22.《ネタバレ》 ライザ・ミネリの歌・演技・存在感に圧倒されました。また、ジョエル・グレイの妖しいというか怪しいMCが、退廃感をかもし出していて非常に素晴らしかったです。 また、ナチスの台頭が上手く描かれていて非常に興味深かったです。(最初は、酒場でカンパを募って、店主に叩きだされたりするような存在だったんですね・・・・・) 【TM】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-09-08 14:36:12) (良:1票) |
21.ストーリーはと言うと、「汽車に乗ってやってきて」「汽車の下で叫んで」「汽車に乗って去っていく」というだけの、取り留めの無いオハナシなんですけども、これが一筋縄ではいかない。第二次大戦を前にしたドイツを舞台に、猥雑で混沌とした退廃の世界が繰り広げられていくのですが、この世界観は主に、キャバレーのショーに投影されており、実際の物語の場面は、むしろ「静的」に描かれて、この対比が印象に残ります。ナチ批判を声高に訴えるわけではなく、そういうもの一切合財を含めてのアブノーマルな歪んだ世界の描写が、我々を幻惑すると同時に、人間の持つ光と闇を、より直截的に感じさせる映画となっています。で、この映画の結論はと言いますと・・・やはり「3Pは素晴らしい」ですかね。違いますかね。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-27 23:08:17) (笑:1票) |
20.ちょー面白れー!この映画が後のカルチャー、アートに多大な影響を与えてるんですね。物語とレヴューのシンクロが絶妙で最高。なんといってもレヴューの完璧な世界観、やりたくなるよそりゃ。今のマリリンマンソンのステージなんかまんまだもん。思わずナチ敬礼!劇場版観てー、サントラ欲しーい、オウカバァレイ、オウカバアレイ、オウカ~バァ~レ~イ! 【もりしげひさや】さん 10点(2004-04-28 20:24:09) (良:1票) |
19.《ネタバレ》 この映画はとにかく台詞が面白い。「彼と寝たわ!」「……僕もだ」「……二人とも最低ね」「……三人とも最低だ」意表をつく台詞に計算されたシナリオ。NYでミュージカルも観たいと思いました。 【もちもちば】さん 9点(2003-07-15 00:28:19) (良:1票) |
18.いい映画だぁ!ライザにはもっと女優として出続けてほしかった。かわいいなぁ。フォッシーの振り付けが良いし、音楽もいい。ムーランルージュよりリアルで大人の恋ものがたり映画って感じがした。 【丸子】さん 7点(2003-06-05 02:23:30) (良:1票) |
17.一見派手なエンターテインメント映画と思わせるが、その実時代の流れと自分の信念を貫く主人公の生き様が観る者に感動を与える。エンターテインメントシーンもパワフルで役者に魅了される。良い映画だと思いました。 【恥部@研】さん 8点(2002-12-11 10:20:28) (良:1票) |
16.《ネタバレ》 圧巻のライザのショーシーン。ほぼ、それがこの映画の魅力。彼女はこの作品で、アカデミー賞でお母さんの仇を取ったのでした。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-19 20:47:36) |
15.《ネタバレ》 ミュージカル映画の氷河期だった70年代に綺羅星のごとく登場した傑作です。MGMミュージカルの全盛期がまだ記憶に残っていた時代だったので、「こんなテーマ性が強くて暗いのはミュージカルじゃない」と全否定する頭のコチコチな批評家もいたと思います(けっこう有名な人だったけど名前が思い出せない)。確かにキャバレーのショーがストーリーテリングの要になっていますが、一般的なミュージカルのようないわゆる「歌って踊る」ということがプロットになっているわけじゃありません。でもこのキャバレーのショーとジョエル・グレーのMCがヤバすぎるんです。ちょうどヒトラーが政権をとる寸前、ワイマール共和国がナチス第三帝国に変貌してゆく世相を見事にショー・アップして見せてくれます。「人生はキャバレー」というのはこの映画が世に広めたあまりにも有名なフレーズですけど、実は「ドイツの歴史はキャバレー」というノリでもあるのです。また編集というか監督のカット割りのセンスがずば抜けています。時おり挟み込まれる狂言回しであるジョエル・グレーの表情のカットがちょっと気味悪くてこのMCが人智を超えた存在であるかのような印象を与えてくれます。田舎の保養地で陽光のもとでみんなが寛いでいる。そして一人の金髪青年が美しいテナーで歌い始めます。みんなうっとりして聴いているけど、カメラが引いてゆくとその青年がナチスの突撃隊員であることが判りますが、周りの老若男女の庶民たちはほとんどが引き込まれるように青年の歌に唱和してゆきます。このシーンは観るたびに鳥肌が立つんです。 ライザ・ミネリはオスカー受賞はもう当然という圧巻な演技、同年に主演女優賞にノミネートされた方々には「相手が悪かったね」と慰めるしかありませんね(特に『ビリー・ホリディ物語/奇妙な果実』のダイアナ・ロスは)。ラストのテーマソングの熱唱では、その歌詞をよく考えてみると亡き母ジュディ・ガーランドへの哀歌だったような気がしました。 【S&S】さん [映画館(字幕)] 10点(2017-01-18 23:45:26) |
14.登場人物のやりとりはチマチマしていて、歌はストーリーと一体化しているわけでもなくて、どこが良いのか、実は見ていてもそんなに分からなかったのですが・・・。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 3点(2015-10-17 00:16:08) |
13.《ネタバレ》 この映画の唯一の失敗は、ライザ・ミネリの歌が上手すぎたことだ。 というコメントがあったとか。 たとえガセでもそのコメントには同意する。 ライザ・ミネリのステージ部分が映画から輝きだしすぎて ストーリー部分がどうしても見劣りする。 賞を獲得できたのは、ユダヤもの。ということなので 映画の質以前より、もっとほかの力が働いているようでうんざりする。 踊ることと引き換えに女の平穏な人生を捨てた生き方に もっとスポットライトを当てて欲しかった。 【夜野比瑪】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-04-12 19:31:36) |
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12.1930年代のベルリン。 芸人の華やかな世界を見せる一方でナチス台頭の時代背景をチラつかせることによりひきしめ、原作が「ベルリン・ストーリーズ」というように物語も一つじゃない。 イギリス人歌手とアメリカ人学生の関係にドイツ貴族もからんで、ブライアン(マイケル・ヨーク)の忘れていた設定が後で生きてくるのには思わずゾクッと。 白塗りMCのジョエル・グレイ、マリサ・べレンソンのユダヤお嬢様もオモシロイのだった。 ボブ・フォッシーの映画は自伝的な「オール・ザット・ジャズ」の方がより好きだけれど、ライザ・ミネリの強い個性が天真爛漫な歌手サリーで生きて、「私は子羊じゃなくてトラ、自由な根無し草」と歌う"MEIN HERR"、そして何といっても"CABARET"「人生はキャバレー」♪ 犠牲をはらっても夢を追おうとするサリーの望みはこの時代の中で潰えるのを予感させつつも、ライザの生命力にみちみちた存在感はオーディエンスの心からはずっと消え去らぬはず。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-05-20 07:00:03) |
11.なんとすばらしい映画でしょう。最後の方は正座してみたくなったくらいです。様々な感情がラストに向けて洪水のようにあふれてきました。天才たちが努力をして、作り上げたすばらしい作品。ところどころサブリミナル的に見せる当時の社会的の不安定な情勢、キャバレーの司会の道化たパフォーマンス、そしてライザ・ミネリの化粧を取った時のあどけなさ、、、完璧なショーが印象的でした。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-11-15 08:24:06) |
10.ショーパートは華やかで面白いのですが、本筋のストーリーがこじんまりしたどうでもいい男女の恋愛模様で、なおかつ登場人物に魅力を感じなかったため、かなり退屈に感じました。もっとショー全体の栄枯盛衰を描いた派手な世界を観たかったな。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-07-21 13:20:16) |
9.ライザ・ミネリかわいい! ストーリーもあまりつかめず音楽も私好みではなかったのだが、最後のライフイズキャバレー!には爽快感を覚えました。 ミュージカル映画って、ラストの歌にかかっている気がするのは私だけですか? この作品に限らないのですが、話の内容があまり好みでなくとも、話がよく分からなくとも、ラストの歌が素晴らしいとそれだけで一気にその作品を好きになれます。 【kokayu】さん 5点(2004-03-01 01:18:41) |
8.音楽も黒い涙も印象的です。面白かったけど、あまり思い込めなかった映画でした。 【omut】さん 6点(2003-08-26 03:42:20) |
7.はじめて見たのは11歳の時。当時はMCの白塗りが堪らなく不気味だったなぁ・・・今見ると重い歴史の不気味さを垣間見るという感じかな。Maybe This Time・・・心に染みるなぁ・・・ 【カイト】さん 8点(2003-02-26 13:12:48) |
6.むかーし見たのに記憶にかなり残っている。印象が強かったのね。ライザ・ミネリのショーの場面とか、白塗り司会者の様子とか。ミネリはこの映画で迫力ある歌とダイナミックな踊りで輝いてた。ショーの場面だけで言えば10点ですが総合するとこのくらいか・・・ 【キリコ】さん 8点(2003-02-23 21:17:44) |
5.ハイルヒットラーの敬礼で大合唱される『トゥモロウ・ビーロング・トゥ・ミー』のシーンがかなり不気味。舞台から続投のジョエル・グレイの白塗りメイクも小学生の私には怖かったよ。 【mimi】さん [映画館(字幕)] 7点(2002-11-14 01:14:45) |
4.ナチス将校の入店を断って袋叩きにされる支配人の姿などに、暗い時代の到来を予感させつつ、そんな中にあっても己を貫こうとする芸人魂、みたいなものを感じさせて良かったです。ライザ・ミネリって、美人じゃないけど実に魅力的で才能あふれる女優だと思うけど、他にこれといった作品がないのは非常に残念。ってゆーか、もったいなさすぎ! 【mic550】さん 8点(2002-10-20 23:52:50) |
【ちこ】さん 8点(2002-06-20 18:19:30) |