作総指揮トム・クルーズ
マイケル・パセオネック
ポーラ・ワグナー
配給ギャガ・コミュニケーションズ
美術フランソワ・セグワン(プロダクション・デザイン)
録音エリオット・タイソン
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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75.《ネタバレ》 面白かったです。この題材であれば「ジャーナリズムとは何ぞや」を説く小難しい社会派映画になるのだろうと思っていたのですが、そんな予想に反し、本編は部下との信頼関係を作り損ねた上司の物語という普遍的な切り口で作られていたため、非常に感情移入して観ることができました。。。
コミュニケーション不足が原因で一方的に嫌っていた上司が、実は自分を守るために陰で戦ってくれていたということは、社会人をやっていると一度は経験するものです。本作でピーター・サースガードが演じる編集長は、就任のタイミングのマズさや淡々とした仕事ぶりから「人情派の前編集長を蹴落とした冷徹な新編集長」と勘違いされ、現場からの総スカンを喰らいます。しかし、記事の捏造をした部下が他社の追跡取材によって丸裸にされそうになった時、その部下の将来をもっとも案じ、最善の着地点を探そうと奔走したのは彼でした。もし、上司と部下との間に信頼関係が築けていれば、困った時に泣きついていける間柄であれば、外圧よりも先に対応策を打って傷を最小限に出来たかもしれなかったのですが、悲しいかなこの部下は最後まで上司を信用せず、嘘を嘘で隠そうとするうちに時間切れを迎えます。自分に係る誤解を早期に解き、良好な職場環境を作る努力を怠った編集長にも問題があるのですが、そうとは切って捨てられない難しさがあるのも確か。これは多くの組織に存在する問題であり、それを突いたという点で、この企画は非常に鋭いと感じました。。。
ヘイデン・クリステンセンは『スター・ウォーズ』に続き、何でも上司のせいにする青二才を熱演しています。人当たりは良いのだが、点数稼ぎとも受け取れる小手先の親切ばかりでホンネが見えてこないヤツ、こういう人っていますよね。人を騙して利益を得てやろうという意思があるわけでもないのに、まったく必要のないウソをつくヤツ、こういう人もいますよね。主人公を特殊な人格ではなく、誰にでも心当たりのある人物像に設定した点でも、この脚本は巧いと感じました。この主人公にあったのは虚栄心でも功名心でもなく、コミュニケーションの手段として自然についてきたウソが、いつの間にか巨大化して収拾がつかなくなってしまったという程度のものなのです。社会派映画を期待して本作を鑑賞された方にとってはガックリきた結論かもしれませんが、私は事実の一側面を的確に切り取っていると感じました。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 8点(2013-03-05 01:10:29)(良:2票)
74.《ネタバレ》 アメリカでは『The New Republic』誌は政治問題を主に扱ういわゆる高級誌という位置づけなんだそうだが、例えとしては適当じゃないかもしれないが一昔前の朝日ジャーナルみたいな感じなのかな。その雑誌の若い20代の記者が書いた捏造記事のお話ですが、日本でも最近(自称)高級新聞の誤報(ほとんど捏造というのが正解)事件があったので興味が惹かれる題材です。この映画を観れば判るけど、この記者が捏造した記事は、お堅い政治記事が並ぶ同誌の中では暇ネタに分類されるような面白さを追及した記事です。こう言ってしまうと身もふたもなくなるが、国益を損なうというか国際問題にまでつながった(自称)高級新聞のやらかしとはスケールが違います。『The New Republic』誌の事件はあくまで記者個人がやらかした捏造で社の組織的な関与が疑われる日本のケースとは別種ですが、捏造された数十本の記事を解明してきちんと謝罪したこの雑誌の姿勢は見習うべきでしょう。 ヘイデン・クリステンセンが演じる捏造記者は、彼の爽やかなイケメンぶりにも関わらず終始反吐が出るほど嫌なキャラです。編集長から追及されている時には逆切れして彼に無茶苦茶な論旨で責任転嫁し、クビになって弁護士同席で査問されるまで非を認めないというクズっぷり、もっと初期に「ごめんなさい、捏造しちゃいました」と謝罪すれば良かったのにねえ。実に幼稚なサイト捏造や手製丸わかりの名刺、おまけに弟まで使って偽物を演じさせる、あれで何とか切り抜けられると思っていることに観ていて腹立たしくなってしまいます。こういう逆感情移入とも言うべき効果を観客に与えていること自体が、この映画の秀逸なところなんでしょう。彼を追いつめてゆく編集長ピーター・サースガードの、真相を知るにつれてどんどん無表情になって口数が少なくなってゆく演技、本当に怒った大人って確かにこうなりますよね。対するクリステンセンは追い込まれると被害者ぶって部屋の片隅でうずくまって同僚に媚びを売る、これはもう大人と子供の物語という感すらありました。 卒業した高校で成功した先輩が職業体験授業をしているという語り口が並行するストーリーテリングですが、ラストでそれがクリステンセンの妄想(捏造)だったという幕切れも秀逸でした。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2024-10-13 22:24:33)(良:1票)
73.《ネタバレ》 主人公がめちゃくちゃ嫌な奴で反吐が出る。
息を吐くように嘘をつき捏造を平然とやってのけ、バレそうになってもその追及をまた嘘で逃れようとする姿にイライラ。
しかもまるで自分が被害者のように周りの同情をかう。
おまけに編集長を逆恨みして陰口をいう姿に、早くこいつをぐうの音も出ないほどに叩きのめしてくれとの思いがどんどん募っていく。
結果的には真実が明るみになってカタルシスが得られるのだが、ラストシーンで弁護士に付き添われてただ黙認するだけの姿も非常に見苦しいものがあった。
この実話の主人公が後に弁護士になろうとしたのを知ってまた嫌な気持ちに。
ただ、法律事務所に勤務しているものの弁護士にはなれなかったらしい。
映画でこいつに腹を立てた身としては幸いなことに、司法試験にパスしたけれど弁護士としての資質に欠けるとして審査に通らなかったようだ。
世の中に良識が残っていたことにホッとするが、もし開業できていれば悪党を擁護するのに打ってつけな、さぞかし有能な弁護士になったことだろう。

再鑑賞しても薄れることなくこれだけ嫌悪感を催す主人公も珍しい。
不快ではあるが、この作品に巻き込む力があるということか。
飛鳥さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2018-04-12 21:02:29)(良:1票)
72.《ネタバレ》 テンポの良さに感心しました。展開が渋滞することなくスムーズに語られていく。クロスカッティングも面白いし、終盤、チャックがスティーヴンが発表した数々のウソに気づく時のモンタージュもとても効果的です。私は、この映画の真の主人公チャックではないかと思いました。つまり、部下から信頼されていないチャックが内部腐敗を率先して取り除くことに成功し、誰からも好かれる、頼れる編集長に成長する…という。真のカタルシスはエンドクレジット前の字幕で訪れるのかもしれません。
カニばさみさん [DVD(字幕)] 7点(2015-11-12 14:23:11)(良:1票)
71.《ネタバレ》 ジャーナリズムとは。と語り始める前途有望な若きジャーナリスト。会社では同僚からの人望もあるし、母校では成功者として自分の功績を意気揚々と(妄想で)語る。こんなヤツの化けの皮が一枚ずつ剥がされていく様が気の毒というか気持ちいいというか(笑)。ジャーナリズムとは、とかそういう話ではなく、自分を「野心家で出来るヤツ」と勘違いしてしまった小僧の話。こういうタチが悪いヤツいるなーっていう。表面的にはちゃんとしてるように見えるが崩れ始めると脆い。何かと「怒ってる?」と聞いてくるところが印象的で象徴的。なぜ捏造行為に陥ったかなんて、弱っちい甘ちゃんだったからってだけで解明する程の事でもないでしょう。地味な作品だが実話を分かりやすく伝えているし案外面白かった。
ちゃかさん [地上波(字幕)] 6点(2013-03-29 14:19:23)(良:1票)
70.《ネタバレ》 人情味があるだけでは上司は務まらない事を新旧二人の編集長が示しています。化けの皮を剥がされた小賢しい小僧のウジウジとした往生際の悪さに、チョロチョロするゴキブリをスリッパ片手に追い掛け回している時のように血圧が上がりました。これは役者の好演の部分もあるのでしょうか。しかし、本作が実話とは・・・したたかなのか、恥を知らんのか、唖然とします。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 3点(2009-09-16 00:09:03)(良:1票)
69.《ネタバレ》 「上司は部下を守るべき。そういう上司は良い上司だ」主人公の主張には共感できます。ミニボトル(乱れた春の記事)のクレームへの対応や、意地悪な上司に対して文句を言ってくれた前編集長は、確かに尊敬すべき上司の姿に思えました。でもそれは間違いでした。結果的に前編集長の下で捏造記事が量産されたことを考えると、彼の姿勢に問題があったと言わざるを得ません。「信頼」は美しい言葉です。でもそれが「過信」になったら価値を失います。チェック体制も儀式であるなら意味がありません。「優しさ」はときに「甘さ」につながり、「信頼」は「無責任」に変わります。職場の和を保ちつつ、厳しさも失わない。難しいことです。でも絶対に必要なことだと本作は教えてくれています。主人公が捏造に手を染めた理由。それは、褒めてもらいたいから。自分を認めてもらいたかったから。完全に子供の発想です。ロースクールに通うのも、親の体裁のため。そこに主体性はありません。悪いのは自分じゃない。上司が、親が、自分以外の誰かに守ってもらいたいと願うのもそう。体は24歳の大人でも、心は体に追いついていません。ウソを必死で隠そうと足掻くのは、自分の非を認めたくないから。彼は最後の最後まで、心から謝罪することはありませんでした。誤りを認めるのは辛いことです。自身を否定することだから。でも脆い土台はいつか崩れます。築いて、壊して、踏み固める。その繰り返しで人は成長していくのです。彼は脆い土台を積みすぎました。もはや転落死も在りうる高さ。だから壊すことが出来ません。自分も足元を見て冷や汗がでます。
目隠シストさん [DVD(字幕)] 8点(2007-10-29 19:27:38)(良:1票)
68.米国だからこんなヤツもいるのかなと思ったが、良く考えたら天下の”朝日新聞”はこんな記者だらけだった。教科書問題、従軍慰安婦、サンゴにNHK、田中康夫枚挙に暇なくこんなに捏造・誤報を生み出す記者と社風、しかも誤りを決して認めない体質が我国の大新聞だって言うんだから困ったもんだよ。
亜流派 十五郎さん [DVD(字幕)] 6点(2005-10-20 20:52:02)(良:1票)
67.《ネタバレ》 面白かったです。
「こんな簡単な嘘を何故見抜けなかったのか?」という感想が多くあるでしょうが、時代的に今より情報の裏取りに手間が掛かるという事と、社内の承認ルールに問題があった・・・と言う事でしょう。そういう事は現代でも得てして良くある事だと思う。

影響力のあるメディアの記事も、記者・会社の思惑でやろうと思えばどうにでも出来る。
現在でも、いい加減な偏向記事を意図的に垂れ流して、それがバレてもロクな謝罪も訂正もしない新聞・雑誌社がある。
何かといえば「表現の自由」を振りかざし、対象者を社会的に殺害する事だって出来る。

改めて、発信する側の人間性・意志が歪んでいればどうなるか  を痛感させられた。
夜光華さん [DVD(吹替)] 7点(2022-08-05 15:04:20)
66.《ネタバレ》 ボロの出し方が豪快すぎる主人公の映画。
調べたらすぐ分かる嘘なかりなのが
中学生っぽいです。

何故にあんなクソみたいなドメインで騙せると思っちゃったのか。

これが実際の事件じゃなかったら
荒いにもほどがある脚本になりますが。

にしても事実確認全然しない時点で
メディアの適当さを感じます。

まぁ、日本の週刊誌や某新聞紙も似たような部分もありますが。

この映画の肝は
1つずつ誤りを正すところではありますし
どんどんボロがでる様はテンポも良くて面白い。
でも、もうちょっと巧妙だったら良かったですねぇ。

完全に疑いの目で見られているのに
まだ言い逃れするメンタルの凄さは関心しますが。

ごめんで済むかい。

なんでこんな性格になっちゃったんでしょうねぇ。

鑑賞後、全て妄想してた主人公のキモさと共に
なんかもやっとした感じでした。
シネマレビュー管理人さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2018-01-20 03:29:21)
65. うーん、残念な話。最初から創作なら問題ないのに。
海牛大夫さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-09-10 22:26:54)
64.《ネタバレ》 なぜにここまで彼のねつ造に誰も気づかなかったのか。。
珈琲時間さん [DVD(字幕)] 5点(2017-01-31 21:59:01)
63.個人的オススメ。なかなか痛快。保身のために嘘つく癖がある人にはぜひ観て欲しいね。ある意味教訓的な映画。
にしきのさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2014-09-30 21:39:53)
62.《ネタバレ》 2003年公開のアメリカ映画。ここでの評価は何故か低めだが個人的には結構楽しめてしまった棚ボタ的な一本。主人公のスティーブン・グラスは伝統と権威ある政治経済誌「ニュー・リパブリック」に勤める若手スター記者。母校へと凱旋した彼が教室の後輩達や恩師を前にドヤ顔で自身のキャリアを語り出すシーンから物語は始まるが、その回想の中で実は彼がニュースソースの捏造を常習的に繰り返してきた人物だった事が次第に明らかになる…。1998年にアメリカで実際に起きた記事捏造事件(最近の日本でもタイムリーな話題ですな)を題材にした作品だが、「信用ならざる語り手」の手法を交えて“自称敏腕記者”の信頼関係が四散していく様をとても意地悪く描いている。“欺く側”と“暴く側”の視点を何度もすり替える脚本構成もまるでそれ自体が虚実を織り交ぜたミスリード記事の様だ。そう考えてみると前編集長・新編集長との関係性や妙に同調的な同僚達もあくまで主人公の主観に過ぎなかった訳で、元々結論ありきの思い込みに合わせて都合良く印象を捻じ曲げる独善的な観点の持ち主だったという事なのだろう。そうした資質に功名心・プレッシャー・誇大妄想等々が重なる所から捏造やデマは生まれてくるのかもしれない。その主人公曰く「そんな記事でもピューリッツァー賞はとれる」…いやージャーナリズムも一歩間違えば狂気の沙汰なんですねぇ。
オルタナ野郎さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-07 17:42:20)
61.Stephen GlassのGlassにかけて「Shattered Glass(粉々に砕けるガラス)」とはうまい原題ですね。しかし邦題には組み込まれていません、残念。ところでStephen本人は砕けてなくてその後も小説を出版している、弁護士にはなってないみたいですね。(なれない)。さて本題、この監督はStephenに対する嫌悪感を意図していたのではないでしょうか、疑惑が確信に変わっていく段階で憎悪までも感じてしまう。母校での花道を一人想像するカレ。。。病気なんでしょうね、一種の。ところで、ちょい役で前日に観た「トランス」のロザリオ・ドーソンが出ているのですが、思わぬつながりを見つけてうれしかったです。
HRM36さん [試写会(吹替)] 7点(2014-04-30 11:43:47)
60.最近流行りの捏造ですが、日本であれだけの捏造事件が起きてしまうと、この程度のマスコミ捏造事件などはもはやありきたりで面白みが無くなっている。そもそも主人公の心情に迫っていないのでただ単に事実関係が展開するドキュメンタリー的になってしまい、映画としてもあまり面白くはない。上司部下同僚関係のサラリーマンモノとして見ても、少々物足りない。主人公がその後に捏造小説を書いていたという事には驚いたが。
そのうち理研に関してドラマ化程度はされる事に期待。(映画は無理かな)
東京50km圏道路地図さん [地上波(吹替)] 4点(2014-04-07 09:15:24)
59.《ネタバレ》 「これぞ人間!!」という作品を見せられましたね。こういう人間はたくさん居るでしょうが、疑われてからの悪あがきが半端ではない。とにかく自分の事しか考えていない餓鬼で、怪しまれた部分だけ認めて、なんとか生き残ろうとする下りが憎い。あれでは逆効果でしかない。自分を信用してくれている同僚に申し訳ないという感情は生まれてこないんですかね。結局、最後まで反省点が見られず、自虐ネタで生き残っているあたりは、ゴキブリ並みの生命力ですな。私も正統派の人間ではないので、ついつい調子に乗ってしまうことは理解できます。でも、あそこまで堕ちたくはないです。本人も協力的なようですし、実話なんだから犯行に至る過程や同僚からの信頼を得てる理由などを作品に練りこんだ方が面白くなったかも知れないです。テンポ自体は良いので、映画としては良作。
マーク・ハントさん [地上波(邦画)] 7点(2014-02-04 21:47:06)
58.《ネタバレ》 結論を知ってから見ると、序盤から中盤にかけても、各登場人物の心理がさりげなくぶつかり合っていて、スリリングに展開しているのが分かる。いろんなシーンで、それぞれの編集部員の表情や雰囲気を丁寧に撮っているのが効いている。それにしても、普通の人間だったら、フォーブスからの突っ込み一発で、これはやばいことになったと動揺しそうなのに、常にとりあえず謝罪しながらもぎりぎり逃げ道は確保している、それを呼吸するようにナチュラルに行っている主人公は、やはり何かの異人格を感じる(し、それを表現したヘイデンの演技も絶妙)。さらに、そういった人間にはどう対応すべきかということも、チャック・レーンが教えてくれる(し、それを表現したサースガードの演技も絶妙)。記事の裏を取りに行く場面で、ひねりも何もなくごく単純に、裏を取るだけで捏造を破っていくあたりに、逆にサスペンスを感じる。
Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-11 01:49:42)
57.《ネタバレ》  この主人公みたいなやつ、ネット(特に2ch)にうんざりするほどいますよね。口から出まかせの捏造して、ばれると逆切れして大暴れするやつって。日常でうんざりしてるタイプの人間を、映画でまで見せられても。
 で、嘘がばれかけてからのもがきが一層、見苦しかった。弟に電話かけさせたり、自分で企業のHPでっちあげたり、よくそんな見え透いたことを。
 で、全てがばれた後は少しはしおらしくするかというと、あくまで「自分が」「自分が」と甘え全開 これほど映画の人物で見てて苛っとすることも珍しい。
 しかし、こんな奴、思いっきり雑誌の信用を傷つけたんだがら、可能な限りの法的処置(巨額の損害賠償とか)で人生、ぶっつぶしてやればいいのに、あんがい大した処置もしてないようで。緩いなあ、あの雑誌社。
 案の定、自分のやったことを反省するどころか、ネタにして小説とか。この男には良心とか、恥は無いんでしょうか?ひょっとしてサイコパス?
rhforeverさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-04-08 11:30:55)
56.《ネタバレ》 あの主人公の演技、嘘のつき方はまさに天才!何重にもわたるチェックをパスして同僚や前編集長も騙して何食わぬ顔で仕事を続けている。また、嘘がバレた時も部分的に認め、他の嘘は隠す演技も素晴らしい。現編集長はえらい!ただでさえ前編集長を慕う部下が多い中、主人公の嘘を暴くために動く姿にカッコよさを感じた。(最初は、いじめにも見えたが)ああいう損な立ち回りは敬遠しがちであるが、そこに立ち向かっていく。真の編集長と言えるだろう。
たこちゅうさん [地上波(吹替)] 8点(2012-01-15 22:42:48)
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【点数情報】

Review人数 75人
平均点数 5.56点
000.00%
100.00%
211.33%
368.00%
4810.67%
51925.33%
62229.33%
71418.67%
856.67%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.66点 Review9人
2 ストーリー評価 4.66点 Review6人
3 鑑賞後の後味 4.83点 Review6人
4 音楽評価 6.25点 Review4人
5 感泣評価 4.00点 Review4人
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【ゴールデングローブ賞 情報】

2003年 61回
助演男優賞ピーター・サースガード候補(ノミネート) 

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