雲霧仁左衛門のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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雲霧仁左衛門

[クモキリニザエモン]
1978年上映時間:160分
平均点:4.71 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
公開開始日(1978-07-01)
時代劇犯罪もの小説の映画化
新規登録(2012-05-21)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2020-05-19)【イニシャルK】さん
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監督五社英雄
助監督杉村六郎
キャスト仲代達矢(男優)雲霧仁左衛門
岩下志麻(女優)七化けの千代
長門裕之(男優)木鼠吉五郎
あおい輝彦(男優)因果小僧六之助
倍賞美津子(女優)黒塚のお松
夏八木勲(男優)州走りの熊五郎
川谷拓三(男優)山猫三次
下川辰平(男優)治平
隆大介(男優)大工小僧七松
市川染五郎(六代目)(男優)安部式部
高松英郎(男優)山田藤兵衛
内田良平(男優)千秋与茂七
山城新伍(男優)岡田甚之勘
石橋正次(男優)高瀬俵太郎
佐藤京一(男優)柳助次郎
橋本功(男優)井口源助
原田清人(男優)津山伝七
稲葉義男(男優)政蔵
宮下順子(女優)おまき
宍戸錠(男優)富の市
山本麟一(男優)暁星右衛門
成田三樹夫(男優)櫓の福右衛門
田中邦衛(男優)駒寺の利吉
丹波哲郎(男優)松屋吉兵衛
松坂慶子(女優)お伊玖の方(志乃)
山口崇(男優)尾張中納言
梅宮辰夫(男優)荒木十太夫
加藤剛(男優)大久保佐渡守
松本幸四郎(八代目)(男優)辻蔵之助
原作池波正太郎「雲霧仁左衛門」
脚本池上金男
音楽津島利章
撮影小杉正雄
製作佐藤正之
岸本吟一
杉崎重美
松竹
配給松竹
美術西岡善信
鳥居塚誠一
録音小沼渡
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【クチコミ・感想】

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1
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7.《ネタバレ》 何とも豪華というかムダに絢爛なキャストでしょうか! 八代目と九代目、松本幸四郎の親子共演なんて映画じゃ滅多に観れないもんですよ。でもこんだけ脇役にまで大物俳優が出ていると、かえって目移りはするしお話しが散漫になるので副作用が強いんだと良く判りました。女優の扱いがまた露骨で、岩下志麻(ミエミエのボディダブル・ヌード)、倍賞美津子(手拭いで胸を隠して入浴シーン)、宮下順子(ロマンポルノの人だからと言っても、初登場シーンはあまりにムダ脱ぎ)と監督の脳内での女優格付け順が露骨に判って失笑ものです。と言うことは、ただ一人エロに無縁な役だった松坂慶子がいちばんの大物女優だってことなんですかね(笑)。 せっかく“大江戸版ワイルド・バンチ”な食材なのに、下手な料理人のおかげで恐ろしく不味い料理が出来ちゃったと言うしかありません。チープな音楽に安直な脚本、この監督は撮り方がTV時代劇と基本的に変わっていないのが良く判ります。池波正太郎もさぞやご立腹だったんじゃないでしょうかね。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-12-23 20:13:56)(笑:1票)
6.《ネタバレ》 池波正太郎原作であれば、余韻や人情の機微を期待してしまう。
例えば無駄な殺生はしない真っ当な(?)盗賊は、火盗改めを小気味よく出し抜いたり、
悪運尽きてお縄にかかる時は潔く…それが池波スタイル。
ところがこの作品は、そこがおざなりになっている。
大仰な斬り合いが多い割には、双方が知略を尽くすという醍醐味は殆ど感じられない。
フジテレビのシリーズや最近のNHKのBS時代劇の方が、そこは丁寧で、事実名作も多い。
それと、裸のシーンがやたらとあるのも、制作時期ならではかもしれないが、なんか下品。
ただ、高松英郎、長門裕之、夏八木勲らの脇を固める名優陣の抑えた演技は素晴らしく、
池波スタイルを何とか保持している感があった。
終盤の名古屋城の仇討とかを無理に入れずに、ラストの仲代達也と市川染五郎(六代目)の解合のシーンに
もっていけば後1点追加だったような作品。
こたさん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 5点(2021-03-30 08:27:43)
5.いやー、これだけ豪華キャストを詰め込んでおいて、よくぞここまで無駄遣いできるものです。1人だけあまりにもはまりすぎて安定している加藤剛が、かえって浮いているくらい。何がいけないのか考えてみたのですが、行き着くところは、「肝心の盗みのシーンに迫力がない(あるいは、描いてない)」という点です。そこが抜けているので、いくら各登場人物が思い悩もうが、迫真性がないのです。
Oliasさん [DVD(邦画)] 4点(2017-05-22 02:40:04)
4.呉服屋が貯め込んだ大金を狙う雲霧一味と、それを追う火盗改めとの対決。クライマックスの大捕り物が、見どころ、ですけれども。
何か観てて張り合いが無い、その理由は色々ありそうだけど。ひとつには、仲代達矢演じる雲霧仁左衛門の、とらえどころの無さ。ちょっとあまりに、フツーの人すぎるのでは。いやそうでもないんだよ、と、意味ありげにかつての青春の日々(?)を挿入し、またクライマックスのあとも妙に物語を引っ張り、蛇足のようなラストのもう一盛り上りがあったりするのですけど、雲霧仁左衛門自身の存在感の薄さはいかんともしがたく、盛り上がりの方も不発の印象。
脇役に目立つ人をバラマキ過ぎて、ますます埋没してしまいました。
あんたのせいだよ、宍戸錠(笑)。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-05-30 23:25:48)
3.《ネタバレ》 活劇という見せ方をしている本作ではやはり160分という時間は長いと思います。
名古屋城への殴り込みの前で潔く終わりを迎える脚本に仕上げて貰ったほうがすっきりした作品になっていたと思いますが、兄の蔵之助が仁左衛門の身代わりになった後の話の展開も面白いので捨て難いのは理解できます。
しかし、その場合は上記したように全編ガチャガチャした活劇だと疲れてしまうので幾分トーンダウンさせて落ち着いた時代劇にして貰わないと正直見ていて辛いです。
原作の印象を思い出してもどちらにでも出来ると思いますので、私的には落ち着いたものにして欲しかったです。

役者さん達は右を見ても左を見ても濃い人ばかりで濃すぎる演技を見せてくれます。
個性派と呼ばれている川谷拓三さんや成田三樹夫さんがひとつの画面に表れるだけで得した気分になります。
また、9代目松本幸四郎さん、加藤剛さん、高松英郎さんはどの作品を見ても清廉性のある大勢側に居る気がします。

池波正太郎さんの原作という事でしたら2~3つだけでも美味しそうな料理を食べるシーンがあっても良かったかと思いました。
しってるねこのちさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-06-27 01:31:16)
2.《ネタバレ》  どうも話がアレっぽいと思ったら、池波正太郎だったか。しかし、原作がどうなっているのかは知らないが、盗賊以降の話の蛇足感・中途半端が大きい。もっとすっきりと仇討ちを果たして、最後のシーンに繋げても良かったろう。
 あるいは、加藤剛の言う「ご政道のひずみ」を描くのなら、そこで雲霧が倒されても良かったと思う。
Tolbieさん [地上波(邦画)] 6点(2013-04-03 19:16:08)
1.《ネタバレ》 言わずと知れた池波正太郎の傑作が原作、後に4回もドラマ化されているので人気はある題目です。五社監督ですし、若いなりにも、それなりの役者をそろえてあるので期待をもって観たのですが、あ、脚本が改悪じゃないですか、少し淡泊ながらの台詞回しや、変な演出で所々安っぽく見えたが結構良い大殺陣はいいでしょう、しかし、脚本でスケール感を出したかったのか、意外な感を出したかったのか、詰め込みすぎ、ストーリーの作りすぎです。(殺しに行った先の若様が、自分の子だなんてメロドラマですか・・・?)そのへん台無しになった残念な名作です。
minさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-01-29 21:17:25)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 4.71点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4342.86%
5342.86%
6114.29%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 3.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 3.50点 Review2人
4 音楽評価 2.50点 Review2人
5 感泣評価 Review0人
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