1.《ネタバレ》 留置場に入れられた多国籍多宗教の人達、そしてその中にいた浮浪者のような小汚い老人は自らの事を神と言った…という面白そうな設定の密室の低予算会話劇。
この中で起こる互いの罵り合いは正に世界の憎しみあいの縮図。
自分の民族や宗教が一番だとか、どこそこの民族は下等だとか思いがちの傲慢な人に見せたい道徳の教材的内容。決して退屈ではなく、会話のやりとりは面白いのですが、そんな差別的気持ちをもたない一般的な日本人の僕がは冷めた目で見てしまい、深みのない説教臭さは幼稚に感じてしまいました。
後半現れたキャラクターがひっかきまわして最後に一悶着あると思いきや……もうちょっと面白くなりそうだったんですが残念。