11.メル・ブルックス監督デビュー作と言うことで鑑賞。冒頭のゼロ・モステル&ジーン・ワイルダーのけたたましさにリモコンを持ったままでの鑑賞に。監督特有の生理的に汚いシーンが無いのは好感でしたが、ナチス、ヒトラーおちょくりモノとしてやり過ぎ感に口アングリながらも、肝心のヒトラー役が今一つだったのが物足りない。絶体絶命どう凌ぐか期待したのですが、やっつけ仕事のような結末が残念なところです。 |
10.《ネタバレ》 日本人にはいまいちウケが悪いけど、やはりメル・ブルックスはハリウッド・コメディの巨人だと間違いなく言えるでしょう。なんせ、アカデミー賞、エミー賞、トニー賞、グラミー賞を全て受賞するという偉業を成し遂げた人ですから。そんな彼の最高傑作はと問われれば、異論はあるかもしれないけどやはり『プロデューサーズ』じゃないかな(『ブレージング・サドルス』もいい勝負ですけどね)。ショー・ビジネス業界が舞台で意図して駄作を製作したのにどういうわけかヒットして製作者が窮地に陥る、というプロットはこの映画が始祖でその後さまざまなコメディに使われてウディ・アレンにも影響が感じられます。だいいち、その一晩で上演打ち切りになるはずの『ヒトラーの春』というミュージカルが、もうぶっ飛びすぎています。ナチスをコケにするのはブルックスのお家芸ですけど、ここまで吹っ切れてナチスの歴史を笑いものに出来たのは、ブルックスを始めゼロ・モステルやジーン・ワイルダーがユダヤ系だからでしょう。奇人変人しか登場しないうえに特に前半のゼロ・モステルの芝居はくどすぎてゲップが出そうですが、『ヒトラーの春』のオープニングを観たら劇中の観客と一緒でもう口あんぐりです。「これはきっとブロードウェイでヒットしたのを映画化したんだろうな」と思っていたら、なんと2001年が初の舞台化だったそうで、純粋なミュージカル映画である2005年版の方が『ヒトラーの春』をじっくり堪能できそうです。ショービジネスの世界は投資がモノを言うということを教えてくれた一編です。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-02-10 23:11:27) |
9.上演している舞台の「ヒトラーの春」だけを観てみたい。たしかにちょっと面白そうだ。第一部を、いかに上演にこぎ着けるかまで。第二部を、舞台まるまる…という構成にした方が面白いのではないだろうか。もっと面白くなりそうなのに全体的にバランスが悪くて残念。特にオープニングが長すぎて見るのやめようかと思った。 【とと】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-10 04:53:17) |
8.《ネタバレ》 メル・ブルックスは嫌いではないのですが、公演を失敗して大儲けする仕組みが理解出来なかったので、何が嬉しくて何が悲しいのかさっぱり伝わってきませんでした。あとジーン・ワイルダー以外の登場人物がみんな気持ち悪い。 【WEB職人】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-08-15 23:37:27) |
7.《ネタバレ》 リメイク版が最高に面白かったので、オリジナル版を見てみました。オリジナルはミュージカル部分が殆ど無いです。ストーリーはリメイク版と多少異なる部分はありますが、基本的には変わらないです。 でも、中々楽しい作品でした。ウーラは訳わかんないけど服脱いで踊ってるし、LSDはドアーズみたいな「ラブ・パワー」をバンド(非常にクールではありましたが)で歌うわ、ミュージカルの主役なのにコントをしているわで、とてもB級色漂うコメディ作品でした。(ちょっとサイケっぽいのが時代を感じさせました。) 【TM】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2006-06-06 22:52:11) |
|
6.おやおや!皆さま案外辛口でいらっしゃるんですねぇ。 2005年の劇場版を観て、それからオリジナルのこちらを観ました。 けっこう忠実にリメイクしたなと思いましたし、ストーリーは分かっていてもひとつひとつのシーン、クスクス笑えました。 メル・ブルックスさんのお笑いのセンス、最高~♪ いや・・最低~♪と言ったほうが喜ばれるかもしれませんね、この場合(笑) 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-04-29 21:52:14) |
5.昔からコメディ映画を好まないので、ほとんどメル・ブルックスには馴染みがありません。これがデヴュー作で、しかもアカデミー脚本賞を受賞(!)してるなんて全く知りませんでした。多分1968年当時にヒトラー礼賛というブラックなテーマを持って来たことが、日本人が考える以上に衝撃的だったのかもしれません。しかし現在では「ネオナチ」なんて言葉がある位ですし、右傾化が世界的情勢なので(もう一つ言えば「ババ専」なんて言葉もある)、どうしても当時と同じ様には観れませんね。しかし、「ヒトラーの春」のオープニング・レヴューの衝撃は今でも充分通用します。また個人的には、“work!”と言われると条件反射的に胸を揺らして踊りだすゴーゴーガール・ウーラは、2005年版よりも気に入ってます。そういうことで、6点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-13 00:12:43) |
4.メル・ブルックスはセリフが楽しいですね。「僕の毛布!僕の毛布!」とあわてるジーンワイルダー。お気楽極楽です。 【omut】さん 6点(2005-02-22 09:18:46) |
3.ブロードウェイ等でミュージカルとして上演されていますが、それが気に入ってオリジナルに戻ると、余りのつまらなさに絶句します。でも舞台のヒットのお陰で、リメイクの予定があるようです。Max と Leo は舞台でもこの役を演じた、Nathan Lane と Matthew Broderick。そして、オリジナル映画ではどーでもいい端役に過ぎなかった、Ulla 役になんと Nicole Kidman(なんでそんな大物を!)が予定されているんですって。 【マイケル】さん 3点(2004-03-16 14:17:10) |
2.強烈なキャラクターばかりなのが印象に残る。決死の覚悟でババアランドに乗り込むところなんかがおもしろかった。『ヒトラーの春』舞台では軍服の女の子かっこよくていいなぁと思った。そんな好みの映画でもないけど舞台シーンがいいので7点。 【バカ王子】さん 7点(2004-02-18 22:01:12) |
1.この映画のソウソウたる受賞暦を見ると、大変評判のよい映画、ということになりますが・・・。すみません、面白さがもひとつよくわかりませんでした。オチも何だか予想通りだし。つまるところ、ヒットラーを笑い物にする事に対する感覚の違い、なんですかねえ。 【鱗歌】さん 6点(2003-05-24 02:44:15) |