42.《ネタバレ》 こーゆー猟奇犯罪サスペンス、好きです。この映画は娯楽に徹しています。ハラハラするし、ドキドキもするんですが、割と肩の力抜いて見られるんですよね。そーゆーの好きなんです。これを『適度』と言うのでしょう。 閲覧数が増えれば増えるほど、死の装置が稼動していく仕掛けは見事。こんなアイデアよく思いつくもんです。FBI捜査官が記者会見で『閲覧すればあなたも殺人の共犯です。』と呼びかける。ところが意に反して閲覧者は減るどころか増える一方。そりゃそうでしょ。主人公だって劇中で警告していたじゃん。 ネット社会に潜む危険性を極端な形で映像化。不特定多数の人たちが好き勝手に鑑賞できるネット社会への警鐘。それを説教臭い形ではなく、あくまで娯楽サスペンス、エンターテイメントという形で提供してくれる。こーゆー映画大好きです。 殺しのギミックは『ソウ』っぽくて好き。しかも1人目⇒2人目⇒3人目となるにつれて過激度が増していく演出。よくわかっていらっしゃる。『怖いもの見たさ』という人間心理を上手につついてきます。 更に3人目の犠牲者にグリフィンをもってくることで、『他人事ではないんだよ』という雰囲気が一気に強くなり、緊張感が一層高まります。ここでグリフィンを選ぶのが絶妙ですね。最初の2人が助からないのは明らかだし、主人公の女性捜査官が助かるのも明らか。グリフィンのような生かされても殺されてもおかしくない立ち位置の人間を3人目にチョイスするのは、絶妙な人選だったと思います。 社会性とエンターテイメント性のバランスがとれた良質サスペンスです。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-04-18 20:45:30) (良:2票) |
41.《ネタバレ》 IT技術が各家庭に浸透した昨今、猟奇事件の見せ方も変わってきましたなあ。と変なところで感心。動画サイトの閲覧数が上がると拷問に拍車がかかる、とはアイディアではある。やだけど。人の心に潜む匿名での残酷性を共犯にするわけですね。 人がいたぶられるグロいシーンが売り物のやつかと思ったけど、犯人をあぶり出すに至った推理や手法が飛躍してるわけでもなくて割と説得力があった。犯人もまた、メディアに傷つけられた過去を持つという二層仕立てにしたのもちょっと深くて良い。 久々に見たD・レインは良い感じで潔く年齢を重ねていた。ラストに印籠のようにFBIのバッジをばーん、とカメラに向けた行為は興味本位の視聴者らにこの世の「正義」を知らしめる意味合いがあったのかな。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-11 00:21:53) (良:1票) |
40.ちょっと、どっち着かずで散漫な印象。サスペンス物として脚本を練るか、猟奇殺人物として意匠を凝らすか。そこらへんをもうちょっとハッキリさせていれば、もう1、2点は平均点が上がったのではないか?設定は悪くないだけに、勿体無い。 しかし、作中の興味本位で悪趣味な殺人サイトを閲覧し、少なからず凶行に加担していた奴等と、この作品をそれなりにワクワクしながら観ていた私。一体どう違うというのか?と、ついつい考えてしまった。 これが製作者の狙いだとしたら、中々見事と言えなくもないかも。 【aksweet】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-11-05 23:50:44) (良:1票) |
39.《ネタバレ》 多くの方が指摘されているとおり、主に捜査陣の動きとかにツッコミどころ満載の作品。 でも、犯行動機とか犯人の行動パターンとか、なかなか良く考えられています。細かなところを練り込んで行けば、非常に面白い作品に化けてたんじゃないかな? だから、評価は迷うところ。低くしたいけれど、悔しいことに結構惹き込まれて一気に観てしまった。これってTVドラマで十分かも。その辺考慮した上で6点献上! 【追記】(2022.4.10) CSで放送していたので再観賞。正直、初見の時の印象が全く残っておらず、レビューを見て思い出した有様ですが…(製作者さん御免なさい) 公開、そして初見から10年以上経た今だからこそ、この作品が警鐘を鳴らすネット社会の怖さが現実のものとして迫って来ますね。 当時はエンタテインメントとしての比率が今よりも高かったかも。当たり前かもしれませんが、現在の方が当時よりはるかに現実味を帯びている内容ですね。 勿論、事件の具体の部分は極端で、そう簡単には現実化しないとは信じたいところですけれど、犯人がネットやコンピュータの能力に秀でていながら極めて幼稚で非現実的な人間性の持ち主であること、サイトを閲覧する者たちの無責任さとノリの軽さ、そのあたりは公開当時よりずっと現実的と思えます。 リメイクの話はないのでしょうか?今の時代に合わせてリメイクすれば、より怖ろしいサスペンス、あるいはホラー作品になると思うのですが。 ちなみに、終わり方は今見ても唐突ですね。だからと言って後日談は不要でしょうし、ヒロインがカメラに向かってFBIのバッジを見せるというだけで十分なメッセージ性をもってのエンディングとは思いますが、何だかブツッと切れる感じです。 ということで、受け取り方が当時と変わった部分があって7点献上に変更します。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-12 02:01:23) (良:1票) |
38.《ネタバレ》 CSiとかエネミー・オブ・アメリカにヤラレテきた自分には、この映画でのアメリカ政府機関の捜査能力の低さにものすごく違和感があった。天下のFBIが「私はインターネットで調べるわ」とかありえないと思った。逆に犯人の犯行能力が高すぎて「車と携帯電話のハック」とかちょっと現実感がなかった。そのくせヒロインに対する監禁方法がすごく甘くて、「他の被害者の時より自由度が高すぎるだろ!」というツッコミを入れずにはいられないし、その後の決着に至る過程もあまりにお決まりのパターンで、どっちらけてしまった。現実にありそうな題材で興味を引かれたけど、肝心の中身にリアリティを感じられず残念。 【キッド】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-02-18 09:40:34) (良:1票) |
37.《ネタバレ》 主人公には子供がいる。勘弁してよ。なんだか子供が危険に晒される雰囲気が充満してるよ。しかしわりと早々にこの危険は回避される。犯人は一度子供を危険に晒しながらもあえて危害を加えない。そのことでこの映画は展開上、そして時間の制約上において、もう子供に危害を加えることはないということを見せてくれる。ここは大いに評価したい。内容は殺人ライブという特に目新しいとも思えないものだが、衝撃映像という名の下に死の瞬間の映像を一種の娯楽として鑑賞できるモラル無きネット社会と結びつけることで旬の題材とする。だからといって社会派というわけではなく、単に新しいアイディアを売りにした今どきの映画という感じで、事件から結末に至る過程はいたってオーソドックス。そこそこにドキドキさせてはくれるが二度目以降の鑑賞で楽しめるかは疑問。ラストでバッチを映すのは皮肉のつもりなのだろうか。まるで衝撃映像を娯楽として見る事を後押ししているみたいだ。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-11-17 11:53:21) (良:1票) |
36.《ネタバレ》 今のネット社会を逆手に取った、巧い題材です。人間の心理も巧く突いている。SAWのような拷問系のシーンがある。残忍さはSAWには及ばないが見ていて嫌悪感はある。最後に挽回できたのがとてもホッとしました。あと幼い少女が標的にならず、安心しました。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-10-03 17:24:34) (良:1票) |
35.結構、ドキドキした。うすら怖かった。ジワジワ怖くなった。特に捜査員たちが観てる中、殺人がライブ中継されるくだり。人が観る事により殺人進行していく設定。こんだけネットが進化したらありうりそーで。それを観れば画面の人が死ぬとわかっても、多くの人は匿名なので簡単にアクセスする。その結果、殺人は遂行される。もちろんそのシステムを作った犯人が100%悪いのは当然だけど、誰かが死ぬなら観ない選択も人はできるはずだ。でも映画の中ではそれをFBIが発表すれば急速にアクセス数がのびる。そこが現実的で怖かった。日本でもテレビでニュースが流れれば、ネットでそれ以上の情報が流れて、悲劇がおきてる。観なきゃいいのにってのを人は観てしまう。今じゃ、簡単、おてがるなネットならなおさらだ。ネットはもっと怖いものになってゆくかもって余韻が残った。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-27 01:26:11) (良:1票) |
34.《ネタバレ》 ダイアンレインはすっかりおばさんでした。ストリートオブファイアーが懐かしく感じられました。ストーリーはハリウッドの王道の最後の最後に犯人と対決という珍しくもなんともない結末です。 じゃあ何が良かったのか。流れが良かった。ハラハラドキドキ、そしてドギツイ処刑の 装置。SAWに似ているが・・・・ しいていえばインターネット犯罪をインターネットを駆使して解決して欲しかった。 せっかくサイバー犯罪捜査課という設定なのに。 今も現役のダイアンレインに乾杯ということで7点です。 【キャメル】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-05-08 13:31:44) (良:1票) |
33.《ネタバレ》 それにしても米国のIT技術の普遍化は凄まじいばかりであるという事実を思い知らされました。他人のPCへの侵入、電話音声のすり替え、デジタルカメラによる監視等そのハイテクぶりには驚くばかりでした。しかし、ハンニバル・レクター博士が完成された悪魔であるのに対して、本編の犯人は20歳の学生で、単なるITオタクだけであったように感じてしまいました。殺し方も、レクター博士は元外科医らしく切り刻む殺し方でしたが、化学教授の息子は、化学屋らしい殺し方でした。最初の抗凝固剤使用の時は、「おや、また医者か?」とも思った程でしたが。4様の殺し方が出てきましたが、1の脱血死は結構気持ち良い、という話もあります。2つめの熱傷死は、死の直前には、脳も麻痺して、あまり最後は苦痛は感じなくなってしまうと思います。しかし、3番目の水に硫酸を加えてゆくやり方は、皮膚が溶け、肉が溶け、骨が溶けて行きながら、首から上は残ってゆくという、想像を絶するような痛みと苦しみを与える方法だと思いました。少なくとも、ハンニバル系の映画にも出てこなかったような最悪の方法でした。4つめは草苅り器で切り刻むという単純なもので、あまり目新しくはありませんでした。捜査側の推理も見事で、このような凶悪犯罪は、ますます増えてきそうな恐怖を現実的に感じてしまい、映画を観終わってからかなり疲労感に襲われたのも事実でした。 【亜酒藍】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-04-14 14:38:04) (良:1票) |
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32.《ネタバレ》 観終わって全身汗びっしょりっす!!ハラハラドキドキするのは保証しますが、神経的心理的にヤな方向性でのハラハラドキドキなんですよね、これが。似た傾向の作品として引き合いに出されている「羊たちの沈黙」は、自分はブラウン管での鑑賞だったんでそれほどとも思わなかったけど、これはかなりのグロさ。猟奇的殺人サスペンス+非常に今日的なインターネット犯罪ジャンルとしてはなかなかの出来。つい最近も某香港スターのエロ画像ネット流出事件も発生して話題になったし。ダイアン・レイン演じる、FBI捜査官、一児の母両方の責務を背負う責任感がやたら強い女性の、常に疲労感が全身に漂っている感じも良いです。それにしても相棒の男性刑事の方は役立たずな事この上ないなあ・・・。もう男の助けなんか必要ないみたいですね、この手の強靭な女性には。人間の好奇心に蓋をする事はそうたやすい事ではないと思う。登山家が「そこに山があるから登る」のと同じ事で、「そこにあるからつい見たくなってしまう」人間の脆弱な欲望を鋭く衝いた、単なる猟奇サスペンスには終わらせない問題提起作。6点か7点か迷ったけど色々考えさせられたんで7点。 【放浪紳士チャーリー】さん [試写会(字幕)] 7点(2008-03-29 10:57:45) (良:1票) |
31.《ネタバレ》 観覧数によって死の時間が早まるというジグソウもびっくりの仕掛けを使った猟奇殺人事件、昨今のネット文化、物見高い、または怖いもの見たさ、より過激なものを求める傾向を良く捉えてるなと思います。 現に新聞やメディアも、印象的な見出し、過激な事件を補導してばかりというのも人の内包するそういった負の感情を理解してるからなのでしょう。 犯人も、そうしたネット文化の被害者、と描かれているので、胸糞悪い事件も幾分かは同情のしようがある気がしますが全然関係ない捜査官を殺してる時点でただの八つ当たりにしか見えないのはちょっと残念でした。 カメラワークだったりとか、緊張感のある捜査シーンなど、なかなか良かったなと思う反面、R15という割にはゴア描写にパンチが無かったのと、唐突すぎるラストにちょっと呆気に取られてしまったので、5点ということで。 まあ作り物なので、それをわかっていて残虐なものを楽しんでる方がよっぽど健全だと個人的には思います。 【クリムゾン・キング】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-12-09 04:38:07) |
30.《ネタバレ》 主役のおばさんが 全く美しくありませんでした。 それゆえに、ピンチになろうが別にええやんとおもい、見ていてドキドキしませんでした。 ホラー系の要素がある作品は、若い美人を使うべきだと思いました 【マントタヌキ】さん [DVD(吹替)] 2点(2017-05-19 00:15:13) |
29.《ネタバレ》 目の付け所は良かった。ネット全盛の今、怖いもの見たさで閲覧者は爆発的に増えるだろう。ただ肝心の内容は酷かった。SAWっぽくこんな感じでやればウケるんでしょ?みたいな。あとは唐突なラストに驚き。てっきり内通者がいて、そいつはボックスで直接対決でもあるかと思ったのに。 【悲喜こもごも】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-01-19 00:14:37) |
28.《ネタバレ》 こう言う映画は結構好きなんだけど、突っ込みどころが多すぎて何とも言えない。SAWを味付けして、メジャーらしい感覚で仕上げているんだけど。 なんて言うか、停電させろとか、ドメインを強制的に停止したらとか、志村後ろ誘拐されるぞとか。そう言う腋の甘さはいかんともしがたい。 【黒猫クック】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-11-08 03:35:07) |
27.《ネタバレ》 私の好きなサイバーテロの作品で人の愚かな心理を描いている。この作品の面白いところは、犯人がネットに公開しアクセス数が増えることによって被害者が死に近づくという点。政府がネットを見るなと忠告するにも関わらずアクセス数はどんどん増えていく。 欲を言えば、もう1つ工夫が欲しかった。 【たこちゅう】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-12-25 22:34:02) |
26.《ネタバレ》 '10.8/15 鑑賞。ネット社会の公開殺人サイト、発想は時代にマッチして非常に面白い。でも歳を取ると残念なことに、感受性が乏しくなるのか余り大きな感動・衝撃がない。2016.04/02 2回目鑑賞。「アクセスカウントの上昇による公開殺人サイト」のアイディアは秀逸もそれのみ。ダイアン・レインはなかなか良く私のイメージ一新で中年のキャリアウーマンを演じる。逆にビリー・バークの存在価値が不明。脚本、展開は今ひとつ。 【ご自由さん】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-08-19 16:57:23) |
25.《ネタバレ》 現代社会を反映していて、実際に起こりそうで怖いですね。 アクセス数が増えれば死なんて、見てはいけなくても見てしまいそうです…。 と、題材は良いと思うし、ハラハラして面白かったです。 子供はね、最初登場した時から狙われるんじゃないかと思っていたんですよ。 そしたら案の定…何もなかったから良かったけど。 確かにFBIってこんなもんなの?って程度の捜査力だし、終盤主人公が拉致されるにしても、あまりにも無用心などなど、色々あります。 しかし、一番驚かされたのは、ラストでした。 「えっ!?終わり!?」非常にガッカリしました…。 なんだかなぁ~。 【かずまる】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-17 09:57:20) |
24.《ネタバレ》 前半は盛り上がったが、後半はグダグダで結局肩透かしの印象が強い。マイナス点は、先の方々のコメント通りです。 自分が気になった点は、「サイバー捜査官の必要性がない展開」だという事です。冒頭、主人公が違法サイトを摘発するも、以降は技術を使う展開が全くなく、拍子抜け。観客は当然「犯人とのハイテクサイバー対決」を期待するのだが、完全に裏切られる。しかも最後は、あまりにもご都合主義的。 また、「ソウ」的なグロテスク路線をメジャー映画に取り入れたのも、成功しているとは言い難い。メジャー作にグロを期待している観客は多くないと思うし、俳優やスケール感で魅せて欲しかった。 あと、自分としてはD・レインがあまり魅力的ではなかったのが残念な点。 【塚原新】さん [DVD(吹替)] 2点(2009-07-10 07:26:32) |
23.意外に面白かったです。最後までハラハラドキドキ、引き込まれました。 【あおみじゅん】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-04-22 14:56:37) |