91.《ネタバレ》 非の打ち所がない英国紳士がキングスマンというのは面白かったし、訓練所での息子の成長ぶりも良かったです。 でも、教会での皆殺しシーンから嫌な感じがして、アジトでの首チョンパ花火大会で、すっかり引いてしまいました。 悪趣味すぎて笑えない。 そして、監督名を見たら「キック・アス」の監督。 あー、見る前に監督名調べるんだったと後悔しました。 つくづく、この監督とは感性が合わないと再確認しました。 【nanapino】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2016-06-27 23:33:23) (良:3票) |
90.《ネタバレ》 めっちゃ面白かった!!これは凄いっす!!久々に映画を観ながら圧倒されちゃいました!!既存のちっぽけなモラリティなど軽快に笑い飛ばすマシュー・ボーンのセンスが炸裂しまくり。コリン・ファースの教会大殺戮も凄かったですが、あの各国セレブたちの頭ボーンにはもう完璧にやられちゃったわー。最後のオチのくだらなさも最高に決まってたし、サミュエル・L・ジャクソンの大分イッちゃってる悪役ぶりもナイスだし、『キックアス』のヒットガールを髣髴させるあの義足ナイフなおねーちゃんも超格好良かったし、もう何もかもが素晴らしかったです!きっとこれは新たな世界を切り拓いたエポックメイキングな作品として歴史に名を残すんじゃないかなー。もうキレッキレのアクションシーンだけでご飯何杯でもいけます(笑)。もう一回観よぉっと♪ 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-10-04 23:03:22) (良:2票) |
89.《ネタバレ》 最近の「007」がリアリティ路線にいっていることに対して本作は、その真逆をいく仕上がりになっている。昔のスパイアクションにあったトンデモな武器や小道具、キテレツな悪役たち、そしてブッ飛んだ設定。もはや過去の産物と化したこれらを、どうぞ楽しんでください、と提供してくれたことに感謝したいです。大人が童心に返って楽しめる映画。やっぱりいいですね、こういうの。世界中のお偉いさんやリッチな連中の頭が、打ち上げ花火のようにポンポン飛んでいくシーンが個人的ツボでした(笑)それとただバカをやってるだけでなく、ちゃんと脚本の土台がしっかりとしている点も評価したいです。続編を熱望します! |
88.《ネタバレ》 この映画には興味がなかった。しかし、あるラジオで今年のベスト5に入るといわれて観ることにした。久しぶりにすっきりした映画であった。本当に今の指導者には腹が立つ。憲法を無視し戦争法案を通した。アメリカがおしつけてきた憲法をないがしろにする行為をアメリカが称賛している。アメリカは民主主義を広げるといいながら、民主主義を踏みにじる行為を支援している。つまり、アメリカには正義がないのだ。もちろん今の与党にも正義はない。これだけ反対者がいるのだから、せめて信を問うべきである。しかしそれもしない。派遣法も戦争法案と一対なのにマスメディアは報道しない。アメリカも貧しい町をつくりそこで軍隊の勧誘をする。日本も派遣になったら二度と正社員になれず貧しい人びとをつくる。そして自衛隊に勧誘する。もしそれに失敗したら徴兵制をするのだろう。人間には金でかえないものがある。愛、友情、慈しみの心、そしてここで扱っているジェントルマンの心意気、最後にあなたの命。そういうことを思い出させてくれる映画であった。 【matan】さん [映画館(字幕)] 10点(2015-09-22 20:34:27) (良:2票) |
87.《ネタバレ》 "キル・ビル、キックアスなどに次いでの大殺戮にもかかわらず、芸術的にさえ思えてしまえる暴力シーンですが、なんせスーツが似合ってしまってこの上ないからなんでも許せてしまうのです!次作を意識していたのかもしれないですね。個人的にはこちらは1作目なので紹介的にならざるを得ないところが多かったため、2作目がさらに好きです。 備忘: JB=James B, Jason B, Jack B.!なのか!!" 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-01-09 09:43:15) (良:1票) |
86.設定、雰囲気は大好き。コメディーな感じで進みながら、なかなかのグロい描写。その温度差が好きか嫌いかでこの作品の評価は代わるかも。 【tonao】さん [DVD(吹替)] 7点(2018-01-08 18:09:21) (良:1票) |
85.《ネタバレ》 ブラックユーモアなのかもしれないけれど、趣味の悪いジョークに感じられました。 序盤の展開は見ていて気持ち良いのだけれど、後半からは、この映画についていけなくなりました。 現実世界でテロが起こっているのに、映画とはいえ、集団虐殺のシチュエーションで笑えません。コリン・ファースやサミュエル・L・ジャクソンなど、いい役者がいい演技を見せているのに台無しに思える脚本でした。 中学生の子供(男子)と一緒に見れるかもと思ってDVDを借り、内容チェックのために先に一人で見たのですが、見せるのをやめたほど暴力描写が多いです。 【あきさん】さん [DVD(字幕)] 3点(2017-03-20 12:43:33) (良:1票) |
84.《ネタバレ》 コリン・ファースさんのスーツ姿、決まっていました。 サミュエル・L・ジャクソンさんも楽しそうで良かった。 前半はお話もアクションも面白かった。 う~ん、教会の惨殺シーンからは急に気分が冷めました。 人が死にすぎ。 この監督の作品はもう観たくありません。 【たんぽぽ】さん [DVD(字幕)] 2点(2016-10-31 16:09:59) (良:1票) |
83.オーダーメードのスーツが戦闘服ってのがなんともカッコイイ。 オーダーメードのスーツって、実はポケットにあまり物入らないし、形が崩れるから物入れたらいけないってツッコミはヤボ? ただねえ、悪役の計画ってのがあまりにチープというか古臭いというか、要するにつまんない。 でも、英国紳士の小ネタ、アクションは大変楽しかった。 戦闘シーンのグロさ、悪趣味さは自分的にはギリギリ許容範囲内。クライマックスでは笑ってしまった。 ただね、この映画、女優陣に魅力がないのが一番の残念。 義足の敵役、王女、仲間の女子。 男優陣は英国紳士でカッコイイのに、女優陣はなんでみんなあんな下品でブサイクなんだろう。 もったいない。 【まかだ】さん [DVD(吹替)] 6点(2016-09-25 11:22:38) (良:1票) |
82.《ネタバレ》 えー、コリン・ファース演じる英国紳士に扮したスパイが道具仕込んだ傘を武器にドンパチしながら進んでいく映画じゃないのー?って感じで、いまいち自分の中にしっくりくるものがなかった。 見せ場である流れるような格闘シーンも意外と少ない。 後進育成の話になって「え、そこからかよ~」と思ってしまった。 軽快なBGMにのせての教会大虐殺は白眉、頭部爆破花火大会等の悪趣味な感じは好きでした。義足のねーちゃんもカッコイイ。 しかしエグジーの紳士になった姿が絶望的。ああいうメガネに変な目がついてるパーティーグッズあるよね。 アーサーが耳裏の傷を隠しもしないとか、主要人物の中でラスボスのサミュエルだけが普通の人間程度の戦闘力で、背中向けたまま刺されて死んで終わりとか、もうちょっとなんとかならなかったのかな。 |
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81.《ネタバレ》 面白いんだけどな... この手の作品では仕方ないけど、人が死に過ぎ。 主演のあんちゃんは今後に期待大。 6点はラストの王女様とのエピソードに対して。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-08-02 18:02:40) (良:1票) |
80.《ネタバレ》 スーツ姿が格好良すぎるスタイリッシュなスパイ映画。戦闘シーンも派手でありバカバカしくもあるのがまたいい。サミュエル・L・ジャクソンも敵として最高だった。 【ぷるとっぷ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-07-24 15:58:11) (良:1票) |
79.《ネタバレ》 スタイリッシュなアクションシーンやサウンドトラックは同監督の『キックアス』同様に楽しめましたが、この映画は内容が幼稚というか雑と言うか、細かいところが流せない様なコメディになってしまっていました。アニメ『トムとジェリー』なら流せる事がこの映画では流せなかった。前半はまだ良かった。やはりコリンが不在になってからかな、、、。主役だと思っていたコリン・ファースの急な去り方も雑だし、悪役ヴァレンタインの無計画な野望の成立感も雑だし、犬も撃てなかった真の主役の急成長についても雑だし、その他もろもろ。後半はまるで何話分かをダイジェストで見せられている様な置いてけぼり感が否めませんでした、個人的に。しかし、ショボイとまでは言えないのでこの点で。 《第2回目鑑賞》 いろいろ知ってから漫画の読み返しみたいに約5年ぶりに鑑賞したら素直に楽しめたので前回より1点プラスしました。個人的にこれは漫画なんだ。 【movie海馬】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-06-18 19:39:19) (良:1票) |
78.スタイリッシュなんだか、クラシックなんだかよくわからない感じ。 人類の数が減れば、人類が抱えている問題の大半が解決するという発想もわからないではないが、ちょっと安直だよね・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-05-08 01:39:11) (良:1票) |
77.《ネタバレ》 ヘリの攻撃に始まり扉の開閉で締めくくられる死屍累々スパイ映画の快作。歴代のスパイものを彷彿とさせる遊び心と活劇性、そのエンターテインメントへの挑発もふんだんにブチ込む反骨精神。 「キック・アス」から本作でも描かれる親子・師弟関係・何処にも属さず己の道を突き進む強靭さ・復讐・乗り越えるものと受け継がれる意思。 ある者は自分を命懸けで救ってくれた者のために、ある者は自分に進むべき道を示してくれた恩師のために。 スパイという情報を集め、時に非情な選択を迫られる生きるか死ぬかの大仕事。どんな手段を使っても孤軍奮闘で目的を遂げようとするプロフェッショナリズムと魅力的な隠し武器たち。 洋服屋を重火器の詰まった秘密基地に、空を飛び交う飛行機が地上に留まり最前線基地に、酒を毒酒に、眼鏡を盗撮カメラに、傘を鈍器と射撃武器に、時計を麻酔に、指輪を電撃に、ライターを爆弾に、靴をナイフに、義足を刃に変えて全力で駆け抜けブッ殺し合う! ダイナミックお邪魔します&いらっしゃいませ一刀両断、盗んだ車で逆走チェイス、屋根から屋根へ飛び乗る逃走劇、傘で不良軍団フルボッコ、命懸けのスパイ養成学校、突然襲い掛かる水水水、犬に厳しいスパイ業界、犬に優しく裏切者にゃ容赦なし、壇上に飾られた“相棒”が覚悟を物語る、車を操るのは無駄な争いをさせたくないから。 教会から全世界、全人類、全性別が人種や言葉の壁を越えて殴り合う大スペクタクル!腕があったら取っ組み合い、木材があれば打ち下ろし、刃物があればドアを破壊し投げつけ、頭の中に爆弾あったら大爆殺!!!一体何回爆発すりゃ気が済むんだこの映画はっ!?(褒め言葉) ダイナミック不謹慎花火大会で俺の腹筋も木っ端微塵になってしまった。 鏡も人工衛星もブッ飛ばし、美女の穴の中にも潜りこ(ry 「ジェームズ・ボンド?ジェイソン・ボーン?」 「ジャック・バウアーさ」 夢も希望もなく生きていた不良少年が、生きる道を見つけたスーツに身を包むエージェントになっていく成長振り。エグジーが覚悟を決めた瞬間だ。でも根っこが変わらないところがいい。 スーツに返り血を浴びた後にその場で酒瓶を掴み女をくどきに行っちまうんだからwwwロキシーとのフラグなんてなかった。 あと訓練から裏方、ライフル抱えて援護射撃までこなすマーリンの頼もしさ&気遣い振りに惚れる映画です。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-05-07 01:44:54) (良:1票) |
76.観る人を選ぶ。その通りです。 一般人には「はぁ?」映画的センスがある人は「素晴らしい」 残念ながら僕は前者でした。 こういったバカ映画は、ちゃんと「バカ映画を観る準備」みたいなのを必要とするんだけれど、僕は何も知らされずに観に行ったからかなぁ。 最初の、真っ二つに斬られるシーンで「こ、これはもしやバカ映画なのか・・・」とか思ったけれど、その後の真面目シーンの続きで、「あ、ちょっと稚拙な真面目映画なのね」と認識する。 しかし、またも期待を裏切って・・・ 終盤は突き抜けていてまぁOKでしたが、全体的にはなんかごちゃまぜになってぬるくなっていたような。 こういう、鑑賞者に映画的センスを求める作品は・・・あんまりなぁ。と感じました。 【OKfilms】さん [映画館(字幕)] 3点(2015-10-18 20:39:19) (良:1票) |
75.“英国王”もとい“英国紳士”然としたコリン・ファースが、いかにもスパイ映画風の魅力的なギミックを駆使して小悪党どもを小気味よく打ちのめす。 この白眉のアクションシーンをはじめ、映し出される映像の娯楽性は極めて高く、楽しい。 この映画が、マシュー・ボーンという英国出身の新人監督のデビュー作というのであれば、娯楽映画史におけるエポックメイキング的な作品として手放しで評価できたのかもしれない。 しかし、そういうわけにはいかない。マシュー・ボーンという名前はもはや大きくなり過ぎている。 「キック・アス」で大出世を果たし、「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」を成功に導いた今最も最新作が期待される映画監督の一人となった彼の最新作として、「駄作」と言わざるをえない。 ハリウッドの超大作のしがらみに疲れた映画監督が、その鬱憤を晴らすかのように母国で自由に作った“悪ノリ”映画なのだと思う。 “ジョーク”として笑い飛ばす映画なのだろうし、そのブラックでキツいジョークの部分は確かに笑えた。 “悪ノリ”が過ぎる映画は、時に傑作になり得る。「キック・アス」はその顕著な例だろう。 でもね、悪ノリが過ぎるからと言って、ストーリーテリングそのものの雑さが許されるわけではないと思う。ストーリーが雑な映画は、当然ながら傑作にはなり得ず、きっぱり駄作だと思うのだ。 コリン・ファースの“退場”の仕方があまりに雑だったり、主人公が“キングスマン”として認められるための最終試験の顛末はおざなりだし、大体他のキングスマンは何をしているんだといったように諸々の設定があまりに大雑把で腑に落ちない。 主人公が裏切り者を出し抜くくだりや、そこから始まるクライマックスの“面白げ”な雰囲気も、引いて見てしまうと特段の新鮮味はなく、ただのマスターベーションに見えてしまう。 悪ノリの中で暗に国際的な批判精神を盛り込んでいるからこそ、ストーリーの些細な部分が引っかかってしまい、非常に気持ち悪かったのだと思う。 世間的には好評の様子でどうやら世界的にも大ヒットしているようなので、続編の製作は既に確定しているのだろう。 根本的な悪ノリ自体は決して嫌いではないので、次作はストーリー的にも練り込んだ問答無用の悪ノリスパイ映画に仕上げてほしいものだ。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 4点(2015-09-22 22:51:18) (良:1票) |
74.《ネタバレ》 マシュー・ヴォーンやっぱりいいセンスしてるなぁ。楽しませ方分かってるなぁ。上から目線はこれくらいにして、オープニングから一気に惹きつけられ、ラストのエグジーの復讐のワンシーンまで存分に楽しませて頂きました!コリン・ファースはアクションもスーツの決まり具合もキレッキレでカッコよかった。コリン・ファースのあの退場の仕方は斬新で面白かったけど、少し寂しかった。でもこれがしっかりと後半のエグジーに生かされてるので良かった。サミュエル・ジャクソンが人を殺せない、っていうのが新鮮で(大半がイギリス人俳優に対してのアメリカ人という意味でもナイスキャスティング)、またキャラ自体新しいタイプの悪役だなと感じた。あとマーク・ストロングのマーリン、こいつが劇場で一番笑い取ってました(笑)。劇場で観た中では、久しぶりにかなり満足のいく映画と出会えました。結構な数の人が死にますが、、、(観終わって気付いたけど、ポスターに載ってる人ほとんど死んでる笑) あとSIMカード発動シーンで、一瞬劇場内の観客と殴り合いするのを想像してしまったんですけど僕だけですかね?笑 【素晴らしき哉、映画!】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-09-17 17:05:41) (良:1票) |
73.《ネタバレ》 コリン・ファースの退場の仕方、あんなんで良かったと思います? あれ、納得できます? どうにも面白いと言ってしまえないひっかかりどころが結構あって。 マイケル・ケインは頭部爆発の原因が判明して以降も普通に傷晒していて結果的にどんだけ大穴よ?ってくらいの墓穴掘るし。 サミュエル・L・ジャクソンの思想と計画のオリジナリティの無さ(それは作品全体を貫くモノのオリジナリティの無さに直結します)、その軽薄な描かれ方には悪意を感じるし。 アクションシーンは例によってコマ切れで見づらく。 でも、それらよりも個人的にはせっかくのスタイリッシュなスパイアクション映画がグロテスクな映像とグロテスクな精神で汚されている感じがとても嫌で。 教会のシーンと『威風堂々』のシーンには嫌悪感しか湧きません。アレを笑って見られる神経が私の中にはありません。 007や『それゆけスマート』『おしゃれマル秘探偵』(あるいはそのリメイクの『アベンジャーズ』・・・マーベルのでなくレイフ・ファインズとユマ・サーマンのアレ)などのオマージュのようでありながら、それらが築いた伝統をも汚してしまっているような感覚を受けてしまって。 キングスマンの基本設定は良いのにそれをわざわざバカ映画にしてしまった感じでガッカリでした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 4点(2015-09-16 22:23:38) (良:1票) |
72.《ネタバレ》 予告編が面白く出来ていて『キック・アス』のマシュー・ヴォーン監督最新作ということで、かなり期待をもっていました。「マナーが人間を作る」をモットーに高級スーツ店を拠点にする諜報組織キングスマン。古き良きスパイ映画を思わせる紳士然とした佇まいから繰り出されるスマートかつエグいアクション、扱う武器は紳士の小物アイテム風なスパイの七つ道具。往年のスパイ映画をスタイリッシュにカヴァーした作りでなかなかカッコいいですね。コリン・ファースは伊藤俊人に見えてしょうがなかったですが60年代英国紳士風でキマってました。 敵は無料で通話やインターネットを利用できるSIMカードをバラ撒き、それを利用した装置で理性を失わせ互いに争い殺し合い人類を滅ぼそうとするIT長者のエコテロリスト。良い人だけど極端でバカっぽいサミュエル・L・ジャクソンは存在感たっぷりだったし、その片腕ガゼルは義足の陸上選手のようなモノを装備していてキャラも立ってて相手に不足なかった。 ただ、いつも余裕綽々だった諜報部員ハリーはその相手に薬を盛られ気が付かない上にアッサリと居場所がバレるわ、その装置に踊らされ米国の某教団そのままの人たちをスパイ仕込みの殺人フルコースで片づけてしまうわで、一流のエージェントと思えないお粗末さで釈然としないですね。あまりにもブラックすぎるのもありますが、何の落ち度もない(不快な教団の信者だけど一切描写はないし)一般市民へのいきなりの虐殺と場にそぐわない音楽にもテンションダダ下がりでした。「それはやるなよ?」というコトをやってしまうある種お笑いのようなモンですが倫理観や道義的に外れてる気がする。イギリス映画だからアメリカを笑ってるんだろうけど、どうもノレなかったですね。その挙句に殺され、以後まったく姿を現さないのも大きくガッカリしました。ある日突然的にスカウトされたエグジーも良いキャラをしてたので、彼の成長を影から見守り最後にはフォローする流れが見たかったですね。全体的に悪くないんだけどその2点だけどうにかして欲しかったな。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 5点(2015-09-11 23:50:18) (良:1票) |