1.《ネタバレ》 監督が言うようにコメディではあるが、同時にヒューマンモノでもあり、恋愛モノでもある。
前半は軽いノリ。
婚活を描いた部分は、実に面白い。
不倫をしている若い女性が、不倫相手に遊び扱いされるが、その男を忘れられない。
こういう状況下で、“下落株”のオジサンと出会う。
最後にはオジサンと美人な若い女性が結ばれる。
これは一種の、男の願望だ。
おそらく監督の願望が投影されている。
現実はそんなには甘くはない。
だけど正直、こんなことがあってほしいとも思う。
そう思いながら観ていて、いつの間にか画面にくぎ付けになり、この作品の世界に引き込まれていた。
日頃のしがないサラリーマン生活を送っている私にとって、とても良い映画だった。