3.《ネタバレ》 作りが粗い作品ということは否めません。
失業で家を失う危機に陥った男が、突然押しかけてきた謎の人物に振り回されるという話。不条理で不快という意味では『ファニー・ゲーム』と似ているかも。しかし『ファニー・ゲーム』との違いは向こうはまさに不条理さをテーマに救いようの無い話を展開させますが、こちらははっきり言ってストーリーのテーマがわからない。タイトルは原題で"Meeting Evil"。いわく、「悪魔との出会い」だそうですが、なんだか何をしたいかわからない「悪魔」で怖さより不可解な点が多すぎてモヤモヤしましたね。
止せばいいものを、失業とか不倫とか愛人とかそんなものと絡ませるもんで余計に話は複雑に。
もっとサミュエル・L・ジャクソンさんのキャラのバックグラウンドを掘り下げると面白かったかもしれません。正体不明な人物が無茶苦茶していてもはっきり言ってTVで見る猟奇殺人の域を出ない。つまり、現実味が無い。ストーリーテリングができる(と言うか普通する)映画でそれは致命的ですよね。3点くらいかな。
あ、愛人も妻も、女優はとても綺麗でした。目の保養にはなったので+1点します(笑)