偽大学生のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ニ行
 > 偽大学生の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

偽大学生

[ニセダイガクセイ]
1960年上映時間:94分
平均点:8.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
公開開始日(1960-10-08)
ドラマモノクロ映画小説の映画化
新規登録(2008-02-25)【TM】さん
タイトル情報更新(2024-11-12)【Olias】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督増村保造
キャスト若尾文子(女優)高木睦子
ジェリー藤尾(男優)大津彦一
藤巻潤(男優)木田靖男
船越英二(男優)国恭介
岩崎加根子(女優)国縞子
中村伸郎(男優)高木次郎
三田村元(男優)柳沢
大辻伺郎(男優)原田
三津田健(男優)大学総長
大山健二(男優)裁判長
高松英郎(男優)検事
伊東光一(男優)大木博士
飛田喜佐夫(男優)カメラマン
春本富士夫(男優)李さん
花布辰男(男優)教授
中条静夫(男優)刑事主任
原田[言玄](男優)刑事
村田扶実子(女優)花枝
此木透(男優)革新党の男
須藤恒子(女優)ばあや
三角八郎(男優)
森矢雄二(男優)
伊達正(男優)鈴木
小山内淳(男優)刑事
杉田康(男優)育川
伊丹一三(男優)空谷
原作大江健三郎「偽証の時」
脚本白坂依志夫
音楽黛敏郎
撮影村井博
企画藤井浩明
配給大映
美術渡辺竹三郎
編集中静達治
録音渡辺利一
照明米山勇
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
2.《ネタバレ》 誰が正義なのか、誰が弱者なのか、誰が被害者なのか、と簡単に割り切れない社会の根を物語の設定に据えるの、初期の大江健三郎はうまかったが、これなんかそう。偽大学生をひとり60年安保時の学生集団に据えることで、権力の対抗者だけではなかった彼らの、特権性・エリート意識・権力志向をえぐっていく。学生たちは、その闘争の目標とするものにどこかで安住しているところがあり、コンパで偽大学生のジェリー藤尾が「学歴なんて関係ないんだ」ってはしゃぐところが皮肉。で仲間に警察のスパイと疑われて監禁される。“進歩的文化人”教授の船越英二も印象深い。偽証による学生たちの保身のあたりが、見ていて一番チリチリと来るところで、正義づらした・弱者づらした加害者たち。集会でジェリーが許しを乞うあたり、若尾文子の発言をエヘラエヘラ流すあたり、現場検証の場で偽学生を見る視線など、見事。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 8点(2009-01-03 12:13:20)
1.《ネタバレ》  体制側も反体制側も目指す目的は違えど、やっている事にそう変わりはないと言う事を辛辣に描いた作品ですね。

 結局のところ、人間なんて所詮己の欲望から逃れることの出来ない不完全な生き物な訳ですから、様々な目的や理想に対し純粋さを保つことなんて出来るわけがないんですよね。だから、純粋であるように振舞うためには、虚構の世界を作り上げるか、もしくは狂気の世界に身を置くことを選ぶしかないのかなと思いました。

 ジェリー藤尾の迫真の演技がとても印象に残りました。
TMさん [映画館(邦画)] 9点(2008-02-25 21:02:40)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 8.50点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
700.00%
8150.00%
9150.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS