58.《ネタバレ》 タイトルから企画もののB級作品と決めつけて見ちゃったのですが、大真面目で大掛かりな作品でした。 よく見たらハリソン・フォード出ているし。 内容はタイトル通り。エイリアンとカウボーイが戦う。ただそれだけ。ただカウボーイというより荒くれもの集団という感じでしたが。 もちろんその結果は火を見るより明らか。どー考えても勝てるわけないでしょ。それは最初のエイリアン襲撃の時にも強く感じたのですが、これをうまいこと互角の勝負にもっていって、最後の戦いではそこそこ良い勝負に持っていっちゃう。人間側のほうが犠牲が多いように見えますが、エイリアン側も着実に仕留めている。その辺のバランス感覚は上手いと思いました。 敵対するグループが手を組み、侵略者に立ち向かう。使い古されたプロットですが、間違いなく盛り上がります。 ただし、アパッチ族までくるとさすがにクドい。この辺りはダレる原因になっていそうです。 アパッチ族が仲間になるくだりをまるごと省略して90分くらいにまとめたほうが良さそうです。この題材で2時間越えは長い。 多少文句は出ちゃいましたが、ホラー演出あり、アクションありでエンターテイメント性は高い。 こーゆー映画嫌いじゃないです。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-06-13 01:58:05) (良:1票) |
57.《ネタバレ》 西部劇とSFを一緒にしたら面白いんじゃないか、って張り切って脚本作ったんだろうなー。アイデア自体は面白いと思うよ。見渡す限りの荒野を駆け抜けるカウボーイら、頭上にはでっかい飛行物体。この画には「おお、新しい」と思いましたもん。ここだけは。 なんせ企画がキワモノな上、ストーリーラインがベタもベタ、ありきたりな親子の確執に、おんなじような画が続くドンパチがだらだら展開して退屈した。なのにダニエルは大真面目に007で、ハリソンはインディ・ジョーンズの体で臨んでいるので、見てて生理的に合わないんですわ。これは監督が悪いよ。ちゃんと作品の方向性を役者に伝達しないと。そもそも脚本があちこちから手を入れられたそうで、その結果がこれ。なるほどなあと思います。 ところであの宇宙人に捕まったら、「人のことを考えない自己中な」性質が抜け落ちてしまうのですね。強盗だったダニエル然り、馬鹿息子然り。社会的に良い人になっちゃってて、それはそれであのエイリアンらのむしろ功績なのでは? 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-03-19 00:08:25) (良:1票) |
56.《ネタバレ》 アメリカでも日本でも評判は芳しからず、興行成績も今ひとつだったらしいけれど、そこまでヒドイ映画じゃないだろう・・・と、映画館で見て以来、久々に再確認。 正体不明の流れ者(ダニエル・クレイグ)が西部の小さな町に現れ、そこでハリソン・フォード演じる強権的な牧場主(『赤い河』のジョン・ウエイン!)や愛妻家の酒場の経営者兼バーテンダー(『リオ・ブラボー』!)、主人公の怪我を治療する酒飲みの牧師(『駅馬車』のトーマス・ミッチェル!)などがからみ、少年と犬も重要な役回りで登場する(とは、もちろん『シェーン』!)。 やがて彼らは、共通の敵に誘拐された愛する者たちを奪還する旅に出るのだが(『捜索者』!)、かつてなら「インディアン」と相場が決まっていた“共通の敵”が、ここでは凶悪な「異星人」だった、という次第。 他にも、記憶を失っていた主人公が、実は悪党集団のリーダーだったことがわかるあたりは『ワイルド・バンチ』(むしろ『明日に向かって撃て』か?)だし、非情な権力者に思えた牧場主が、雇っていたインディアン青年や身寄りのない男の子にみせる情愛など「古き良き西部劇」そのものの味わいだ。しかも町の保安官を演じるのは、『駅馬車』に出演したジョン・キャラダインの息子である、あのキース・キャラダインだ。 そう、この『カウボーイ&エイリアン』がめざそうとしているのは、徹底して「西部劇」そのものなのである。イーストウッドの『許されざる者』などとは違ったかたちで、かつて最もアメリカ映画らしいジャンルだった西部劇を、「娯楽大作」としてあらためて蘇らせること。その時、CGなど最新の映像技術を駆使した「SF映画」としての体裁は、西部劇の魅力を知らない現代の観客に対する、一種の“ギミック”としてあったのである(・・・あれほど高度な科学技術を持ったエイリアンたちが、どうして単純かつ凶暴で、しかも武器ではなく“素手(!)”で人間たちと戦うのか? だが、所詮アイツらはここで「黄金」に目のない『ワイルド・バンチ』のマパッチ将軍一味と、同じレベルの“悪党”でしかないのだ)。 そういった作り手たちの想いというか“心意気”を、ぼくは深い共感とともに受けとめる。ただひとつ残念だとすれば、せっかく脚本にスティーヴ・オーデカークが関わっていながら、この映画には意外にもほとんどまったく「ユーモア」がないことだろう。 【やましんの巻】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-10-22 12:19:30) (良:1票) |
55.《ネタバレ》 まさにこれは異種格闘技戦。それもプロレスVS柔道なんてレベルではありません。 (格闘技ではないですが)野球VSサッカーのような異質なもののぶつかり合いです。 その異質感は「戦国自衛隊」を超えるのではないでしょうか。 出だしを見るにオーソドックスな西部劇にしても成立するような雰囲気だったのですが、これをあえて崩しまくったチャレンジ精神に敬服します。 この勇気に応えて鑑賞する側も大胆な気持ちで鑑賞すれば、突っ込みどころやご都合主義のオンパレードも不思議と許せてくるというもの(笑)。 何はさておき、気の遠くなるような宇宙の彼方から小ぢんまりとしたことをやりに来た異星人にも敬意を表します。 スケールが大きいのか小さいのか?頭がいいのか悪いのか?強いのか弱いのか?・・・最後までつかみどころがありませんでした。 でも、異星人に対しては人類はいがみ合いを超えて団結できる!この王道は忘れてなかった。これで良しとしましょう! 【午の若丸】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2013-11-24 19:45:15) (良:1票) |
54.タイトルと設定のぶっ飛び具合に比べて、まあ何と真っ当な西部劇。開拓史時代のカウボーイが、高度な文明を誇る異星人に太刀打ちできるのか!!とか云うような関心は本作にはあまり無くて(そりゃまあ西部劇の世界に宇宙船が出てくりゃ、それだけで充分ワクワクしますけど)、この程度の宇宙人なら確かにカウボーイでも勝てそう。いや実際、いい勝負なので、バトルにも見ごたえがありますナ。うん、基本的には、かつての西部劇で戦う相手が先住民だったのを、宇宙人に取り換えただけかも知れん。ああ、イイ西部劇を観たな、と納得している自分が居るその一方、何と図々しい企画の映画だと思わんでもなかったり。ハリソン・フォード演じる大佐、息子の無事を確認したその直後にはもう、戦友たるダニエル・クレイグ達の安否を問い、次なる戦いへと身を投じている、これにはもうシビレまくりました。これぞ、ヒーロー。 【鱗歌】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-10-10 23:28:14) (良:1票) |
53.《ネタバレ》 まず、長い!そして、ダニエルとハリソンどちらの視点でも観てしまうのでいまいち内容に入り込めない。バカ映画ならバカっぽくつくれば良いのに2人の主役級がなんだか違和感。いっそ、バーホーベンに監督を頼めばいいのかもしれない。 【蝉丸】さん [ブルーレイ(字幕)] 3点(2012-08-06 00:30:39) (良:1票) |
52.《ネタバレ》 「西部劇にエイリアン出そう!」っていうだけで終わってないかい? 役者も芸達者が揃っているはずなのに、なんか薄い。もしかして、あんまりやる気ないのかしら? 最初の15分くらいは、非常にサクサクと物語が進んでよろしい。シルエットの状態で、誰かが殺されて窓に血がブシャッってシーンなんか、かなり良かった。でも、UFO襲来後から敵の基地に乗り込むまでが退屈すぎて帰りたくなった。その間は宇宙人出てこないし、クライマックスあたりではもはや完全に興味がなくなっていて、早く終わらねーかなーと思ってた。 アイデアが足りてないなら、せめて90分でまとめようって。 この映画ならではの面白味はほぼナシ。エイリアン映画って、ある程度のマニアックさがないと、支持されないんじゃないかと思う。 これ、ちゃんと楽しんで作ってますか? 【すべから】さん [映画館(字幕)] 3点(2012-07-03 00:26:57) (良:1票) |
51.《ネタバレ》 西部開拓時代のウエスタナーたちが、宇宙から来たと思しきエイリアンたちと戦う話。 と言っても、その殆どがお尋ね者やインデアン、それと攫われた者たちの家族。当然、武器は六連発とウインチェスター、槍と弓矢。主人公だけ何故か、敵のテクノロジーで強力な武器を持っている。 ウエスタンとSFの融合って面白そうだと思ったのだが、対エイリアン戦となると、説得力をもたせた戦いを考えるのは、やはり難しいようだ。あれほどの規模の宇宙人との戦いは、不自然というよりムチャだった。エイリアンが、夜の町に奇襲を仕掛けてきた時には、めっぽう強くて(当たり前だが)、為す術もなく人がさらわれてしまうが、エイリアンの足跡を追って、それと遭遇していくに従って、だんだん弱くなってきて、しまいには槍で刺されて死ぬは、コルト数発で死ぬは、ショボいったら無い。敵が大勢であるが故に、その強さがデフレを起こしてしまい、このショボさを引き起こした。 この異星人戦と絡めて、元強盗団首領と、ちょっと乱暴なカウボーイとの、対立と信頼の物語が描かれている。こちらの方は、生死を共にした男の物語として、ウエスタンとして、実に普通に楽しめる。すべてが終わったあとに、カウボーイが元強盗に、これからの協力を請う場面で、西部劇のセオリー通り、去ってゆく主人公がカッコイイ。 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-05-28 19:00:25) (良:1票) |
50.ダニエル・クレイグとハリソン・フォードはいつもながら男らしいし、VFXの扱いに慣れたジョン・ファブローによる見せ場作りも悪くありません。特にラストバトルはハリウッド大作らしいボリュームできっちり楽しませてくれるので、観たことを後悔する映画ではありません。。。 ただし、右往左往する脚本が本作の足を引っ張っており、”悪い映画ではないが、決して褒められた出来ではない”というレベルに落ち着いています。「カウボーイ&エイリアン」、、、男子中学生が考え付いたような適当なアイデアではありますが、西部劇とSFとを違和感なく組み合わせることは非常に困難な作業だったようです。97年の発案当初から数えると12名もの脚本家が本作の執筆に関わり、脚本家が変わる度にコミカルとシリアスのバランスは大きく変動。結局、複数人の脚本家が出してきたアイデアのうち、良いものをパッチワークするという形で決定稿が作られたために、なんだかとっ散らかった印象を受ける仕上がりとなったようです。致命的だったのが、クレイグ、フォード以外のキャラクター達の個性の薄さで、多くのキャラクターが入り乱れる物語だったはずなのに、観客に好かれる者は皆無という状態となっています。悪徳牧場主、牧場主に苦しめられる市井の人々、治安を乱す盗賊団、白人社会と敵対関係にあるインディアン、これらの人々がラストバトルを前に主人公の元に結集し、”オール西部”で侵略者に挑むという燃える展開を準備しながら、個々のキャラクターの完成度の低さゆえに不完全燃焼で終わっています。この決戦前夜がビシっと決まっていれば、映画全体が締まったはずなんですけどね。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 5点(2012-05-07 01:33:56) (良:1票) |
49.《ネタバレ》 「銀魂」の世界観を開拓期の西部に持ちこんだと思えばこーゆー組み合わせもありかも知れない。あとはハリソンフォードの代わりにスタン・ハンセンだったら完璧。・・とでも言うと思ったら大間違いだー。光に弱いエイリアンが夜襲ってくるかもしれないのに呑気にキャンプファイヤーやってるとかダイナマイト放り込まれるまであっぱっぱーに開けっぱなしの出入り口とかそもそも人間がよじ登ってるのに警報も何も鳴らない惑星間航行可能な宇宙船とか馬鹿じゃねーの?今時うちの息子が通ってる小学校だって夜間は赤外線センサーかなんかでブザー鳴るぞ。馬鹿親父と馬鹿息子が最後の最後に改心して大団円にさえしておけば何だって許されると思ったら大間違い。 【S.H.A.D.O.】さん [ブルーレイ(吹替)] 2点(2012-04-09 13:29:54) (笑:1票) |
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48.《ネタバレ》 「カウボーイ&エイリアン」なんてふざけたタイトルを掲げ、ダニエル・クレイグ&ハリソン・フォードという新旧のワイルド・ガイを競演させたこの映画が、エンターテイメント大作としてどうやってまとまっているのだろう?という疑問が、この映画に対する最大の興味だった。 その答えは、端から大作として綺麗にまとめる気なんて更々ない“とんでも映画”だということだった。 つまりは、“カウボーイ”と“エイリアン”を共存させたこの映画が、良い意味でも悪い意味でも、真っ当な映画である筈がないのだ。 当然ながら、“酷評”しようと思えばいくらでも出来る映画だろう。しかし、この映画の場合、もはや酷評することすらナンセンスに思える。 序盤から怒濤の突っ込みどころが散りばめらるが、ミステリアスなヒロインが炎の中から蘇るシーンを境にして、心の中で突っ込みを入れ続けている自分自身が馬鹿らしく思えてくる。 むしろ、このハチャメチャな世界観を馬鹿になって楽しむべきだろうと、心のシフトチェンジが起きる。 そこからは、オーソドックスな西部劇としてシンプルに楽しむことが出来た。 記憶を無くしたヒーロー、秘密を知るヒロイン、心に傷を負った老戦士、土着民族と盗賊らが、共同戦線を張り共通の「外敵」に挑む。この映画のプロットはそういう非常にありふれたものなのだ。 その敵が、今回はたまたま“エイリアン”だったということに過ぎない。 SF的な視点で見てしまうととてもじゃないが目も当てられない。 でも、大いに強引ではあるけれど、新しい要素を取り入れた西部劇として見れば、最終的には何だか悪くない映画に思えた。 決して褒められた映画ではないが、娯楽映画だからこそ許されるこの馬鹿馬鹿しさは、嫌いじゃない。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-03-27 16:23:40) (良:1票) |
47.《ネタバレ》 西部劇とSFを合体させるという今までにない作風。個人的にはけっこう楽しめましたが、世間一般の評価が低いのもよくわかります。要するにつっこみどころが多いということなのでしょう。例えば、あの異星人美女だってずっと自分の正体を内緒にしていたけれど、そもそも明かさない理由がよくわからないわけです。別に最初のうちに言うても差し支えないのではないかしらと。それからエイリアンなんですが、ものすごいハイテクなテクノロジーを持ち合わせているのに、いざ人間たちと闘うとなると肉弾戦になるわけですよ(笑)。ジェイクが腕につめけたあの装備で人間と闘えば楽勝なのに、なんでわざわざ無防備で突っ込んでくるのかと。だから、そういうのをいちいち考えちゃうとダメなんです。そもそもカウボーイとエイリアンが戦う内容なんですから、あんまり考えちゃいけない。心を大きく持って鑑賞するのが一番です。一番の見せ場は、最初に「飛ぶ機械」が村を襲うシーンですよ。地上の火の赤色と、いわゆるSF的な青色の対比が良いんです。紐みたいなので人が次々に捕獲されてさらわれて行くのも見事な演出だと思います。ただ、エイリアンの造形は確かに月並みではあります。文字通り「エイリアン」を想起させる容貌で、腹から手が出てくるのが若干のオリジナリティ感じさせるぐらい。エイリアンの基地も含めて、もう少し造形に面白みがあればもっと良かったかもしれません。ドラマ自体はそう悪くなく、西部劇の良さは個々の利己的な男の行動と仲間との情や正義心など利他性の絡みだと思うのですが、それがしっかり描かれていていたので個人的には満足です。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-03-23 21:10:49) (良:1票) |
46.《ネタバレ》 カウボーイがエイリアンと戦うなんてタイトルだけでナンセンスなのでもっと弾けちゃってると勝手に期待していたのですが、開けてみたらナンセンスなだけで面白くなく最近流行のディ○ニーランドのアトラクションみたいなぶつ切りにされた活劇シーンを順番に見ていく詰まんない映画でした。 エイリアンださないで007とインディ先生が対決する西部劇にしたほうが面白かったと思います。 映画が始まる前に流れるテロップみたいなやつで「ユニバーサル」とか「パラマウント」「ドリームワークス」とかやたらなげーなぁ。。。って言うのが今一番覚えてることです。 【AIRS】さん [映画館(吹替)] 2点(2011-11-19 22:45:27) (笑:1票) |
45.《ネタバレ》 インディ・ジョーンズと、その元ネタとなったジェームズ・ボンドが共演し(初代との共演が『最後の聖戦』ならば、こちらは最新ボンド)、『未知との遭遇』のように空を見上げる人々、空の光、『宇宙戦争』のように巻き上げられる人々、父と子の物語、言葉でのコミュニケーションが上手く取れない人々が意識で連帯してゆく、ついでに女性としての魅力に薄いヒロイン等、この映画はスピルバーグ的エッセンスで溢れています。が、いかんせん映画そのものの出来がとても薄味。物語的に面白い仕掛けがある訳でもなければ、刺激的で斬新なビジュアルがある訳でもなく(西部劇とSFという、ビジュアル的に大きなハッタリをカマせる設定なのに!)、予想の範囲を下回る凡庸な物語が退屈に続いてゆくばかり。大スターを起用したビッグバジェットの映画ではありますが、この脚本ならば低予算のB級映画でも大丈夫なレベルでしょう。クレジットされていた大勢の脚本家達(調べたら8人!)は一体何をしていたのやら。「このカウボーイ、敵か味方か?」って予告編のキャッチフレーズに『エキセントリック少年ボウイ』の「♪敵か味方か、カーボウイ♪『敵かなぁ?味方かなぁ?』」って松ちゃんのキャラを思い出しましたが、そもそも映画の方は敵も味方もへったくれもなくって、人物の背景に興味を持てるだけの物語でもなかったのに萎えました。スピルバーグ諸作リンクな部分だけは楽しめたので、点数はこんな感じで。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-10-30 16:19:51) (笑:1票) |
44.《ネタバレ》 まずタイトルからしてB級映画匂を隠さない所は正直でよろしい。 内容は記憶を失った男と町を支配するチョイ悪おやじをトップに、えいりあん(なんか『エイリアン』と表記したくない)に連れ去られた家族を取り戻すべく町人が立ち上がるお話・・なのだが。 ・えいりあんの目的が金塊探しと地味、人間誘拐は生態調査程度。 ・ヒロインをミステリアスに描きたかったのだろうが『あなた(主人公)が必要なの、理由は言えない』『記憶が無い?それでも貴方は貴方』等ただの電波女にしか見えない。 ・↑の理由でウザいと思っていたので中盤えいりあんにブン殴られて昇天『やっと退場か』と思ったら、す巻きにされて火にくべられたら復活した。そして『私も宇宙人なの』意味が分かりません。 ・敵基地の所在を知るため主人公の記憶を呼び覚ますが、方法が『先住民伝統の儀式』イミガワカリマセン。 ・えいりあんの基地に到着、『敵に見つからないか?』『大丈夫!彼らは日の光に弱いの』いや、光に弱くても監視装置くらい・・・。 ・↑で光がどうこういっているが、終盤迫りくるカウボーイ軍団に対し宇宙服も着ずに全裸で迎撃に出てくるえいりあん。しかも腕の光線銃ブレスレッド使わずやたら格闘したがる。 ・『だいなまいと』と言う名の高性能爆薬。 ・空気を読んで上下するえいりあんの戦闘力。ライフルすら弾いたと思ったら木の槍でまさかの『貫通』。 ・光線ブレスも多機能なのだが、腕から外さないといけないと不親切設計。 ・↑はたぶん主人公からブレスを外す口実なのだが、じゃあその外し方は『キスをして頭が空っぽになると外れる』イミガ・・ ・採掘した金は溶けて宇宙船内を巡っているが、保護カバーが無く危ない、そして案の定『何故か』診療室を通っている金に浸かっちゃうお間抜けえいりあん。 ・そもそもカウボーイ対えいりあんって・・・・。 とまぁ突っ込むのもアホらしくなる展開なのだが、それを結構金掛けてる所が笑える。 タイトルからして覚悟はしてたのでまぁ予想通りの出来。ただ一発ギャグ的映画にしては長めな尺が欠点。 ただラスト、愛していた者も愛し始めていた者失った主人公が一人寂しく我が家を訪れるシーンは、その前にあった再会を喜んでいた脇キャラとのギャップとアコギ調のBGMと合わさり普通に良かった。 【ムラン】さん [映画館(字幕)] 4点(2011-10-22 23:20:05) (良:1票) |
43.《ネタバレ》 うちの家族は、なかなか評価良かったです。私もこの始まりは?この設定は?...... どうなっちゃうんだろーと思いヒヤヒヤもんでしたよ。考えてみりゃーカウボーイと、エイリアンですよ!誰がこの2つくっつけます? もうそれだけでワクワクものでした。その上勿論ドリームワークス製。怖いもの見たさも手伝って見に行っちゃいますよ。 結果はどうだったかって?.....良く困難な題材を無難にまとめ上げたと思います。全編に漂うマカロニウエスタンの?!ほのかな香り、お約束の引き止めの入るラストシーン。それを振り切り旅立つジェイク、その姿にクリント・イーストウッドを見るようでした。 ストーリーは言ってしまえばエイリアンが悪者、それを倒すべく集まったインディアン、それと昔は対立していた大佐、主人公の元の手下達との戦い。 悪は滅び捕らえられた人々は解放され、エイリアンの宇宙船は唯一の悪者じゃないエイリアン(これが誰だか見に行ったら当てて下さい)の自分の身をかえりみず捨て身の活躍で破壊されます。こんな感じなんですがとても展開もよく、飽きずにハラハラ出来ました。 十分楽しめるエンターテイメントになっています。オススメします。 【としべい】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-10-22 19:40:02) (良:1票) |
42.うわ!マジですか?これ…?これ観たらもう、次の007観れないじゃん?っていくらい『くだらねぇ…』その一言。批評の余地無し。ラジー賞決定(笑) PS:当映画の前宣みてて、スピルバーグの『これまで映画化されなかったのが不思議な、すごい脚本だ…』ってヲイヲイヲイ! ありえねぇ…。映画化したのが不思議だ、まったく。 【crushersyu】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 3点(2011-07-30 23:58:15) (笑:1票) |
41.《ネタバレ》 宇宙人がもし存在しているとして、地球にやってきてるなら、そりゃ、現代だけでなく色んな時代にもやってきてるわけで、この映画はその時代を西部劇時代に設定した映画で、今まで、その発想でちゃんとした映画は、僕が知る限り、あんま思いつかなくて、その点では新鮮でした。西部劇部分もしっかり作ってあり見ごたえはあったし、宇宙人の襲撃部分も迫力あって、ちょっぴり悲しいオチも悪くなかったですけど、途中、ちょっと西部劇的なテンポでダラダラしたかな。西部劇好きなら気にならんかもですけど。 【なにわ君】さん [インターネット(吹替)] 5点(2024-06-29 17:36:39) |
40.《ネタバレ》 “ゾンビ&ウェスタン”“モンスター&ウエスタン”という映画はすでにこの世に出ているので、“エイリアン&ウエスタン”が発想としてあるのは至極当然の成り行きでしょうかね。でも19世紀の人間が遭遇していちばんインパクトが強そうなのはエイリアンだと思うけど、飛行機すらまだ存在しない時代にしてはエイリアンのテクノロジーに対するカルチャーショックめいた反応が薄いのはちょっとどうなんですかね。エイリアンの目的が謂わば金鉱掘りで地球人の存在なんか虫けらとしか見ていないって、ゴールドラッシュで西部に押し掛けてジャマなインディアンを殺しまくったアメリカ人とやってることは大して変わらないという図式でもあり、凄い皮肉が効いているとも言えます。ここら辺を膨らませたら毛色の変わった映画になったかもしれないのに、脚本家は気づいてないのか鈍いのかまるで『インデペンデンス・デイ』みたいな乗りの単純な侵略ストーリーにしちゃってるところが痛い。ストーリーもご都合主義で、なんでダニエル・クレイグだけが万能ウェポンになる腕輪がつけられているのか意味不明だし、ヒロインが人間に化けた善玉エイリアンだというのもセンスがない。光が苦手という欠点を持つエイリアンなのに、白昼地下から引っ張り出したのに何の影響もなく暴れまわるというのは大矛盾。まあ王道と言えば王道なんだけど、西部劇やエイリアンものからパクったものを詰め込み過ぎて散漫な出来になってしまったということでしょう。でもダニエル・クレイグが想像以上にウエスタンに合った俳優だということは、新発見でした。 邦画界でも、『侍&エイリアン』とか『戦国武将&エイリアン』とか撮ってみたら面白かろうにね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-09-22 23:16:51) |
39.カウボーイとエイリアンなんでしょ。そんなありえない取り合わせなんだったら、そのギャップを強調しまくる方向でコメディチックに決めまくる、というのが通常の発想だと思いますが、なぜかこの制作者は、一大CGスペクタクル作品を真面目に作ろうとしている。それで作品として成り立つはずがないのです。加えて、一つ一つの展開がことごとく凡庸である上に、暗いシーンでは映像処理がいい加減で何をやっているのか分からないという追い打ちまで。あれこれ詰め込んだ画面に反して、現場のテンションの低さが伝わってきます。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2020-02-08 23:42:29) |