4.よりどころのない青年が成長していく物語…ではないですね。
主役の男に魅力が感じられなかったのがちょっと…。
職も金も持たない浮浪者で、身なりもだっさいくせに、態度は妙に尊大で。
何のとりえもない最低野郎としか思えなかったのがつらい。
そんなのが女の子に異様に好かれたり、無償で寝食を提供されたり
するもんだから、そんな訳あるか、と言いたくもなる。
主役なのだから、せめて見苦しくない程度には整えておいてほしい。
絵はきれいだと思う。波や雨の描写が美しい。
田舎町の雰囲気もよい。観鈴もかわいい。
しかしストーリーは、突っ込み所ばっかりでとてもほめられない。
母の関西弁もなんで?って感じだし。
話には期待せず、絵だけと思えばそれなりに楽しめるかも。