41.《ネタバレ》 SWファンの中でもたぶん一番人気のEP5。EP4特別篇に比べて、いかにも手を加えましたってシーンが少なく、正直特撮がCGになって綺麗になったくらいの印象。AT-ATウォーカーもトーントーンもストップモーションアニメのままの動きだし、ヨーダのパペットは昔から表情豊かだ。
スノー・スピーダーは特撮感が強かったのが修正されている。前作のX-ウイングは背景が宇宙だから、フィルム合成とミニチュア特撮を上手に使い分けてリアル観せていたけど、今回は背景が地上の実際の風景だから、公開版は合成の“切り貼り感”が強かった。
このシリーズ第2作を観ると、やはりSWは製作年順に観るべきかなぁと思ってしまう。
ヨーダの登場。最初観た時はR2と懐中電灯を取り合うような変な小人が、実は偉大なジェダイ・マスターだった意外性があるけど、EP1から観ると、あのヨーダがダゴバの孤独な生活に気が触れてしまったように見えてしまう。まぁお茶目な性格が出たようにも見えるけど。
アナキンの父親宣言。劇場でリアルタイムに観てたら、かなりショッキングだったろうな。でもEP1から観ていると、2人が親子なのは今更な話。もちろん初耳のルークにはショックだったろうけど。私もTVで観るときには、もう何となく父親って話は知ってたんだよな。
でもジェダイ見習いのルークがセイバーとブラスターの二刀流なのは、新3部作から観ていると“最近の若者(パダワン)は…”感を感じられる。やはり、どちらからの視聴も捨てがたいかな。
後半に行くにつれ盛り上がる前作と異なり、派手な戦闘を最初に持ってきて、登場人物の心情、掘り下げを丁寧に描いている。
チューバッカをチューイって呼んだり、C-3POをスリーピオって呼ぶの、EP5からだったと思うけどどうだったろう?注意してなかったわ。
ルークの仲間ポジションだったハンとレイアを主役級の扱いにしてる。前作同様デート感覚の軽快なやり取りも健在。動かないファルコンにレイア怒り気味に「押しましょうか!」ここ大好き。車の押しがけなんて今の人には無縁だろうけど…
ハン「見てろ!」レイア「何を!?」も良い。極め付きがレイア「I Love You」ハン「I Know」。
ベイダーの「I am your father」とルークの「Noo~~~~!!」と、本作はSWの名セリフがてんこ盛り。
ミスをした提督を次々と殺すベイダー。敵との戦闘が少ないぶん、身内に対する怖さが際立つけど、最後にミスをするピエット艦長(提督)は殺さない。
ここも何気に印象深くて、父親だと告げた自分(暗黒面)より、死を選んだルークに対する複雑な思いが出てしまった様子に見える一方、宇宙を支配する野望を持つアナキンが、皇帝の手駒の将校を消して、帝国上層部を自分の命に従う者で固める手始めとしてピエットを提督にしたって思うと、今回殺さなかった理由としても納得できる。
オビワン「彼が最後の希望です」ヨーダ「いや、もう1人いる」。
ハンを探しに行くチューイとランド。
ルーク「ベン、なぜ黙っていた…」ルークにはオビワンでなくベンなんだ。
シリーズを続けて観られる今の時代と違い、公開時はこの続きを見るのに3年も待たされるなんて、かなり悶絶したことだろう。