mute ミュート(2001)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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mute ミュート(2001)

[ミュート]
Soft for Digging
2001年上映時間:75分
平均点:5.67 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
ホラーサスペンスミステリー
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タイトル情報更新(2021-02-12)【イニシャルK】さん
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監督J・T・ペティ
脚本J・T・ペティ
製作J・T・ペティ
編集J・T・ペティ
その他トランスワールドアソシエイツ(ビデオ・DVD発売)
あらすじ
閑静な山奥に独り静かに暮らす老人。ある朝、飼い猫を捜しに森に入った彼は、不審な男と少女を目撃する。好奇心から二人のあとを追った彼は、男が少女を絞殺する現場を見てしまう。慌てて逃げ帰った彼の通報で山狩りが行われたが、遺体も何も見つからなかった。しかし、それからというもの、老人の心の中に少女の姿が浮かんでは消えるようになる。殆ど台詞のないサイレント・ムービー風サスペンス。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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6.《ネタバレ》 この作品は、老境という孤独への幽囚を描いたものではないだろうか。樹木がまばらに生えた森や一軒家などはとても象徴的で、それはまるで老境の心象風景のよう。絶望的な程には行き詰まってもいなく閉塞的ではないにしても、薄暗く寂然としていて、そこには漠然とした不安感と孤独感がある。そしてまた、老人が猫を探す為に外出し、忘れ去られ破裂していたゆで卵もまた一種の暗示。ある日 “森”というルーティーンの中で、恐ろしいものを目撃する老人。静謐な生活の中への闖入者。そこから彼の生活は乱されて行く。奇妙な一連の出来事をエサに、老人の中で良からぬものがどんどん涵養されて行く。明確な説明も明瞭な言葉もない。思えば無音というのは最も精神を刺激する。耳障りな無音。ゆで続けられている卵。老人の中で静かに涵養される狂気。そして最後の瞬間、卵は破裂してしまう。これはホラーと取ると陳腐な物語かも知れないけれど、視点を変えると途端に興味深くなる。これは静寂の中進行する、静謐な狂気の物語なのだ、と。
ひのとさん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-15 23:13:46)
5.セリフをまったくなくした方がおもしろかったかも
のりまきさん [DVD(字幕)] 3点(2006-03-08 16:40:43)
4.《ネタバレ》 日常の中に見られるグロテスクなフェティシズム、時折かかる不協和音のようなBGM、対話の可能性を拒否したかのような無言劇、そして解釈が出来そうで出来ない不可解なシナリオなど、ヤン・シュヴァンクマイエルとデヴィッド・リンチを足して二で割ったような独特な作品。

そんな何とも言えない不気味な雰囲気は出ているが、内容は良くも悪くも「解釈お任せホラー」。見る人によって評価は大きく変わるだろうし、いくらでも否定的にも肯定的にも解釈できる。

当初、個人的に予想していた展開(主人公が殺人鬼本人で、痴呆症によって過去の記憶と現在を混同している)とは違ったが、後半に行くほどストーリー的には収束していく。むしろ、前半の方が不可解な事が多い。

ただ、それでもやはり説明出来ない部分は多く(殺人が本当なら、少女の死体が見つからないのは不可解だし、脳内妄想とすると、後半、施設で襲われるシーンが意味不明)、説明出来そうで出来ないもどかしさがある。結局、正解は見る人の解釈の数だけあるという事だろう。

まあ、それ自体は良いとしても、もう少し全体のテンポを上げて欲しい。この作品の味ではあるが、ちょっと展開がスロー過ぎるのはカンベン。

独特な世界観におまけで6点献上。
FSSさん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-31 18:30:47)
3.《ネタバレ》 ほとんど台詞なし、しかも老人の生活をたんたんと映しているだけ。なのに、不思議と飽きない。沈黙の場面が長いと聞いて素人くさい自己満足映画ではないかと疑ったのだが、案外形になっているように思えた。うら寂しい風景や、何気ない生活音が印象的で、静けさが上手く不気味さに昇華されている。そして話が半ばを過ぎて、劇中初めて口に出される言葉が"murder"(殺人)。これはちょっとかっこいいと思った。少女の亡霊の映し方も気持ち悪く、個人的にはオチも嫌いじゃない。地味だけど、妙に生々しい陰惨さがよい。
no oneさん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-30 22:07:58)
2.《ネタバレ》 そんなにメチャクチャな映画ではない。ひたすらじーさんの生活を観察するのもたまにはよい。
ラストが「呪怨」になっちゃったのがちょっとね。
パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-23 18:06:58)
1.《ネタバレ》 サンダンス出品作品と聞き、冒頭の色彩とか構成とか結構期待して見始めたものの、ちょっとオチがなぁ~、納得できないと言うか、「そう来たか!」って言うか… おまけにラストがねぇ~。。。ちょっと謎かけし過ぎじゃないのかしらん?
これって結構シンプルかつストレートなテーマだと思うわけです。悪魔ネタと言うか。結局、最初の目撃で少女に魅入られてしまった老人は、命を救われることと引き換えに、少女の世界に入ってしまったみたいな。だからこそネコも不要になったわけで。牧師さんも「犬では生贄にならなかった。」って言ってるし。どうでしょうか?作り手は、どの辺まで掘り下げて考えてるのかなぁ~?
ps:ちなみに、私は新聞配達は少女だと思ってましたが??
タコ太(ぺいぺい)さん [DVD(字幕)] 5点(2005-10-30 14:28:48)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 5.67点
000.00%
100.00%
200.00%
3116.67%
400.00%
5116.67%
6233.33%
7233.33%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 1.00点 Review1人
2 ストーリー評価 3.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 3.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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