2.《ネタバレ》 1914年の作品なので、チャップリンの作品群の中でも最初期の作品。
そのせいかまだいまいちチャップリンのスタイルが確立されていない。
別の言い方をすれば、チャップリン映画の原型を見た気がする。
帽子係の女性がモテモテなのはよいのだが、この女性がとてつもなく受け身で、この女性自身はどの男が好みなのか見えてこない。
周りの男どもが勝手にこの女性について「俺の女に手を出すな!」と叫んでいるだけであり、女性選びはまるで男性の専権の様に見える。
実際にそのような時代だったのかは分からないが、女性には男性を選ぶ権利がない様な時代背景が見え隠れするのが気になった。
あとフィルムの状態はかなり悪い。