9.《ネタバレ》 髪型に時代を感じたミーガンの独り善がりな記者魂に煮える。堪忍袋の緒が切れたマイケルの逆襲に「ここからや、ギャフンと言わしたってや」期待が高まったのですが。全く盛り上がらず、宿敵同士のロマンスに集中が尽きて寝落ち。 気を取り直しての再見でしたが、司法省のオッチャンが美味しいところを持って行ってのお開きにカタルシス無くイマイチワケワカメで更に再見で何とか分かった次第。いくらポール・ニューマンが渋くても地味に過ぎる復讐劇は物足りないものでした。 公人のスキャンダルをほじくり返してドヤ顔の「〇〇砲」も悪意の不在を盾にしたセイギカンなのか考えるところです。 |
8.《ネタバレ》 おおこれは硬派な題材、しかもニューマンにサリー・フィールド、と期待しながら見始めたのですが、思ったほど話が弾まない。これはやはり、女性記者の視点で構成してしまったのが失敗ではないでしょうか。筋からいえばニューマンの報復話であるはずなのに、その立ち位置が曖昧になっていて、しかも男女の仲がどうのこうのまで絡んでしまったのだからなおさら。よって最後も、無理矢理まとめたようにしか映りません。サリー・フィールドの純粋一直線な記者役というのは案外新鮮だったので、点数はそこに対して。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-10-25 00:34:58) |
7.こういうことは日常的にありそうです。現実の「スクープ」は、もっと悪意と私欲にまみれている気がしますが。P・ニューマンのように反撃に出る人も稀で、ほとんど泣き寝入りするしかないでしょう。そう思いつつ見ていたのですが、逆転劇にあまりカタルシスはなし。なんとなくまぁーるく収まったという感じ。ちょっと残念です。 余談ながら、S・フィールドといえばドラマ「ER」の中盤に登場した狂気の母親役が強く印象に残っています。本当に狂気の人なんじゃないかと心配になるほどでした。それだけ芸達者ということですが、若かりし頃はふつうの役も演じていたんですね。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-02-11 13:04:52) |
6.《ネタバレ》 ある事件の容疑者に仕立て上げられた男をポール・ニューマンが演じる。その男を犯人に仕立て上げたい捜査機関。その捜査機関に情報をリークされ、その情報を鵜呑みにしてウラを取らずに記事にした結果悲劇をもたらす行動派の新聞記者がサリー・フィールド。捜査する側もそれを報道する側も、それぞれが仕事の成果を上げることを求めすぎて、それぞれの仕事の基本的なルールを逸脱してしまうとこういう事態を招く、という事を分かりやすい登場人物の相関図で見せる。もっとシブい社会派サスペンスと成り得た題材だと思いますが、サスペンスとしても人間ドラマとしてもあまり上手くいっていない。名優ポール・ニューマンは勿論のこと、サリー・フィールドも好きな女優さんだし、2人ともさすがの存在感がありますが、容疑者の男と記者の女。この二人の男と女の微妙な関係が邪魔をしていたように思います。作品のテーマも主要キャスト個々の演技も良かっただけに惜しい作品。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-01-25 00:19:45) |
5.《ネタバレ》 サスペンスというのには何か物足りないしドラマといっても何か物足りない。ちょうど間がいいぐらいかな、それに微妙にロマンスが入ってるけど盛り上がりがイマイチないなぁ。報道が人を傷つけるというのは今も昔も変わんないけど事件の規模が大きいんだか小さいんだかよくわかんないのでそれもなんだか微妙な受け具合。うーん、、オトリ調査でもないのに記者と取材相手がそんなにも接近してもいいんかぃな。ストーリーは全く違うが同じ様に記者を主人公にした「大統領の陰謀」みたいに何か引き込むようなものがあればよかったんだけどなぁ。 |
4.“みんなが自分の任務を一生懸命に務めた”結果としてのドラマなら確かに面白いし、問題提起にもなるんだろうけど、どうもサリー・フィールドの役どころが単純すぎるんだよなあ。といって、“マスコミとはこうも単純な世界なのだ”という警告のドラマでもなかった。もう少し推理したり裏を考えたりするんじゃないか。自殺しちゃうことになる女が朝、新聞を拾い集めるシーンなどはかなり良かったんだけど。…といった感想を観た当時ノートに記しているが、いやいやマスコミなんてのはこんなもんらしいぞ、と昨今のテレビや週刊誌報道を眺めていると、改めたくなってくる。「新聞の文面作る機械が面白かった」とも記されていて、コンピューターで新聞作るようになり始めた頃だったのだろう。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-12-06 11:58:19) |
【H.S】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-12-24 14:24:25) |
2.個人的にはシドニー・ポラックって要するに昼メロの人でしょ、というのが本音。ポール・ニューマン、サリー・フィールドという組み合わせと、メディアを中心に据えた一見硬派な題材から社会派のカタい話を思い浮かべてしまうのだが、これは火曜サスペンス劇場でしょう。達者な二人だからこそなんとなく誤魔化されてしまわなくもないのだが、ここに至るまでの70年代中・後盤に社会派の傑作がひしめき合っているだけに、ついつい比べてしまうのはやむを得ない。時代と内容、テーマから同じポール・ニューマンの「評決」がどうしても連想されてしまうのだが、あちらで展開された互いに惹かれながらも現実の前に憎しみ合わざるを得ない二人の感情が凍った川の下を流れる冷水のような重みを持って横たわっていたのに対し、こちらのそれはややベタついたメロドラマ調。サリー・フィールドがいかに頑張っても、演出がそうなのだからどうしようもない。ああ、こういうのが流行っていたのね、という程度の感想しか持てないのは非常に残念なカップリングなのだが。もったいなかったですね。 【anemone】さん 6点(2004-01-25 02:32:54) |
1.複雑すぎず、易しすぎず、心地よい重みで展開していくストーリー。丁寧に人物描写がなされており、好感が持てる。しかし気になるのは、行方不明の人は結局どうなっちゃったんだろうかってことである。そこが消化不良と言えば消化不良か。まあ、事件の真相を追うのが主眼の話ではないので、これはこれでいいという気はするが。 【K】さん 7点(2004-01-04 17:37:31) |