48.《ネタバレ》 超限定的な名作。 『シュガーラッシュ』『スコット・ピルグリム』同様、ゲーマーでないと本当の面白さが判らないという点では同じですが、ハリウッドメジャーな娯楽映画でありながら、その間口は更に狭く。 新風営法施行前のゲーセンで夜を明かしたようなゲーマーにとっては夢のような映画で、そしてそれ以外の人には理解し難い領域を描いているのですよね。だからそこには単なるノスタルジーではなく今に続くモノが込められている、なんて事だって当時からリアルタイムにゲームの進化を見続けている人間以外にはなかなか理解できないでしょうし、あくまで夢物語でちっとも教訓としてオチてない点からして、ちゃんと映画として見て欲しいなんて思ってもいないのだろうなぁ、と。 8ビットのレトロゲーを(あくまで個性を損なわずに)現代の映像テクノロジーでこの世界に出現させる、その素晴らしき世界を誰が否定できるでしょう? メインタイトルとエンドロールを飾るうっとりするようなフォントの美しさ、ラストのQバートの選択だって、あれはゲーマー的にとっても正しいのです。あくまであっち側はあっち側でしかないのですよ、なんて当たり前の退屈な描き方は望んじゃいないわけです(その点、ちょっと残念だったのは字幕がちゃんとゲームに詳しい人の監修を受けていないっぽかった点。「創世記の香りがする」って訳、その「ジェネシス」はアメリカ版メガドライブの事を指してるんじゃありません?)。 で、んなこたぁフツー理解できないでしょ? ある種の断絶を生む映画ではあるわけです。 結局、映画を映画のみで語る事には限界があるのでしょうね。私にとってテレビドラマ映画やテレビアニメ映画の殆どが理解できないシロモノであるのと同様に。だからこれ、映画として云々でなくて(もはやコレを映画として語る事に意味があるとすら思えません)、当時のゲーマー、当時からのゲーマー限定でお薦め。 ちなみに、でも私はこれらのゲーム、ヘタクソでした。『ゼビウス』ならカンストまで行けたんですけどね。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-09-16 21:48:14) (良:2票) |
47.《ネタバレ》 なんともたわいの無いストーリーだけど、これは意識的だと思ってます。80年代のアーケードゲームに熱中したオタク世代が、「今時のゲームなんて画面がリアルになっただけでつまらない!」とばかりにオタク心全開で作った映画。冒頭のゲーム大会決勝シーンなんて、当時の高橋名人vs毛利名人を思わせる演出。当時は異星人だと言われたけど、今時のゲーム世代から見ても充分異星人ですね。この世代が熱中した「パターンをつかめ」が永久に役に立つことのない能力だと改めて実感しました。パックマンの生みの親の岩谷氏が登場したのは改めてアメリカのパックマン人気の高さを感じますね。こう言う作品を本気で映画化するハリウッドの懐の深さ・・・いやこれは懐が深いと言うのかなぁ?それでも充分うらやましいです。私は。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-09-13 13:17:46) (良:1票) |
46.《ネタバレ》 昔懐かしいゲームを現実化したらどうなるだろうという単一アイディアのみで押し切った映画。この程度の内容でGoサインを出す配給会社に一番驚く。内容はお子様レベルだが、お子様は出てくるゲームは知らないだろうから楽しめないと思う。アダルトネタも多かったし。その昔ゲームセンターにどっぷりはまった人なら楽しめるんですかね。日本語吹き替えって、演者が映画とは関係のない自分のネタをちょいちょい仕込んでくるのがイラッとする。 【ふじも】さん [試写会(吹替)] 4点(2015-08-27 21:51:40) (良:1票) |
45.《ネタバレ》 パックマンがアメリカで大ヒットしたとは聞いたことがありますが、ギャラガとかドンキーコングも知られてるんだ~と分かりました。ゲームキャラの立体表現も素敵と思いました。でも、肝心のストーリーの方は予定調和的で盛り上がりに欠けていました。地球の存亡がかかっているわりに、主人公たちに危機感がまるで見られなかったのは大きなマイナスですね。あと、日本語吹き替え。エディを吹き替えた神谷明氏、北斗の拳ネタを繰り返しやってましたが、何のつもりなんでしょう。そういうの寒いです。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 4点(2022-12-27 21:56:45) |
44.80年代にアーケードゲームにハマったおじさん達が、子供と一緒に安心して見られる映画、というコンセプトがはっきりしていて実際その通りの内容に仕上がっています。ゲームの懐かしさに加えて、冒頭で描かれる80年代のアメリカの景色は、バックトゥザフューチャーなど子供の頃に見ていたアメリカ映画を思い出させてくれます。内容は無いに等しい映画ですが、世代がドンピシャなら一瞬少年時代の感覚が蘇ると思います。 【54dayo】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2019-07-28 23:54:36) |
43.《ネタバレ》 主人公よりも、服役中の元ゲーマーとか、童貞のゲーマーのキャラクターに救われた感じ。 ゲームの設定だけに、ピクセル化された人たちがちゃんと死なずに戻ってくるところは好感が持てる。 ミシェルがいつのまにかオタクの仲間入りしてるのはご愛嬌。 まあ娯楽作品。 |
42.《ネタバレ》 発想だけで止めておけばよかったんじゃないかと・・・ 完全に娯楽映画なのでストーリーは無茶苦茶です。 娯楽映画としても楽しめたのは大統領のバカっぷりと大統領へのシュールなツッコミのみ 見せ場であろうゲーム画面は最後の総攻撃の時に懐かしいなーと思う程度です。 人がピクセルキューブになって崩れていという設定はジャンル的にも評価できます。 実際にゲームが好きで内容のわかる私が見てこの評価だのに わからない人が見たらどう思うのか?そこに興味が沸く映画でした。 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 4点(2019-03-02 22:15:25) |
41.ゲーマーが宇宙からの侵略者と戦う。しかもゲームそのもので戦うだなんて、『スター・ファイター』でもそこまで厚かましいことはしませんでした(しかしあの作品はあの作品で、大勢登場させた宇宙人をアッという間にほぼ全員死亡させるという厚かましい作品でしたが)。 というワケで、こんなアホらしい設定で映画を作ってくれて、とりあえずは有難う、なんですけれど・・・その「アホらしい」という地点に、そのままとどまってしまったのが、作品を残念なものにしています。「アホらしさ」を言い訳に、映画を適当に作ってはいけません。 主人公たちがイケ好かない連中、ってのは、作品の狙い通りだろうけど、そんな、およそどうでもいい「等身大以下」のヒトたちが、ただゲームをやって終わりだなんて、いくらなんでもお粗末でしょう。そのゲームだって、ひとつひとつ順番にこなしていくだけ。物語にも何にもなってない。 そりゃま、私も「懐かしいなあ」と思う世代のひとりですけどね。その一方で、「他人がやってるゲームを横で見せられても、大して面白くない」ってのも、あるワケです。 【鱗歌】さん [DVD(吹替)] 4点(2018-08-16 15:32:00) |
40.パックマンやドンキーコング、知ってる人は多いだろうが、これらにノスタルジーを感じられるのは確実に40代以上の男、つまりオッサンだろう。しかもマニアの。そんな限られた層しか喜ばないネタを扱ってる割には、ストーリーは大人から子供まで楽しめるような内容。お父さんが昔を懐かしみつつ、子供とも一緒に見れる、そんな映画にしたかったのだろうか。しかし、若い世代はパックマンなぞに思い入れがあるわけもなく、小ネタも当時を知らなければ分からないものばかりで、この映画の肝の部分は楽しめない。かと言ってマニアのオッサン(自分含む)がこんなお馬鹿なストーリーを喜んで見るのだろうかとも思う。 吹き替えで見たのだが、主人公と声が全くマッチしていない。それはまだいいとして、柳沢慎吾の声が非常に聞き取りにくくて何言ってるのか分からないシーンが多かったのが致命的。 【椎名みかん】さん [地上波(吹替)] 5点(2018-01-09 04:06:48) |
39.《ネタバレ》 こんなアイデアを提案して映画にしていける勇気がすごい!大統領になっている設定が一番受けた。 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 5点(2017-10-16 13:16:07) |
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38.《ネタバレ》 80年代に青春を過ごした自分には どストライクの内容で懐かしさを感じながら楽しめました。 最後まで飽きることなく見れました。 また、アーケードゲームやった見たくなったわ(笑) 【しかせんべい】さん [地上波(吹替)] 8点(2017-09-29 23:06:28) |
37.馬鹿馬鹿しく、くだらなく、それでもちょっと斬新な映画。 多くの人にとって観る価値があるわけではない。まあでもいいでしょう、こういった作品があっても。 【simple】さん [地上波(吹替)] 5点(2017-09-18 17:49:08) |
36.《ネタバレ》 劇場の予告編で観た時は面白そうだったが、実施に観てみると微妙で、面白いツボが分からなくてラストまで行ってしまった。 【リニア】さん [地上波(吹替)] 4点(2017-09-17 17:27:00) |
35.緩ーい感じで楽しく観れた。吹き替えの主人公が違和感がいっぱいだったんだけど、それでも吹き替えは楽しい。もうちょっと達者な人だったらもっと笑えたかもしれなかったのだが、そこも柳沢さんの持ち味か。棒読みが逆に個性となって面白さ増したかも。最初は南キャンの山ちゃんかと思ってしまった。見せ場はパックマンのシーンだろうなあ。街の道路交差点を画面に見立てて、4色のミニで追いかけ追いかけられる。食傷気味なカーチェイスシーン多い中で、なんか面白かった。しかも普通の作品は逃げるシーンばかりなのに小型のミニで追いかけてるというシュールさ。良いなあ。 【タッチッチ】さん [DVD(吹替)] 7点(2017-07-03 14:07:52) |
34.アイデアは大好きなのだが、コメディとしては笑えないし SFとして見るには見応えがない。話に盛り上がりもなく退屈な映画でしたね。 吹替で見たのですが柳沢慎吾の声がキャラにあっておらず残念でしたね。 【デミトリ】さん [DVD(吹替)] 3点(2017-04-02 23:26:10) |
33.《ネタバレ》 冴えない日常の元Nerdyなオッサンたち(といっても一人はアメリカ大統領だけど)が宇宙からの侵略者を撃退する単純なストーリー。世代的にど真ん中なので懐かしさ込みで評価は高いですがゲームにのめり込んだ少年ではなかったので知らないゲームも多かった。侵略者のキャラは愛嬌あるし建物や人が破壊されて散らばるキューブの転がる感じとかすごく好き。Qバートかわいい…。侵略者側も元々は平和的な人々で地球から届いたゲームの映像を交戦メッセージと勘違いして受け取ったというウッカリさんなオチ。 【時計仕掛けの俺んち】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-03-04 00:06:33) |
32.ストーリーとかが凝ってるわけでもなく、80年代のアーケードゲームが懐かしいというだけが魅力の作品。 なので、センチピードとか馴染みの薄いゲームが登場してもいまいち盛り上がらない。 でも、やっぱりパックマンとかドンキーコングはテンションが上がったので、個人的には満足です。 あと、ゲームとは関係の無い大統領いじりが妙に面白かった。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 7点(2017-03-03 14:18:18) |
31.ははは、小気味良いおバカな会話が気持ちいい。見せ場のCGはどうでもいいです。 大統領を小バカにするジョークが何度も笑いのツボに・・。 大御所ブライアンコックスにコメディですか・・ アメリカはやるなあ。 一部オタクのキモイ行動に耐性が必要かも。 自分は慣れました。 日本のコメディも、このくらいテンポがあればねえ。 【グルコサミンS】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-01-30 00:20:59) |
30.《ネタバレ》 パックマン、ドンキーコング、ギャラガ、テトリス、アルカノイド…。80年代、テレビゲーム黎明期を彩ったそんな名作ゲームのキャラクターたちが、地球侵略のために空から降ってくる――。原因は、その昔、テレビゲームの世界チャンピオン大会で行われたイベントで宇宙に向けて送信されたゲームデータをエイリアンたちが宣戦布告と勘違いしたから。突然降って湧いた世界の危機を救うために集められたのは、かつてその大会で優勝を競った精鋭ゲーマーたちだった。妻に逃げられたしがない電気技師、デブで童貞の怪しげな陰謀論者、口だけは達者な女好きのチンケな犯罪者…。彼ら人生の負け犬たちが、今までの人生で何の役にも立たなかったゲームテクニックを駆使して、世界を救う英雄になる…。はっきり言ってストーリーなんてあって無きが如し。もう徹底的にバカバカしいこのノリ、僕はけっこう嫌いじゃないです…てかむしろ好きなんですけど!!スーパーマリオや悪魔城ドラキュラ辺りからゲームにどっぷりハマッた僕ら世代のちょい上くらいのゲームがメインなんですけど、あのドット絵キャラが大量に攻めて来るシーンなんてやぱ普通に萌えますもん。CGが如何にリアルに近づけるかを競っている昨今、このカラフルど派手なチープ・キャラクターがピコピコ攻めてくるアクションシーンなんてなかなか新しいかも?!しかも、触れられたものや人が次々とドットになってポコポコ崩れていくなんて……。このポップだけどちょっぴりブラックな世界観に自分はけっこうセンスを感じたんですけどね。世間的にはいまいち評判がよくないみたいですけど、僕は楽しかったです。うん、なかなか面白かった!7点! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-10-26 22:04:35) |
29.《ネタバレ》 レトロゲームがピコピコと侵略してくる無邪気なSFコメディ よくあるハリウッドのドタバタ系コメディ。と言えばそてまで(笑)だが、コメディ俳優の芸に頼っていた頃と今ではこうも違うのかと実感した。 〝コメディ〟と〝荒唐無稽〟は相性がいいな。オカルト映画やSF映画がブームになると必ずパロディとしてコメディが生まれてくる。 『ゴーストバスターズ』や『ギャラクシークエスト』等々、ダメ男が自分の価値に目覚め大活躍するサクセスストーリーはそのパターンのひとつ。『ピクセル』も同じフォーマットだが、ゲームとインベーション系SFをミックスしたことがみそ。ストーリー性よりレトロゲームが3Dでキラキラピコピコ現れ、飛び回って砕け散る。そのビジュアル自体が主役といった印象。 随分前に、映画の原案となったパトリック・ジーン作の短編動画『PIXELS』を観ていたので、よくぞまぁ、ここまで派手に長編化したものだと驚いた。短編は有名動画サイトで今でも見ることができる。 日本語吹替えに関しては、アダム・サンドラーの吹替え声優の先入観さえ無ければ普通に観れると思う。むしろ、柳沢真吾や神谷明の世界観を無視したお決まりの悪ノリギャグを笑って許せるかが問題。私は大好きですが(笑) また、個人的には三戸なつめが歌う日本版エンディング曲が、ドット絵風にストーリーをオールリピートするクレジットの画面と合っていて、オリジナルのヘビメタ曲よりこの映画らしい遊び心を感じて良かった。(一応、字幕版と吹替え版を両方を観ての感想です) 【墨石亜乱】さん [映画館(吹替)] 6点(2016-10-17 13:30:03) |