1.《ネタバレ》 絶対に邦題で損してる、超しょーもなくて相当グロくてかなり笑える幼稚極まりないスプラッターエイリアンムービー。
濃いキャラクター達が合流したり別行動したりして、それぞれに活躍の場があって、誰がどこで死ぬのか全く予想のつかない構成は実はなかなか巧みなのではないかと思う。なんだかんだで互角の勝負を繰り広げるエイリアンと人間の死闘は最後までどちらが勝つかかわからず、手に汗を握ったような気がしないでもないぞ。
バナナの皮のシーンの大げさな前振り→スカシ→スカシ→オチの流れは芸術的といってもいいのではないか。
ホント徹底している映画は気持ちよい。ピーター・ジャクソンの隠れた名怪作「バッド・テイスト」とかなり似ているが、同じくらいかそれ以上に面白かった。
意表をつく、素晴らしすぎるオチには笑いながらも、感動すらおぼえた。
こんなのが混じってるからB級ホラーは見逃せない。大きな声では言えないが、本家エイリアンやプレデターより好きだ!
この監督が10年後にあんな超大作を撮るなんて、この時点で誰が予想しえたであろうか(予言)。