76.《ネタバレ》 痛い、グロい、不衛生、寒い、話は単純。父親が殺された息子の仇を討つ、それだけ。その割に時間長杉。デカプリオと息子が親子に見えないのが致命的。普通あのケガであの気温の中消毒もせずにいったん土に埋められ折れた足首はろくに添え木もせずにほったらかしでおまけに真冬の川に投げ出されて30分ぐらい流されあの状況だと人間は100%死ぬ。って知り合いの医大生が言ってた。 【S.H.A.D.O.】さん [ブルーレイ(吹替)] 0点(2017-01-08 23:31:22) (笑:2票) |
75.《ネタバレ》 映像は綺麗ですが 死にかけのおっさんを見続けるだけの映画 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-04-15 11:59:10) (笑:1票) |
74.《ネタバレ》 映像が綺麗で、BGMも過不足なくて、観ているときは本当にエキサイトしましたが、後から振り返るとマジでプロットが無さすぎるなと。自然の荘厳さを描くBGMはもののけ姫に近いものがあり、アメリカ映画らしからぬミニマルな良さがあった。 【なす】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-12-23 00:01:47) (良:1票) |
73.始まってすぐクマに殺されて終わるかとおもた。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-08-27 10:44:58) (笑:1票) |
72.技術力が高い映画でした。撮影のすごさと編集の見事さには目を魅かれます。ただ、物語に面白味がないのが、弱点です。ディカプリオの演技は、すごいとか、素晴らしいというより、努力賞、頑張ったで賞という感じ。どうせオスカーあげるなら、別の映画であげた方が良かったと思いました。ヨーロッパからアメリカにわたってきたイギリス人、フランス人、それと原住民のネイティブアメリカンの関係がわかっていないと、物語を理解するのが大変そう。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-05-13 23:49:21) (良:1票) |
71.《ネタバレ》 全ての行動が「生きる」ということへの執着に溢れていた。それは食べる事、水を飲む事、移動すること、寝る事、生きる残るために人を殺す事、息をする事。 これほど生々しく、そして痛々しく、生を描いた作品は今まで観たことはない。 そして、ショットを多彩に駆使しながら、自然と人間との相関関係を客観的に捉え続ける視点。 瀕死状態のグラスを徹底的にローアングルのクローズアップ(観にくく、窮屈な印象)で映し続け、自然と折り合いをつけながら、生きていくようになるにつれ、カメラアングルは引いていき、観やすく開放的な印象に変わっていく。 そして時折、全てを俯瞰して捉えた視点が挟まれる。 カメラ自体が、生きているようだった。カメラの視点が人間に対する、自然の距離感を表し、それは超越的な神の視点のようにも感じる。 台詞が少ない中で、映像、音楽、効果音で物語を魅せる凄さ。 寒さや飢え、痛み、孤独を画面の中から感じる事で、本当の意味での体感型映画を体験することができた。 【ちゃじじ】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-04-29 02:53:53) (良:1票) |
70.《ネタバレ》 何と言ってもレオが悲願の受賞を達成したことが一番に耳に入るが、同時に監督・撮影賞受賞のお墨付きどおり、熱のこもった力作に仕上がっている。 その出来栄えたるや、どの場面を切り取っても圧巻。長回しと視覚効果の融合が激しい臨場感を醸成する一方で、自然光の生む映像美が野蛮さと過酷さの中によく映える。雪原でバイソンを喰う先住民と遭遇するシーンなど、あまりの美しさにおしっこ漏らすかと思ったほどである。 かなりチャレンジングな制作内容だが、制作努力だけでなくしっかりモノにできているからこそ評価したい。 レオの演技もやはり大きな見どころで、ヒューの復讐劇を体現する様は壮絶。受賞を逃し続けたレオだが、逆に言えばいつもオスカーを狙うパフォーマンスを見せる名優だ。ベジタリアンなのに生肉を貪ったり、骨折するまで殴り合ったりの演技はもちろんすごい。しかし本作の言葉で表現すると「神」に出会う瞬間だろうか。そういったシーンでは、心情を表す表情の演技が印象に残った。 過酷な撮影を耐え抜き、素晴らしい演技でオスカーを受賞したレオには素直に拍手である。 惜しい点としては、やはり賞取り映画に寄りすぎていて如何せん一般の客層には向かないところか。 監督の個性ではあるが、バードマンの時のようなユーモアが封印されたため、結果的に更に間口が狭くなり、長尺の暗い感触に仕上がっている。 かといってダラダラと長尺を消化していくわけでもない。美しい映像と過酷なサバイバルの途中にはなかなか興味深い描写もある。 この映画では色々な人物が「神」に遭遇する。これはヒューが一度死んで蘇ったという伝説にキリストをイメージして、映画的なメタファーを込めたものだろう。 ヒューはバイソンの群れと遭遇し、フィッツジェラルドは親父がリスを食べて生き延びたと話す。開拓民に破壊された集落で先住民はブリジャーから食料を得た。ポワカは突如現れたレヴェナントにより部隊に合流し、ヒューは自らを神と思えと怒鳴った男と対峙、ポワカ達はフィッツジェラルドを裁き、レヴェナントを生かした。 映画ではヒューの生死があいまいに描かれたことによって、ブリジャーの顛末もあえて宙ぶらりんになっている。フィッツジェラルドの言葉では、神は与えそして奪う(ヒューに施しを与えた先住民は開拓民に奪われてしまった)。ブリジャーに対して神がどのような運命を与えるのか。予想してみると面白い。 (ちなみにブリジャーは史実では生き延びていて、開拓時代ではわりと有名な人物です。よかったね。) 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕)] 9点(2016-04-26 18:00:16) (良:1票) |
69.《ネタバレ》 熊との戦闘シーンがハイライトな気がする。 あそこまでコテンパンにやられて死なずに済むのはさすが映画。 ディカプリオを絶対オスカーとらせるぞ!!!って言う強い意志を感じる映画だけど、こっちは置いてけぼりくらいながら鑑賞してた。 映像は綺麗。 出てくる男が殆ど髭もじゃの着込みまくりだからどれが誰だかパッと分からん。 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 5点(2024-03-27 15:22:00) |
68.本当にこの時代を舞台にした物語で伝えたいテーマやメッセージがこの監督にはあったんでしょうか、アンドレイ・タルコフスキーごっこをやりたい以上に創作の動機があったとは思えません。これを見ても当時のアメリカの先住民と入植者の関係や毛皮貿易についての理解が深まるわけでもありません。白人とインディアンに対する見方もダンス・ウィズ・ウルブズの頃からそう進歩したものでなく、既存の西部劇のイメージから逸脱するものでもありません。斬新と言えるのはあのクマのシーンぐらいでしょうか。アート系監督を気取るにはビジョンが陳腐で貧弱すぎると思いますよ。大自然の美しい映像も生々しくグロテスクな描写もそれらを撮るのにスタッフがいくら苦労したところで何らかのテーマに沿って構成しなければ空虚なだけですよ。 |
67.見応えのある復讐劇だった。レオ様おめでとう。 【センブリーヌ】さん [インターネット(吹替)] 6点(2023-10-10 18:01:48) |
|
66.《ネタバレ》 西部開拓時代の骨のあるサバイバル復讐劇。西部劇と言えば、まずは乾いた荒野をイメージしますが、そうではなく極寒の雪山を舞台にしているのが新鮮です。インディアンのテリトリーに入り込んで、毛皮を狩る白人部隊の話。序盤、インディアンに襲撃を受けて、殺し合いになるところで、一気に引き込まれます。そして、主人公のディカプリオが熊(グリズリー)に襲われるシーンがすばらしいです。日本でも最近、熊の被害が多くなっているようだし、時宜を得ているなと思いました。「熊が襲ってきたらよけるから大丈夫www」とか「パンチで仕留めるからwww」とか、冗談半分に言ってる人、周りにいませんでしたか?無理だと言ったところで、聞く耳を持たず、なぜか逆に謎の上から目線で、自信満々な人いませんでしたか?そういう人にこそ、まず、熊のスピードをこの作品で体感して欲しいものです。突撃されたら、まず避けることなど不可能だと言うことを。それでも、本作品内のシーンは実際に比べれば、かなり甘いと思います。馬乗りになられたのにもかかわらず、瀕死の重傷程度で済んでいるのが奇跡的です。主人公が死んでしまったら元も子もないとは言え、ちょっと甘すぎるなと思いました。話はシンプルで、複雑さなどまったく不要、というかむしろ邪魔という勢いで、大自然の厳しさと、厳しさ故の美しさを疑似体験させてくれるという点で、他に類がないレベルに達していると思います。狡猾な敵役を、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のイケメン主人公が演じていたのには、まったく気付きませんでした。大したものです。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-03-11 13:56:33) |
65.ディカプリオの主演男優賞、おめでとうございます。 マルチで器用な役者を証明しました。 大自然の過酷さと映像美に圧倒されるが、復讐に燃えるディカプリオの迫真の演技が負けていない。 極限のサバイバルで生き様を見る。こういう映画は好き。 |
64.ディカプリオの演技が見たくて視聴。 あらためて、オスカーを受賞したディカプリオは「天才」なのだと痛感できる作品になっています。 彼の演技はもちろん、映像美がとても素晴らしく、映画の中で「神」がどのような形で表現されているのかというところにも目が離せません。 ただ、ストーリーそのものがあまり好みではありませんでした。評価を下げてごめんなさい。 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-10-11 19:20:26) |
63.《ネタバレ》 過酷な自然の中で生き残るか否かは、時の運。 人間なんて、大自然の前では所詮ちっぽけな存在でしかない。 息子の仇敵の命はすでに自分の手中にあるのだから、復讐は果たしたも同然。 ならば、その生死は運に任せてみるか。 そしてフィッツジェラルドは命を奪われ、グラスは偶然救った娘のおかげで命を拾う。 それにしても、熊との死闘は映画史上に残るであろう息を呑むカットの連続。 |
62.ディカプリオも本当にガンバってるのはよくわかるんですけどねー。しかし何と言ってもあの、クマですよ、クマ。あのクマに何か賞をあげて欲しいですねえ。CGであったとしても。。。思えばあの、クマが人間を襲う映画のはずなのに全く襲ってる感の無かった『グリズリー』(76年米)。せっかく一部のシーンで本物のクマを登場させても着ぐるみクマさんが映画の印象を一変させてしまう『リメインズ 美しき勇者たち』(90年日)。死屍累々たるクマ映画の世界に、ついに驚くべき作品が誕生し(クマ映画じゃないけど)、これまでの数々の無念を晴らしてくれました。 このクマシーンに加え、驚かされるのが長回し撮影。そんでもって、被写体に接近して舐めるように撮影するカメラの肌感覚に、ゾクッとさせられます。 でまあ、そこまでの映画、というか、復讐のためのサバイバル、舞台は壮大ながらオナハシは小さいもんで、ちょっと収まりが悪いのですが、それでも観る者を圧倒するには、充分な作品と言えるでしょう。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-12 16:46:15) |
61.《ネタバレ》 「バードマン」でもそうだったけど、アレハンドロ監督は、カメラが被写体に寄りますね。 だから、痛いシーンも自然の厳しい環境も、観客である我々にビシビシ伝わってくる。 復讐ものではあるが、見せ場は何度もひどい目にあって、そこからの起死回生である。 時にはインディアンに助けられたり、時には知恵を使って・・ それにしても冒頭のグリズリーに襲われる場面はどうやって撮影したんだろう? あと愛息子の殺される場面で自分は何もできないシーン。 ちょっと「時計仕掛けのオレンジ」のアノ場面を思い出します。(それほど酷い) 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2021-07-03 21:26:02) |
60.映像は素晴らしい。自然の美しさと厳しさが全編大迫力で味わえる。 痛み、寒さ、飢えといった感覚がひしひしと感じられて、極限状態でのサバイバルを疑似体験してる感覚になれる。 それも、相当にこだわったという撮影や、役者の身体を張った演技によるものだろう。見事。 まあ、少々リアリティにはかけていた。あれだけ満身創痍の状態で、一人で極寒の世界を生き延びたのはさすがに現実離れしすぎている。傷だらけの体に折れた足、極寒の世界で川に流される、食い物はほとんどなし、いや、死ぬでしょ…。 復讐に向かう時も、どうして隊長と二人だけで行くのかも謎。主人公を探しに行くときはあれだけ大勢で出かけていったのに。 いやあ、しかしまれに見る暗い映画だった。音楽も映像も陰鬱。展開としても、主人公はのっけから瀕死だし、息子は早々に死ぬし、孤独だし、広がるのは極寒の荒涼とした大地ばかりで希望が見えないし。2時間半、どんよりとした気持ちで過ごせる(笑) ストーリーはというと、特にひねりのない、サバイバルと復讐劇。 映像美だけで押し切ってアカデミー賞を獲ったな、という感じはぬぐえないが、その映像が素晴らしいんだからまあよし。 【椎名みかん】さん [インターネット(吹替)] 7点(2021-04-14 18:35:26) |
59.とにかく寒そう。そして過酷と悲惨とグロのてんこ盛り。ひたすらそれだけを追求したような作品。生きるか死ぬかだけが焦点なので、心の襞とか、人情の機微とか、そんな面倒くさいものはどうでもいい感じ。根源的な欲求に訴えかけられるという意味では、堪能させてもらいました。 それにしてもディカプリオは、〝極端な人〟を演じるのが好きですね。まさに心の襞とか、人情の機微とか、そんな面倒くさいものを演じ分ける必要がないので、かえって楽なのかも。よく知りませんが。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-01-11 01:13:10) |
58.《ネタバレ》 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ作品が好きなので鑑賞。 音楽担当は坂本龍一、グスターボ・サンタオラヤが担当でないとイニャリトゥの良さが出ん! 内容もそこまで面白くないが、アクション好きには楽しめるのではないだろうか。 それにしても、息子を殺されるというのは見ていて辛いものがある。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-08-16 13:20:16) |
57.アメリカの美しい原野の景色が印象的な作品だった(ロケそのものはカナダや南米の高地でやったそうだが)。イエローストーン川流域が舞台ということは、ワイオミング州やモンタナ州、サウスダコタ州、つまりアメリカ北西部が舞台ということでもある。これらの土地で植民者とネイティブアメリカンが収奪と虐殺の応酬を繰り広げていた血みどろの時代が、この映画の背景にある。植民者である白人がネイティブアメリカンたちを虐殺し、犯す一方で、ネイティブアメリカンたちも報復として白人を殺し、その頭皮を剥ぐ。人間を突き放すかのように美しく過酷な世界の中で、人間たちは旅をし、殺しあう。アメリカの原風景の一つでもある壮大で残酷な世界を圧倒的な映像で提示したところに、この映画の価値はある。156分という長大な作品の中に、山岳や森林の神々しい景色が何度も登場する。 修正西部劇小説の大家、コーマック・マッカーシー(ノーカントリーやザ・ロードの原作者)の作品世界をヴィジュアル化したような、壮大な作品だった。風景描写と並び、冒頭における銃弾と矢が飛び交い、異人種同士が血みどろになって殺しあう戦闘シーンは特に秀逸だ。ただ映画作品としては、上映時間は長いものの、話の筋がシンプル過ぎること、復讐や報復のテーマ性を掘り下げが不十分であることといった欠点もあり、それで7点評価とした。本作は史実をベースにした作品ではあるが、ヒューグラスの妻や家族についての設定は完全にフィクションである。グラスたちを追跡するネイティブアメリカンについても、おそらく史実とは異なる。話の筋をもう少しエンタメ寄りにすることはできたはずだが、あえてそうしなかったために、物語としての面白さが薄くなっているのは否めないだろう。 役者の演技についても最後に一言述べておこう。レオ様よりトム・ハーディの演技の方が素晴らしかったと私は思う。粗暴だが、神について一言述べるなど達観した男でもあるフィッツジェラルドを演ずるにあたり、その野性味と知的深淵さを目の演技で的確に表現しているのには唸らざるを得なかった。ぶっちゃけ、レオ様と役を入れ替えた方が、もっと面白くなったのではないかと個人的には思っている。 【nakashi】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-05 00:58:52) |