54.久々に良質なアイデンティティのある日本映画見た気がするな。しかしまあ内田有紀が素晴らしかった。こんな主人公のこんなストーリーをよく演じきれるな。汚いシーンや下品なシーン、内田有紀の健康的イメージと綺麗さが無ければ評価は変わってしまったかもしれん。彼女の底抜けの明るさと男勝りの強さ、かつそういうシーンでなくても漂う色気は自然体で、素の彼女もこんな感じなのかなと思わされる。日本のキャメロン・ディアス(しかもキャメロンより上品だ)。シニカルである部分社会派でエロティックでシリアスでしかもコメディ。「ユニーク」な登場人物の数々。8点級だがもっと長く見ていたいと思えた希有な作品なので+1 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-06-04 06:48:41) (良:3票) |
53.《ネタバレ》 素晴らしい作品でした。精神病院を舞台にしている作品ではありますが、「カッコーの巣の上で」のようにその非人間性を告発するわけではなく、そこで起こるいろいろな出来事の中で、自分を取り戻す過程を描いたストーリーです。「認めたくない自分を認める」ことが大切なのかなという感想ですね。 松尾監督らしくユーモアに溢れた作品です。但し、それはあくまでもオブラートであって溶けるまでは非常に楽しめますが、徐々に中から重いテーマが出て来るんですよね・・・・・。最初は笑い声で溢れていた映画館内が最後は沈黙に包まれていました。観終わった後なんかは、まさに入院生活から退院した時のような心境になってましたね。 しかし、主役は内田有紀で良かったです。演技の素晴らしさはもちろん、蕁麻疹やゲロまみれの姿でも鑑賞に堪えうる女優はそうそういませんから。今後も再ブレイクを期待したいですね。 蒼井優についてはもう何も言うことはありませんね。あのオーラをこれからもずっと維持していってもらいたい、それだけです。 日々の生活に精神が痛めつけられていると感じている人に是非見てもらいたい作品です。 【TM】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-11-04 22:02:42) (良:3票) |
52.《ネタバレ》 蒼井優と徳井優。一文字違いなんだが大違い。 ‥‥‥‥ ってそんなことより内田有紀。 ゲロで口元汚したまんまで長時間とか、失禁したとかしないとか。なにかフッ切れたもんがあるんだろうね 今回の役柄引き受けたっていうことは。 というより、今回、内田有紀に白羽の矢を立てた人ってすごいと思う。ナイス人選。ナイスその他脇役。 ナイス りょう? ^^: その他、「デジタル馬鹿」って呼ばれてましたが、その呼ばれ方がピタリとハマってましたね 妻夫木クン ^^;。 その他もろもろ楽しませてもらった。今後も内田有紀には何かと主演女優という器として頑張ってってもらいたい 例えそれが、お馬鹿な路線であっても、とんだB級作品であっても構わない。中途半端に大作に名を連ね 居ても居なくたってもどっちでもよかったなんて言われる女優になんてなってほしくない。 内田有紀、これからまだまだイケルと思う。女優人生頑張れーい! なんて にわかファンのくせして過剰な応援してみたりするのも悪くはない。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-04-17 21:30:13) (良:1票) |
51.《ネタバレ》 中盤まではあっちこっちに話がぶれまくっていて、無意味に登場人物がうるさいのも含めて、最悪に近い印象しかなかったのですが、ラストの手際の良い爽快な締めによって何とか持ち直しました。それと、こんなカオスな世界でも、他の人を邪魔せずに着実な存在感を発している蒼井優は、さすがですね。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-03-25 02:35:13) (良:1票) |
50. 内田有紀、はじけてましたね。アイドル時代にはない魅力が出ていました。一皮むける、って表現がありますが、そういう感じだと思いました。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-06-13 20:15:32) (良:1票) |
49.《ネタバレ》 復帰した内田有紀、まさに渾身の一作だね。いつから企画されていた作品かわからないけど、このタイミングでの内田有紀の起用に感謝したい。松尾スズキ監督作品は初めて見たけど、なかなか見ごたえのある作品で驚きました。脚本も編集もうまいことできてるなあと思えた。映像もきれいだし、「恋のフーガ」もよかった。今時、妻夫木をあんな役柄で使うってのもなかなかだね。実家に勝手に買った仏壇を送りつけるという、あまり現実味のない話しの発端も、テンポの良い展開で違和感なく受け入れられる。ただ、徳井優(の役柄)は、よくわからなかった。 【フラミンゴ】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-02-16 21:01:32) (良:1票) |
48.《ネタバレ》 精神病院を扱った映画とくれば、真っ先に思い出されるのがジャック・ニコルソン主演『カッコーの巣の上で』。紛う方なき名作です。個人的にも大好きな映画。本作は日本版『カッコー』という趣ですが、印象は随分違います。めちゃくちゃ軽い。かなり笑えます。でもそこが本作の長所だと思いました。デリケートなテーマをコメディで味付け。でもおふざけじゃない。この姿勢が気に入りました。患者を“あっち側の人間”と捉えると、途端につまらなくなります。腫れ物に触るようなアプローチでは心に響きません。でも“あっちもこっちもない”なら、遠慮は要らない。イジってOK。笑わせてナンボです。頭を燃やす人、世界の仕組みに気づいた少女、イっちゃってる放送作家、“顔だけ男”女医。みんな立派に変人です。どこかで線を引くことに意味があるとは思えない。退院した医者の妻も、セーフティゾーンに居る訳ではなかった。心が負荷に耐えられているかどうか、内なる闇に気づいているかどうかの違いだけ。そういう意味で主演の内田は適任でした。脇を固める上手くて濃い役者たちのおかげで、彼女の常人ぶりは際立っていました。此処に来るのは、なにも特別な人じゃない。救いの空間、クワイエットルーム。世間と隔離された世界。ある種のファンタジーです。鯛やヒラメが舞い踊る竜宮城みたい。もちろん歌は『恋のフーガ』。其処から現世へは、何も持ち帰っていけないのがルールです。玉手箱を開けてもロクな事はありません。心と体に栄養を補給したら、また現実と向き合おう。後ろは気になるけど、今は振り返らなくていい。残念ながら本物の竜宮城は何処にもありません。でも、クワイエットルームなら、ここにある。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-08-14 18:36:13) (良:1票) |
47.《ネタバレ》 うーん…なんか予想したのと違ったというのが正直なところ。 話的には面白いし、深みもあるし、悪くはないんだけど、 演出の仕方に違和感を残したまま映画は終わっていきました。 日本の映画の漫画的な感じがやはりこの映画でも感じられて、 シリアスとコミカルのコントラスト以上になにか違和感を感じてしまったという感じです。 あと、クドカンの役どころも微妙に違和感を感じてしまったり。 全体に上手いんだけど、惜しい、そんな映画でした。 もうちょっと上手くすれば、日本映画はかくあるべきと言う映画ができたように思います。 |
46.復活の内田有紀を見に行ったらまさしく内田有紀が復活する映画でした。もしやあいつとの夫婦生活はこんな具合(前の夫の方)だったのか(面白くなさそうだしあいつ)とか思って観てたりしません(笑)。あ、それで配役してたとしたら松尾スズキってすごいぞ。で、その松尾監督は、「恋の門」よりもずっと上手にそつなくなってました。普通にお金払って観ても損しない完成度。豪華俳優陣の濃い演技を、哀しさと優しさと笑いと希望でバランス良く配置した良い映画でした。そんでもって、30代であれだけアップに堪える内田有紀はTENKAを取れるかもと、野望の7点! 【nazu】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-10-30 00:36:34) (良:1票) |
45.松尾スズキの長編監督作品第二作目となった今作は、「日常」から唐突に精神病棟という「異世界」に放り込まれた主人公の精神世界を、病棟における群像と共に、繊細にエキセントリックに描き出す。 フリーライターの主人公は、精神病棟の非日常性の生活の中で、精神をかき乱されていくが、それはその環境が「異常」だからではなく、元来自分の中にあった心の「屈折」に気づいていくからだ。 すなわちそれは、「異常」は囲われた特別な世界に存在するものではなく、「日常」という世界の中のどこにでも、誰にでも存在するものだということに他ならない。 だからこそ、"クワイエットルーム”で目覚めた主人公は、同じその場所で、本当の意味で“目覚める”ことができたのだと思う。 松尾スズキの異色的な世界観の中で、巧い役者たちの生々しい息づかいがスバラシイ。 特に久しぶりに映画主演復帰を果たした内田有紀の存在感は素晴らしく、生まれ持った華々しさとともに、とても魅力的な女優への変貌は驚きと期待感に溢れていた。 きっと誰しも“苦悩”はあり、故に誰しも心に“闇”を携えているものなのだと思う。 それは必ずしも周囲に分かりやすい形で表われるものではなくて、本人さえ自覚がないままにひっそりと確実に浸食していき、ある時ふとしたはずみで“パチン”とはじけるものかもしれない。 ただそういう部分こそ、人間の面白さであり、何にも代え難い愛おしさなのではないだろうか。 一見のインパクトの大きさだけにはとどまらない奥深さを備えたスバラシイ映画だったと思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-10-28 20:54:03) (良:1票) |
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44.《ネタバレ》 精神病棟おとぎばなし的な。 演技力の問われる過酷な現場。 大竹しのぶさんとか、のっしのっしと歩く中、内田有紀さん頑張ってたかな。 でもやっぱり綺麗な人だから、ここを出たら」第一線に戻ってほしいな。 って、現実と虚構とが倒錯したような印象をもったのは、この病棟の素敵な女優さんたちのおかげ。 魅力的な女優さんがたくさん出てて満足感のある作品でした。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-10-18 05:51:36) |
43.精神病棟や入院患者のことを描くならば、もう少し掘り下げてもいいのかな。あとオーバードーズの時の描写が徐々に明らかにされていくけど、それが特に大きな意味を持っていると感じられなかった。退院後の主人公の状況にしても同様。 【noji】さん [インターネット(邦画)] 5点(2018-11-18 08:38:48) |
42.たぶん私がターゲット層ではなかったのですが 笑えもせず、共感もできず、退屈でした。 【Donatello】さん [DVD(邦画)] 2点(2017-07-18 21:34:04) |
41.コメディのセンスが自分に全くあわない映画でしたね。 私にはこの作品で何を描きたかったのかよく分からなかったね。 シリアスでもないしコメディ部分でも笑えない。というか 中途半端にコメディを出すから、話にリアリティが無くなり軽薄に感じる。 コメディで行くならそれで行ききってくれないとね精神病患者を おもしろおかしく描写されたものを笑い飛ばそうと言う気になれない。 【デミトリ】さん [DVD(邦画)] 3点(2017-04-02 23:42:22) |
40.しっかりとした役者さんとしっかりとした監督がつくった映画。 面白い。 |
39.精神科の閉鎖病棟に強制入院、すわ日本版「カッコーの巣の上で」かと思ったが、ある意味それを上回っているようにも思う。ひとつは奇想天外なコメディ的展開、それと何とも言えぬ不思議な人物描写だ。なかでも大竹しのぶ演じる西野さん、この人がどうして病棟に入れられたのか、そのあたりを物語にすればまた別の映画が作れそうだ。ミキだって最初は蒼井優だとわからないくらい変身していたし・・・。映画の善し悪しはともかく、出演者の熱演が印象に残る映画だった。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-05-21 06:13:15) |
38.精神病院の閉鎖病棟が舞台なので、重いテーマを含んではいるが、松尾スズキの描き方が軽妙で重くならないのがいい。 登場するのがアクの強い人物ばかりで、面白い。 大竹しのぶはやっぱりすごい女優だ。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-12-06 17:37:30) |
37.内田有紀は熱演でした。が、残念ながら作品としてはイマイチ。いろんな“意味ありげ”な人物が登場しましたが、いずれも掘り下げが甘いため、結局印象に残らない。ストーリーも平板で、観る者をグイグイ引き込むような力強さが欠けていた感じです。ちょうど前半に登場した、“鼻水のようなスープ”のようなベチャッとした映画でした。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 4点(2011-09-11 15:04:30) |
36.《ネタバレ》 見終わった後はこのサイトでの高評価通りの面白い映画だと思ったけど、そこに至るまでの前半から中盤で中々物語の本質が明かされずに途中まで観て一回観るのやめて、また再開して、を3回ぐらい繰り返してようやくエンディングに至った。蒼井優さんはいい演技してるなぁって思ったし、大竹しのぶも観ててイライラさせられたけどそれは彼女の演技が上手いからだなって思ったし、そして、その他の出演者を脇役としてど真ん中で主役を演じる内田有紀ってのはやっぱり大物なんだなぁって思いました。ではでは。 【珈琲時間】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-05-08 22:02:14) |
35.《ネタバレ》 面白かった!!役者陣がめっちゃツボ。内田有紀は文句なく綺麗だし、優ちゃんはガリガリ&ゴス系メイクでもやっぱり可愛い。りょう・クドカンもはまり役だし、妻夫木くんもいい味出してた。大竹しのぶに至っては、彼女しかいない!ってくらいの怪演ぶり(笑)。精神科閉鎖病棟という重い舞台ながら、随所にその重さを吹き飛ばす笑いが散りばめられている。ストレス溜まると摂食障害気味になる自分にはむしろこの軽さとラストのバッサリ感が救い。監督としての松尾スズキ作品は初めて観たが、予想以上に面白くて今後に期待。 【lady wolf】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-04-30 16:07:43) |