暗黒の恐怖のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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暗黒の恐怖

[アンコクノキョウフ]
Panic in the Streets
1950年上映時間:93分
平均点:7.50 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
ドラマサスペンス医学ものモノクロ映画犯罪ものパニックもの刑事もの
新規登録(2006-03-02)【かんたーた】さん
タイトル情報更新(2020-11-06)【イニシャルK】さん
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監督エリア・カザン
キャストリチャード・ウィドマーク(男優)リード博士
ポール・ダグラス(男優)捜査課長 トム・ウォレン
バーバラ・ベル・ゲデス(女優)ナンシー
ジャック・パランス(男優)ブラッキー
ゼロ・モステル(男優)フィッチ
大塚周夫リード博士(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
納谷悟朗ブラッキー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
滝口順平フィッチ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
石井敏郎(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
宮内幸平(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
家弓家正(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
寺島幹夫(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大木民夫(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
八奈見乗児(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
緑川稔(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
仁内建之(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
渡部猛(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
松村彦次郎(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
加藤治(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
勝田久(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作エドワード・アンハルト(原案)
脚本リチャード・マーフィ
音楽アルフレッド・ニューマン
撮影ジョー・マクドナルド
配給セントラル
特撮フレッド・サーセン
美術ライル・ウィーラー
トーマス・リトル(セット)
編集ハーモン・ジョーンズ
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【クチコミ・感想】

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4.肺ペスト(黒死病)を扱った社会派サスペンス。その題材ゆえ、緊張感が途切れないのが強みです。自分の正義を信じ突っ走る主人公。その懸命さは分かるのですが、独断ぶりも鼻に付きます。彼は職務を全うしようとするあまり、周りが見えていません。しかし様々な障害が彼に教えます。人には立場があること。見方によって物事の捉え方が変わること。そして協力無くして大事は成せぬことを。一人の男の成長物語でもありました。(主人公は妻も子ある男。社会的には立派な大人。そんな彼でも成長できる。成長は子供や若者の専売特許ではないことに勇気づけられました。)手がかりゼロの状態から感染経路を追っていく過程は見応えあり。ただペストの恐怖がイマイチ実感として沸きません。それだけ今は恵まれているという事なのでしょう。
目隠シストさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-02-16 18:26:28)(良:1票)
3. 現在(2020年)、世界は新型コロナウィルスの脅威に覆われ続けている。その70年前に製作された、この『暗黒の恐怖』は、感染症のパニックと移民殺人事件とを組み合わせた社会派サスペンスの傑作であり、現在に鑑賞することはまことにタイムリーである。
 かつて黒死病と恐れられたペストの蔓延を食い止めようと衛生局の医師が奮闘する物語である。感染経路の追跡がそのまま殺人犯の捜索になるという筋立てが実に面白い。無駄のない展開で終始、緊張感が途切れることなく見入ってしまうのは、やはり名匠エリア・カザンの手腕である。
 ペストの感染爆発を防ぐという共通の目的の下での衛生局、警察、市長、新聞の4すくみという構図も見ものである。特に、感染対策のために報道解禁を迫るマスメディアと、犯人確保のために情報管制を敷かねばならない当局の対立は、政治のリアリティを理解させてくれる。さらに、殺されたペスト患者が不法移民だったという移民大国アメリカならではの事情も浮き彫りになる。その反面、大の大人(しかも警察官)が予防注射に及び腰になり、特に警部が注射を打たれると聞いて部下たちが見物しようとする場面など、風刺の利いた笑いも盛り込まれているのが心憎い。
 若き日のリチャード・ウィドマークが本作では正義のためには相手構わずごり押ししまくる猪突猛進人間の主人公役であるが、この顔で30㎝以内につめ寄られたら、さしもの警部や市長もびびってしまう。それでいて家庭ではものわかりのいい子煩悩な父親を演じているのには拍子抜けするが。ウィドマークに匹敵する犯人役に抜擢されたのがジャック・パランスであるが、正直どっちが犯人をやっても違和感がない。残念ながら、ウィドマークとパランスの絡みはラストの捕物でちょこっとあるだけで、ハリウッドきっての悪人顔対決は不発である。
 数あるフィルム・ノワールの中でも、なかなかの異色作であるが、何度見ても色あせることのない傑作である。
あやかしもどきさん [DVD(字幕)] 10点(2020-07-27 21:42:15)
2.《ネタバレ》 殺された男が伝染病にかかっていて、そのことを隠しながらの犯人探し。犯人は伝染病にかかったかも知れないとは思いもしないので、逃亡しようとします。スリリングなストーリーなのですが時代のせいか、のほほんとした感じがあります。それでも、限られた時間の中で聞き込みを続けながら犯人に近づいていくのは見応えがあります。若かりし頃のリチャード・ウィドマークがかっこいいです。
omutさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-12-22 22:09:11)
1.TVシリーズ「24」の原型的な作品。伝染病の感染を防ぐ為に、菌の保有者である殺人犯を追う二人の政府役人の姿を描いた犯罪サスペンス。衛生局の調査官と警察の刑事が互いに反目しながらも、一つの目的の為に協力し合い友情を育んでいくというバディ・ムービーの古典でもあり、また名匠エリア・カザンのキレの良い演出と、鋭いフィルムノワール調のモノクロ撮影が絶妙な効果を上げています。確かに今の時代から観れば多少物足りないかもしれませんが、後に多くの模倣を生んだことを考えればその元祖というだけでも評価に値するのではないでしょうか。それにしてもこの作品、原題も邦題も何だかB級っぽいんだよなぁ…。
かんたーたさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-03-03 17:43:26)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 7.50点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6125.00%
7250.00%
800.00%
900.00%
10125.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 4.00点 Review1人
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【アカデミー賞 情報】

1950年 23回
脚本賞エドワード・アンハルト受賞原案賞

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