1.「背後に海を臨むスペインの別荘地」というロケーションが抜群に良い。
そしてシーンのほとんどが暗闇で、怪しげな雰囲気が常に漂い、緊迫感が増長する。
隔離された場所、そして限られた登場人物の中で繰り広げられる物語。
そこには絶望感にも似た、孤独感が漂う。
ストーリー展開がキモなのかもしれないが、こういったロケーションと状況設定が、この作品を大きく支配し、引き込まれる要因となっている。
二転三転する展開と、序盤から張り巡らされた布石。
実にお見事!なサスペンス。
結末を知ってしまったので、次観ることはないかと思うが、隠れたサスペンス映画の傑作であることは間違いない。
結末は決してばらさずに、サスペンス好きの方にオススメしたい一本!