ダークナイト ライジングのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ダークナイト ライジング

[ダークナイトライジング]
The Dark Knight Rises
2012年上映時間:165分
平均点:7.03 / 10(Review 150人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-07-28)
アクションサスペンスSFシリーズもの犯罪もの漫画の映画化
新規登録(2011-09-27)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2021-11-03)【イニシャルK】さん
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監督クリストファー・ノーラン
キャストクリスチャン・ベール(男優)ブルース・ウェイン / バットマン
アン・ハサウェイ(女優)セリーナ・カイル / キャットウーマン
トム・ハーディ〔男優〕(男優)ベイン
ゲイリー・オールドマン(男優)ジェームズ・ゴードン市警本部長
マイケル・ケイン(男優)アルフレッド・ペニーワース
モーガン・フリーマン(男優)ルーシャス・フォックス
ジョセフ・ゴードン=レヴィット(男優)ジョン・ブレイク
マリオン・コティヤール(女優)ミランダ・テイト
ジュノー・テンプル(女優)ジェン
マシュー・モディーン(男優)フォーリー市警副本部長
ベン・メンデルソーン(男優)ダゲット
バーン・ゴーマン(男優)ストライバー
ジョシュ・スチュワート(男優)バーサッド
ブレット・カレン(男優)ギリー議員
ダニエル・サンジャタ(男優)ジョーンズ大尉
クリス・エリス[男優・1956年生](男優)ライリー神父
リーアム・ニーソン(男優)ヘンリー・デュカード/ラーズ・アル・グール
キリアン・マーフィ(男優)ジョナサン・クレイン/スケアクロウ
トム・コンティ(男優)"奈落"の囚人
ジョーイ・キング(女優)”奈落”の子供
ウィリアム・ディヴェイン(男優)大統領
ウェイド・ウィリアムズ[男優](男優)ブラックゲート刑務所長
レジー・リー(男優)ロス
ロブ・ブラウン(男優)アレン
トマス・アラナ(男優)ウェインの弁護士
ジリアン・アルメナンテ(女優)弁護士事務所スタッフ
ゴンザロ・メネンデス(男優)マンホールの警官
トーマス・レノン[男優](男優)医師
エイダン・ギレン(男優)CIAエージェント
ブレント・ブリスコー(男優)ベテランの警官
デヴィッド・ダヤン・フィッシャー(男優)証券取引所の靴磨き
デズモンド・ハリントン(男優)制服警官
マイケル・パパジョン(男優)刑務所の護衛(ノンクレジット)
檀臣幸ブルース・ウェイン/バットマン(日本語吹き替え版)
山路和弘ベイン(日本語吹き替え版)
納谷六朗ジェームズ・ゴードン(日本語吹き替え版)
小川真司〔声優・男優〕アルフレッド・ペニーワース(日本語吹き替え版)
土田大ジョン・ブレイク(日本語吹き替え版)
園崎未恵セリーナ・カイル / キャットウーマン(日本語吹き替え版)
池田勝ルーシャス・フォックス(日本語吹き替え版)
佐々木勝彦ヘンリー・デュカード/ラーズ・アル・グール(日本語吹き替え版)
根本泰彦フォーリー市警副本部長(日本語吹き替え版)
小島敏彦"奈落"の囚人(日本語吹き替え版)
有本欽隆弁護士(日本語吹き替え版)
仲野裕ギリー議員(日本語吹き替え版)
遊佐浩二ジョナサン・クレイン/スケアクロウ(日本語吹き替え版)
牛山茂フレデリックス取締役(日本語吹き替え版)
志村知幸CIAエージェント(日本語吹き替え版)
加瀬康之現地工作員(日本語吹き替え版)
乃村健次軍司令官(日本語吹き替え版)
白石充新米警官(日本語吹き替え版)
青山穣ストライバー(日本語吹き替え版)
多田野曜平パパラッチ(日本語吹き替え版)
廣田行生盲目の囚人(日本語吹き替え版)
五十嵐麗ミランダ・テイト(日本語吹き替え版)
田村睦心(日本語吹き替え版)
出演アーロン・エッカートハービー・デント(アーカイブ映像)
ライナス・ローチトーマス・ウェイン(アーカイブ映像)
マギー・ギレンホールレイチェル・ドーズ(写真)
原作クリストファー・ノーラン(原案)
デヴィッド・S・ゴイヤー(原案)
ボブ・ケイン(キャラクター創造)
脚本クリストファー・ノーラン
ジョナサン・ノーラン
音楽ハンス・ジマー
撮影ウォーリー・フィスター
製作クリストファー・ノーラン
エマ・トーマス
チャールズ・ローヴェン
ワーナー・ブラザース
製作総指揮ケビン・デ・ラ・ノイ
ベンジャミン・メルニカー
トーマス・タル
マイケル・E・ウスラン
制作東北新社(日本語版制作)
配給ワーナー・ブラザース
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
美術ネイサン・クロウリー(プロダクション・デザイン)
ケヴィン・カヴァナー〔美術〕(プロダクション・デザイン)
衣装リンディ・ヘミング
編集リー・スミス〔編集〕
字幕翻訳アンゼたかし
あらすじ
「ダークナイト」の死闘から8年後。ゴッサム・シティは「デント法」の下で組織犯罪を一掃し、仮初めの平和を享受していた。心身共に傷付いたブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)はバットマンとしての活動を事実上引退し、隠遁生活を送っていた。その頃、謎の男・ベイン(トム・ハーディ)が地下に潜り、ゴッサム・シティの破壊を目論んでいた。
ネタバレは禁止していませんので
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150.《ネタバレ》 まず、敵役お2人の目的意識の、望んでいる事とやっている事がまったく筋が通っていない為、主張そのものが破綻しています。また、復讐と父の目的を達成するという一作目でやろうとしたことの繰り返しがお2人の意図ですが、一作目とゴッサムの状況は変わっていますので、別の見地から観ても破綻しています。さらに「革命」を描こうとしているのに”市民”の意見が一切描かれてないのでそれもまた成立していません。つまり、バットマンへの問い掛けそのものが破綻しているので、バットマンのやっていることに奥行きがなく、彼の葛藤にまるで面白みがありません。根本的に脚本に緻密さがなく、粗があり過ぎです。
ボビーさん [映画館(字幕)] 5点(2012-08-19 00:59:31)(良:5票)(笑:1票)
149.《ネタバレ》 前作「ダークナイト」を見た後、あまりの水準の高さに、続編は制作できないだろう、作るとしてもこの作品を超えるテーマ性は不可能であろうと思ったが、案の定の結果であった。今回は挙げたらキリのない突っ込みどころのオンパレードだが、そもそも8年間犯罪の無くなったゴッサムシティの市民たちが、どういう感情を持って生活していたのか、革命後に一般人はどういう反応を見せたのか全く描いていないので、メインのテーマ・ストーリー自体が成立していない(最低限デント法の説明くらいはするべきだろう)。今回は詰め込み過ぎて、何も消化しきれていないし、前作にあったリアリティも全く失われている。敵も前作のジョーカーのような魅力のあるキャラを作ることが出来ず、駄目な続編にありがちな事件を変にインフレ化して陳腐になるパターンを踏襲している。今年度ラズベリーの最有力候補になるのではないか?
rosebudさん [映画館(字幕)] 4点(2012-08-19 02:56:01)(良:4票)(笑:1票)
148.《ネタバレ》 ネタバレ全開で鑑賞済みの方が見ると想定して書きます。
まず一点通常版、IMAX版それぞれ鑑賞しましたが、IMAX版はやはりアクションシーンの魅せられ方が凄かったです。環境的に許せば、ぜひもう一度IMAXでの鑑賞を推奨。
感想としては「完結作」この一点に尽きます。
バットマンを過剰に内面化したことへの反作用としての、アルフレッドとの離別。そしてすべてを乗り越えての再会。
圧倒的財力を奪われ一人の市民となった時、ブルースは象徴としてのバットマンを説き、橋の上でのブレイクと少年たち、そして最後のシークエンス「Mr.ロビン」の名前でブレイクが呼ばれる。
この辺の完成感が半端じゃない。

この大きな筋以外でも、端的には、暖炉でのミランダ/ブルースの会話シーン後に、奈落での会話を重ねて「酷い環境に生まれた/お坊ちゃん」というこの時点での、ミランダ=「子供」という暗喩や、
ミランダのベインへの最後の言葉「友よ」による、ブルースとベインの共通性だとか、細かいシーンが全編に埋まっているわけです。
単なる自暴自棄は、死の克服ではない。そうではなく、死を傍らに抱きながら生きること、それが生きるということそのものであるということ。バットマンからロビン、少年達に伝わるもの。個人がそれぞれを生きるということ。かけがえのない人間は誰しもに存在し、本当に守りたい「仮面をつけることで守られる人」が、特定の「誰か(ヒーロー)」ではなく、各々の意識で守られる社会。しかしまた同時に必要となる「自分にしか出来ないことなど無い」という謙虚さ。自分を信じ、人を信じることを伝える3部作でした。
楊秀清さん [映画館(字幕)] 10点(2012-07-29 13:20:48)(良:5票)
147.《ネタバレ》 完璧だった前作「ダークナイト」を受けての完結編、非常に楽しみすると同時に、どんな話にするのだろうと少し心配もしてました。結果として大満足。闇の騎士であるバットマンがついに日の光の下で戦うようになる。今作の最後のバットマンは、これまでのバットマンとは違う存在になったのだと理解しました。もはやブルース・ウェインはバットマンとして戦うことはなく、ノーラン編バットマンは確かに完結した。
悪役ベインは、「バットマン&ロビン」の印象があって、どうにも組織のリーダーというのがピンと来ず、終盤までずっと違和感があったのですが、実は真の首領は・・・ということで、この点も鮮やか。全く想像してませんでした。
Northwoodさん [映画館(字幕)] 10点(2012-08-12 23:10:29)(良:3票)(笑:1票)
146.《ネタバレ》 悪くはないけど良くもない。両手を上げて喜べない。複雑にしすぎたせいで、鑑賞後にモヤモヤが残った。テロリスト集団に占拠されたゴッサムが、どういった状況になっているのかが分かりにくい。占拠された市民側の心理描写があまりにもないため、今彼ら市民が、何を思い何を考えているのかが伝わらず、前作のような奥深さがなく残念な結果に。地獄と呼ばれる地下深くにある収容所。一体どこにあるんですか?その地獄から出てきたブルースウェインはどうやってゴッサムまで戻ってきたん?無一文のはずなのに。橋は落とされ警戒厳重なはずなのに。で戻ってきて、発煙筒の仕掛けをセコセコと作ってたんですか?博士にしか起動できないはずの起爆装置、どうやって改良したんだ?ツッコむ要素が多すぎ。監督の意図的な演出なのか今回のバットマン、一度もマントを広げません。この演出は最後のバットマン像にも表れていて、うつむき、マントを体にぐるぐるにまいたその姿はまるで、拘束具で身動きできない囚人のようにも見えました。本来ならここで、怒濤の感動が押し寄せてくるのでしょうが、前途したツッコミ部分があまりにも目立ちすぎ、感情のやり場に困ってしまいました。バットマンよ、永遠に・・・。
Dream kerokeroさん [映画館(字幕)] 6点(2012-07-29 02:04:31)(良:4票)
145.《ネタバレ》  映像に迫力があります。音楽も良い。見応えがあります。
 アン・ハサウェイ演じるキャットウーマンやベインのビジュアルが好きです。また、新しく登場する戦闘機がしびれます。バットマンシリーズは『メカ』や『武器』、とりわけ『乗り物』で楽しませてくれますね。
 バットマンだってヒーローものにはちがいありません。圧倒的なパワーを見せてくれるパフォーマンスは、やはり興奮するものです。
 ストーリーはどうでしょう。個人的には、はっきり言って面白くありません。なにしろ防戦一方。状況は悪くなるばかり。バットマンに頼れる味方が少ない。前作のような『チーム感』に欠ける。キャットウーマンには騙されるし。ベインにぼこぼこにされるし。アルフレッドは出て行くし。破産するし。この作品を見ると、前作までのバットマンをとりまく環境の暖かさがいかに大切だったかがよくわかります。
 それに、この内容で160分というのはあまりにも長い。
 前作では、そのエンターテイメント性の高さから、長さを全く感じませんでした。それは、面白かったのと同時に、映画を完成させるのに必要な尺の長さだったからだと思うのです。
 今作の脚本で、本当にこの尺の長さは必要だったのでしょうか。
 描きたいものを詰め込むだけなら、誰でもできると思うんですよね。無駄をけずり、必要なものを残し、限られた時間の中で見せようと試行錯誤された映画が好きですね。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-09-30 14:54:16)(良:3票)
144.そもそも2作目と全く同じ展開で、完全に単なる焼き直しと思う。そしてそもそもこれってバットマンでなければいけないの?と問われると私的には「ノ-」だと思います。そして出演者が多くかぶっているせいで「インセプション」とも話が近いように思います。ホントに007的なガジェットに頼ってるだけで、劇中でも言われてるけど、ただのコスプレだなぁと。3で終わらない雰囲気もちょっとマイナスです。それでも、金はかかってるし、見る価値はあります。最近、子供が、スパイダーマンとバットマンにはまってて、今までの作品を見返しています。リアルタイムで、ティム版の、キートンやニコルソン、ロビンや、ペンギン、mr.フリーズを見てきた自分としては、今回の3部作は路線的に随分はずれた所に来てしまい、もう戻れない印象があります。特に1作目はつまらなかった。もっと、純粋にバットマン対○○みたいな戦いや、遊びを入れた大人の作品にして欲しかったです。ブルーレイも買ったので今作は何回も見ると思いますが、もっとわかりやすく作って欲しかったです。 もっとすっきり、はっきり勧善懲悪の方が良くないですか?DCコミックはこんな展開ではないのでは?
たかちゃんさん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2012-12-15 22:25:52)(良:3票)
143.《ネタバレ》 クリスチャン・ベールが大好きで心待ちにしていた映画です。期待をうらぎらず、面白かった!!!
ペインが迫力に欠けるみたいな感想もありますが、私にとっては登場からとっても怖く、(あのマスク、迷いのない非道さなど)、最後の方で、彼女が関係を語りだすと、マスクした強面なのに、目が恋する男子の目に変わった(ように感じた)ところで、すご~い!と思いました。「インセプション」も大変面白かったんですが、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットはよく覚えていたけど、トム・ハーディ君はうろ覚え・・この映画では目とマッスルボディーだけだけど、とてもよかったです。
ジョゼフのゴッサム警察の制服姿は、良すぎ~むしゃぶりつきたい!女だけでなく、きっと男からももてるでしょう!あんな後輩に、「いくぞ、ルーキー!」なんて声をかけてみたい!とか。監督もきっとジョゼフかわいくて仕方ないに違いない。
キャットウーマンも完璧~ちゃんと内臓入ってる?てくらい超細。でも曲線。バッドマンのたくましい体との対比が、コミックを忠実に映像化してるところなのかな?最初のメイド服(メイドメイドしたやつじゃないよ、メイド長、みたいな服)もばりばり決まってました。黒レザーオールで黒バイクは鉄板!
クリスチャンも相変わらずいい!今回は腰をやられて、そのあまりに痛そうな様子に腰がむずむずしましたわ。女がわかってない、融通がきかないブルースっぷりも相変わらずで。
マイケル・ケイン=最高峰の執事
その他マリオンもキリアンも爆発も!!絶対映画館で鑑賞すべき作品です。
好きなものは仕方ないのでもう9点献上です。
今年もっとすごい映画があったら、1年に9点二つつけることになっちゃいますが。
rainbowさん [映画館(字幕)] 9点(2012-08-07 15:51:24)(良:3票)
142.《ネタバレ》 前作の「ダークナイト」は暗闇の中で生きる正義を描いた傑作だった。ゴッサムの人々は暗黒の中にデントという一筋の希望を見出し、その代わりにバットマンは悪の象徴として生きることとなった。全ての悪を背負ったバットマンの姿は尊いものだろう。しかしちょっと考えてみる、それってゴッサムの人々に真実を語らず欺いていることになるのではないか?真実を知っているのはバットマン本人と警察のゴードン本部長とその息子だけ、つまり権力者側だ。「それっておかしいんじゃないの?市民には全てを知る権利があるんじゃないの?」という権力への怒りを描いたのが本作「ダークナイト ライジング」だったと感じた。本作は明らかに昨年から世界各地で起こった「Occupy Wall Street運動」を下敷きにしていると思われる。何故かと言うと前作は監督も言っている通りシカゴがゴッサムのモデルだったらしいが、本作はブルックリンの様な下町が出てくるし、沿岸部にある街という設定になっているし、証券取引所を襲撃するシーンまである。これらの描写は嫌でも(ウォール街のある)ニューヨークを彷彿とさせる。そしてヴィランのべインはゴッサムを取り戻せと人々に呼びかけるし、べインの手下は普段肉体労働を強いられているブルーカラーの人達だ。富裕層による富の独占、国家の政治への不信は世界中で起こっている現象だ。それでも真実を隠し街を守るバットマンが正義と言えるのかと観客に訴える。そんな問いに対してラストは実に上手く話しを纏めていたと思う。最早バットマンが正義の象徴として永遠の存在になるしかその解決法は無かっただろうから。他に特に素晴らしかったのはべインを演じたトム・ハーディー、圧倒的質量でバットマンでも歯が立たない相手であることを実感させる好演だったと思う。それだけに退場にはもう少し見せ場があっても良かったと思うが。脇のマリオン・コティヤールもいい味を出しているが最近彼女がスクリーンに映ると悪女にしか見えないのがやや難点。アン・ハサウェイのキャットウーマンも妖艶で美しいがリアル路線の本シリーズにおいて女怪盗という存在にやや違和感を感じてしまった。ラストのロビンのくだりはファンサービスとしては面白かったが出来ればロビンを主役としたスピンオフは作らないでほしいと思う。近年のアメコミ映画としては珍しく実に綺麗に終わったシリーズであると思うから。
民朗さん [映画館(字幕)] 9点(2012-08-04 10:42:16)(良:3票)
141.《ネタバレ》 2度観ましたが、骨格はボーイ・ミーツ・ガール・ストーリーだということを確信しました。ブルースの最初のシーンで出会い、最後フィレンツェでのシーンも2ショット、しかもどちらでも母のネックレスを装着。ベインに負けゴッサムを離れる闘いのときにそばにいたのはセリーナ。戻ってきて最初に会うのもセリーナ。2度目鑑賞のとき、2ショットシーンでの会話を細かくチェックしながら観てましたが、実はブルースとセリーナの互いの出自や生育環境に対する様々な想いが台詞上かなり交錯してるのね。ブルースは、バットマンとしてハーヴィー・デント殺害のこと、個人としてレイチェルとの関係とその死という「恋愛問題」をクリアする必要があるってのが、実はこの作品の骨子なんですよね。バットマンのお話だから観客の関心は恋愛に向いていないんだけど、レイチェルのことを乗り越える「恋」をちゃんと描いたからこそ、「バットマンという絵空事」をリアルに感じることができると気づきました。しかも不~二子ちゃんと見せかけといて実はクラリス、ということで、ウェルメイドなボーイ・ミーツ・ガール・ストーリーに満点評価。作品内、シリーズ通しての伏線回収もほぼ完璧ですね。渡辺謙の取扱と、レイチェルのキャスト変更が残念ですけど。なお、pitと呼ばれる穴は、連れて行かれるときベインも一緒だったんだから、案外近所にあるんじゃないかな。ハリウッド的発想なら「必要なら完コピ作っちゃえば?」ですから、ストーリー上でもね。ミランダの財力を持ってすれば簡単でしょ。そうそう、穴の中でトム “Mr. Lawrence” コンティにまた会えるとは!
shintaxさん [映画館(字幕)] 10点(2012-08-02 19:25:26)(良:3票)
140.《ネタバレ》 前作「THE DARK KNIGHT」ではジョーカーの狂気とゴッサムシティの住民を巻き込んで、壮絶な「善と悪」を描いた。今回の「RISES」でもベインがゴッサムシティを大混乱に巻き込むが、そこにゴッサム市民の「状況を解決する意志」は感じられない。状況を解決するのはBAT MANと警察である。ぼくが思うに、今回のテーマは「善と悪」ではなく、「ブルース・ウェイン個人の物語の完結」ではないだろうか。
BAT MANという存在はブルース・ウェインの悪を根絶するという気持ちから始まり(「BEGINS」)、それが「DARK KNIGHT」で善と悪という壮大なテーマに拡大され、そして「RISES」でブルース・ウェインの物語が終息する。それはBAT MANの終わりでもあるが、始まりでもある。意志を引き継ぐものがいることが描かれる。ぼくはクリストファー・ノーランのそのやさしさに感動した。テーマは異なれど、全作で人へのやさしさと善を信じる気持ちを感じられる。
ヒーローモノではあるが、ただの勧善懲悪ではなく、あくまでも人を描くノーランBAT MAN三部作。そこにきちんとヒーローモノのカタルシスを加え、豪華キャスト陣の素晴らしい演技が相まって、個人的には永遠に忘れられない傑作シリーズになった。こんな素晴らしい作品を作ってくれたノーランとスタッフ、そしてすべての作品で熱演を見せてくれた俳優の方々に感謝です。
月ひつじさん [映画館(字幕)] 9点(2012-07-29 14:22:33)(良:3票)
139.《ネタバレ》 ドラマチック『風味』をかもし出しているがただ長ったらしいだけの駄アクション映画。
 敵の目的が分かり難い上にジョーカーの様な『狂気』も無いただの小悪党。なのに気付けば爆弾で政府と市民を脅してシティを占拠し無法地帯化、たぶん『劇場版パトレイバ-2』っぽい事をやろうとしていると思うのだが、キャラや展開の描写がお粗末且ついい加減且つぶつ切りなので、そのシーン1つ1つに説得力が無い。
『数千人の警察官は下水道に閉じ込められる、マンホール?無いんじゃないの?』『たぶんこの監督『核融合』と『核分裂』の違いが分かっていない』『中東っぽい所に監禁されていた無一文ウェイン、一瞬でゴッサムに到着』『敵の戦力がシーンによって変わり過ぎ』等。細かい事かもしれないが、そう言った細かい所に気を使えない人間にドラマチックな映画は作れないよ。
 せっかく『恐怖の対象』となったバットマンも、今作でそこら中にいる『みんなに愛されるただの英雄』に成り下がる、死んだ恋人を何年もズルズル引きずっていると思ったらロクに面識すら無い女とイチャイチャ等と監督自身が前作を冒涜する様な演出をしている。
 アクションも全然大した事無い。CGは極力使わないようにしたらしいが、だったら演出や演者のアクションなどもっと気合入れないと観ていてもつまらない。
 『トランスフォーマーからド派手なCGを抜いた』と言っても過言ではない。いや、もっといろいろ批判したいんだけど無駄に長かったから全然内容思い出せないんだよね。
 総評
 伝えたいことはなんとなく分かるが、それを短く且つ面白く且つ物語として筋を追って表現する能力が下手。
 上述したパトと比較してもあちらが『目的』としていた行為を本作では『手段』としているが、じゃあ『目的』が良いかと言えば否だし、その目的を描くために余計長ったらしくなっている二重苦。
 ドラマチックなアクション映画を見たければ個人的に『ウォッチメン』をお薦めします。
ムランさん [映画館(字幕)] 4点(2012-07-28 01:35:28)(良:3票)
138.ノーランのバットマンは気楽に見れないから苦手。
とにかく長いので疲れるし・・・。
凄い迫力あるアクションも見所ではあるのだが、そこにカタルシスはなく、ただ「おおー!」って言いながら茫然と見ている感じ。
ラストは完結編に相応しい見事な終わり方だった。
ヴレアさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-09-07 21:05:33)(良:2票)
137.最初のあの飛行機のアクションで度胆を抜かれ、気分が大いに盛り上がるものの、そのあとは例によってジメジメとした根暗な雰囲気が漂う。“ダーク”なイメージで描いてます、と言われりゃ、そりゃそうなんだけれど、どうも停滞感が。後半はそれなりに目まぐるしい感じを出そうとしているのだろうけれど、脈絡なくシーンを積み重ねている印象しか受けず、停滞感は払拭できません。そもそも、破滅的な状況に置かれたはずのゴッサムシティが、絶望感も荒廃感も無いただの映画の一舞台としてしか表されていないのが、気分の乗らないところ。陰にこもったバットマンのパッとしなさは置いておくとしても、せめて、地下に閉じ込められていた警官たちの、ようやく地上で日の目を見ての行軍、ここで我々を泣かせなきゃ感動するトコないでしょ、というこの大事な場面を、どうしてこうも無感動にフツーに描いてしまうのか。残念です。
鱗歌さん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2015-04-11 09:07:44)(良:2票)
136.なんで素手にこだわるんだよ プンプンプン 
本気で市民を守る気なんてあるんか プンプンプン  
まあいっけど、真面目一筋で遊び心の欠片も見えないアメコメヒーローなんてゴメンだ。
どうやら自分には水と油で全く合わなかった。
やっぱりスルーしとくべきだったみたいだ。面白くないのに長い・・ 
辛い165分間であった もう絶対二度と見ない。神に誓う。 

もうこうなったら何年後だって構わないから 
五年後だって十年後だって構わないから 
も一度ティム・バートンでバットマンやってくれ 
ダークナイトじゃなくって、バットマンをやってくれ 
遊び心をたっぷり交えたポップコーンムービー的なバットマンをやってくれ。
俺は根暗な騎士が見たいんじゃないんだ 単にコウモリ男のお話が見たいんだ。コウモリ男対コスプレ奇人のヘッポコ対決なお話が見たいんだ。
3737さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2013-12-06 23:30:28)(良:2票)
135.《ネタバレ》 アルフレッドに救いがある。それだけでもブルース・ウェインにとっても、シリーズを通して観てきた観客にとってもすばらしいことではないだろうか。「ブルース・ウェインを守ること」に固執した人間を描いたノーラン監督らしい作品。
さん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 9点(2013-02-16 22:23:58)(良:2票)
134.《ネタバレ》 前作も世間の高評価に反して自分は何度見ても面白いと思えなかったので、方向性がほぼ同じだった今作に対してもう~んという感想。前作のジョーカーにも感じましたが、それ以上に今回の敵も市民がどうのこうのと言ってることがめんどくさすぎて話にのれなかったです。(守護者のエピソードは面白かったですけど)今回期待していたキャット・ウーマンは容姿は問題ないとしてもやってることがクズすぎて全然可愛げが感じられず、自分を正当化しようとするセリフをちょこちょこ入れてくるので見ててイラときます。脱獄後にバットマンが再び彼女を頼る意味もわからず、「君はそんな女じゃない」って99%殺されててもおかしくない状況に陥れられたのにこの台詞はちょっと頭おかしいです。まあマスク凹むほど殴られてましたし脱獄の際に壁に頭思いぶつけてましたから仕方ないですけど。やっぱりミッシェル・ファイファー版のキャット・ウーマンの方が自分は好きです。
映画大好きっ子さん [DVD(字幕)] 4点(2012-12-08 23:21:47)(良:1票)(笑:1票)
133.《ネタバレ》 映画鑑賞の前に「ベインは何者なのか?」ということを原作漫画で読んでおくと、何倍も面白くなります。
映画館でも日本語訳版が販売されているのでぜひ見て頂きたいです。
…ということで、今作は各キャラクタの背景を知っているか否かで大分評価が別れるかと思います。あまりにもベインの話が省略されすぎているため、小物感が否めないのがもったいない。
突っ込みどころは結構あります。なぜベインは五ヶ月もの間、警官を殺さずに地下に閉じ込めていたのか?ブルースは脱獄後、どうやってゴッサムに戻ってきたのか?そもそもなぜ見張りに部下を配置しておかなかったのか?
ただ、最後の盛り上がりを見て、その辺はぶっ飛びました。キャットウーマンエロ可愛い!スケアクロウの全作登場もいい!そして何より「後継者」の演出がいい!あそこまで活躍を描かれたら応援するしかないでしょう。
何はともあれ、新生バットマン3部作、お疲れ様でした。
HIGEさん [映画館(字幕)] 8点(2012-08-07 13:14:34)(良:2票)
132.《ネタバレ》 密度が濃すぎて説明不足の点がいくつか有ったり、黒幕の正体があまりにも唐突であったり難点はいくつか有るが、大きな期待を裏切ることのないあまりにも壮大な映画。平穏・昂揚・悲愴・壮絶・虚脱、そして・・・。バットマンという世界観の中、全てのキャラクターが見事に息づいている。ビギンズとのつながりを強くすることで、3部作としても壮大なドラマを創り上げている。3部作を通じ、最高の時間を堪能させていただいた。なお牢獄でのリーアム・ニーソンはジェダイマスター クワイ・ガンにしか見えなかった。。。
ふじもさん [映画館(字幕)] 9点(2012-08-04 21:52:43)(良:2票)
131.《ネタバレ》 無茶ができる2作目に比べると、やはり1・3は描かなければならないことが決まっている分無難に収束したといった印象を受けました。とはいえ時間が気にならないほどに十分面白かったですけどね。個人的には2で受けたような衝撃的な展開を期待していたので、1寄りの内容になってしまって残念でした。ですがそれにしてもオーソドックスな題材だとしても、ノーランじゃないと撮れないアイデア満載の映画だと思いました。この監督の作品は要注目ですね~。
mustang_newsさん [映画館(字幕)] 8点(2012-07-29 19:41:41)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 150人
平均点数 7.03点
000.00%
110.67%
221.33%
342.67%
464.00%
596.00%
63422.67%
73120.67%
83120.67%
92013.33%
10128.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.84点 Review13人
2 ストーリー評価 7.20点 Review15人
3 鑑賞後の後味 7.80点 Review15人
4 音楽評価 7.53点 Review15人
5 感泣評価 6.35点 Review14人
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