66.《ネタバレ》 いろんな意味で怖い作品。イギリス映画ならではの陰湿な雰囲気が映画のテイストに合っている気がします。 ただのモンスターパニックかと思っていたのですが、ちょっと違いますね。平常時ではお互いを気遣いあう仲良し6人組み。それが非常事態では自分を優先し、それぞれが勝手な行動に出てしまう、そういう危うさも描いています。 中盤までは、結構ダラダラ。やや退屈。洞窟が崩落して退路を断たれたあたりから緊迫感が急上昇。更に正体不明のモンスターが現れてからストーリーが加速して面白くなります。 マイナスポイントその1。仕方がないことですが、舞台が洞窟なので、基本画面が暗く見づらい。今何が起こっているのかわかりづらい。 マイナスポイントその2。『怖がらせる』というよりかは、『驚かせる』演出を多用しているのがちょっと気に入らない。突然大きな音を出せば誰だってビックリします。ホラー映画の常套手段として否定はしませんが、それに頼り切った演出はどうかと思います。 個人的に面白かったのは、ジュノやサラの女ランボー化ですね。ちょっと強すぎる気もしますが、二人が覚醒してモンスター相手に互角以上の戦いを繰り広げるのはちょっと爽快です。 で、個人的にはこーゆーテイストの映画って、『あと少しで脱出できる。』ってわかっていたほうが、よりハラハラできると思うんです。この作品にはそれがありませんね。あまりにも八方塞がりな状況すぎて、『希望的観測からくる緊張感』といったものを感じられなくて残念です。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-10-23 14:03:26) (良:2票) |
65.《ネタバレ》 地底人という怪物なんかよりも、人間の方が怖い。 そして人間の中でも「女」は特に怖い……と感じさせる映画でしたね。 前半は洞窟からの脱出劇かと思いきや、中盤から地底人が登場して「モンスター映画だったのかよ!」とツッコませてくれる辺りは中々楽しかったし、終盤にて「友人を犠牲にして自分だけでも助かろうとする主人公」を描いているのも衝撃的。 後者に関しては、普通なら嫌悪感しか抱かないはずなのに、何となく納得出来るように仕上げられているんですよね。 その友人が主人公の夫と不倫していたからとか、誤解も重なった上での選択であるとか、そういった「理由付け」以上に「他者を犠牲にしてでも生き残ろうとするエゴイズム」を肯定的に描いており、そこに説得力が生まれているように思えました。 とにかくもう、犠牲にする友人を見下ろす主人公の目線が怖くて、強くて、ちょっと恰好良く見えたりもしたんだから、お見事です。 この手のホラー映画なら、友人側が率先して自己犠牲を選ぶのがお約束であるだけに、それを逆手に取った展開が、非常に新鮮だったと思います。 一方で、オープニングの事故がラストの夢オチに繋げる為にしか機能しておらず、劇中ではむしろ「夫と友人が不倫していた」事に重点が置かれている辺りなんかは、チグハグに思えましたね。 だから最後に娘の幻を見たとしても、何か「取って付けた」感がある。 それと、夢から覚めて起き上がった際に、気絶する前は周囲に散らばっていたはずの白骨が無くなっているなど、ミスなのか演出なのか良く分からない部分があるのも気になりました。 演出だとすれば「地底人も、その地底人の犠牲者である白骨も存在しない。洞窟で起こった惨劇は主人公達の妄想による代物」あるいは、娘の姿が消えた事も含めて「ようやく主人公が死から解放されたという事を示す為に、あえて白骨は映さなかった。血まみれなのも出産直後の赤子を連想させて、生まれ変わった事を示す為」なんて可能性もありそうなんですが……そのわりには地底人の声を被せてくるし、主人公は娘の亡霊に囚われたままみたいな表情だしで、どうも納得し難い。 「ただ単に、脱出したと思ったら、実は夢オチで未だ洞窟の中にいたというバッドエンドをやりたかっただけじゃないかなー」と思えちゃいましたね。 最後には「洞窟探検に旅立つ前の、皆が笑顔で映った写真」で〆る辺りも合わせ、後味の悪さ重視の結末であった気がします。 ……なんて具合に、色々と解釈が出来そうな「投げっぱなしオチ」だった訳ですが、その答え合わせが続編にて行われていましたね。 本作を観賞後「結局あれって何だったの?」と気になって仕方ない人には、オススメです。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 5点(2017-03-09 10:11:19) (良:2票) |
64.《ネタバレ》 続編がリリースされたため再鑑賞。改めて傑作であったと実感しました。 冒頭の川下りのシーン。まるでこれから起きる悲惨な出来事を占うかのような激流。主人公サラの夫ポールとジュノの親密な関係をやんわり匂わしている。 このジュノという登場人物、勝手に探検する予定の洞窟を独断で変更するなど 自己中心的だが、実はかなりナイーブでポジティブになろうとしていたんではないだろうか?あの交通事故後にサラの前に姿を見せなかったのも単なる事故の後遺症だけでなく、ポールという愛人を亡くした悲しみや親友のサラを裏切っていたということから。 ジュノ本人も自分自身強く生きたい、そして、皆と絆を深めたい、仲良くなりたいという思いで今回の冒険を提案したともいったのも嘘ではないだろう。洞窟内ではぐれてしまったサラを必死で探すことからも伺える。キモかわいい地底人との争いの最中、背後からすぅーと近づかれたら、ありゃ化け物だと思う。不可抗力の事故。しかしジュノは恐怖のあまり逃げ出してしまう。 洞窟内で再会したサラとジュノ。これまでのジュノとサラの立場が入れ替わったかのようにサラがたくましい。最後の死闘でも鬼のような形相だった。ちょっぴり可愛そうな結末を迎えるジュノの断末魔が木霊するシーンはゾッとした。 最後、脱出したつもりでいたのは単なるサラの妄想で、到底脱出できないだろうあの断崖絶壁にいる超絶望的な描写は、かの名作「CUBE」のパクりではあるが、続編ではどうやら脱出したところから始まるらしいね(笑)まぁ賛否両論あるでしょう。 この作品を手掛けたニール・マーシャルという監督はすごく職人肌のようで随所に拘りが見られる。ホラー映画としてはずせないエッセンスはしっかりと入っているし、何よりあの暗闇、閉塞感、息遣いに至るまで洞窟内の臨場感がハンパではない。あの「エイリアン」での通気口内を思わせる。またサラが沼地?か何かの池に落ちて、ぬっと顔を出すシーンがあるが、あれは「地獄の黙示録」や「フェノミナ」等を連想させた。 この作品はすごくお勧め、音響環境が充実しているなら面白さ倍増、真っ暗なら3倍増です(笑)。 【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-03-24 12:40:50) (良:2票) |
63.《ネタバレ》 シリアスタッチな「フロム・ダスク・ティル・ドーン」って感じ。何も期待せず事前情報無しで観たので大変面白かったです。音楽をほとんど入れない演出やカメラワークなど、地底の閉塞感が上手く表現できてたと思います。あのまま普通に脱出ドラマで続いていたとしてもかなり面白かったと思う。最後の仲間同士の殺し合いは不要。自分達を喰おうとする生き物目の前にして…物事には優先順位があるでしょうに。 【番茶】さん [DVD(吹替)] 8点(2009-08-03 16:21:30) (良:2票) |
62.《ネタバレ》 最近は聞かなくなった表現ですが、昔のニュースでは雪山で遭難などが起こると「○○大学のパーティーが行方不明になりました」と言っていました。それを聞いて「そんなとこでパーティーなんかするからだよ」と思ってた子供の頃の私。この映画を見ると、その頃の気持ちが甦りました。金と時間にそこそこ余裕があって気力・体力も自信のある女性方が、入っちゃいけない洞窟に入ってえらい目に遭うというお話。「そりゃ入ったあんたらが悪いよ」と、若者のやんちゃを戒める町内会の年寄りのような冷めた目で見てしまいました。この映画、演出・演技・視覚効果はどれもなかなかのレベルです。飛び上りそうなショックシーンがいくつもあるし、最初は自信まんまんのみなさんが「あ、ヤバイかも」「これは本格的にマズイ」「あ~~~助けて~~~!」と追い込まれていく心理的圧迫感も表現できていたし、洞窟も本物にしか見えません。地底人だって本当にそういう生き物がいるかのようなデザイン、質感だったし、天井にぶら下がる場面などではいかにも「吊ってます」とは見えない絶妙なサジ加減で身体能力が表現されていました。以上なかなかよく出来ているのですが、どうしても「入ったあんたらが悪い」に邪魔されて乗り切れなかったのが残念です。一方、職業探検家がスポンサーからの指示を受けて洞窟に入り、地底人に襲われる「地獄の変異」は好感を持って見られたことを思うと、やはり登場人物に憐れを感じられなかったのは大きいようです。こちらではむしろ地底人のことをいろいろ心配してしまいました。長年誰からも気付かれずひっそり生きてきたのに、突然の侵入者が大騒ぎして仲間が大勢殺されてしまう地底人のみなさん。女性地底人も登場しますが、地底人にも性別があって若いうちは恋愛とかしてるんでしょうね。あのルックスでもモテるモテないの差があったりして。なのに、それをブチ壊してしまうパーティー達。目が見えるやつとの勝負なんて卑怯じゃねぇか!という地底人のみなさんの焦りと憤りが画面から伝わってきました。ラストはパーティーによる大殺戮。そして誕生日会の場面で映画は終わります。以上、パーティーにはじまりパーティーに終わる映画でした。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-11 21:28:16) (良:1票)(笑:1票) |
61.《ネタバレ》 最初の夫と子供が死んでしまうシーンが意味も無くショッキングで印象が強く、 そこからこの映画にグンと引き付けられ、入り込めた。 地底に入ってからは、いろんな意味で画面もストーリーもイライラする。画面は暗くてよく見えないし、登場人物たちの要領の悪さがすごすぎるので。 まあ、これはホラー映画なんだから、そりゃ~、そんな簡単にシガニーウィーバーみたいなスーパーウーマンを出したらこの話、終わっちゃうし (地底人はとってもヨワ・・・なのでシガニーだったら秒殺出来るとミタ)おバカさんたちが次々一人ずつ殺されていくのがこういうホラーの醍醐味なんだとは思うんだけど・・・この映画、珍しく登場人物が、全員女性なんですよ。 なので、どうしても同じ女性としては「もっと、冷静にしっかりせい」と イライラは募る。まあ、要するに普通の人たちなんですけどね。 でも、映画を見終わっての感想としては、「あれ?この映画の狙いってもしかして、 地底人にやられる怖さじゃなくて、、女性だけで閉鎖的・絶望的状況に追い込まれた 時の怖さを描きたかったのかね?」と気が付いた。普通に考えて地底人に関しては スペックが弱すぎる・・・というか、何で目が見えないのに地上にでて?など突込み所が多い。だいたいヤツラ、素手でも倒せる程度の運動能力(笑) 要するに、この状況って、「全員どうしても助からない」と言い切れる程でもなかった。みんなで協力し合って、地底人と戦いながら上手く出口さえ見つけられれば、生き残れそうな状況。でも、それが出来ない女達。「地底人」は単なる道具であって、 この映画で本当に描きたかったのはやはり女性の「建前と本音が全然違う」「ヒステリー」「嫉妬」「見栄っ張り」みたいなことの怖さなのかも。ま、男性だってそういう 性質をもった人はたくさんいるけど、やっぱりこういう極限状況だと女性のそういう特質があらわになりやすく、最後まで結局本音で話し合うことなく死んでいく主人公達が 、、、ね。やっぱ、女だな、って思いました。友達の夫と寝といてその夫が死んだあとに、その友達と一緒に地底冒険に出ようとする、これって、地底人がいなくても既に ホラーだよ。 【やわらか戦車】さん [DVD(吹替)] 6点(2007-01-02 14:05:45) (良:2票) |
60.オープニングの事件が伏線になってないって、どっかで観たな~。あ、これ「デッド・カーム」とおんなじやわ。つまり最初のインパクトで客をひきつけるってやつ。俺はそれでまんまと映画にのめりこまされたから、これはこれでありなんかな。で、洞窟入ってからは、息詰まる感じで、観てるこっちも息苦しくなってくるわ。一緒に洞窟探検してる感じやわ。ただ、洞窟内は暗いんで画面見にくいで~。何がなんだかさっぱりなシーンとか多いで~。画面まっくらやのに、女優の声とか音とか雰囲気で緊迫感あおってくる所多いで~。まるで「ブレアウィッチ」みたい。画面見にくいの嫌いなら退屈かも。エグイゆーても、画面見にくいから、エグサがよーわからんし。それに途中からB級ホラーまる出しの展開になるんで、それで一挙にさめる人は多そう。俺は自分があそこにおったら嫌やな~って感じで観れたし、かなりのドキドキハラハラ感もあってん。特に前半の洞窟で起こりうる事故は意外と怖い。後半も怒涛のパニックで展開がB級でも雰囲気はA級なんで全然退屈ちゃうかった。洞窟とゆう設定と雰囲気にのめりこまされたら、かなり緊張して観れると思う。ただ、画面は観にくい。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-12-15 01:33:56) (良:2票) |
59.《ネタバレ》 冒険好きの20・30代女性6人がアパラチア山脈にある洞窟を探検する、探検名所の洞窟だと思っていたらガイド役の独断で未知の洞窟に侵入してしまい、あるのかないのか不明の出口を探索するうちに洞窟内で迷ってしまう。サスペンス映画としてはこれだけで十分なプロットなんですが、なぜか中盤から謎の地底人が出現してくるというのが、皮肉なことにこの映画の最大の失敗というわけです。本作の後でダニー・ボイルが似たようなプロットで『127時間』を撮っている(編集者は両作とも同じ)んだから、ヘンな地底人を出さなくても緊迫した映画になったはずなのにねえ。またこの地底人がどこかで観たことあるような使い回しの造形で、生物としてのリアリティが著しく欠けています。暗闇に順応して眼が退化したという設定なのに、白濁しているとはいえちゃんと眼球がついているってのはおかしいでしょ。またそういう生育環境なったら火や光線を忌避するはずなのに、そんな素振りも見せない。六人の女たちもキャラの区別がついたのはせいぜい二人で、実は主人公のサラでさえ途中から誰だか判らなくなっていました。彼女は後半で仲間の一人と夫が不倫していたことを知ってからキャラ変するのですが、夫は事故で死んでしまっているいるのに相手の女に怒りをぶつける心理がどうも理解できない。これも女性特有のマウンティング心理ってやつですかね。いちばん腹立つのは(未見ですけど)この映画には続編があるということ。つまりサラはこの後救出されたというわけです、私は“幻覚を見ながら洞窟内で朽ち果てるサラ”という趣のラストを評価していただけにがっかりです。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-05-13 23:17:29) (良:1票) |
58.《ネタバレ》 惜しい映画だったなあ。冒頭シーンを見て、主人公が過去のトラウマをどうやって乗り越えていこうとするのか、それを脱出劇とどう絡めてくるのかを楽しみにしてたんだけど、特に深い意味もなく本筋とも関わってこなかったみたいで残念。偶然本作の前にインセプションを見ていて、同じくトラウマを抱えた主人公がそれを克服していく物語だったので、そういうもの期待してしまったんだけどねー。せっかく良い食材を買ったのにろくに使わずに捨てちゃった感じ。ただこのトラウマとは別に主人公が決定的に変わる場面があって、それが夫と浮気していた女を親友から敵とみなす場面。ここはすごくよかった。ある意味最低な奴とも言えるが、こいつを囮にしてでも自分は生き延びようという強い意思が伝わってきて好感をもてた。顔つきからして序盤と終盤が全然違うもんね。だから脱出劇を通じて「変化」があったこの主人公には生き延びて欲しかったんだけど、それだけに結局助からなかったのは残念。ホラー映画だからバッドエンドにしたかったのかもしれないが、これだけ良いドラマの要素を持っている主人公を道半ばで殺してしまったのはもったいない。しかも意味ありげな娘のシーンは結局意味なかったと。残念。 【プライドだらけ】さん [DVD(字幕)] 4点(2014-02-21 23:55:28) (良:1票) |
57.《ネタバレ》 ほんとどんだけ怖いんだよっていうホラー映画だ。 特に点数の高いホラーを狙って見ている訳ではない自分には、 こんな怖いホラーに出会えるのは年に2度あるかないかだ。 まずこの映画をほめるとすると女性ばかりな点だ。 年齢は20代前半から後半の女性ばかりなので、ある意味で楽しい。 ロケーションは山小屋から洞窟内部だ。 その洞窟が怖い。 まず何が怖いって閉所恐怖症的な怖さだ。 狭い通路で天井が崩れそうになった時の圧迫感というか息苦しさといったらない。 それから暗いところの恐怖。暗いから何がいるかが分からない。 暗いところから心霊映像のように浮き上がる存在の不気味さ。 また正体の分からない存在に対する不気味さ。 ネタバレをいってしまえば地底人なんですが、正体が分かってしまうとそれほど怖くはない。 ただし急に出てきてビックリする怖さがある。 先は読めるけどビックリする。 久しぶりに心臓に悪いホラー映画を見た。 幽霊みたいのも怖いし、この映画どんだけ怖いん。 totalfilm誌が寄せたコメントにある「途中怖くて映画館を出たくなった」というのはあながち嘘ではない。 この映画の恐怖は、スペインのレック並みに成功しているかも。 子供のころにエイリアンを見たときに味わったような怖さだった。 個性豊かな女性たち。トゥームレイダーみたいな女が好き。 主人公の女は血を浴びた瞬間から人格変わった風だったけど、どうりでなと思った。 喉笛を事故で掻っ切られた女はかなり残酷だった。 それから「待て」って大声で何度もいってるのに突っ走るかよ。せっかちな女だな。 このように女たちのキャラクター性が濃くて面白いです。 終わり方は結構ダウナーだ。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-07-07 15:23:23) (良:1票) |
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56.《ネタバレ》 地底人が出てきた瞬間に怖さが半減するという珍しい作品です。それってきっと身近ではない存在よりも、隣にいる人間が何を考えてるか分からない事のほうに恐怖を感じるからではないでしょうか?間違って仲間を刺しちゃった事に対する猜疑心が怖い。6人仲良しだったはずが「今の悲鳴で(地底人は)向こうにいる彼女のほうに行くからこっちは大丈夫」的な会話があって、地底人よりよっぽどゾゾーっとトリハダが立ちました。 ほぼ全編洞窟内なので暗く、6人の女性がヘルメットにカンテラ着けてるので今誰が一緒にいて、誰が地底人にやられたのか等、判別に結構疲れます。それと作品全体に漂う閉塞感が重なって非常に重苦しいです。 しかし皆さん仰るように、最初の交通事故で旦那さんと子供が亡くなりますが、あれがあまり本編に絡まない(ラストの夢オチのため?)ので、不要だったのではないでしょうか?結局全滅ですが、最後まで戦ったヒロインが全身血まみれで、「キャリー」のシシー・スペイセクにそっくりでした。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-01-19 10:09:05) (良:1票) |
55.《ネタバレ》 女性だけで閉鎖空間に入り、逼迫した状況に陥るとどうなるのか、に興味があったんだけど、あの中に男性が入っていても結果はさほど変わらなかったという印象です。ドロドログチャグチャを期待していたので残念(笑)。でも、少し東洋系が入ったお姉さんが一人で悪役を引き受けていましたね。元々の交通事故の原因も、旦那がこの女との不倫に意識が行った瞬間の前方不注意という演出に見えた。未踏の洞窟ということを仲間に隠していたり、偽りの届けを出したり、事故性が高いけど仲間を串刺しにしたり、その仲間の生死を偽ったり…。この女が元凶ですが、典型的な悪役には描かれていなかったことが少し不思議でした。不倫していた男の妻を慰めようと思っていたようで、本人は罪滅ぼし的な意識があったのでしょうが、それこそ自分本位。この突っ込みどころ満載のお姉さんをもっと掘り下げてくれたら見どころが増したと思います。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-11-18 14:04:23) (良:1票) |
54.《ネタバレ》 女性6人ともなると見分けがつくかどうか不安だったのですが、髪型・髪色がきちんと分けられていて好印象。…でも洞窟入ったらヘルメットだし、結局よくわかんなかった… 地底人も怖いけど、アドレナリン大放出中の仲間の背後をとってサクッとやられてしまうのも嫌だわぁ。メスの地底人がかわいそうな雰囲気を醸し出していて、憎みきれなくて哀しかったです。 【えむぁっ。】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-10-08 06:32:29) (良:1票) |
53.《ネタバレ》 ずーっと息の詰まりそうな洞窟のシーンが続いた後だからこそ、あんな夢落ち みたいな終わり方にはして欲しくなかったなぁ。 主人公が外に出て、気が狂ってしまって終わり!で良いじゃない。何でああいうどんでん返しみたいな事をするんだろう。正に「蛇足」。 途中の適当な展開は目をつぶっても、あのエンディングはしょぼい! 【leo】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-03-12 22:19:37) (良:1票) |
52.《ネタバレ》 サバイバルホラーな映画でした。思った以上にいい出来で良かったです。洞窟というある意味密室に閉じ込められるだけでも十分怖いのに地底人まで襲ってくるという踏んだり蹴ったりの主人公達。地底人の強さは本気を出せば女性でも互角に戦える程度で丁度良いと思いました。あまり強すぎても狭い洞窟の中を逃げるだけの映画になってしまいますから。実際に地底に閉じ込められてもしも地底人が出てきたらあのような行動をとるのだろうなぁ・・・と妙にリアリティのある映画でした。ラストもハッピーエンドだけが映画の終わり方とは限りません。十分楽しめました。 【xxxsiro】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-01-17 17:11:17) (良:1票) |
51.《ネタバレ》 前半と後半でまったく別の映画になっている…というのは、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』に似ているかな?ただの洞窟サスペンスかと思いきや、地底人とのバトルムービーに変貌。登場人物が女性だけなので、顔の判別がつきにくい(画面暗いし)のが難点。ジュノ(リーダー格)が大声で仲間を探しているのに、「これで地底人はあっちに引きつけられるわ」と喜んでいる姉妹がちょっと怖い(その後、地底人に襲われたところをジュノに助けられて大喜び。なんて奴らだ)。ラストの夢オチは賛否が分かれそう。死に場所を求めていたヒロインが、やっと娘の待つところへ行けるということで、これは一種のハッピーエンドかな、と思う。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-10-23 08:21:01) (良:1票) |
50.《ネタバレ》 光の届かぬ洞窟。いずれ尽きるであろう食料、電源。閉じ込められる恐怖は半端じゃありません。例えるなら、地底の『ポセンドン・アドベンチャー』。パニック作品として十分イケる設定。それだけに、後半ありきたりなホラーに移行してしまったのは惜しいと思いました。極限下のドラマだけで十分に魅せられる題材。それにしても地底人は、存在を疑いたくなるほど設定が穴だらけです(穴だけにネ!)。もっとも洞窟での惨事は、全て主人公の妄想と考えることも出来なくはない。精神に異常をきたした彼女がみんなを殺した。それなら冒頭の自動車事故にも意味が出てきます。ただし、仮にそうだとしても評価は変わりません。いずれにしても、誰かが地上までたどり着いてくれないと締まりが悪いです。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-07-29 00:08:49) (良:1票) |
49.《ネタバレ》 元々こんな映画、観ようとも思っていなかったし、そもそも存在自体も知らなかったし…。偶々店頭で目に止まって手に取ったのは神の啓示なのか、運命のいたずらなのか、こういうのを魔が差したようにレンタルしてしまうことが時々あります。得てして9割方はハズレなのですが、残り1割の中に大当たりが混じっていたりするので、ついついこの衝動買い(借り?)はやめられないわけです。で、本作は、ハズレでした。いや、観る前の心づもりが出来ていなかったんです。途中までは、サスペンス映画だと思っていました。最初は仲良しグループだった女性達が、落盤事故をきっかけに次第に本性をあらわにして争いを始め、やがて殺し合いにまで発展するというような…。確か、パッケージの裏側にもそんなようなことが書かれていたような気がします。だからこそ「あ、面白そうじゃないか」と思ったわけで。それが、あの訳の分かんないモンスターが出てきた瞬間、映画の中の彼女ら以上に僕の方が叫んじゃいました。「マジかよ!ホラーかよ!」と。なので、最後まで「騙された」意識が邪魔をしてしまったせいで、楽しめなかった次第です(因みに私はホラーも好きです)。いや、ホラーだと知ってて観たとしても、やっぱダメだったかも(笑)。 【(^o^)y-~~~】さん [DVD(字幕)] 3点(2007-03-28 01:40:24) (良:1票) |
48.《ネタバレ》 洞窟に入るまでが長いし、洞窟内では暗くて誰が誰だかわからなくなるし、モンスターは強いのか弱いのか良くわからない(目が見えない割には攻撃をかわしたり…)最後までつまらなかった。 【ucs】さん [DVD(字幕)] 1点(2007-02-27 09:18:55) (良:1票) |
47.《ネタバレ》 単純に暗いから怖いけど、電灯の光で画面がチカチカしてよく分からない。とりあえず地底人の「弱いけど数が多い」まさにゾンビですね。地底人ボコボコシーンは結構爽快でしたけど。何か途中から方向性が違ってきた気がしました。子供を失った設定って意味ありました?主人公も最後はもう単なる鬼で慈悲のカケラもないときましたし。何とも微妙な映画でした。 【亜空間】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-01-29 21:43:06) (良:1票) |