3.《ネタバレ》 「霊体ミミズ」でお馴染み「ノロイ」の白石監督お得意のモキュメンタリー。しかして今回はノロイの時のような純度の高い民間伝承者ではなく結構ざっくりとした感じ。というより出自を日本神話に求めているが、海洋生物や飛行物体、空に浮かぶ得体の知れないもやなどは完全にクトゥルフ神話を意識している(というか九頭呂岩とかど直球すぎ笑)
とはいえ、演出方法とかは変なリアリティが漂っていて、本当にヤバそうな雰囲気や得体の知れなさなどはなかなか。
劇伴もなかなかノイジーで雰囲気を盛り上げているしとても良かった。
ラストに関しては「あちらの世界」の描写はちょっとコメディというかサイケ調に振りすぎ?とは思えど、結局人間の考えてることなんて神からしたら道端に転がっている石ころ程度にしかすぎないというような感じが出ていたので個人的に好みであった。
しかしいきなり話が未来に飛ぶのは笑った(あまり未来感は感じられないが)