2.《ネタバレ》 一応、SFサスペンスってことなんでしょうけど、詰まるところ、トラブルが起こった所為で地球に帰還するまで20年掛かる宇宙船から、さっさと地球に帰りたいがためにクルーが一人乗り(笑)の小型シャトルを奪い合うという、バトルロワイアルです。主役のリチャード・ノートンを筆頭に脇役の面々もプロフェッサー・タナカやジェフ・イマダといった80年代のB級アクションでおなじみの顔ぶれが出演していますが、映画の出来はZ級でした。あ、プロレスラーの故ビッグ・ジョン・スタッドも出てましたね。奪い合うって言ってもホントに文字通りで、無茶苦茶チープなハリボテセットの中でユルユルのカンフーアクションが展開するのを延々と見せられるだけなんですね・・・
この頃の宇宙もののB級SFは猫も杓子も「エイリアン」のパクリでしたが、宇宙船の中で人間同士の肉弾戦が展開するというのはかなり異色だったという印象はありました。