11.《ネタバレ》 一時期話題の映画でしたが、結局やや期待外れの映画でした。
映像の美しさや雰囲気、音楽の使い方は下品なB級ホラー映画とは一線を画すもので評価されるのもわかるんですが、冷静にストーリーの内容、登場人物達の対応を考えると「えー?」と思う事が続出するからです。
中盤の海辺、じっさいにそれが皆の前に出現し、周りの人からは見えないまでも「見えないだけで物理的にはいくらでも触れる」事が分かった時点で、その後の対応策はいろいろ考えられたと思うんですよ。
たとえばカラースプレー常備なんて誰でも思いつだろうしあの状況じゃ普通いろいろ対策しますよね。でもしない。
そしてわけのわからないプール作戦。
何それ?相手が電気で死ぬとか根拠あんの??てか最低限プールに色つけとくだろ。
なんだなんだこいつらの危機感の無さは??頭悪すぎるのか??
とまぁイライラするわけです。
そのあたり完全に普通のB級ホラー映画のレベル。
あの状況で真摯さがないってのはどうなんだ。
あとラストシーン前、彼が彼女とやったあと街をドライブしてるときに娼婦っぽい人のそばを通ってますよね。(明確に娼婦をうつしてますよね)
あそこで娼婦とやって他に移して(娼婦なら次の男にすぐ回すだろうし)とりあえず問題を回避してる作戦だったと思うんですが…世の中のレビュ-なんかをみてもそういう解釈はありません。
とりあえず対策としてはそういう人とやって次へ次へと移しちゃうもんじゃないの?
回してとりあえず逃げられたからこそ、ラストシーンで、それっぽいのが映ってても無視してた…と思ったんですが。
そういう解釈をしてる感想とかを見てないんですよね。
自分の感覚が普通じゃないの??
あと、ヒロインがさして美人じゃないしスタイルも並ってのもね…
それがリアリティだといえばそうなんですが、やっぱこういう映画のヒロインは美人がいいと思うんですよ、うん。
とまぁ期待して観た分、いろいろ残念なところが目立つ映画でありました。
あ、屋根の上の裸のおっさんはとても好きなシーンです。あれは絵的に怖すぎる(笑)
多分、昔のリンチの映画とか好きな人は好きなんじゃないかなぁ…