92.《ネタバレ》 「スピードレーサー」は子供から大人まで安心して楽しめる素晴しい映画。
そしてレース好きの琴線に触れる言葉や展開にワクワク。
特にフィナーレのグランプリコロシアムのゴールシーンは圧巻。感極まって涙が出るくらい、ほんとにヤバイぐらい凄い。どんな感じかというと・・・。
―――レース終盤。遅れをとったスピードが鬼気迫る追い上げをみせ、ついにトップ集団を視界に入れた。そう、やつらを抜かせば優勝だ。しかし残りわずか、間に合うか!?
前方を睨みつけ、マッハ6号のアクセルを全快に踏み込むスピード。
それに答えるように、パパレーサーが組み込んだベルヌーイ収束器が雄叫びを上げ怒濤の加速をみせる。
そしてついにトップ集団に追いついた!!もうゴールは目と鼻の先。さー最後のバトルだ。
スピードは己の生き様・信念をレースを通して見せつける、もう迷いはない。彼に見えるのはゴールだけ。
「レースは変わらない。レースが人を変えるんだ!!」
スピードの家族・観客・アナウンサーたちが総立ちになって絶叫する。誰もがスピードの走りに魅了され無意識に叫んでいる。「行け!スピード!!Go!Go!Go!」
そしてコロシアム一体が狂喜乱舞の渦となり、マッハ6号を神の領域へ・・・エクスプロージョン!!臨界点突破!!スピードは奇跡を起こしたのだった―――。
このシーンは鳥肌立ちまくり、カット割りから音楽、ショットが全てが高次元。もうレースの醍醐味を全てここに凝縮していると言っても過言でない名シーンの誕生だ。
まさに感動!涙!のエクスプローーージョン!!
ありがとうウォシャウスキー兄弟。立派だよこの映画を作った人たちみんな。
そしてこの作品の原作は、日本の文化の「マッハ、Go!Go!Go!」だよ。ホント彼らには敬服するよ。
見終わった後「はぁ~映画っていいな~」って素直に思える「スピードレーサー」これは絶対におススメ!!観なきゃソン。
そして映画の締めは「悪の栄えた試しなし」(・∀・)まさにパーフェクツ!!