JUNO/ジュノのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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JUNO/ジュノ

[ジュノ]
Juno
2007年カナダハンガリー上映時間:96分
平均点:6.71 / 10(Review 80人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-06-14)
公開終了日(2008-11-07)
ドラマコメディ青春もの
新規登録(2008-01-27)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2019-01-13)【たろさ】さん
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監督ジェイソン・ライトマン
キャストエレン・ペイジ(女優)ジュノ・マフガフ
マイケル・セラ(男優)ポーリー・ブリーカー
ジェニファー・ガーナー(女優)ヴァネッサ・ローリング
ジェイソン・ベイトマン(男優)マーク・ローリング
J・K・シモンズ(男優)マック・マフガフ
アリソン・ジャネイ(女優)ブレンダ・"ブレン"・マフガフ
レイン・ウィルソン(男優)雑貨店店主 ロロ
エミリー・パーキンス(女優)産婦人科医の受付係
キャメロン・ブライト(男優)ゲームオタク
エミリー・テナント(女優)
オリヴィア・サールビー(女優)リア
脚本ディアブロ・コディ
撮影エリック・スティールバーグ
製作ジョン・マルコヴィッチ
製作総指揮ジョー・ドレイク
ネイサン・カヘイン
配給20世紀フォックス
特殊メイクトビー・リンダラ
特撮ロリー・カトラー(特殊効果)
編集デイナ・E・グローバーマン
あらすじ
16歳のジュノは恋人ともいえない男の子と一度だけセックスして、思いもよらずに妊娠してしまう。悩んだ末に雑誌で子供を欲しがっている夫婦に里子に出すことにする。早すぎる妊娠をとおして1人の女性が悩み、考え、そして成長していく。
ネタバレは禁止していませんので
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【クチコミ・感想】

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80.《ネタバレ》 作り物のような別世界のストーリーではなく、ナチュラルで身近に感じられる点が本作の良さではないか。
賞を狙って背伸びしてカッコつけるのではなく、ジュノたちのようにありのままの姿を自然体で描こうとしている点に好感がもてる。
本作には、映画やドラマにありがちな劇的な事件や劇的な変化があるわけでもない。
ただただ、それぞれの登場人物がゆっくりと前に向かって歩んでいこうとしているだけだ。
したがって、感じ方はなかなか難しいものとなっている。
つまらないと感じさせる部分は皆無だったが、「メチャクチャ感動した」「メチャクチャ面白い」「非常に共感した」というようなことはなかったのが正直の感想。
アカデミー賞で評価されるほどの作品かどうかはやや疑問だ。
ただ、男性と女性、又は年代(特にティーンかどうか)によって感じ方が異なる作品かもしれない。
個人的に強く感じたことは、人生においては失敗するということは何度もあるけれども、深く悲観する必要はないということではないか。
人生が完璧ということやパーフェクトということはあり得ない。
あの夫婦や、ジュノの父親も一度は失敗している。
失敗や何かを恐れて行動しないよりも、自分を偽らずにありのままの姿を晒して、自分らしく生きろということだろう。
あの夫婦のうち、夫の方はあきらかに自分を偽っていた。
そして、妻は夫に偽りの姿を演じさせることを強要していた。
自分らしく生きることができないと夫婦関係や恋人関係には歪みは生じるということなのだろう。
そんな欠点のある妻に、ジュノは自分の息子を託したのは、子どもを持ちたい・子どもを愛したいという彼女の気持ちには偽りがないとジュノは感じたからではないか。
彼女は子どもが欲しいという気持ちをありのままさらけ出していた。
分かりやすいコメディタッチの女子高生妊娠モノ映画と思われがちだが、演技・演出・脚本など、細かい部分を繊細に描かれているような気もする。
一般向けというよりも、やや玄人向けの映画と思われるので、自分には少々向かないところもあった。
六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 7点(2008-07-02 23:39:33)(良:2票)
79.小娘ジュノは迷わない。とてもポジティブシンキングに一方通行で進んでく。お国柄の違いや考え方の違いもあってかスッキリしない面だって当然多々あれど、決して楽をする道を選んだわけではない その辺りを考えてみると 良い子なんだなと素直に思えた。 結果はあれでベストなんだと思う 少なくとも小さな命を一つは救った 一人で苦悩する寂しい女性を救った 事の始まりとしては決して褒めれたもんじゃないけども、こういうケースも有りなんだなという事を 我が国の悩める若い女性たちにも多く知らしめてもよいんじゃなかろうかって思えてしまった。それに伴い、うちの家庭としても、そろそろ高齢夫婦と言われる年代に差しかかろうかというような年代なわりに まだ子どもを授かっていない状況なんだが、ケーススタディとして いろいろな事を考えさせられてしまった。いろいろと言うたら実にいろいろな事なんだが、素直に見ておいてよかったと思えた。そしてこちらでもっとジュノ世代の若い子の意見なんて聞いてみたいなと思えた そんな次第。ちなみに、アメドラ口調の日本語吹替優秀だと思った。かなり可笑しく楽しめた。
3737さん [地上波(吹替)] 8点(2012-01-06 19:35:31)(良:1票)
78.《ネタバレ》 良かったです。
日本で作ろうとすると、食傷気味になるくらい重たくなりそうなテーマですが、
本作は逆に軽すぎるやろwと苦笑いしたくなるくらいのスタンスで、
おおよそ日本人が観るとモラル面で好き嫌いは大きく別れるかも知れませんが、
この作品が本当に訴えかけたいところは、軽かろうが重かろうが「命の大切さ、尊さ」です。根底にこのテーマだけはスタンスが違うだけでブレてはいません。
臭いものには蓋をする風習の日本人向きではないが、自分はこの作品に理解を示したいと思えるくらいの出来ではあった。
なにより、主人公のエレン・ペイジがリアルすぎるくらいの可愛さ&演技でハマリまくってたし、それだけでも評価できると思います。
バニーボーイさん [地上波(吹替)] 8点(2011-10-31 23:01:37)(良:1票)
77.《ネタバレ》 16歳で望まない妊娠し出産するまでを描いた現代風の映画として観ると強烈に不満な出来の映画ですが、少女が愛を見出すまでを描いたコミカルな青春映画として観れば、そこそこの出来だと思います。終了15分前までは前者の映画とみなして耐え忍ぶ鑑賞を続けていましたが、里親となるはずだった夫婦が離婚する場面を目撃し、ジュノの父親に向かって「愛し合う2人が永遠に一緒にいることはできないのか」と問い、「外見や性格ではなく、自分にとっての太陽だと言ってくれる人と一緒になりなさい」と諭す場面でやっとこの作品がのみこめました。軽いノリでセックスをしたため、事の以前に意識するはずだった恋に本気になるのはクールではないと決め込んでいたジュノが、自分に宿った新しい命と9ヶ月間過ごすことで、恋と「誰かと一緒にいること」が一気に結びつく場面です。ジュノは出産し、里親となるはずだった夫婦の離婚した妻に子を渡し、お腹の子の父親とよりを戻しめでたくハッピーエンド。恋をしている自分を認め、その思いを伝えることでひとつ強くなれた姿をサブカル感溢れる音楽に載せて贈る青春映画です。でもなんだかなぁ。それを語るための装置として望まない妊娠と養子縁組をフィーチャーするからには相当の覚悟ありやと思いきや、全編に渡るあっけらかんとした軽さは何なのでしょう。シリアスなシーンになるかと思うとすぐに軽妙な音楽が掛かって場面転換。ここまで徹してライトに描く必要が全く理解できません。昨夜見た韓国のドキュメンタリーで、抗がん剤の痛みに耐えながら末期がんのシングルマザーが2人の幼い子供を必死に育てる姿を観たせいか、ジュノというタランティーノばりにしゃべり続ける皮肉屋女子高生のその場をやり過ごすための空疎な言葉の連なりは当事者感が欠落していて、とても比べられるものではありませんでした。
さめがいさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-03-26 22:58:22)(良:1票)
76.《ネタバレ》 あっさり中絶しなかっただけ元々立派ともいえるジュノだが、子供がほしくてたまらない不妊のヴァネッサとの出会いから子供を産む事の重さを知り、次第に我が子への愛も芽生えていくという前向きな成長物語。時間的な短さも要因だが、飽きさせない展開になっているし、エレン・ペイジの好演によるジュノのキャラクター性など、テーマに反した意外な軽さは10代の子にも観てほしいというメッセージだと思える。面白かった。
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-03-26 12:30:55)(良:1票)
75.《ネタバレ》 何だろう?確かによく出来ているけど、だからといって手放しに絶賛することが出来ないのは扱っているテーマそのものはとても重たいのにその重さを妙に軽く感じさせるのはアメリカという国の文化、国柄なのか?望んで出来た子供じゃないからとそれなら子供の欲しい人達に与えればその人達に喜んでもらえるし、妊娠してしまった本人もその相手もお互いの家族も全て丸く収まる的な考えがどうにもスッキリしない。少女の妊娠、前向きな少女とそれを支える大人達のドラマとしての完成度を含めて色々考えさせられる映画という意味では本当によく出来た映画かもしれないし、それを踏まえた上でもっと考えて行動して欲しい。例えそれが望まれない妊娠によって出来た子供であれ、子供にとっては何の罪もないのである。その罪の無さを本当に思うならどんな状況であっても他人に産まれてきた子供を差し与えるという行動は控えて欲しい。そう願うのが本当の人間の心ではないかと思うとどんなによく出来た映画であっても心からこの映画を愛すという気持ちにはなれない。
青観さん [DVD(字幕)] 6点(2011-01-09 22:28:12)(良:1票)
74.《ネタバレ》 大統領選挙の仕組みと並んで自分には理解しがたいのが、アメリカ人の養子に対する感覚である。この映画を見る限り、ハリウッドセレブだけの流行りでではなく庶民にもあまり抵抗がないみたいですね。生むの生まないのという話になるとすぐ神様がお出ましになる国ですから、里子に出すという方法は重要と供給のバランスを保つアメリカらしい合理的な解決なんでしょうね。 この監督は『サンキュー・スモーキング』を観たときからただ者じゃないぞと感じてました。全篇に漂う力を抜いたペーソスとユーモアが良いですね~。エレン・ページはこの若さでこれだけの表現力を身につけているとは大したものです。『ゴーストワールド』のイーニドみたいなキャラですが、ソーラ・バーチよりページの方が格段に上手い演技です。お父さんとお母さんも人間味あふれていて良かったです。
S&Sさん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-06 22:45:20)(良:1票)
73.《ネタバレ》 テーマとかよくわからなかったが、一応ハッピーエンドなので後味は悪くない。Junoがだんだんと魅力的に見えてくるのが不思議です。普通じゃない感じが面白いのかも。

【追記】つい最近のニュース(かなり遅めの情報だけどw)で、エレンペイジが、エリオットペイジに名前を変えたとの記事を観ました。なんだか不思議な感じですね。
ないとれいんさん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-07 22:07:58)(良:1票)
72.《ネタバレ》 賛否両論あるだろうなと。望まない妊娠があれば、不妊に苦しむ人もいる。どちらでもない私の感想です。
ちょっと変わった女子高生のジュノ、でも皆に愛されている。生まれてくる赤ちゃんもきっと愛されていく。家族とか、血のつながりとか関係ないんだなって、全編に渡って「LOVE」を感じます。
彩犬さん [DVD(字幕)] 8点(2010-11-26 11:52:06)(良:1票)
71.ジュノと彼女を取り巻く両親に里親夫婦にボーイフレンドといった登場人物の設定がよく考えられていて、軽くサラリと描かれてはいますが、ジュノと彼女を取り巻くこれらの人々との触れ合いが短い尺の中にもしっかり描かれていてよく出来た人間ドラマでした。素朴でやさしさを感じさせてくれる音楽も作品によく合っていて良かったです。しかし、ジュノが悩み自問自答しながらも最終的に自分の子どもを里親に出すという選択をするのなら理解出来ますが、こういうテーマを取り上げたからにはもう少し新しい命を授かるということの重みについても描かれていて欲しかったと思います。
とらやさん [DVD(字幕)] 5点(2010-06-28 21:56:16)(良:1票)
70.《ネタバレ》 「普通じゃなくてもいいじゃない」がテーマ?「命、命」ってウルサイ映画も苦手だけど、これはまたドライな★ CMみたいな作りやジャカジャカ鳴る音楽と、赤ちゃんを成長過程の道具みたいに使ってるのがマジメな人の神経にさわりそうですね。ジュノのシブいサブカル好み、里親夫婦のシフトしていく比重、ヘタレそうに見えたBFが意外とシッカリ者なのはイレギュラーで面白いけど、継母が女性検査士を一喝するとこは少し言いすぎじゃないかな?ジュノが「いい気なモン」なのは事実で、理解ある両親の愛にくるまれている彼女は個性的ではあってもしょせん甘ちゃんの域からでない。「やっぱりアタシが育てる!」とか言いだしても逆にゲンナリしたと思うんでコレでよかったのかなって気はしますが、同じサーチライト・フォックスの小品ヒットで米国外でも共感を集めた「リトル・ミス・サンシャイン」よりは評価がバラけますよね、これは。いろいろな意見があっていいと思いますが、斬新というだけでは評価しにくいです。今はよくても10年後、20年後のジュノは品物のように他人に手渡した「息子」にどういう気持ちを抱いて生きていくんだろう?
レインさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-04-11 06:30:40)(良:1票)
69.《ネタバレ》 観賞前はジュノVS世間かと思っていた。里親探しが大変だったり、学校でいびりに合うが負けずに奮闘する話かと。が、良い親友や家族はいるし里親もすぐに見つかる。冷たい世間の表れである放射線科医には、義母がきつい一発をおみまいしてジュノの気持ちを守ってくれる。この映画の言いたいとこはそこじゃないらしい。代わりにじっくり描かれるのは里親との交流。この映画は「その人のありのままの姿を愛する大切さ」を訴えているのだと思う。現実社会は「型」が押し付けられている。「勝ち組になれ」「リッチな生活しなきゃ不幸」「煙草を吸う人はダメ」「太った人は意志が弱い」などなど。固定観念に縛られ、とっても息苦しい。本当に人として大切なところはそこじゃないでしょ。私はヴァネッサに感情移入しました。前の養子縁組で何かあったのか、彼女の態度はとても頑です。マークに大人になれと強要したり「大人にならなきゃ子供がもらえない」と、強迫観念にとらわれているようで苦しそう。でも、そんなマークが好きになって結婚したんじゃないの?マークもヴァネッサは子供が産めなかったとしても受け入れて好きになったのではないの?自分を否定されてマークはすっかり自信を失ってしまったみたい。私はヴァネッサがこれから子供を育てていく中でその気持ちを取り戻すのではないか、と思ってます。「ありのままの姿を愛する」という愛情を最初にくれるのは親(普通は;)。親が子供を愛するのは良い子だからでも優秀だからでも実子だからでもないのです(ジュノの母親が義理っていうのは結構重要かも?)家は自分が自分でいられる場所だから、受け入れてくれる家族がいるから居心地が良い。ジュノが好きなのに違うふりしてた男の子がいたけど、ジュノもそうだった。人の事は分かるけど、自分って分かりにくいものよね~ありのままの自分自身を受け入れるのも大事です(甘やかすのとは違う)私はこの映画は「ありのままの姿を愛し、受け入れる優しい人や社会って良いでしょ?」と語りかけているように感じます(同じ系列でいったら「~ミスサンシャイン」の方が好きかな~;)
果月さん [DVD(吹替)] 6点(2010-01-28 11:45:07)(良:1票)
68.《ネタバレ》 極めて微妙でした。つまらない訳じゃないけど、何だかスッキリしない終わり方。妊娠しても淡々としすぎてるし口が悪いジュノ、何も責任感を感じてなさそうな彼氏。若いから仕方ないのかもしれないが、もう少し命の重みを感じて欲しい。しかし、結局一番未熟だったのは里親になるはずの旦那なんじゃないかと私は感じた。「他にやりたいことがあるし赤ん坊は無理だ。まだ気持ちの整理がつかない」とか、そんな事は里親になるって決めた以上、大の大人が言える台詞じゃないと思う。
ひまわりさん [DVD(字幕)] 5点(2009-08-01 18:11:18)(良:1票)
67.《ネタバレ》 最初は、妊娠したにも関わらずケロリとしてるジュノとその両親にカルチャーショックを覚えましたが、そんなジュノが9ヶ月の間に周りの愛情に気付き、人として成長していく過程が丁寧に描かれていて良かったです。体は大人だけどまだまだ非力で幼い16歳のジュノと彼氏。二人がいつか本当の意味で大人として自立し、次こそは心から喜べる環境で赤ちゃんを迎えることができたら良いなぁ…と思いました。
あっちさん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-05 15:29:17)(良:1票)
66.いや~前評判通り、面白かったです!..主人公 ジュノ のキャラが生意気で、ドライで、でも少女らしい可愛さもあって、冒頭から作品に引き込まれました~ この作品で、アメリカの文化に触れることが出来た気がします..(日本とはまったく違う文化に驚愕..)
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-06 12:54:54)(良:1票)
65.《ネタバレ》 高校生で妊娠をしてしまったジュノと、彼女を取り巻く人々をソフトに描きながらも味わい深さのあるドラマ。下品な言葉遣いでいつも強気に振舞うジュノのキャラクターは魅力的で、ふいに見せる弱気な表情にやられます。深刻な問題をこじゃれた雰囲気、気持ちの良い音楽に乗せ、悲観的にせずに語るのが心地よい(楽観的過ぎるとの見方もあるだろうが)。
傍目から見たら、血の繋がらないシングルマザー親子が幸せになれるか怪しいものだし、ブリーカーは絶対にろくでなしだから別れたほうが良いとか思ってしまうんですが、とりあえず登場人物たちが一番幸せなところで完結というのもストーリーの切り上げ方として全然アリだと思います。
優しい親父さんと、強い義母ブレン、ネジの抜けた愉快な友達リアがいる限りジュノはきっと大丈夫でしょう。
すべからさん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-31 10:43:17)(良:1票)
64.《ネタバレ》 う~ん……なんだかとても、釈然としない。確かに堕ろすよりは、良い里親を見つけて養子縁組をする方が賢明な選択であるようにも思える。しかし無計画な妊娠それ自体が大きな失敗で、養子縁組もまた苦渋の結果だった、という現実には変わりない。なのにあのあっけらかんとしたハッピーエンド。もうちょっと罪悪感を持ってほしいと思う自分は、頭が古いのだろうか。

それに妊娠の責任を一切負わなかったへたれのボーイフレンド、あれにジュノが惚れ直してしまう展開がどうしても理解できない。彼はジュノの妊娠に際して積極的な行動を一切取っておらず、まだ若いことを差し引いてもダメ男そのもの。だがジュノは「最高にクール」だという。おいおい、自分の無責任を棚にあげて「傷つけられたのは僕の方だ。君は子どもじみてる」と抜かす奴のどこがクールなんだ?

この作品のコンセプトとしては、表面的には軽く、でも不謹慎なようでいて実は考えるべきところはちゃんと考えている、って辺りを目指したんだろう。でもどういった形であれ、一人の子どもの人生を、自分達の手で育てることなく決定付けてしまったなら、それは決して褒められた行動じゃない。「妊娠したら堕ろせばいい」という考えよりは「妊娠したら他人にあげればいい」という考えの方がましかもしれないが、けれども安易なのには違いないし、無責任さでは五十歩百歩だろう。

明るくポジティヴなのも、限度を超えればただのバカ。なんでもかんでもポップでクールにすればいいってもんじゃないよ。
no oneさん [DVD(字幕)] 6点(2008-12-05 09:42:34)(良:1票)
63.16歳で妊娠してしまった女の子の物語ではあるのだが、本人が悩むには悩むのだがそれほど深刻に悩むタイプではなさそうで、まわりも意外と淡白な反応で、だから終始明るいノリで映画は進んでゆくのだが、終わってみれば16歳で妊娠してしまったってことは映画の中でも実は然程重要なことではなく、ある女の子が「好き」「愛する」ってどういうことなのかという素朴な、それでいて重要な問いに答を見出すという実にシンプルな青春恋愛ストーリーで、妊娠は過酷な状況でも明るさを失わずに突き進んだ女の子を演出するためのものでしかなかった。もちろんそれはそれでいいのだが、それにしては妊娠にまつわる交々が大勢を占めているのが不満。もし十代の妊娠を描きたかったのだとしたら明るく元気でというアプローチには全く問題はないが、もっともっと命の尊さを真剣に描く側面が欲しい。ようするにどっちにしても多少の不満が残る。ジュノのキャラは若い世代の自然体みたいなこと言われてるけれど、あんなに返しの言葉がポンポン出てくるのはそうとうに頭が良いわけで、あきらかに面白おかしく装飾されたキャラだと思うのだが、誰が見たって装飾されたキャラだとはっきりわかるくらいにもっと極端なキャラにしてくれても面白かったと思う。ジュノのキャラが映画の魅力のほとんどなんだし。
R&Aさん [映画館(字幕)] 5点(2008-07-28 15:29:23)(良:1票)
62.《ネタバレ》 アメリカってのは、その信仰ゆえに意外に保守的であったりして、なので実態はともかくとして、映画で高校生の妊娠を描くのは実は勇気が必要なのかもしれません。あえて映画では宗教上の思想に言及していませんけれど、ジュノが堕胎という選択をしていたとしたら、そりゃもう黙ってはいない人々続出な世界でしょうから、そういう意味ではただ少女の妊娠を題材にしただけでもセンセーショナルな内容かも。が、いかんせん甘いというか、それでいいんかい?という違和感が終始つきまとう映画でして。性善説に基づくこの映画では結果的に命が軽いんです。妊娠から出産までが越えるべき障害のようで、ドラマ的に収まるべきところに収めただけで、そこに本来生じた筈の沢山の問題が、さらりさらりと流れてしまって、ジュノや周囲の子供、そしてそれを取り巻く大人や、大人になれない大人について語る事はできても、肝心の命については語れなかった、と。多方面に配慮すると、この程度で限界ですかい? 単なるコメディだからと逃げますかい? あと、男という存在についてやたら言い訳がましさを感じてしまったんですけど。これで良し、でいいのか? というか、ジュノはあれで成長したと言えるのかなぁ? 一人勝手気ままな思考・行動を暴走させた挙句に自己完結して、周りは何故か全員そのジュノをあったか~く許容しただけに見えるんですけど。アルジェントネタとか、微妙に笑えましたけどね。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 5点(2008-06-17 21:15:48)(良:1票)
61.スイマセン、期待が大き過ぎたのか、そんなに面白くなかった。内容のどこかにカチンと来たとかでなく、「良かったんじゃない?」以上の感情が出てこなかった。大人になりきれない人と本物の子ども達の、サラッとその実大変な出来事。でも、なんだかありふれた話でそう目を見開くようなシーンもなかった。「素直に自分らしく」なんてよくあるテーマだし、親が子どもを想い親身にサポートするのは当然といえば当然なわけだ。エレン・ペイジ始め脇まで役者さんはみんなよかった。ジェニファ・ガーナーなんて見直したくらいだ。私が擦れてるか、字幕が悪いのか、アメリカがこんな暖かい話に飢えているのか。
のはらさん [映画館(字幕)] 6点(2008-06-16 20:36:10)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 80人
平均点数 6.71点
011.25%
100.00%
222.50%
311.25%
411.25%
5911.25%
61923.75%
71822.50%
82126.25%
978.75%
1011.25%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.20点 Review5人
2 ストーリー評価 6.00点 Review7人
3 鑑賞後の後味 7.44点 Review9人
4 音楽評価 6.85点 Review7人
5 感泣評価 4.20点 Review5人
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【アカデミー賞 情報】

2007年 80回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞エレン・ペイジ候補(ノミネート) 
監督賞ジェイソン・ライトマン候補(ノミネート) 
脚本賞ディアブロ・コディ受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2007年 65回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)エレン・ペイジ候補(ノミネート) 
脚本賞ディアブロ・コディ候補(ノミネート) 

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