イット・フォローズのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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イット・フォローズ

[イットフォローズ]
It Follows
2014年上映時間:100分
平均点:5.97 / 10(Review 29人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-01-08)
ホラーサスペンスミステリー
新規登録(2016-01-09)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2022-11-28)【TOSHI】さん
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監督デヴィッド・ロバート・ミッチェル
キャストマイカ・モンロー(女優)ジェイ・ハイト
ダニエル・ゾヴァット(男優)グレッグ・ハニガン
白石涼子ジェイ・ハイト(日本語吹き替え版)
河西健吾ポール(日本語吹き替え版)
福山潤グレッグ・ハニガン(日本語吹き替え版)
脚本デヴィッド・ロバート・ミッチェル
撮影マイク・ジオラキス
製作デヴィッド・ロバート・ミッチェル
配給ポニーキャニオン
あらすじ
ジェイは彼氏と初めて結ばれた直後、豹変した彼に睡眠薬を嗅がされ拉致されてしまう。廃墟で目を覚ましたジェイは彼から衝撃的な事実を聞かされる。それは「何か恐ろしいものを移された」ということ。時に男、時に女、親しい者の姿をしていることもある「それ」は、ゆっくり歩いて近づいてくる。そして「それ」に捕まると死ぬという。姿は移された者にしか見えず、移した相手が死んだら、また自分に戻ってくるという「それ」。死にたくなければ、他の者に「それ」を移せばいいと彼は言うが……。果たしてジェイは「それ」から逃げ切ることが出来るのだろうか。
ネタバレは禁止していませんので
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12
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29.アメリカではなにやら怖いと評判の話題のホラー。でも、ちょっと期待しすぎちゃったかな。恐らく、何も知らずに、深夜、たまたま観たら、それなりに怖かったかも。構えちゃったぶん、怖いとこも、ちょこちょこあったけど、それよりも、なんかモヤモヤしちゃって。ただみょーな不安感は常にあったかな。で、なんでモヤモヤしたかとゆーと、この映画、普通のよくあるホラーの形式とはちょっと違っていて、演出や撮り方とか、ストーリー運びとか、かなりクセがありまして。どっかキューブリック的な感じもしました。例えば、主役の女の子のオカーサンがいるはずなんだけど、後ろ姿がチラッと映っただけで、家で色んな騒ぎが起こっても、全然出てこない。大人はあえて描かないとか、おとーさんは写真だけで、どーなってるのか全く説明しないとか。あの友人グループの関係性もよくわかんないし、とにかくいらないものは映さないし説明しない。展開もサクッと時間を飛ばしたり、意味深に家族写真アップにしたり。なんかあるのか?とこっちの意識をモヤモヤさせる。ホラー部分は割とよくできていて、うつろな顔のおばちゃんが画面の向こうからゆっくり近づいてきたり、大男が友達の後ろからのそっと現れたり、なんかよくわかんないけど、怖いものが来てるって感が出ていてちょっと怖いです。ストーリー展開なんかは全然スッキリしないんだけど、アメリカでの評判が高いぶん、終わった後も、これは何か色々なメタファーとか暗示とか、そーゆうことか!的なものがあるに違いないと、なんかネット検索したくなりますが、色々読んでも大してスッキリはしません。ちなみに、監督はこれは性病のメタファーではないと言っていたそーです。観終わった後、冷静に考えると、個人的に面白さとしては普通かな。ただ絶賛してる人もいるので観る人を選ぶ映画かな。
なにわ君さん [DVD(字幕)] 5点(2016-08-19 19:46:43)(良:2票)
28.《ネタバレ》 ジェイ、こんな酷いことをしてすまない。ただ、君にこれが現実だと知ってほしかったんだ。落ち着いて聞いてくれ。ある〝もの〟がつけてくる。俺が感染したそれをさっき車の中で君に移した。それは様々な人の姿を借りて君についてくる。時にそれは君の愛する人の姿を借りて現れることも…。逃れることは出来ない。だが、それは常に歩いてやってくる。頭はいいが動きは鈍い。逃げ道はいつでも確保しろ。殺されたくなければ、なるべく早く誰かと寝て相手に感染させろ――。ブロンドヘアがキュートなティーンエイジャー、ジェイ。最近できた、優しく格好良い彼氏と車の中で結ばれた彼女だったが、直後に睡眠薬を嗅がされて気を失ってしまう。車椅子に拘束され、何処かの廃ビルの片隅で目覚めたジェイは、豹変した彼氏にとても恐ろしい事実を聞かされる。もちろんすぐには信じられないジェイ。だが、夜の闇から〝それ〟は現れ、ゆっくりとだが確実に彼女に迫ってくるのだった…。とてつもなく怖いと口コミで評判となり、全米で異例のスマッシュヒットとなったホラー作品。なるほど、確かに怖いですわ、これ。低予算ながら、無駄を削ぎ落したシンプルなストーリーで、とにかく観客に怖がってもらおうという監督の意図がばっちり決まってます。半裸の女の子がおしっこ漏らしながら迫ってくるとこなんて、こっちが漏らしそうになったし(笑)。主人公の背後、最初は遠いところにいたそれが徐々に近づいてくるとこなんかもじっとりと怖い。これまでのハリウッドのように恐ろしい怪物がドカーンと襲ってくるんじゃなくて、じわじわと迫ってくるこの怖さはどちらかというと日本的かも。こういうB級ホラーに不可欠なエロ要素も下品になり過ぎないちょうどいい匙加減でした(主人公の下着姿、なかなか健康的なエロ具合で大変グッド笑)。ただ、残念なのはやはり最後のプールの展開かなぁ。もうちょっと盛り上げてくれたら文句なしの傑作だったのにね。でも、独特のカメラワークとか音楽とか独自のセンスをビシバシ感じるし、もしかしたらこの監督将来バケるかも。うん、今から次作が楽しみな才能に出会うことが出来ました。7点!
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2017-04-15 14:45:33)(良:1票)
27.アイデアもいいし、監督のセンスもいいと思う。音楽もおどろおどろしさを醸し出している。
色々ツッコミどころを用意して、観た者にあぁだこうだ言わせようとしたのかな?
本作品については、是非とも続編を期待します。(ただし、次作で完結してね。)
代書屋さん [DVD(字幕)] 7点(2017-04-09 11:27:38)(良:1票)
26.《ネタバレ》 どうしたら死なずに済むか考えてみました。①飛行機の距離で2地域居住(来たら逃げるの繰り返し)。②洋上生活(「それ」は水が苦手な様子。でもマグロ漁船だと辛過ぎる…)。③『パージ』に出てきたような要塞ホームに住む(「それ」が重機の免許を持っていないことを祈ります笑)。私の貧困な発想ではこの程度が限界。まあ逃げ回ることは可能でしょうが、冒頭に出てきた少女のようにいずれ参ってしまうでしょう。誰かに「それ」を移すのは気が進みませんが、背に腹は代えられません。となれば、若くて、健康で、足が速くて、お金持ちということで…武井壮がベストかと。優しくしてくれるといいな。冗談はさておき、やはりここは根治を目指しましょう。物理攻撃で「それ」を殺せないのは検証済み。ですが壁をすり抜ける能力は無さそう。ということで、鉄の箱にでも閉じ込めてしまうのが一番安心かと(名付けてピッコロ作戦)。理解者が多くいる主人公なら実行可能な気がしますが。さて本作の主題について。“性病の暗喩”と考えたくなるお話ではありますが、終盤ベッド上の友人の語りや、手を繋ぐ2人のラストシーンを見るにつけ、もう一歩踏み込んだ性(生命)へ向けた根源的な解釈をしたくなります。つまり「それ」は“種の存続に対する強迫観念の具現化”ではないかと。今回の現象を表層的に捉えるなら、“死にたくなければ性交渉しなさい”です。それも、できるだけ若く、健康な相手が理想(「それ」を移した相手が自分より先に死んだら、元も子もないワケですから)。生きとし生けるものに架せられた宿命。「繁殖のススメ」。ですから主人公カップルに子供が生まれた瞬間に、「それ」は消え去るのではないかと予想します(あるいは年老いて生殖能力が無くなったら)。文部科学省推薦ならぬ内閣府特命担当大臣(少子化対策担当)推薦がついても不思議じゃない『婚活も妊活もお早めに』なプロパガンダ映画に違いありません(大嘘)。
目隠シストさん [DVD(吹替)] 8点(2016-10-30 00:28:18)(良:1票)
25.《ネタバレ》 アイデアは良いのに・・・もったいない。
移すまでと、移した相手が殺されるまでにあまりにも時間がかかりすぎててダレる。退屈。
100分の映画でこの展開になるまでに70分もかかってる。あまりにも長すぎる。
やっと話が動いたと思ったら残り時間はもう30分も無い。
そもそも全部で30分で終わる話を100分に水増ししてるからすさまじく薄い。
最後もなぜかプールに入ってわざわざ追い詰められるしイライラ。
いや、これ絶対もっと面白くできたでしょ。すげーもったいない。
虎王さん [DVD(字幕)] 4点(2016-09-02 17:00:28)(良:1票)
24.《ネタバレ》 これ見よがしの怪物でなく、ただ普通の人間が歩いてくるだけなんだけど怖い・・アイデアはとても良い。
デッド・コースター(FD2)やブレアウィッチ・プロジェクトのような、新しい形のホラーって感じ。前半はとても良かったです。
ただアイデアを上手く練りきれなかったのが残念。
拳銃で死なないって事が序盤で明らかになってるのに、後半のプールのシーンは確かに「何やってんの?」って感じだし、効果的な撃退法を思いつかず、成す術も無いまま唐突に終わってしまう。例えば水に入れないとか、火に弱いとか、猫が気付くとか・・何か特徴を見つけて話を盛り上げてほしかった感じ。
あと「うわーキター!早く気付いて-!」みたいな感じでもう少し「それ」の登場シーンが多くても良かったと思う。せっかくのアイデアが少し勿体ない。
番茶さん [DVD(字幕)] 7点(2016-07-28 20:17:44)(良:1票)
23.《ネタバレ》 最近よく見かける“若者系ホラー”の一種かと思ったら全然違いました。のちに『アンダー・ザ・シルバーレイク』を撮るデヴィッド・ロバート・ミッチェルが監督および脚本を書いただけあって、デヴィッド・リンチ風の不条理ホラーでした。 監督は否定しているらしいけど、セックスすることによって相手にうつせる怪奇現象となると、大多数の観客は性病・エイズの類のメタファーだと感じるでしょうね、実際わたくしもそうでした。盛りのついた大学生ぐらいの年齢層のコミュニティならば「“やつ”につけられている」と気づく前に次々とうつって行って、また最初の一人に戻ってきたりして(笑)。たしかにリンチ的な世界線なんだけど、それでも「なんか辻褄合ってないなあ」と感じさせられる部分も見受けられます。最初にジェイにうつすのはヒューなんだけど、なんでこの男はこの怪現象の大まかな仕組みを知っているのだろう、またわざわざジェイをこん睡させて椅子に縛り付けてまでご親切に教えてあげたのかは雑過ぎるところかなと感じます。わざわざ偽名を使って家まで借りてジェイに接近したのに、大して遠くもない場所に住んでいることがあっさりバレてしまうのも、なんか間抜けな脚本。いっそのこと最後まで正体不明で、以後登場しなかった方が面白かったんじゃないかな。舞台となる町は湖畔でジェイの家には大きなビニールプールがありラストは室内プールで展開される、どうもこの監督は“大きな水たまり”になぜか拘っていて、こういうところがリンチ感が強いところです。まあそれが何故なのかは結局理解不能ですけど、こういうところも似ている。 自分がこの映画でいちばんゾッとしたシーン:ジェイがヒューの仮寓で家探しをしているとき鏡に映った自分にびっくりする。「なんだ鏡か」とホッとして画面左に移動してフェイドアウトするのだが、鏡に映る彼女は右に移動してゆく。一瞬のことなんだけどその後のストーリーになんの繋がりもなくて、もちろん撮影のミスでもない。これに気づいた人は少ないかもしれないけど、こんな撮り方をする監督、こいつはヤベー奴なのかもしれない…
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-10-25 23:25:28)
22.ゆっくりだけど確実に追ってくる逃げられない恐怖。
設定がうまく活かされたホラー映画。

製作費約2億円という米国産にしては低予算映画。
その点を考えると割としっかりと出来ていて驚く。
おもに演出や映像が。

「それ」がセックスによって他人に移る設定で、
性行為の描写が随所にあるのは微妙なところ。
「それ」の正体もある程度におわせてはあるけど、
これと言った確たる存在や理由は明かされず。
謎のまま終わってしまうので消化不良感はある。
結末も、打開策や解決もしないままなし崩しなのも。
ラストに至るまでのホラー映画としてはなかなかの良作。

「それ」は見る人やその時々によって異なり、
タイトルはパクリっぽいけどこれも間違いなくITである
愛野弾丸さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-04 22:18:18)
21.《ネタバレ》 一見イージーな回避方法が用意されている様に見えますが、前途は多難です。移した相手が殺されればまた戻ってきてしまうのですから、悟られずに移し、ルールを言い含め、そして何より相手にこの訳の分からない話を信じさせなければなりません。そこまで骨を折ったとしても、そいつの手際が悪かったり、割切りの出来ない善人だったりしたら(暫くはナントカなるかも知れませんが)いずれアウト、元の木阿弥です。中々に予後不良、かつ足掻く余地が残されているという意味でもタチの悪い恐るべき呪いですね。

基本的には本作はこの優れた設定そのものの怖さに頼ったホラーで、まず恐怖描写自体はどれも意外なホドに安上がりに見えます。また、じわじわと歩いて追い詰めてくる怪物を暗示させるかの様な不穏ながら非常に緩慢なテンポにしても、通常の分かり易いホラーに比べれば率直にやや玄人向けとゆーか。イマイチ盛り上がり所や展開面のアイデアを欠くよーにも思われるお話自体の出来も含めて、やや好みの割れそうな作品だと感じますし、私自身の好みからしても正直若干ストライクゾーン外れ気味ですね(もうちょっと「キレ」というものが欲しいですかね)。

ただ、統一感のある静かで陰湿で「真綿で首」な質感は、率直にこれも中々オツだな、とも思いました。特に音楽が素晴らしかったですね。作曲家は今作がお初の映画音楽、かつまだかなり若い人のよーで、今後も期待できるかも知れません。

もう一点だけ、全編通して登場人物の銃の扱い方がテキトーすぎませんか?平気で人の居る方に向けて撃ちまくるわ、中盤で庭でフツーに試射してるのとかも思わず危ねェッ!と声が出ましたよ。個人的にはそっちの方がよっぽど恐怖でしたわ。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 6点(2020-10-28 23:50:07)
20.「それ」の設定は面白いし怖さの演出も秀逸です。びっくり系脅かしを多用しないのも好み。この辺に限ればホラー好きな方にはお勧めできるかも。
だけど登場人物の行動に合理性が無さすぎてシナリオが不自然になっている所が大きなマイナス点です。しっかりシナリオを組み立てられていたら名作にも成り得ただろうに。勿体ない。
alianさん [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-04 02:03:13)
19.《ネタバレ》 突然の大きな効果音や、カットからの化け物アップばかりのホラー映画の中で、見える恐怖を映像化した佳作だと思います。ただ如何せんあまり面白くはないという…。
後半の清純派風ビッチの活躍が見ものです。
はりねずみさん [インターネット(字幕)] 4点(2020-04-19 15:13:22)
18.《ネタバレ》 雰囲気はいいし、音楽はゴブリン感ある。
フォロワーは白を基調とした服を着ており、はだけた胸や裸であることも多い。
セックスで感染せる(助かるとは立証されてない)。のだが、グレッグの家ではジェイの方を見るだけであくまで標的はグレッグ。
あれ?性病か?これと思ったけど監督は否定してる。
なんやこれの一言で終わる映画でした。
けど映像は滅茶苦茶綺麗。夜の公園や草木なんかも美しかった。
ジェイは終始鈴木杏にしか見えなかった。
悲喜こもごもさん [インターネット(字幕)] 4点(2019-07-20 00:20:27)
17.たしかにあんなのに取り憑かれたら怖すぎる。いくらゆっくりやって来るとは言え、寝てる間に来たらアウトだし、24時間気が休まる暇がない。
しかも、誰かに移す事が出来たとしても、また自分に戻ってくる可能性があるのだから、生きている以上常に安心できないのだからヤバい。なんかそういう病気の暗示なのだろうかと思った。

追ってくる何かに対しては他の方が書いているようにかなりツッコミ所満載ではありました。しかし、アイディア一発こういう怖がらせ方もありだろうと思ったので、ホラーとしては悪くない。プールの場面で何をしているのかわからない!という辛辣な意見が多いので私は擁護を。まあまあ、ティーンエイジャーなんですから、あんな状況になったらパニックになって何やってるのか見失っちゃうのも無理はない。そのグダグダ感こそ逆にリアリティーを与えていたと思う。
ヴレアさん [インターネット(字幕)] 7点(2018-10-31 17:39:19)
16.《ネタバレ》 ダラダラと間延びした展開にはうんざり。ヒロインも準主人公的な男もありえないほど冴えない役者で見ていて萎える。話も意味不明な点、矛盾する点が多すぎる、など散々な作品。
ただ、映画はホラーとは一線を画すちょっと変わった趣。登場人物はみな、思春期まっさかり、かつ軽い反抗期のティーンエイジャー。大人が全くと言っていい程出てこないのが何とも不気味で味わい深い。
セックスをしたらまるで性病のように「死に至る何か」に感染し、その「何か」はじっくりゆっくり襲ってくる。
そのあたり、作品として何かを暗示している感じはするし、それを何か分かったかのようにドヤ顔で語れば通ぶれるタイプの映画だと思う。
ただそれだけで、正直面白い映画ではない。
さて、敵となる「何か」は、感染者以外には見えないものの、確実に存在していて、物理的な干渉が可能。しかも、ワープするとか、異常に力があるとか、超常的な能力はあまり持っていない。だったら、対処法はいくらでも思いつく。なのに主人公達と来たら、馬鹿みたいにブルブル震えてるだけ。やっと行動に移したと思ったら、プールで電化製品並べだす。お前ら、何がしたいんだ?感電作戦?リスクだけ高くて、効果の低そうな作戦をとるんだな…。
で、襲ってくる方は襲ってくる方で、プールサイドからドライヤーとかテレビとか投げて攻撃しだす。ん?ドリフのコントかな?

あと、この映画「何か」を誰かに感染させるというのが重要な要素なんだけど、その「感染させること」に意味ってあるのか?
ヒロインに感染させてきた彼によれば、他人にうつせば自分は助かるとのことだけど、誰かにうつしても、結局自分にも彼のところにも「何か」は来てるじゃないか。うつす意味って何?根幹の部分のルールを曖昧にしてどうするんだ?
もうちょっとシナリオ練り直して出直してきてほしい。
椎名みかんさん [インターネット(吹替)] 4点(2018-10-12 03:38:45)
15.概念的な死生観そのものを「それ」と表現して、確かにそこに存在するのに正体が明らかにならない「恐怖」のメタファーとして描き出したホラー映画であることは理解できる。
しかし、ハイティーンの主人公の目線を主眼として、こんこんと紡ぎ出されたそのテーマ性が、ストーリーの中で最終的に腑に落ちず、靄々としたままエンディングロールを見送ることになってしまった。

“新しい視点”のホラー映画だと思うし、面白くない訳ではないけれど、恐怖映画が苦手なため評判の良さを耳にしながら後回しにしつつ、いたずらに期待感を膨らませ過ぎてしまったことが良くなかったと思う。
やはりこういう映画は、空いた時間にたまたま入った映画館や、眠れない夜にふと見始めた深夜放送で観た時に、最良の映画体験となるものだと思う。

思うに、この映画は主人公らの“お年頃”同様に、ティーン・エイジャー向けの、いやティーン・エイジャーのためのホラー映画なのではないか。
確実に意識的にだろうが、この映画のストーリー上に「大人」が直接的に絡むことが殆ど皆無であることからも、それは明らかだ。
この映画で描き出される「恐怖」の根幹にあるものは、「性」即ち「セックス」との距離感と、意味合いが、より強い年頃の若者たちの中に渦巻く不安定さや曖昧さに直結するものなのだと思う。

セックスという行為に触れることで露わになる自分自身の“生物感”と“不確定要素”。
それは人間としての経験が浅く、故にその行為そのものに対して憧れや畏怖、不安などといった様々な感情が渦巻く若者だからこそ鋭敏に感じ取れてしまう「恐れ」なのではないか。
このホラー映画における「それ」とは、まさにその得体の知れない曖昧な「恐れ」のことだったのではないだろうか。と、思う。

だからこそ、とうの昔に大人になり(別にセックスに精通しているとは言わなけれど)、少なからず何かしらの経験を重ねて、子どもまで生まれてしまった自分には、この映画で表現される恐怖の正体について理解めいたことはできるものの、実体感を感じることが出来なかったのだと思う。
したがって、「それ」という表現から滲み出る曖昧さ自体に対して靄々した感情が拭えず、物語上の整合性の欠如や、論理性の脆さが、雑音として響いてしまった。

しかし、この映画が新しい視点とアイデアを礎にしつつ、或る世代における普遍的な「畏怖」を具現化したチャレンジングなホラー映画であることは間違いない。“或る視点”の映画として、長く評価される作品だとも思う。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-10-08 00:03:34)
14.《ネタバレ》 ズバリ普通です。大人が楽しむホラーに思えます。
「それ」がなんなのか、わからないまま終える感じとゾンビとゴーストの中間のような襲われ方で新鮮ではある。
霊感を持つものが幽霊を見えたときと同じ感覚なのでしょうか。
mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-09-17 23:56:29)
13.《ネタバレ》 それは歩いてやってくる。多分普通の速度で。。。
決して米版の貞子のように目前に瞬間移動などしない。。。
そして壁は通り抜けられない。。。
ゆっくりと、そして確実に追いついてくる。逃げる方は休むことが許されない、究極の鬼ごっこ。。。
じゃ、窓とかないどこか(何か)に閉じ込めてしまって、そこから出れないように封印(施錠)しちゃえばいいんじゃない。
深く考えずに作品に入り込めれば、そこそこ楽しめる良作です。
リニアさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-08-11 15:19:03)
12.久しぶりに怖いホラー映画を観ることができて嬉しかったです。
昔のホラー映画っぽいBGMもよかったです。
最近は、顔の怖いモンスターみたいなお化けが出てきてビックリした~みたいな、怖くないホラー映画ばかり観てたので、この映画は掘り出し物でした。
たぬき野郎さん [DVD(吹替)] 8点(2018-08-09 22:37:31)
11.《ネタバレ》 一時期話題の映画でしたが、結局やや期待外れの映画でした。

映像の美しさや雰囲気、音楽の使い方は下品なB級ホラー映画とは一線を画すもので評価されるのもわかるんですが、冷静にストーリーの内容、登場人物達の対応を考えると「えー?」と思う事が続出するからです。

中盤の海辺、じっさいにそれが皆の前に出現し、周りの人からは見えないまでも「見えないだけで物理的にはいくらでも触れる」事が分かった時点で、その後の対応策はいろいろ考えられたと思うんですよ。
たとえばカラースプレー常備なんて誰でも思いつだろうしあの状況じゃ普通いろいろ対策しますよね。でもしない。
そしてわけのわからないプール作戦。
何それ?相手が電気で死ぬとか根拠あんの??てか最低限プールに色つけとくだろ。
なんだなんだこいつらの危機感の無さは??頭悪すぎるのか??
とまぁイライラするわけです。
そのあたり完全に普通のB級ホラー映画のレベル。
あの状況で真摯さがないってのはどうなんだ。

あとラストシーン前、彼が彼女とやったあと街をドライブしてるときに娼婦っぽい人のそばを通ってますよね。(明確に娼婦をうつしてますよね)
あそこで娼婦とやって他に移して(娼婦なら次の男にすぐ回すだろうし)とりあえず問題を回避してる作戦だったと思うんですが…世の中のレビュ-なんかをみてもそういう解釈はありません。
とりあえず対策としてはそういう人とやって次へ次へと移しちゃうもんじゃないの?
回してとりあえず逃げられたからこそ、ラストシーンで、それっぽいのが映ってても無視してた…と思ったんですが。
そういう解釈をしてる感想とかを見てないんですよね。
自分の感覚が普通じゃないの??

あと、ヒロインがさして美人じゃないしスタイルも並ってのもね…
それがリアリティだといえばそうなんですが、やっぱこういう映画のヒロインは美人がいいと思うんですよ、うん。

とまぁ期待して観た分、いろいろ残念なところが目立つ映画でありました。
あ、屋根の上の裸のおっさんはとても好きなシーンです。あれは絵的に怖すぎる(笑)

多分、昔のリンチの映画とか好きな人は好きなんじゃないかなぁ…
あばれて万歳さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-08-08 13:18:06)
10.すげー怖い映画だと、超期待して見始めたけど、意外と演出が湿っぽくて驚いた。
もっとストレートに恐怖をあおって、カラっとした演出を想像してた。
でも、久々に怖い映画を見た気がする。
センブリーヌさん [インターネット(字幕)] 6点(2018-02-16 02:25:32)
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【点数情報】

Review人数 29人
平均点数 5.97点
000.00%
100.00%
213.45%
300.00%
4517.24%
526.90%
61034.48%
7724.14%
8413.79%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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