48.行ってまいりました三度目の“MATSURI!(祭り!)”へ。
いやあ……凄い。素晴らしい。
前作の時点で思い知ったことだが、もはやこのシリーズに対して「難癖」なんてものはつけられない。
“普通”の映画であれば、卑下の対象になるであろう粗という粗を通り越して、この“普通じゃない”映画の後に残るものは、「感謝」そして「感動」である。
三度、シルベスター・スタローンという“映画人”に惜しみない感謝を捧げなければならない。
この人の映画人としての見地の確かさと、アクションスターとしての生き様を全うする格好良さには、改めて脱帽。そして心の震えが止まらない。
スタローン、シュワルツェネッガー、ステイサム、ラングレンらレギュラーメンバーに、今作新たにキャスティングされたは、ウェズリー・スナイプス!アントニオ・バンデラス!ハリソン・フォード!そして、メル・ギブソン!!
こうやって自分で彼らの名前をタイピングしていくだけでも高揚感が半端ないのに、そんな大スターたちが、見紛うこと無くスクリーン上でぶつかり合っているのだ。80年代から90年代にかけてのアクション映画で育ってきた映画ファンにとって、こんな幸福なことはない。
まずもって、あの映画ポスターは何だ!最高すぎるだろうよ!
出演者たちが勢揃いで会心の笑顔を見せているアレだ。
スタローンをはじめとするエクスペンダブルズの仲間たちが笑顔を見せているのはまだ分かる。しかしそこには今回完全なる悪役であるはずのメル・ギブソンまでも、彼らしい素敵すぎる笑顔を見せて並んでいる。
そこには、確実に一世を風靡したスターたちが、それぞれの栄光と挫折、紆余曲折を経て、この場に会せることに対する心からの喜びがほとばしっているようだ。
映画内の敵味方なんてどうでもいい!俺達は嬉しいんだ!!と。
スター俳優として人気が高まれば高まるほど、その後の凋落は決して避けられないものなのかもしれない。
スタローンが集めたすべてのスター俳優たちは、その辛酸を特に舐め続けてきたことだろう。
ただ、そんな彼らが、今一度アクションスターとしてスクリーンに戻り、嬉々として立ちまわっている。
その姿は、もはや涙なしでは見られない。(バンデラス!やったぜ!)
さあ!隊長!もうどこまでも着いていきます!
次の敵は満を持しての“沈黙の無敵男”ですかね!?