1.《ネタバレ》 犯罪者の父親を反面教師として警官となり行きすぎた正義感で降格させられたマーク。
「俺にだって歩道を歩く権利がある!」息巻く宿敵スカリーシ逮捕への捜査中に傷害致死事件を起こしてしまい、スカリーシに罪を着せようと遺体を隠蔽工作するところからドラマが動き出します。遺体の別居中の妻モーガンに恋心を寄せるも、彼女の父が誤認逮捕されるに至って、自分が死んだら開封してくれと上司に手紙を託し、スカリーシに突撃するマーク。そのかっちりとした美しい文字に得も言われぬ覚悟を感じて胸熱に。
事件解決で「君は死んでないから手紙はこのまま返すよ」に対してのマークの返答が私的にクライマックス。
激熱、流石名脚本家!
の直後のモーガンに「ホントに?」熱々が急に冷めたところが惜しい。-1点
とは言え、善と悪の狭間で揺れ動くダナ・アンドリュースを始めとし、カール・マルデン、ネヴィル・ブランド、ジーン・ティアニー、ゲイリー・メリル、全キャストの好演が光る名匠による短い尺にドラマがギッシリ詰め込まれた秀作でありました。