上海の伯爵夫人のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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上海の伯爵夫人

[シャンハイノハクシャクフジン]
The White Countess
2005年上映時間:136分
平均点:5.20 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-10-28)
ドラマ歴史ものロマンス
新規登録(2006-11-21)【みんてん】さん
タイトル情報更新(2014-11-25)【イニシャルK】さん
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監督ジェームズ・アイヴォリー
キャストレイフ・ファインズ(男優)トッド・ジャクソン
ナターシャ・リチャードソン(女優)ソフィア・ベリンスカヤ
真田広之(男優)マツダ
アラン・コーデュナー(男優)サミュエル・ファインシュタイン
ヴァネッサ・レッドグレーヴ(女優)ヴェラ・ベリンスカヤ公爵夫人
リン・レッドグレーヴ(女優)オルガ・ベリンスカヤ
ジョン・ウッド[男優・1930年生](男優)ピョートル
ジャン=ピエール・ロリ(男優)
リー・ペイス(男優)
木下浩之トッド・ジャクソン(日本語吹き替え版)
山像かおりソフィア・ベリンスカヤ伯爵夫人(日本語吹き替え版)
てらそままさきマツダ(日本語吹き替え版)
宮澤正サミュエル・ファインシュタイン(日本語吹き替え版)
久保田民絵ヴェラ・ベリンスカヤ公爵夫人(日本語吹き替え版)
定岡小百合オルガ・ベリンスカヤ(日本語吹き替え版)
脚本カズオ・イシグロ
音楽リチャード・ロビンズ〔音楽〕
撮影クリストファー・ドイル
トニー・ピアース=ロバーツ(UK撮影)
製作イスマイル・マーチャント
配給東宝東和
美術ランドール・バルスマイヤー(タイトル・デザイン)
録音リチャード・キング[録音]
字幕翻訳松浦美奈
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【クチコミ・感想】

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10.クレジットに”written by Kazuo Ishiguro" とあって、おおなるほど、と膝を打ちました。抑制の効いた、品のある佇まいはまさにこの作家の筆致です。第二次大戦前の上海租界を舞台に、凋落したロシア貴族と元米国人外交官らが織り成す物語など、この人以外に誰が書けましょうか。
再現された上海の混沌として退廃なこと、時折挟まるロシア貴族の輝かしい時代の回想場面。猥雑さえ甘美な映像美に代える監督の手腕が冴えわたり、充足した視覚体験でありました。
元外交官のR・ファインズも伯爵夫人のN・リチャードソンも暗躍する日本人工作員の真田広之も、皆各々の矜持を維持して生きる様が高潔で観ていて心地よいのです。役者がみなハマった良いキャスティングだと思いました。
全編淡々としているようでいて、目を凝らすと底意地の悪い義母や義姉らはソフィアにとって人生の大きな棘だし、松田氏の怪しい動きにも心乱されたりと、水面下で大きなうねりは起きているのでした。クライマックスの群集混乱シーンは圧巻です。
そして忌々しいロシア貴族姉妹の余りの非情さに腹煮えたぎったワタシは、このラストに心から満足しました。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-07 00:49:37)
9.思わせぶりなナルシストでヘタレ。私が嫌うレイフ・ファインズの負のオーラが満載。ストーリーまで思わせぶりで何の余韻も残らない愚作。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 4点(2017-12-09 01:12:58)
8.かつては有能な外交官だった。野望を持ちながらも紳士然としている。しかし孤独な盲目の男と、
かつてはロシアの由緒正しき家柄出身の元伯爵夫人、今は上海でタクシーダンサーで生計を立てる女。
1930年代、戦火が目前に迫った上海で、それぞれの過去を手放して生きる2人が出会うロマンス。
レイフ・ファインズはこういう役が本当に良くはまるし、
ナターシャ・リチャードソンも同じく。本作の数年後には若くしてこの世を去ってしまったのが惜しまれます。
関東軍の思惑で暗躍していたのであろう日本人、マツダをスマートに演じた真田も印象的。
アメリカ、ヨーロッパの列強に日本。それぞれの思惑が入り乱れる当時の上海の雰囲気がよく出ていたし、
主要キャストもこの時代のこの世界観にうまく溶け込んでいます。中盤以降、急速に時代が風雲急を告げる。
混乱する上海で、押し寄せる戦争の時代の荒波にもまれるそれぞれの人生ドラマはなかなかの見ごたえがある作品です。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-11 00:12:34)
7.代表作「日の名残り」を初め数々の賞に輝いたカズオ・イシグロ氏の脚本だけあって、実に見応えのある映画だ。上海事変という日本軍の中国侵略を背景に、地元中国の人のみならず、上海に難を逃れて人たちの運命をも描いているが、歴史劇とロマンスのバランスもとれている。
盲目になったジャクソンが戦乱の街をさまようなどやや無謀とも思われる筋書きもあるが、ドラマだから許そう。しかし中国が舞台なのだからもっと中国人を活躍させて良かったのでは・・・。映画ではその他大勢に扱われいる。
この映画はロシア風、中国風、欧州風と音楽や舞踏など、いろいろな文化が入り交じり、混乱の中国をうまく描いていて、もっと評価されてよい映画だと思う。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-27 22:03:47)
6.《ネタバレ》 何となくラストはアレで良かった感じがする。レイフ・ファインズが主演したこうゆう感じの作品って何故か相手が死んじゃうのが多くて・・・この作品の最後は命からがら逃げ出すものの3人が一緒でいる事がとても素晴らしく思えた。
みんてんさん [DVD(字幕)] 5点(2008-07-31 16:59:23)
5.内容、筋、が若干把握しにくい。もう少し、深く心理を描いてもよかったんじゃないかな。
真田さんが意外にも存在感があった。主役を食ってかかる感じ。日本人目線だからかもしれませんが。。。
bluestarさん [DVD(字幕)] 3点(2008-01-30 23:06:18)
4.《ネタバレ》 真田さんかっこええなぁ~。画に映える男ってのはやっぱいいですなぁ。レイフ・ファインズもさすがは名優だけあって、盲人の役というのを本当にうまく演じてる。頭の中で思い描いた自らのバーという理想郷を作りたいジャクソンと、真摯な彼に魅かれるソフィア、己の野望を遂行しようとするマツダ。地に足のついた当たり前の幸せを追い求めながらも、時代に翻弄されていく様を描いた作品ですけど、ただ、ちょっと物足りなさを感じますねぇ。もっとお話にぐっとくるものがあればよかったんですが、、、。でも1930年代当時の上海の街並みはすごくよく再現されてましたね。
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 6点(2007-08-08 20:28:50)
3.こういう「美しいんだけど生きるチカラの薄い男」を演じさせたらレイフ・ファインズは上手いですね。真田広之も「甘粕的大陸浪人」を端正に演じていて美しい・・。上海の街も、露西亜貴族の回想も美しい。映画としては展開に気骨が欲しかったかな。踏み込みきれていない感じです。キャストはがんばっているのに惜しいですね。製作に関わった関係への政治的配慮で内容が薄くなってしまったのかな?ロマンチック小説が好きな人にお薦めです。 (字幕の出来がイマイチなので、吹替版でご覧になったほうがよろしいかと思います。)
グレースさん [DVD(吹替)] 5点(2007-08-07 02:00:51)
2.慕いつつも想いを秘めていたジャクソンが自らを否定されたことで突如憤り、ソフィアに強引にキスする。だけど、営業中の店のために彼を上手になだめてあしらうソフィア。そのシーンがとてもすてきだなあ、と思って観ていました。でもほかはそんなに…真田広之は場違いなミスキャストに見えてしまって、残念。ラストは絶望のなかにもひとすじの希望の光が見えてよかったのだけれど。
SAEKOさん [映画館(字幕)] 4点(2007-03-31 19:39:08)
1.全然期待外れな作品。とにかく脚本が稚拙、台詞が稚拙、人格設定も稚拙で、その辺で思いついたような設定と場面を順番に並べただけのような感じです。主人公も、盲目であるべき必然性が感じられないし、ヒロインと心が通い合っているようにも全然見えません。いつまで見ていても面白くならないので、逆にびっくりしました。美術関係の頑張りに免じて4点。
Oliasさん [映画館(字幕)] 4点(2006-12-17 22:11:14)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 5.20点
000.00%
100.00%
200.00%
3110.00%
4330.00%
5220.00%
6110.00%
7330.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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